2011年箱根駅伝展望－２ 対抗１番手に謎のエントリー
今回の主役は、東洋と早稲田であることは間違いないが、２強の牙城を崩す一番手は、かつての絶対王者・駒澤大学である。ちょっとエントリーを見てみよう。【駒澤大学】４年 飯田明徳 藤原昌久 藤山修一３年 井上翔太 岡本尚文 高瀬泰一２年 上野 渉 撹上宏光 久我和弥 千葉健太 後藤田健介１年 岸本朋紘 窪田 忍 郡司貴大 湯地俊介 油布郁人１、２年に有力選手が集まっている。来年度以降は、黄金時代復活を思わせる布陣だ。そんな中、４年生として藤山がエントリーされている。藤山は、昨年度、４年生として10区を走り、区間３位の快走を見せた選手である。これをどう見るか？これまでも留年や学部変更により、４年生として２度走った選手は何人もいるし、エントリー４回までというルールにも反していないので、藤山の名があること自体は問題ない。しかし、藤山なしでも、十分優勝を狙える顔ぶれが揃っているのに、敢えてメンバーに入れた理由は何かが問題である。ルール上問題はないとはいえ、実質５年生を走らせることは非難を浴びることは間違いない。少なくとも王者と呼ばれた大学だ。大八木監督は、いったい何を考えているのか？私個人の推測だが、何かあった場合の保険として登録したのではないか？もちろん、何もなければ走らない。補欠として登録しておき、かつての２区・安西選手のように、当日発熱して走れない選手が出た場合などに備えたのではないかと思う。５区の隠し球という説もあるが、そこまではやらないだろうと思う。力はあれども、下級生中心のチームなので、トラブルに対処する力が低いとみて、まさかのための藤山登録と考える。
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