BUCK-TICK~PARADE in 横浜
例えばとても大切なダイスキなヒトがいたとするでしょその人が自分の知らない人と仲良くなって、家に連れてきた。で、本人はいない。いきなりそのトモダチと二人きり。とするじゃん。トモダチは身なりから話からアイテムから手の動きまで自分のキャパにない人種だったら、一緒にいて気まずいでしょでもダイスキはヒトのトモダチだし、邪険にはしたくない。できれば仲良くなりたい。相手のコトをもっと知りたい。でもやることなすことキャパになくて、どちらかと言うとオトモダチにはなりたくないタイプ。としたらひたすらダイスキなヒトの帰りを待ち焦がれるよね。そうでなくてもダイスキでいつもいつでも側にいて、声を聞いていたい人だったら。その人が来るとなったら壊れるほどに待ち焦がれちゃうでしょ?そんな、ライブでした。(ワカリヅライけどホンネ)どうも、だめだ。がーっともりあがる(らしい)曲をやって、「オイラノリノリ!自分の世界に入っちゃうよ~っ。ヘイベイベ!カモ~ン!」と言わんばかりの笑顔全開首振りアタマ振りの人たちより、実はチョーノリノリで(え。そうだったんだ)と後で知る、見た目クールで素っ気無く目が合えばにらまれちゃうようなひねくれ者がスキらしい。第一ビジュアル系バンド出身と聞いていたのに「どこが」と大声で突っ込みたくなるような方々で、ガタイは良いしTシャツだし、キャップよ?ビジュアル系といえば華奢・皮パン・サラサラヘアーでしょビジュアル系って…前世じゃないの?とこれは口には出さなかったけどこっそり思ってた頭振ってどっちが顔だかわかんない状態になっても、ウットリできるのは、あっちゃんだけだよぅ。ヒゲも「うは~。変」と思ってもユルセルのはヒサシだけだ。(変なのは慣れている)なにより頭痛くなるようなノイジーな音をガンガン出されてもヘーキなのは、このバンドだけですよ。そんなわけでヤツ等が出てきたときは、壊れるかと思いましたよ、自分貧血がちでひ弱な自分はライブと言えど、アタマ振り、飛び跳ねは禁止事項後で世界がぐるぐるしちゃうからね。なのに、つい「跳んで」しまいましたもん。そりゃ、無意識に。一曲目から流石のライブハウスのノリで、凄いテンション上がってました。みんな。途中、アクシデントがあったもののアンコールまで一体何曲だったんだ?冷静になる時間があまり無く、アタマ真っ白で本能のままぴょんぴょんしてましたな。一発目、散々じらした挙句の登場で「ANGELIC CONVERSATION」ですよで、トール様が光る「BUSTER」だの「ノクターン」だの「ディアボロ」だのやるんですよぅ。密かにダイスキな「GIRL」の時は泣きそうでした(泣かなかったけど。それどころじゃなかったので)新曲も3曲?4曲?なんか昔の歌謡曲路線&えいとびーとのろっくんろーる。に戻ったような感じでしたなぁ。で、「ナイトメア」もぉ~。だいすきだよぉ。前奏がかかった時点で、全員が両手を突き出していましたないつも思うけど、アレ、ステージから見たら圧巻だろうねぇ。皆がみんな、両手を差し伸べて食いつきそうな顔であっちゃんを凝視してるよぅ。(モチロンその一人ですだ)「ICONOCLASM」はまたまたアレンジが変わっていたような…。ヒサシのヤツ、またいじったな。と言う印象で、でもやっぱり「コレモイイ!」になるから、彼は天才です。あっちゃんのウットリする歌声に乗せてなんでそんなミョーなダンスができるかな?というミョーなダンスも健在だったし、今日はトール様も割りと良く見えたし、なんだかいつもより距離が近かったように感じられ、ヒサシの顔を凝視してみました。プププ。「大人になったMyEyesAndYourEyes」違う曲みたいだった。昔の曲を今のあっちゃんが歌うと、あっちゃんうまくなったな~と思うのと同時にいつでも新しい感じがしちゃう。思うに、あっちゃんは歌詞を大事に歌うのよ。日本語を大切に言葉を大切に歌うのよ。(作ってると言うか)だから、何年たっても色褪せないんじゃないかな?曲と歌詞とのバランスも良いよね。今まであんまり気にしたこと無かったけど、今回の「PARADE」でいろんなアーティストの方々が歌ってくれてるのを聞くと、バランスの良い曲なんだな~って言うのが良く分かる。あっちゃんが歌うからBUCK-TICKの曲。って感じが強いけどヒトが歌ってこれだけのものが伝わるなら、やっぱり楽曲のよさが強調されちゃうなァ。あ~。楽しかったぁ。しかし、ライブハウスはキツイ。