2010年箱根駅伝ルックバック-05 2年続けて全日本優勝チームがシード落ち
全日本大学駅伝の覇者・日本大学がシード落ちした。昨年も同大会を制した駒澤大学がシードを落としているので、2年連続となる。かつては、全日本を見れば箱根の結果が分かると言われたものだが、今は昔なのであろうか?ちなみに、全日本の成績と箱根の成績を比べてみると次のとおりになる。1位 日本大学(箱根→15位)2位 東洋大学(箱根→1位)3位 明治大学(箱根→10位)4位 早稲田大学(箱根→7位)5位 山梨学院大学(箱根→3位)6位 中央大学(箱根→4位)7位 駒澤大学(箱根→2位)8位 中央学院大学(箱根→13位)9位 東海大学(箱根→12位)10位 第一工業大学(箱根→非関東のため出場資格なし)1位の日本大学以外は、まあまあ全日本の成績が反映されていると言っていいだろう。やはり、箱根では、留学生を1人しか使えないというルールが響いているのは明らかだ。全日本は8区間、箱根は10区間であるが、追加される2区間は「山」である。山を除けば、やはり、全日本の結果は、箱根の結果に大きく関係する。山でつまずいたチームは、シードは難しい。まさに「箱根」駅伝である。アバウトに結論を言えば、走力の差を競い合うのが全日本であり、走力+αを競い合うのが箱根駅伝である。プラスαをいかに作るかが、箱根を制する鍵となると思う。