最高レベルの戦い、キム・ヨナが制す
女子フィギュア、ついに結果が出た。優勝は、韓国のキム・ヨナ。フリーでも驚異の150.06をたたき出し、合計228.56という世界歴代最高点で圧勝した。それにしても、レベルの高い戦いだった。2位に終わった浅田真央も自己ベストの205.50。3位のカナダのロシェットも202.64と200点を超えた。こんなすごい戦いを見たことがない。日本勢も頑張った。鈴木明子も安藤美姫も、ほぼパーフェクトな演技をし、高得点を挙げた。安藤は5位、鈴木は8位と、男子に続いて、全員入賞を果たした。銀メダルの真央ちゃんには、おめでとうといいにくい。トリプルアクセルを2つ決め、残りの演技も、まずまずだったが、ヨナに負けたことは事実。試合直後にインタビューでは、悔し涙で声にならなかった。全力でやってきたもののみが流せる貴重な涙だ。でも、これで終わったわけではない。今回は負けてしまったが、戦いは長く続く。次は、逆の立場になるよう望みたい。きっとできる。おめでとうの言葉は、そのときまでとっておきたいと思う。