2008箱根駅伝展望-8 中央大学編
【前回8位・中央大学】出雲7位 全日本3位<4年> 5人森宗信也 加田将士 関 敏則 上野裕一郎 村田健一郎<3年> 5人徳地悠一 平川信彦 森 誠則 山本 武史 山脇 和真<2年> 3人水越智哉 梁瀬峰史 山本庸平<1年> 3人大石港与 森山昇人 山下隆盛春先から秋にかけて中央の評価は極めて低いものであったが、全日本での3位入賞以来、評価は上がりつつある。解説の瀬古さんや碓井さんも、大穴と位置づけるようになった。私は、元々贔屓チームだから甘めに評価して、大穴と思っていたが、瀬古さんまで、そう言うようになったのは喜ばしいことだと感じる。今回の中央は、全員が完璧なレースをして、駒沢、東海が不本意な成績に終われば、優勝のチャンスがある。しかし、少しでももたつくと、たちまちシード権争いに巻き込まれる恐れがあるし、へまが続けば、シード落ちも皆無ではない。どちらにしても、個々の選手が自分の走りをすることが重要である。駆け引きはいらない。結果は後からついてくるという感じで走ることが肝心である。狙って優勝できるほどの力はないのだから、全員がしっかり走ることを目標にがんばってほしいと思う。区間予想は次のとおり。(往路)森-徳地-上野-梁瀬-平川中央にとっての鬼門は1区だ。ここは、スピードもあり粘りもある森でよい位置につけたい。エース区間で徳地は少し物足りないかもしれないが地元だし力もある。この二人で10位前後を確保し、上野につなぐ。今季絶好調の上野が3区で区間新を出し、できれば一度トップに出たい。その流れを梁瀬が受け継ぎ、平川で締める。うまくいけば往路優勝も狙える。(復路)山本(武)-大石-水越-山本(庸)-加田6区は、山の特殊区間練習をやっていたと思われる山本(武)で勝負。7区からの3区間は、若手でしのぎ、4年生で締める。復路は、かなり落ちるが戦えないメンバーではない。どのぐらい粘れるかが鍵となる。できれば徳地を9区に残したいが、今回は、その余裕はなさそうだ。1区に1年生が使えればいいが、今回は使わないと思う。どんなに優勝の確率が低くても、中央大学である以上、優勝を狙わなければならない。往路を厚く、復路もそこそこに戦える布陣を敷くと思う。