しめじのGパン
一本のえのきがいました。白くて細くてちっちゃいえのきでした。周りのえのきは成長して皆立派なシメジになりましたがいつまでたってもちっちゃいえのきはちっちゃいまま。悔しくてたまりません。それでもえのきはあきらめません。えのきには夢があるのです。いつかきっと大きくなってカッコイイGパンを履いてみたかったのです☆ミちっちゃいえのきは毎日毎日トレーニングに励み体もようやく大きくなりましたそして気付いたら立派なシメジになっていたのです!いつの間にか立派なシメジになれたえのきはある日、意気揚々とGパンを買いに行ったのです格好いいGパンを履いてもっともっとトレーニングをしていつか立派なエリンギになるまでがんばろうとひそやかに思っていたのです。期待に胸を膨らませてお店に入ったえのきは素敵なGパンを見つけさっそく試着室へ…!!ところが!!張り切ってトレーニングをしすぎたえのきはいつのまにやら筋肉ぱんぱんの立派な体格になっていたので昔アコガレた格好いいGパンがキツクテ入らなかったのです!!そんなはずは無い!とどうしてもあきらめきれないえのきは必死にGパンを履こうとします昔ぶかぶかだったウエストがやっと調度良くなったのに今度は足がぱつんぱつんです!結局Gパンは買いませんでした…でもえのきは思うのです今度こそ、今度こそ立派なエリンギになってオーダーメイドのGパンを手に入れてやるぅ!えのきの目に炎がめらめらと燃え上がります!がんばれえのき!まけるなえのき!Gパンだろうがなんだろうが望むものきっと手に入れられるさ頑張り屋の君だもの未来はきっとキミのもの☆ミ