お茶も差し上げられませんが
向田邦子の随筆に「人形町に江戸の名残を尋ねて」と題して・「ご進物にお砂糖・洗顔に黒砂糖をお使いください」とか・喫茶店の看板に「喫茶去」とある。中国唐時代の禅僧趙州の禅語で「お茶を召し上がれ」という言葉だということが書いてあり。実際・黒砂糖の塊を削って粉にして水で溶いて使う・76歳のおばあさんが使っているという。肌がきれいで15歳は若く見える。ということが書いてある。もともと色黒の私はいまさら使う気もないが、もう一つの話喫茶店の看板に「喫茶去」とある。中国唐時代の禅僧趙州の禅語で「お茶を召し上がれ」という言葉だということだと書いてある。趙州と言う人は120歳まで生きられたといわれているが7歳の童子でも我に勝るところがあれば教えを乞う。100歳の老人でも我に劣っていれば教えるといわれていた人でどんな客にでもお茶を進めたという。お茶を出されればお茶をいただいたらいいのである。此方はバーチャルの世界「お茶も差し上げられませんがゆっくりしていってください」