山元洋介のリズムワークショップ

[リズム] カテゴリの記事

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• ブログを始めてもうじき１年です

  去年の８月３１日に友達の薦めでブログを始めて早１年が経とうとしています。私が演奏者によって違う一拍の音符の長さの違いを強く感じたのは、師匠の大塚千枝子（ピアノ）さんに出逢ってからです。それまでは、先輩達が所詮日本人には本場のリズムを体得するのは不可能だ！見たいな話は良く聴かされていました。でも師匠の演奏を聞いた時に、日本人でも外国のミュージシャンと遜色なく出来る人がいると言うのを目の当たりにして驚きでした。このブログでも、如何にして一拍の音符の長さを正確に感じるかを色んな角度から述べてきました。リズムの違いと言うのは実際に音を一緒に演奏すると違いが歴然と分かります。このブログでリズムの事を書いて、少しでも多くの人が私の師匠のリズムの基本的な教えを察していただければ有り難いと思います。リズムの基本的な事は今までのブログに書いていますから、質問などありましたら是非お聞きください。私の分かる範囲でお答えさせて頂きます。

  Jul 9, 2005

• ブログで感じる事

  私が今まで経験したリズムの事をブログに載せて、色んな方と接する事が出来て凄く嬉しく思っています。私も師匠に出会うまでは、一拍の幅と言うものは別にそんなにも気にかけていなかったのが本音です。音楽は、本当に凄い人とやると今までの自分のやって来た練習での技術なんか全然相手にもされません。根本的にリズムの一拍の感じ方が違いますから、今までやって来たことを一度白紙に戻してから始めないとスタートラインにも立てません。私は師匠から学んだ事は、一拍の音符の感じ方を理論的に練習すれば舶来のリズムに近くなる事は可能だと言う事です。音符の考え方は人それぞれありますから、その人が今のリズムで納得していればそれはそれでいいと思います。私は、師匠から教わった一拍の音符の感じ方が一番正しいと思っています。このブログで言っている事は、一拍の音符の感じ方は奥が深いと言う事です。音楽の演奏の良し悪しは、その人の音符の感じ方で決まると思っています。何時も、他のブログを見ていまして私のリズムの考え方に素直に共感して頂ける方が居られるのは嬉しく思います。　　　　　　　　　　　リズムの本質は「一拍の音符の長さを知る事」です。

  Jul 2, 2005

• 吹奏楽の旅～

  昨日の吹奏楽の旅～で京都の洛南高校が紹介されていました。顧問の先生がリズムを強調して教えられているのは、正直ビックリしました。手拍子と号令をすばやくやる練習をやっておられて、先生の指揮も机を指揮棒で１、２、３、４をずっと叩いていました。世の中には、リズムの練習をどうすればいいか分かっている人がいるのだなと感心していました。全員の口で１，２，３，４を言う練習をしたり、その１，２，３，４に合わせて行進の動きをキビキビとした練習を外で何回も繰り返していました。音楽をリズムから入る切り口は正解だと思います。指導者がリズムに付いて何をどうすればいいか分かっていると、生徒はそれに対して素直にやっていれば自然と上手くなっていきます。指導者の力量が勝負だと思います。このリズムを理論的に教えると言うのは、余程指導者がその事に精通して訓練していなければ出来ない事だと思います。音楽の練習は、リズムを深く追求する事が一番大事です。

  Jun 23, 2005

• ４分音符は奥が深い

  リズムの練習に於いては、４分音符を追求する事がすべてだと思います。自分の身体に力強い４分音符を植え付ける為にも、口でイチ、ニ、サン、シを言うのは欠かせないと思います。人の演奏を聴いていて思う事は、４分音符の認識が自分と違うと聞いていて耳が凄く疲れてきます。音符の幅を追求すると言うのは、当然その音符の裏拍も認識しなければなりません。人に心地よさ感のリズムを与えている時は、４分音符の中に均等な８分音符がしっかり流れています。一拍の長さと言う物は、プロ・アマ問わず音楽をやっている人は案外その事は自分は出来ているつもりだと言う事です。そして、音符の長さが気にならない人は別に気にする必要もないです。しかし、これだけは言えます・・・一拍の音符を深く追及している人と追及していない人では明らかに一拍の音符の長さが歴然と違います。結果的にはスイング感が全く違ってきます。仕事の場合、リズムに対して考え方と違う人と一緒に演奏するのは疲れます。私の先輩などは、仕事がなくて仕方なく生活の為にリズムが合わない人と一緒にやっていて神経的にダウンした人もいます。その先輩は生活のためと言えども、音楽はリズムの合わない人とやるぐらいなら音楽以外のアルバイトをしていた方が気が楽だといっています。私もその通りだと思います。折角自分の好きな音楽の仕事をしているのですから、音楽観の違う人とやる事の辛さは何もにも変え難いと思います。音楽ではかなり上のレベルに行くと、リズムに対しての考え方が大きくギャップがある事は少なくなってきます。プロの世界では、取りあえず人より上手くなって他の人に認められる事だと思います。上手くなれば当然、その道では凄いと言われている人とやれるチャンスは出てきます。それには、私の経験ではリズムを深く追求する事が一つの近道だと思います。

  Jun 19, 2005

• リズムの基本が分かれば・・・

  リズムに対して基本が分かってくると、他の楽器を演奏しても明らかに弾き方等が根本的に違ってくる事が、最近特に分かってきました。ピアノは独学ですが、昔弾いていた時と今の弾き方とは自分で全く違う事に気付きます。前は、リズムがもう一つ分かってなかったのでリズムを前面に出して弾くと言う事はしてなかったです。カラオケ講座等で必然的にピアノを弾きますので、色々自分自身にとっては弾き方そのものが勉強になります。生徒を歌を歌いやすく持っていくには、メロディーを弾く時にまず足でリズムをはっきり出して音符を的確に分かりやすく弾かなければ生徒は歌いにくいと思います。この事も、講座を持つようになってから実感として分かってきました。昔、私の師匠がステージで色んな楽器を遊びに演奏していた時に、どの楽器を演奏しても上手かったのが翌々分かってきました。音楽は、結局リズムの基本が分かればどの楽器を演奏しても様になると言う事です。中学生の頃にクラリネットを吹いていたのですが、今ならこうやって練習するのになあと言う事が痛いほど分かります。音楽では、リズムの本質が徐々に分かって来るとどの楽器を演奏してもリズムが安定していますから上手くなると思います。その楽器の技術的な事は、しっかり基本を教わったら良いと思いますが、それと平行してリズムの基本を学んでいかなければ土台のしっかりした演奏は出来ないと思います。人に教えていて、教え方などを色々試行錯誤して分析しますから自分自身にとっては凄くプラス要因が多いです。

  May 27, 2005

• リズムキープ

  音楽のリズムの練習で何が大切かは、まず安定したリズムを自分自身で出せると言う事だと思います。リズムのグルーヴ感を出す為にも、まず安定したリズム感が出来ての話です。ここを勘違いしている方も多いです。メトロノームのような機械的なリズムを出しても、音楽のフィーリングが今ひとつだと思っている人がいますが、そう言う人に限って基本的な安定したリズムを持続できない人が多いです。それには、自分の口で４分音符をイチ、ニ、サン、シと大きな声で言って自分の身体にリズムを植え付ける練習が必要です。始めは遅いテンポから始めます。最初から覇気のない小さな声では、この練習は意味ないです。最終的には、お腹から出る小さな声でもいいのですが、そこまでに行くには相当時間が掛かります。次にこれと平行して拍の裏を感じる練習をしていきます。一般的に演奏者の一拍の幅が狭いと言う時は、裏拍の感じ方が甘い時を指します。四分音符を口で言う時、イチ・ト・ニ・ト～と言うように８分音符のトが入ります。これが一拍を正確にする練習では、一番肝心なポイントです。この練習では、口の言い方も凄く大切な要素を占めます。演奏していてリズムがスイングしないと思う時は、殆ど表拍と裏拍の感じ方が均等でない事と拍の頭がスピード感の気薄な時に起こる現象です。大きな声を出すと言う事は自分自身の身体にリズムを染み込ませる事と、リズムのスピード感を養う為にも必要だと思います。前にも書いていますがイチ、ニ、サン、シ、の言い方は、日本古来の武道の気合の掛け声と似ています。居合抜きでわらを一瞬にして切る時に、気合の掛け声と同時に身体・足・刀を振り下ろすタイミングが同時でなければいけないと思います。リズム練習に於いても、同じような事だと思います。覇気のないイチ、ニ、～の言い方ではリズムは人に心地良さは伝わりません。これは、演奏する以前の問題ですから、此処の所は真剣にやっていかなければいけないと思います。この事は、男性も女性も関係ないです。私の師匠は女性でしたが、口の言い方は男性以上でした。この口の言い方が覇気を込めて言えないと、リズム練習では前には進めません。

  May 25, 2005

• カラオケで練習しよう！

  自分の好きなカラオケの曲を掛けて、そのリズムに合わせて口で１，２，３，４を言って録音してみよう！この練習は、案外簡単そうでもカラオケのリズムにジャストで言うのは録音して聴いてみると難しさが分かります。普通はカラオケのリズムより音符を早く言ってしまう傾向が強いです。そして、一番大事なのは自分自身のリズムがカラオケのリズムに合っているか合っていないかを判断できる聴力です。どうしても自分で分からなければ、分かる人に聞いてもらうしかないと思います。歌の場合、イントロのリズムの取り方で歌の良し悪しがほぼ決まりると言っても過言ではないと思います。楽器の演奏も然りです。最初に演奏する前、演奏者のリズムの取り方を見ていれば、その人のリズムの良し悪しはほぼ分かります。私は、音楽では自分一人でやった時にいかにスイングするかが大切だと思います。

  May 17, 2005

• 出来上がった事だけを真似しても・・・

  友人達とリズムの話をしている時に、ある一流の外国人のベースがリズムを感じる時に足を踏まないでリズムを感じているからと、友人の生徒が自分もその事だけを真似したがる人が多いと言っていました。その人の今までの演奏スタイルの過程を全部見たわけでもないですから、今現在の出来上がった演奏スタイルだけを真似ても危険だと思います。巷に出ている音楽のライブビデオ・ＤＶＤは、ある程度出来上がった姿を映し出していると思います。何事に於いても基本は何か？と自問自答して分析しなければ、本質を見逃してしまう危険はあると思います。上辺だけのカッコいいスタイルだけを真似しても中身の伴わない音楽になると思います。ジャズのリズムに於いても、デキシーからビーバップ、モダン、フリー等色々変遷しています。今まで音楽を作り上げてきた偉人達も、この変遷の流れに沿って思い悩み進化してきたと思います。自分はフリー的な音楽が好きだからやると言うのはそれはそれでいいと思います。そして、その事はしっかりした基礎の土台が出来ての演奏でなければ、中身の伴わない音楽だと聴く人が聴けばすぐ見破られてしまいます。ビル・エバンスの音楽が好きだからコピーして真似ても、その音楽の本質を真似る事はかなり難しい事だと思います。何故ならば、演奏スタイルからリズム隊が１，２，３，４のリズムを具体的に鳴らさないからリズム的には難度の高いスタイルになると思います。アンサンブルする演奏者のタイム感がピッタリあてこそ出来る物であって、その音だけをコピーしてやっても根底の基礎リズムを研究しなければ出来ないと思います。マイルス等はチャーリー・パーカーの速い曲のメロディーをサックスと良くユニゾンで演奏していますが、まずリズム隊なしで最初にマイルスが一人でメロディーを吹くのですが、次にサックスがマイルスの吹くリズムに寸分の違いもなくユニゾンでメロディーを演奏します。この時の二人のリズムのタイム感は簡単には真似できない物があると思います。その事に於いても、マイルスの自叙伝などを読んでいたら若い時の色々演奏中の失敗のエピソードも書かれていた事を思い出します。最初から誰でも出来るわけがないですから、その人の今までやった来た過程を分析してやっていかなければ自分達の演奏に芯は通らないと思います。私は、今の演奏で一番心がけている事は、リズムは正確無比でシンプルにサポートする！リズムのサポート隊に於いては、自分の持ち場がどうあるべきかを考えて、如何にフロントを引き立たせるたせるか考えている人とやっていきたいと思っています。

  May 10, 2005

• 足でリズムを感じて踏む

  足でリズムを感じて踏むと言う行為は、譜面を読む時には必ず必要になってきます。例外として、ミュージシャンの中には足を踏まずに譜面を読む人も数は少ないですがいます。結果としてみんなと同じように譜面が読めたらいいだけですけれども、普通は足を踏んで音符を確認する人が殆どです。音符が正確に読めない、リズムが不安定な人は理屈ぬきで足を踏まなければいけないと思います。私は、歌のレッスン、楽器のレッスンでは必ず足を踏んでもらいます。その足の踏み具合でその人のリズム感はおおよそ検討はつきます。たまにライブ等に行った時も、演奏者の足の踏み方に注目します。この足の踏み方がいいかげんな人の演奏は、リズムが安定していないです。これは演奏以前の問題だと思います。音楽の良し悪しと言う物は、人それぞれの考えもありますが私はまず足のリズムの踏み方が一番だと思います。２年程前に音楽のフェスティバルの仕事で米国人のボブ・グリーン（８０歳ぐらい）と言うラグタイムピアノの名手を見た時に、足の踏み方が理想的な踏み方だった事を覚えています。一人でピアノを弾く時に、足（右足）はずっと４つを踏んでいます。この足のリズムがスイングするから、当然ピアノの演奏はスイングしまくりです。この時に多数の外人のミュージシャンが招待されて来ていたのですが、サックス、ピアノ、トランペット、ベース、ギター等、当たり前ですけれども全員足の踏み方が上手でした。私は、師匠から足をまともに踏めない者がリズムで理屈は言うなと言われていました。この時に嫌と言うほど足を踏む練習したおかげで、外人のミュージシャンの足の踏み方も見ても真似る事は出来ると思います。人の演奏を聴く時も、自分の足を基点としてリズムを確かめています。話は変わりますが、私の経験では一流の演歌の歌手も足を踏んでリズムを感じている人は多いですよ。テレビの歌番組で歌手のリズムの取り方を見るのも勉強になります。

  Apr 29, 2005

• 演奏中の姿勢は大切です！

  ＷＥＢ上のブログで演奏中の姿勢に付いて色々と書かれていました。私も、ジャズのライブ等を見に行った時に、演奏者が不必要に身体を動かして演奏する人をたまに見ますが、その人の演奏の音と身体の動きが一致していたら何も問題はないとおもいます・・・しかし、大抵は身体の動きと演奏の音がアンバランスに成っている場合が多いです。それは、余計な所に力が入っている時があります。（特に上半身）もし、オーバーに身体を揺らしながら演奏していても全体的なサウンドが心地よかったらそれはそれでいいと思います。基本的には、上半身は不必要に動かさないと言うのが基本だと思います。基本の土台がしっかり出来ている人が、演奏中に上半身を揺らそうが、飛び跳ねようが、それはその人の表現の自由だと思います。要は、音楽の基本が出来てない人がそれを真似るのは危険だと思います。上半身の身体をオーバーに動かす事によって、人によってはインテンポのリズムが崩れてしまう場合が見られます。それは、自分自身が身体の動きに神経が取られ過ぎて、余計な所に力が入り冷静にリズムを聴けなくなってしまうからだと思います。最初、楽器の演奏に於いては、先生の指導の方法にもよりますが、私は基本的には上半身の余分な所では力を抜いて、オーバーな動きはしないほうがいいと思います。

  Apr 23, 2005

• ラテンをやろう

  ラテンのリズムは、日本人には分かりやすくとっつきやすいリズムです。最近では、マツケンサンバが流行しているように、日本ではラテンナンバーの曲は以前から好まれる傾向が多いです。随分昔に、ペレスプラード楽団が日本に来日して、一世を風靡しました。音楽の演奏に於いても、ラテンの曲をする事はリズムの事を良く知る上でも凄く役に立ちます。まずラテンの曲は、殆どの場合１，２，３，４のリズムが分かりやすくはっきり打ち出されています。音楽では１，２，３，４のリズムが命なのですが、曲の形式によってはリズムが前面に打ち出されない為に錯覚して、１，２，３，４のリズムを強く意識する事を忘れてしまいがちになります。特にスローテンポのバラードの曲等を演奏すると、メロディーの方に神経が行きリズムをおろそかになりがちです。遅いテンポの曲では、余程自分自身の１，２，３，４のリズムがしっかり体に掴んでいないと演奏しているメロディーから聞こえるリズムはダラダラと流れてしまいます。その為にも、最初は１，２，３，４のリズムが分かりやすく明快なラテンをする事は大切だと思います。私はライブのステージに於いても、オープニングは少しは早めのラテンの曲をします。プロのステージでのオープニング曲で、スローテンポのバラードの曲を持ってくる手法はあまりしないです。演歌のステージでも、最初は早めの乗りのいい曲を選択して、まず客席と演奏者のテンションを高めるように持っていきます。リズムを勉強している過程では、まず１，２，３，４のリズムが分かりやすく乗りの良いラテンの曲から練習するのも一つの方法だと思います。初心者の方がジャズのバラード等をいきなりやり始めるには、リズム的には難しい事が多く含んでいますので、まずは分かりやすい軽快なリズムから入る方がいいと思います。

  Apr 13, 2005

• 口のイチ、ニ、サン、シの言い方がすべて

  リズムの事を人に教えていてつくづく思う事は、基本は口で言うイチ、ニ、サン、シの言い方がすべてです。私も、師匠のバンドの修行時代は、２，３年間の朝の練習から夜のステージの終了まで、毎日１，２，３，４を言ってベースを弾くことを指示されていました。この時に、今から思えば飽きもせず毎日毎日朝から晩までやったと思います。人より上手くなりたい一心だったと思います。その日練習した事をテープに録音して、それを毎日ステージの合間に師匠に聞いてもらってアドバイスを貰います。音楽をやっておられる方には、何故そこまで１，２，３，４を口で言ってやらなければならないかと疑問を抱く方も存在します。練習の方法に付いては、人それぞれの考え方が存在して当然です。それはそれでいいと思います。要は、その人が実際に演奏した時に、その演奏を他の人が聴いてスイング感が心地よかったらいいだけですから、何をどうしようがその人の自由です。良くある話で、実際の演奏がスイングしていない人が、さも立派な理屈をいくら述べても机上の空論だと思います。私の経験では、このタイプは多いですね。私にとっては、今まで師匠から教わった練習方法が、長年音楽生活をやってこられた土台を作り上げられたと思っています。口のイチ、ニ、サン、シの言い方が、覇気あるスピード感の音符が均等に言える事が出来るだけでリズムの認識が変わり、自分の演奏にも大きな影響を与えてくれます。この事は言葉だけではなかなか伝わらない物ですから、私はテープに自分の１，２，３，４を録音したりして、直接会う事が出来ない人には、お互い納得してからこちらからテープを送付して聞いてもらっています。私の言い方を聞いてもらう事が、私が何を言いたいかがすぐ分かると思います。私は、ブログでは殆ど内容的には、この１，２，３、４の事しか書いていませんが、自分のリズムを安定させるには、私はこれを習得する事が最善の方法だと思っています。

  Apr 1, 2005

• 単純な事ほど難しい

  昨日のコメントの中で、ピアノで曲を弾きながら足をずっと踏むのは難しい事です・・と書かれていました。その通りだと思います。小さい時から音楽を習っていても、足で踏むリズムの基礎練習だけを抜き出してはあまりしないものですし、自分は出来ていると錯覚しやすい物です。いかに自分の足を踏んで、楽器を演奏する事が難しいと分かるだけでもたいした事です。その人のリズム感を的確に知るには、自分一人だけで演奏してもらったらよく分かります。音楽をやっている人で、足の踏み方を１，２，３，４のしっかりしたリズムを出して踏める人はまだまだ少ないです。なんとなく踏めると言う人はいくらでもいます。ここが凄く問題です。いかにアタックが鋭く、踏んだ時の床の音がいい音が鳴るかは訓練するしかないと思います。人は演奏する時にリズムを感じて足を踏むのですが、ややもすると楽器を弾く方に足を合わしてしまう傾向が強いようです。この時の注意点は、足が主体と言う事です。足の踏むリズムに対して、楽器を弾くという事が出来なければ何時まで立ってもリズムは安定しません。それと平行して、手拍子を叩きながらメロディーを歌うと言う事も大切です。これも、録音などをして客観的に聞く練習をしなければなりません。自分の音を聞いた時に、躍動するリズムがはっきり見えてくるかと言う事だと思います。この一件単純そうに思える事が、音楽では一番難しく、訓練を要します。私が知っている限り、世間で一流と言われる人ほど単純な事に時間を掛けてきっちり仕上げてきます。又、その事をいとも簡単にさりげなくします。リズムの基礎練習は、やろうと思えば誰でも年月の長短はありますけれどもある程度は出来ると思います。素直さと諦めない気持ちとやり続ける根性かな！私は、楽器を演奏する時に足をはっきり踏み続けられるだけでも凄い成果だと思います。

  Mar 17, 2005

• 正確な音符と正しい音符

  私が思う正確な音符は、簡単に言えばメトロノームのクリックの音にジャストに合わせられる事だろうと思います。正しい音符と言う考え方は、その人の音楽の好みにも関わって来ますので、これが一番正しいと言える物はないように思います。要するに、曲のリズムの形式にもよりますが演奏に於いて一拍を４分音符で感じる人、８分音符で感じる人、１６分音符で感じる人、３連音符で感じる人、６連音符で感じる人・・etc等様々ですから、４ビートの曲を演奏した時に４分音符だけで感じている人と３連音符で感じている人とはリズムは基本的には合いにくいと思います。米国のジャズの世界でもこの人とあの人は音楽性（リズムの感じ方等）が合わないから一緒にはやらないと言う事はあります。基本的に音をジャストに合わせられたら、次は少しタメを作って演奏すると言う事が良く書かれていますが、このジャストに合わせられるという事がいとも簡単に述べられています。大きなステージの仕事で、プレーヤーを集める時には譜面の初見は当たり前ですけれども、相手のリズムにきっちり合わせられる能力が最後はプレーヤーの採用の決め手になります。本当に音のジャストが出来ると言う事は、私はそんな簡単な事では決してないと思います。自分の口の１，２、３，４と手足がジャストに合うと言う事を、自分自身の全神経を集中して耳と目を使って確認するのは日頃の地道な訓練の試行錯誤からでないとなかなか分かりにくいと思います。正確な音符は正しい訓練をさえすれば、今のレベルよりも上がる事は有り得ます。一人でやる場合は、録音して自分自身を客観的に聴く事です。それにより自分の耳も鍛えられてきます。最後の締めは、信頼できる人に聴いてもらうのがいいと思います。

  Feb 25, 2005

• 好きこそ物の上手なれ

  昨日、私の知り合いの方から専門的な事に秀でている人は、四六時中自分の得意分野に関して物事を置き換えて考えているようにならなければ、その道では成功しない見たいな事が本に書かれていたと聴きました。私も、師匠に出会ってから何時もリズムに対して考えるようになりました。私の若い時は、本当に生意気な人間でした。自分とリズムの話とかの考え方の合わない人とは真剣には話をしなかったですね。しかし、自分よりレベルの高い人には、しつこく話を聞いたり、迷惑ですけれどもその人の家にも押しかけて音楽の話を良く聴きました。音楽のリズムは、街中至る所から聞こえますから若い時の練習の習慣で、私は規則正しいリズムに対しては凄く気になりますから手足が自然とリズムを取ってやる習慣がつきました。傍から見たらはた迷惑でしょうね！プロでやるジャムセッション等も、明らかに私のリズムの感じ方と違う人とは好んで何回もやらないです。演奏は聴くより一緒にやった方がもっと感覚的に分かります。私は、音楽でリズムの感じ方が違うと言う事は、演奏に於いては致命的だと思います。音楽をやっている人には、それぞれの考え方がありますので無理にその人と合わす必要はないと思います。しかし、明らかに自分の技術が劣っている場合は別ですけれども。最近は、アマチュアのバンドの方と交流がありますので、仕事をしながら音楽をやっている人に共通しているのは音楽が好きと言う事ではないでしょうか？私も、最初は音楽が好きでやってがむしゃらにやったものですが、やはり年月が経つと初心を忘れる事も有りますから、生徒の人と一緒に練習したり、音楽の話をするのは大変楽しいです。音楽の練習では色んな壁がありますから、自分は一生懸命にやっているのに成果があまり見えないとかの問題はよくあります。分からない時は、自分が納得するまで人にしつこく聞くことです。人間は、自分が正しいと思っていても間違いはあります。間違いと分かれば修正すればいいだけです。『継続は力なり』と言われている通り、練習はやり続ける事だと思います。その時の注意点は、自分自身を客観的に見る事です。

  Feb 22, 2005

• 音のメリハリ

  音楽を演奏する上では、音の強弱が大事な要素です。自分自身では強弱を付けているつもりであっても、録音などして聴いたら自分が思っているほど強弱は付いてないものです。音の強弱は、練習で弱の音を出す時にはリズムは『しっかり感じながら』楽器の音量は最大限に小さく下げて尚且つ『一つ一つの音ははっきり』出します。このはっきりとした弱の音を出すのは非常に訓練を要します。音楽では、弱の音は一番難しい所です。強の練習は、最初は綺麗な音でなかってもいいと思います。まず思い切りだす事だと思います。始めのうちは、そうでないと芯のある音は掴みにくいでしょう。私は練習では、ウッドベースを弾いている時に弦が切れるぐらいに弦を引っ張って弾けと言われてました。実際の演奏ではそんな事は出来ませんが、そのぐらいの強い気持ちで弾けと言う事です。そうする事によってリズムの芯の音が分かるようになってきます。音というものは、まずはっきりと出さなければリズムの芯の音が聞こえてきません。外人のプレーヤーと一緒にやったら何が違うかと言ったら、音のメリハリのつけ方がハッキリしていると言う事でしょう。これは、言語とかの問題もあると言われています。音の強弱は、凄いオーバー目にやって調度位だと思います。その時には、自分の演奏する楽器で音量のレベルの範囲を自分自身が熟知しておかなければなりません。

  Feb 18, 2005

• グルーヴ感って？

  最近、音楽でグルーヴ感をどういう風に感じたらいいのですか？タイム感を感じるには？・・等の質問をされますが、そういう人に演奏を実際にやってもらいますと先ほどのグルーヴ感とかと言う以前で、まず音符を正しく理解していない（自分が何音符を演奏しているのかが分かってない）、一人だけでの演奏を聞くとリズムが感じられない（要はスイングしてない）、アドリブの８分音符の認識が甘い（一つ一つの音符が正確でない）等など・・まだまだありますが、ここで言える事は基本的な事がまだ固まっていない人がいくらリズムのグルーヴ感・タイム感を言って見た所では、絵に描いた餅みたいな物です。リズムを正確にだけじゃスイングしないと思いますけど？私は、そんな事はないと思います。ここの所の認識が違う人がいるのは事実ですね。私は、リズムに対して認識の違う人とは何時までも平行線の場合がありますので多くは語らないですし、なるべく一緒にはやらない。音楽では色んな考え方があって然りです。話は変わりますが、随分前にソニー・ロリンズのライブを見ていた時に彼がもの凄く早いテンポでアドリブを一人で吹いて途中からメンバーが、そのリズムを察知して出てくるのですがメンバー同士のリズムがピタッと合っているのには驚嘆しました。これこそタイム感から来る物と思われます。その時、私には到底一生掛かっても不可能だと思いました。それよりも、まず正確な揺ぎ無いリズムを出していこうと思いました。基本に忠実なリズムを打ち出すだけでも数年は掛かると思います。ＣＤなんかでその人の出来上がった姿だけを追っても、なかなか本質を捉えるのは難しいです。良くある話が、ジャズの演奏なんかで一流の方が足を踏まないで演奏していたら、単純にジャズでは足を踏まなくていいと思う人が結構いるのです。その一つの現象だけ捉えても本質は掴めません。そこに至る過程を自分で分析してこそ後々分かる事です。

  Feb 5, 2005

• 世界的指揮者の佐渡裕

  昨日テレビでアメリカで活躍されている日本でも有名なブラストの石川直（ドラマー）の放映がありました。西宮の高校の吹奏楽を指導すると言うドキュメンタリーでした。高校生はプロに混じっての演奏でした。そこで指揮者があの有名な佐渡裕さんでした。練習風景で、指揮者の佐渡さんのリズムのカウントの出し方がワン、ツゥー、スリー、フォーの言い方が、私が思っている言い方と一緒でした。お腹から覇気を込めて大きな声で体全体を動かしてカウントを言っておられました。私は、師匠から教えて貰った１，２，３，４の言い方は、クラシックの世界でも通じる物だと改めて感じました。佐渡さんの指揮棒を振るスピード感も凄い物があります。音楽の練習で間違ってないと確信していても、今は確かめる師匠もいませんから何時も不安はつき物です。でもこう言う、世界的な指揮者の人が１，２、・・のカウント言うのが、自分の言っている言い方と同じ言い方をしているのを見ると今まで練習してきた事が報いられる事をうれしく思います。ドラマーの石川直さんも素晴らしいリズムを叩き出す人です。テレビでも言っていましたが、練習の鬼です。やはり人の上に行くには人の何倍もの練習量が必要です。この人は基本を凄く大事にしているなあと印象です。スティックコントロールを外で練習パットでやっている風景がありましたが、シンプルに練習するのは大事ですね。ドラマーの人はドラムセットでやる練習も大事ですが、その前に基本の一つ打ちとかを念入りにしてからセットで叩く事をしなければ基本は身に付かないと思います。音楽に於いて、正しい基本を大切に練習していれば必ず成果は出てきます。

  Jan 16, 2005

• 最近、いい質問が来てます

  最近は、リズムに対しての中身の濃い質問が多く来ています。ブログだけの知り合いの方もいますが、質問の文章を見るだけでその人が今何を悩んでいるかは、私も不器用な人間で人一倍練習では苦労しましたから手に取るように分かります。分からない事は、人にまず聴く事です。そこから何か必ずヒントが生まれてきます。納得すれば、後は練習あるのみです。１，２，３，４の言い方も最初は自分が思っているより、大きな声でオーバーに言った方がいいでしょう。自分はオーバーに言っているつもりでも、他人が聞けばオーバーじゃない場合が多いです。物事は基礎固めがしっかり出来きてくると、次は何をすればいいか分かってきます。お腹からしっかりした声を出すのは、相当の訓練が必要です。音楽のリズムは、楽器を持つ以前の問題がかなりウエートを占めます。スケールを弾く前に、自分自身で１，２・・のカウントがまず正確に取れなければ、スケールをいくら練習してもあまり身には付きません。たまに自分の演奏を見て下さいと言われる時は、私はスケールをやってもらいます。それだけである程度、その人の演奏技術は大体分かります。一番良くある事が、しっかりしたテンポを取らずにスケールを演奏する。一つ一つの音を大事にしていないから、音符が不ぞろい。体でリズムを取っていない。まずスケールだけでも、しっかりしたテンポを取って演奏する事をお勧めします。

  Jan 14, 2005

• 躍動するリズム

  今朝のテレビで上原ひろみ（ジャズピアノ）さんがＮＹのＢｌｕｅＮｏｔｅで６日間のライブの評判が凄く良いと言っていました。ポール・マッカートニィーも来て絶賛してたらしいです。これから音楽で世界に通じるのにはリズムが決め手だと思います。上原さんの演奏スタイルは体ごとリズムをぶつけている感じです。そして、それが見ていてカッコイイです。よく体を動かしてピアノなどを弾いている方も居られますが、無駄な動きで演奏している方も多く見られます。演奏を見ていてカッコよくて、自然な動きでなければなりません。日本の音楽で世界に飛び出す人は、私はリズムを深く追求しなければならないと思います。同じ人間ですから基本をしっかりやればリズム感は安定してきます。確かに日本人にとってリズム感というのは難敵です。いろいろな日本語の発音とかの諸問題も多くあります。しかし、難しいからこそやりがいもあると思います。口で１，２，３，４を言うだけでも相当の訓練が必要です。音楽の演奏する時のカウントだけでもカッコよく決めたい物です。

  Jan 6, 2005

• 自分の土台を見つめなおそう

  今年も余す所、後数日で終わろうとしています。一年間の総決算として、自分自身を振り返るチャンスです。音楽に於いての土台作りは、正しい基本を学ぶ事です。この何が正しくて、何が間違っているかを見極める事が自分自身の基本を確立していく上で大切です。いくら長時間練習したとしても、間違った認識の練習方法では上達はしません。よく学校のクラブ活動などで、指導者が変わればそのクラブの実力が全国レベルの水準に引き上げられる事があります。要は教え方一つで技術は上がるということです。音楽の練習方法も同じことが言えます。正しい練習方法が分かれば、今もっている自分の技術は飛躍的に伸びて来ます。それには、今までの自分自身の練習方法の考え方をもう一度原点に戻って見つめ直す事が大事です。私は、元来ドラマーじゃないですからドラムのソロなどの難しいテクニックなどは殆ど出来ません。でも、基本のリズムをシンプルにしっかり叩くだけでも音楽はスイングしてきます。随分前の話ですが、マイルス・ディビス（偉大なるトランペット）のライブを見に行った時に、リズム隊は同じフレーズを最初から終わりまで永遠とやっていました。リズム隊は余計な事は一切しません。音楽のリズムの基本はこう言うものだと思います。シンプルななフレーズをいかに死守して、スイングさすかが音楽の醍醐味だと思います。演奏に於いては派手なパフォーマンスが見た目には面白いですが、私はシンプルに演奏されている音楽が好きです。あまり派手さばかりに気が行くと、余程自分自身に気をつけていなければ基本をおろそかになります。色んなことに接して、何時も本物を見る目を養う事が必要です。

  Dec 28, 2004

• メトロノームについて

  最近、コメントにメトロノームについての質問などが多く寄せられますので、私なりの考え方を述べます。私は、基本的にはメトロノームを練習に於いては、使いません。師匠の教え方が「自分自身がメトロノームになれ」ブログで言っています様に、口で１，２，３，４と言ってリズムを刻む練習をしていましたから、別にメトロノームに頼らなくても自分の体から発せられるリズムでテンポは守られます。リズム練習ではメトロノームを使うやり方も存在します。メトロノームに合わせてリズムを刻む事は、自分の口のカウントと手足がジャストに合うことが分かれば、そんなに難しいことではありません。どちらの方法でもジャスト感が分かればいい事なのですが、最初は、自分の口で１，２，３，４と言ってリズムを刻む方法がいいと思います。この口でカウントを取る方法は、リズムのジャスト感を取るだけじゃなくて、リズムを下半身で感じる事、歌を歌われる方、楽器を吹かれる方にも凄く役に立ってきます。その人のリズム感を知るには口で１，２，３，４を言ってもらったり、手拍子を叩いてもらうだけで充分です。最近は音楽のDVDもありますから、外人の一流の演奏者のカウントの取り方・手拍子の叩き方なども見られたほうがいいと思います。私は、ライブ映像などを見る時は、リズムを体のどこで感じているのかと言う事に集中して聞いています。足の動き、手拍子の叩き方、カウントの取り方、目の視線、力の抜き方・・ETC　聴いたり見たりして勉強する所は沢山あります。サックスなどを演奏される方は、足を踏んでリズムを取る方法は必ずやったほうが良いです。ここでの問題は、足の踏み方がいかに正しく正確にスイングして踏めるかと言う事です。口で１，２，３，４、を言って、足をジャストに合わす練習は必要です。（足だけの練習です）リズムを習得するには、こう言う地道な練習を続ける事です。最初から、難しい音符とかは練習しなくても良いと思います。簡単な音符を確実に練習して、自分の体に染み込ませる事が、リズムの基本だと思います。ゆっくりしたテンポでやる事をお勧めします。

  Dec 18, 2004

• 手拍子について

  ブログの手拍子についての問い合わせが多くありました。音楽の基本中の基本ですが、実際にやって見ると音楽と本当に合っているかという疑問に当たります。私も、大塚千枝子（ピアノ）さんからリズムの事を学ぶまでは、普通に叩けると思っていました。具体的に口で１，２，３，４のカウントをして、手拍子をそのカウントに合わせて叩く事を実際にやって見ると、手と口が本当にジャストに合っているか自分自身ではなかなか分かりません。こう言う時は、テープに録音して聞きましょう。何回も聞くと多分ずれているのが分かるはずです。この時の注意点としては、口のカウントの言い方も凄く大事です。カウントに覇気がなければなりません！・・・ETCこう言うことからもお分かりだと思いますが、手拍子を叩くと言う行為だけを取っても色々しなければならない事が沢山あります。物事を習得するのに基本が大切と言われますが、ここで一番大事なのは「どう言う事が基本なのか！」と言う事を知らなければ前には進みません。私は、来年からまた茨木市生涯学習センター・読売文化センター梅田でリズムワークショップの開催を予定してますので、お住まいがお近くでしたら一度見に来てください。

  Dec 7, 2004

• 芝居もリズム

  私のリズム講座の生徒さんで、テレビなどで脇役のほうで活躍されているベテラン女優さんが居られるのですが、良くライブなんかにも足を運んでこられた時に、芝居もリズムがない人は疲れると言っておられました。私のリズム講座に来てつくづくそれを改めて痛感したといわれました。これからの音楽の時代も中国・韓国のアジア勢の台頭がますます目立ってきます。何故かと申しますと中国などはアメリカに音楽の基礎でもあるリズム事などを学びに国家的に取り組んでいます。アメリカで学んだトレーナが国内で選りすぐれた人を選び、リズムの基礎などを教えていきます。クラシックの世界でも中国・韓国の台頭は著しいです。音楽の基本でもあるリズムにスポットを当てて、基本を何度も繰り返し体に染み込むまで教えるそうです。日本での音楽教育は英語の教育と似かよるところがあります。音楽教育に於いて、リズムだけを抜け出して教える事はしないし、その事に長けている人材を育てていないのが現状です。英語でも中学校から大学までの１０年間でどれだけの人が、日常的に喋る事が出来るのか疑問です。笑い話で大学の英語の教授がアメリカ人に話し掛けられた時に、紙に文章を書いて会話したと言う事を聞いた事があります。リズムに関しても難しい事は何もしなくても、手拍子だけでも音楽に合わせて上手く叩けるようになるだけでも良いと思います。音楽をしている人で手拍子が人より上手く叩けますか？と聞かれたらすぐ答えが出せますか？こういう一見単純な事を、深く追求する事がのちのちに必ず役立ってきます。

  Dec 6, 2004

• 曲に合わせて手拍子を叩く

  リズム講座等をやっていたら、音楽に合わせて手拍子を叩く・・という行為について、案外その事に対して悩んでおられる方が多く存在します。私も、過去の日記にも書いておりますが、日本人が一番苦手とするところは、ポピュラー音楽等に合わせて手拍子を叩く行為だと思います。私の経験からすると、実際に音楽をやっておられる方でも、本当に手拍子が音楽にジャストに合っているかという行為を、真剣に悩んでいる方も実際少ないです。私も大塚千枝子（ピアノ）氏についてリズムを学ぶまでは、その事に対して悩んだ事はなかった。音楽に練習に対して、いろいろ重要な事はありますが・・・音楽に合わせて手拍子を叩くという行為は、その人のリズム感が良いか悪いかが簡単に分かる行為だと思います。映画の「天使のラブソング」での手拍子に取り方などは凄く参考になります。一拍一拍の感じ方が、多分自分が思っているより長いはずです。音楽用語では「これをタメ」と言います。ここで間違って解釈してはいけない事は、一拍が長いなら遅れ気味に叩けば良いと言うものではないです。「リズムのタメ」と言う事も、正しい拍が分かれば出来ます。プロの演奏家の中でも、ビートを遅れ気味に弾くとか前に突くとか言う言葉を言われている方も居られますが、人に教えるときにそれほどあいまいな言葉はないと思います。遅れ気味にビート弾けと言われても、常識に考えても人間が一曲の中で、同じ感覚の拍でずっと弾けるはずがないです。リズムは確かに極めていくと数学のように理論的に割り切れない要素もありますが、リズムの最初は正しい拍の取り方を学ぶ事でスイング感は充分に出てきます。随分前のテレビCMで「エマニエル坊や」と言う子が音楽に合わせてフライパンで拍子をとったり、手拍子を叩いていたりしていましたが、そのリズム感も正しい練習をすれば近づく事は可能です。

  Nov 30, 2004

• リズムをハッキリ出す

  演奏に於いて、リズムをハッキリ出すと言う事は、自分自身がその音楽のリズムをハッキリ把握していなければ出す事は出来ません。私の経験ですと、手拍子を音楽に合わせて叩いてもらうのが一番シンプルで分かりやすいと思います。フルバンドなんかで私はこの事を良くやってもらいました。プロの集団でも（スタジオで仕事を出来る人）？の人はいます。外国のプロのミュージシャンは、当たり前ですけれどみんな上手いです。こういう基本的なことを時間かけてやる事が、上手くなる秘訣です日本の音楽の練習では、この基本的なリズムの事を練習させない事が日本人はリズム感がいまいちと言われる原因であると思います。テクニックは、基本が出来てからでも遅くはないです。逆に、リズムの基礎が出来ていないテクニックは本当のテクニックではありません。音をしっかり弾くと言う事は、リズムをハッキリ把握していたら出来る事です。

  Nov 26, 2004

• リズムはお腹と腰で感じる

  昨日、音楽雑誌を見ていたら日本で有名な作曲家の先生が、歌はお腹と腰で感じて歌うようにしていくと人に感性が伝わるという内容が書かれていました。私は、「その通り」と思わずうなずきました。それに付け加えると、その音楽のリズムをお腹と腰で感じているから細かい小細工などしなくても人には伝わるのです。正しい音符はお腹と腰で感じなければ出来ません。上手い人の演奏の人の姿勢が、下に沈むようなスタイルになるのも下半身でリズムを感じているから自然となります。リズムの不安定な人の姿勢は下半身がふら付いて、上半身に余計な力が入っています。やたら大きな音を出したがる人は、上半身に力はいりまくりと言う感じです。私は、こういう音は「騒音」と思います。しっかりリズムを下半身で感じて出す大きな音は決して「騒音」にはなりません。歌・演奏の場合でも基礎練習の仕方が間違っていると、いくら練習しても無意味です。バンド練習に於いても、本当は個々の人のリズム感が合っていなければただ一緒に演奏しているだけに終わります。練習後なんかに、リズムの話を真剣に出来る環境にする事がバンドがよりよくなる秘訣です。音楽の曲をかけてみんなで手拍子を叩いた時に、みんなのリズム感ぴったり合っているかと言う事が音楽の基本です。

  Nov 24, 2004

• 基本の大切さ

  昨日の、新聞の記事で昭和の大横綱大鵬親方の記事がありました。若い人のアドバイスで「目先の勝ち負けにこだわらず、基本を大事にする事、こつこつ一生懸命やったことは必ず身に付く」音楽の場合も、全く同じ事だと思いました。シンプルに演奏する事の難しさを改めて考えさせられました。基礎がしっかり出来ていれば、人には安心感が伝わります。この基礎を自分の体に染み込ませる事が、いかに大事か！音楽の基礎とはどういう事を指しているのか？と言う事を自分自身で考えたり、尊敬できる人に聞いたりして追求しなければならない。間違った基礎練習を長時間かけても、進歩は望めません。基礎練習は退屈なものです。すぐ飽きて曲を弾いたり、歌ったりしがちですがこの基礎練習をこつこつやる事が、自分自身の音楽性に深くかかわってきます。

  Nov 11, 2004

• リズムの練習

  最近、リズムについての質問等を、よく聞かれますので私の基礎的な考えを書いてみました。まず、私の師事したピアニストの大塚千枝子さんのリズムに対しての教えを少しでも音楽の参考になればと思い書きました。リズムに対しての考え方は千差万別ですけれども、本物の考え方はどこか共通点があると思われます。この人の考え方で素晴らしい事は、リズムは理論的にやる事が可能と言う事です。（世の中には明らかに間違っている教え方が存在するのも事実です）私も、ここで通算７年ぐらいお世話になりましたおかげで、リズムの概略みたいなものが見えてきました。ブログにも書いているように、手拍子だけでもその人のリズム感は充分に分かります。リズムとはそんなものだと思います。逆に、手拍子が？付く叩き方をしている人が、演奏、歌・・を披露してもリズム感は良くないでしょう！「音楽の根本はリズムです」その土台があっての技術であり、感性であると思います。ある程度リズムが見えてくると、音楽で何が大切かがはっきりわかってきます。私は、現在取り込もうとしている事は、フラメンコの手拍子と足の動き方を研究したいと思っています。フラメンコに於いても強烈にリズムだけを研究している人に出会いたいです。国内でしたら今すぐにでもその人の実演を見て、リズムに付いての話をして見たいです。（時間さえ合えばいつでも行きます）

  Nov 3, 2004

• リズム教室の案内

  来年の春頃にリズム教室の開催を計画しています。（梅田の読売文化センターで予定）去年から７回ほど読売文化センター（神戸・梅田）で講座をしましたが、又、いろんな方からもう一度、リズムワークショップの要望がありましたので今準備しています。　　　決定しだい告知します。（読売新聞にも載ります）音楽の基礎的なリズムにスポットを当てて、わかりやすく自分自身の練習方法などを指導しています。音楽に合わせて足を踏んだり、手拍子を叩いたり、生演奏に合わせて歌等を歌います。リズムが良くなれば、歌・演奏のレベルアップは確実です！カラオケ・歌・楽器の演奏者・・誰でも気楽にお越しください。

  Nov 1, 2004

• リズムを考える

  私事ですが、プロになり始めた時には漠然と上手い人のリズムと下手な人のリズムは何か違う事を考えているのかなといつも思っていました。その時のリズムの印象はずっしり重いビートと軽いビートぐらいしか思っていませんでした。何かの時、人づてでピアノトリオ（大塚千枝子・・この人の事は又、これから日記で述べていきたいと思います）のベースを探しているので、オーデションを受けて意気込みだけで受かりました。ここでリズムの基礎をみっちり叩き込まれました。口で１，２，３，４を言って４ビートのランニングを毎日、毎日嫌と言うほどさせられました。（ステージでも言っていました）今になって思えば、こういう事が自分の今の基礎を作り上げられたと感謝しています。この人との出会いがなければ、おそらく音楽も途中で止めてたと思います。ここで一番感じた事は、一拍のリズムは自分が思っていたより相当長いということです。始めの練習は、無我夢中でやれと言われた事をひたすら信じてやるだけです。このトリオのおいては、いろんなミュージシャンの方を見たり、アメリカのミュージシャンとも色々やれる機会もありました。（日本での公演に来て、立ち寄って一緒に演奏しました）この時に、日本で本物の人とやって練習していれば外国の一流の人ともリズムは近づけると確信しました。正しい一拍の音符の感じ方は、どこの場所でも出来るのです。それには、人との出逢いしかありません。自分自身が、自分の音符の理解の仕方が間違っている事に気づかなければ、これから先リズムが良くなる事はないと思います！

  Oct 31, 2004

• リズムを聞き分ける

  リズムが分かってくると、人の演奏、歌などの一拍の音符が早く行きがちか合っているかと言う事が、はっきりと分かってきます。リズムには好みもあるのですが、私的にはリズムは重厚で、目一杯伸びてるビートが好きです。先ごろ、ピアノの上原ひろみさんをテレビで見ましたが、リズムの感じ方が非常に良いですね。具体的には、一つ一つの音符を、リズムを体で感じながらはっきりと弾いています。弾く姿勢も良いですね！（今、何音符を弾いているかわかる）当然、バックのミュージシャンもシンプルで素晴らしい。アメリカで仕事をしているのは、納得します。これから、音楽の世界に飛び出そうとする人は、リズムを制することが一番の近道だと思います。

  Oct 28, 2004

• テクニックについて・・

  音楽に於いて、あの人は凄いテクニックだなあ！指が凄く早く動くなあ！確かにある程度のテクニックがあることに越したことがありませんが、でもそれは本当に正確な音符に基づいて出来たテクニックかと言う事になれば？の付く余地は多いにあります。演奏者で人より手が良く動くとかの演奏を聞いているとリズム的にはせせこましい場合が良くあります。（一拍一拍の音符が不正確）素人目には、カッコよく映りますが音楽の本質な部分ではどうでしょうか？この前、雑誌のインタビューで米国のベースの演奏家（名前は忘れましたが一流です）が、若い時はベースを弾きまくっていたが最近はテクニックだけを見せるのは間違いだと気づいて、一つ一つの音を大事にシンプルに弾く事に心がけていると言っていました。音楽に於いては、休止符も立派な音符です！人それぞれのスタイルは色々ありますが、私は小気味よいリズムであまり無駄な音は鳴らさず一つ一つの音を大事にと言うシンプルな音楽を追求していきたいと日頃思っています。

  Oct 18, 2004

• 手拍子を叩く

  音楽をやっている方で、手拍子をリズムに合わせて上手く叩く事は簡単なようでも上手く叩けないのが現状ではないでしょうか？プロの世界でもその叩き方は、ダメでしょう・・多々あります。上手に手拍子を叩くと言うことは、リズムに対して凄く敏感でなければスイングした手拍子は叩けません。２ビート、４ビート、８ビート、１６ビート、ボサノヴァ、etcこれらのリズムのパターンを手拍子だけで表現できますか？楽器を弾かなくても、手拍子だけでもその人のリズム感は充分に分かります。外国のミュージシャンはこの手拍子が上手です。（当たり前ですけど）日本はどうかと考えたら、疑問がつくでしょう。こういう初歩的な事をじっくり時間かけて訓練しなければリズムは良くならないと思います。

  Oct 13, 2004

• リズムはシンプル

  私は、ベースを長年していましたが、２年前からPercを始めましたリズムの本来の姿は正確なリズムを刻むことではないでしょうか？よく演奏に於いて、リズム隊は余計な入れごとするな、ちゃんとリズムだけ刻んでくれたらいいよ！と言うことがよく言われます。シンプルに正確なリズムを刻むのは非常に難しい事です。米国のカウントベーシ楽団なんかのリズム隊はシンプルに４つだけを死守して刻んでます。（余計なことはしない）音楽は、正確な音符を刻むことから始まります。ジャズのアドリブに於いても、まずメロディーを正確にリズムに乗せることが出来てからの事です。余談ですが・・何年か前に横山君（Percの横山達治）のライブを聞きに行っていた時に、ベースのマーカス・ミラーが遊びに来て、セッションをしましたが、実にベースラインはシンプルですね！（この時に寺井尚子もメンバーにいました）やはり一つ一つの音符をはっきり出して、尚且つスイングします。世の中で一流と言われている人ほど、あまり余計な音は弾かないと言うのが実感です。 Simple is best!

  Oct 11, 2004

• アカペラで歌う大事さ！

  今日は、去年の２月から教えている高校生の女の子の歌（ポップス系）のレッスンでした。素直な若い子は伸びる度合いが早いのには驚かされます。今日のレッスンでは、アカペラで自分で一人でリズムを取って歌う練習をさせました。カラオケで歌うときは、そのバックの音楽を聞いて歌ってますが、アカペラで歌って見るとバックのリズムの指針がないのでリズムがふらつき加減になりがちです。いかに自分自身で正しいリズムを出して、そのリズムをキープするかと言うことの難しさが分かると思います。アカペラで正しいリズムをキープして歌えてくると、カラオケと一緒に歌うと見違えるほど歌がスイングしてきます。楽器を演奏される方も全く一緒だと思います。よく一人でもスイングしなければいけないという事は、言われてますが、自分一人で演奏していて他人がそれを聞いた時に、その人の体が音楽に対して気持ちよく揺さぶられるかと言うことが大切。

  Oct 9, 2004

• 足を踏む

  音楽に合わせて足を踏む事は、自分自身のリズムを出すと言う観点から重要です。足は基本的にはかかとを付けて踏み、かかとを起点にしてまっすぐ上に高く上げます。おろす時はすばやく地面に叩きつけ、すばやく上げます。口で１，２，３，４と言って合わすといいでしょう。実際外国のミュージシャンはこの足を踏む事が、上手です。リズム感の悪い人は、音楽にあわせて楽器を弾かなくても、足だけ踏んだらわかります。音符を読むときにこの足を踏む動作が、必ず必要になってきます。日々足だけの訓練が必要です。日常でも常に足を踏む練習は、した方がいいです。音楽を聴いたらすぐ自分の足と手がリズムを取ると言う癖を付けることも大事です。いいリズムを習得するには、こうした毎日の積み重ねでリズムに対して、自分自身が敏感になるぐらいでないと、いいリズムは出て来ないと思います。私は、日頃音楽をあまりBGM的には聞かないです。聞いたらリズムが気になりますから。音楽を聴くときは、音楽にあわせて足を動かしたり、手で机を叩いたりしています。人より上手くなるには、日々の努力が肝心です。

  Oct 8, 2004

• 耳を鍛える

  私は、演奏の傍ら２年前ぐらい前から歌のレッスンをしています。生徒のレッスンで、自分自身がいろんな新しい事を発見する事が多々あります。最近、一番自分で感じている事は、演奏でも歌でもその人の音符の表現が自分自身の中で相手の正しくない音符と正しい音符の区別が徐々にわかるようになってきた事です。人の耳は鍛えれば、今まで聞けなかった事が、徐々にですが聞けるようになります。カラオケで歌っている場合、多くの人はバックの伴奏の音符より早く歌う傾向が多く見られます。自分ではなかなか気づくにくいものでしょう。楽器を演奏する時も、同じ事が言えます。歌う方などは、伴奏なしで一人で歌うことを練習に取り入れることをお勧めします。テープなんかに録音して聞き返すと、まずリズムがしっかりしていないことに気づくはずです。自分の歌を聞いて体が揺さぶられない。（音符が不正確だから）演奏者も同じ事が言えるでしょう！自分の音を録音して、客観的に聞いて自分の演奏をどう思うか？また、生徒に教えている時には、少し距離開けて聞くようにしています。すぐ横で聞くとあまり客観的には聞きにくいと思われます。物事は、近くで見たり、少し離れて見たりいろんな角度から見ることが、その事を分析するには必要だと思います

  Oct 6, 2004

• ライブが終わりました

  １０日間続いたライブも昨日終わりました。このライブで一番強く思ったことは、自分よりレベルの高い人とする事の重要さを改めて感じました。休憩のときの雑談の中からも、学び取ることが多々ありました。人の音を聞くという行為は、いい音楽を作り上げるには欠かせないことです。この聞くという行為を自分自身の全神経を一点に集中させることようにする日頃の訓練がもっとも大切。音楽をしていて回りの音を聞いてと言われることがよくありますよね、自分では聞いているつもりなのに他人には聞いている状態になってない時は、よくあります。その人の音楽のレベルの違いによって、聴く度合いが恐ろしいほど差があります。俗に上手い人は聞くと言う集中力の密度が高い。一枚のCDを聞くにしても、人によって聞き方が千差万別です。私は、CDを聞いているときは、あまりBGM的には聞きません。自分自身の集中力を最大限に高めながら聞くようにしています。音楽の最終的な要素の中に、この聞くと言う要素はすべてを物語っています。日々の訓練から生まれることも事実です。

  Oct 1, 2004

• 生活のリズムが・・・

  音楽に於いて、力を抜くと言うことは誰もが直面する問題です。いろいろな原因が考えられますが、その人の生活のリズムも素因しているのではないでしょうか？普段の生活のリズムを自分自身でコントロールして落ち着かせるように心がける事も大事。よく歌などを歌ったらその人の性格が出ると言うますが、その人の普段会話している状態も歌には出てきます。人に自分自身の姿を上手く見せようと思たっら、必ず余分なところに力が入り、いい結果が出ません。自分の気持ちばかりを前面に出さずに二、三歩後ろに下がって、冷静になる行為が必要です。私は、普段ステージで一番心がけていることは、余分なところには力を入れないように注意していますが、なかなか自分の思うようにいかない事もあります。余分なところに力が入らないことによって、周りの音も良く聞こえてくるようになります。逆に、力んでいる人は周りのリズムには合いにくいです。余計なところに力が入らないと言う行為は、自然に出来るのではなくて、訓練して初めて出来るものです。いろんな分野で活躍されている一流の人が言っている言葉の中に、この力を抜くと言う言葉はよく出てきます。ひとつの道を志していたら、基本的に大事にすることの重要さはどの分野でも同じだと思います。

  Sep 29, 2004

• ドラムをしましょう

  演奏家、歌手の方はドラムの基礎練習をすることをお勧めします。本格的にドラムセットを叩くことはしなくてもいいと思いますが、CDを聞いている時には机などをそのリズムに合わせて、拍子を正確に叩くことを練習してください。（手でもスティックでもかまいません）この基本的な音楽のリズムに合わせてジャスト感をつかむと言うのは凄く大切な練習です。必ずテープに録音して聞きましょう！最終的には、リズムのずれがわかる人に聞くのがベストです。案外、人はアンサンブルする時でもリズムがずれていても分からない人は沢山います。自分の耳を鍛えると言うのは、集中力と探究心が必要。今よりレベルアップをしたいと思うならば、自分より上手な人とする事が上手くなる秘訣です。音楽のリズムついては、サンタパパさんという方がとてもいい事を書いておられるので私のお気に入りのリンクから訪問してください！

  Sep 27, 2004

• リズムが良くなると・・・

  昨日は、文化教室の生徒のリハーサルをしました。去年より見違えるほどリズムがしっかりして、歌が良くなっていました。去年から一年間、講師の先生が、リズムの１，２，３，４をしつこく言ってきた成果だと思います。私の持論ですが、リズムが良くなれば歌が上手くなる！昔からの名言で「最初にリズムありき」音楽に於いて、リズムを深く掘り下げて分析することが、上手くなる秘訣だと思います。譜面通りに演奏していても、リズムに乗っていなければ何の意味もありません。リズムは正しく鍛えれば、必ず良くなります。自分でいい指導者を探し出すことも大切だと思います。

  Sep 24, 2004

• いいリズム

  今日は、お昼にトリオでライブをしてきました。スイングするリズムは、一緒に演奏していて音符がはっきり何音符を弾いているか判ると言うことを再認識しました。逆に、スイングしていないリズムは、その人が何音符弾いているかわからないと言う事。やはり正確な音符の練習は、良いリズムを作り出すためには重要課題です。この練習は、地道な訓練を要します。

  Sep 22, 2004

• ライブの仕事について

  明日から３０日まで、ライブの等の仕事が休みなく入って忙しくなりそうです。今回は、東京からのベースの磯繁とピアノ＆ボーカル岩井ゆき子と私のパーカッションのトリオです。（磯繁氏は、ジャズギターの中牟礼貞則氏のベーシストです）このベースの方は、私のベースでの先輩で、プレイは本物。そして、音楽に対しての考え方は敬服します。今年、東京のライブハウスで一緒にプレイさせもらったのですが、やはりリズムの感じ方が強靭で正確、尚且つドライブします。（私は、パーカッション）今回も、一緒にプレイして私の感じたリズム等の感想を日記に書いて行きたいと思います。

  Sep 21, 2004

• ジャスト感

  アンサンブルに於いて、一番重要なのは、みんなの出した音符がジャストにあっているかと言うことです。ジャストの音は一点しかないですから、誰かがずれればスイング感はなくなります。正確な音符は、自分で思っているよりも長いです。（ここが舶来のミュージシャンとの違いです）正確でない一拍の長さが同じ感覚者同士でやれば、小さなスイングはします。　　しかし、大きなスイング感は得られません。自分の口で１，２，３，４と言って、同時に手拍子を叩いてください・・・この時に手と口がジャストに合っているかよく聴いてください。テープなどで録音するといかにジャストを合わす事が難しいことだと！自分自身だけでもジャストを合わす事が難しいことだと判ればアンサンブルに於いて、みんなのリズム感が合うということは相当の訓練を要します。

  Sep 19, 2004

• リズムの練習について

  いろいろ、リズムに対してコメント頂き有難うございました。私も、音楽をやり始めの頃は、自分で勝手に解釈して自己満足な練習しておりました。教室にも習いに行きました。２４歳頃に、プロの女性のピアノトリオに入りました。（ベース）このピアニストは若い頃、渡辺貞夫、宮沢昭、鈴木勲等とやっておられた方です。ここで、徹底的にリズムを仕込まれたおかげで、正確な音符の練習方法を学びました。どの道にも共通して言えることですが、その道の優れた方に出会うことも大切だと思います。又、自分から積極的に求めていく行動も必要です。

  Sep 18, 2004

• 下半身の安定

  一流のアスリートは、下半身が安定していると言われています。音楽の場合も、まったく同じです。演奏する人、歌う人・・楽器の構え方、歌う姿勢の下半身がどっしりしている人は、リズムが安定しています。上半身に重心がいってる方は、リズムが不安定です。音楽もその人の姿勢を見れば、大体その人のレベルがわかります。技術の練習も大事ですが、まずは姿勢から考えてゆきましょう！

  Sep 17, 2004

• １，２，３，４の大切さ

  例えば、大編成のアンサンブルを合わす時、あなたならどういう風に合わせますか？私は、指揮する人の号令（１，２，３，４をはっきり言う）を聴いて、演奏者も指揮する人の、１，２，３，４に合わせて大きな声を出して１，２，３，４を言うことが基本だと思います。この基本のことが合わなければ、当然演奏のリズムは合いません。ここで大事なのは、指揮する人が正しい１，２，３，４を把握していなければなりません。指導する人は、訓練することも大切です。一度、実践して見ると、成果は出ますよ！

  Sep 16, 2004

• リズムは奥が深い

  私の音楽における正確な音符とは、外国の一流と言われる演奏者と同じステージで一緒にアンサンブルが出来ることです。（その人たちのリズムのジャスト感と合うことだと思っています）スイングする音符は、自分で思っているよりも正確な音符は長く、そしてシャープです。シャープさだけを追求すると、どうしても余分な力が入り音符は、正確な音符より短い音符になりがちです。自分の理想とするリズムのCDがあれば、音符を分析することが大事だと思います。理想のリズムに訓練で近づくことは可能です。

  Sep 14, 2004

• スイングするリズム

  スイングするリズムを会得するには、外国の一流の音楽をかけながらただひたすらにその音楽に合わせて、１，２，３，４のリズムを口で発しいい続ける事によっていろんなことが見えてきます。音楽は自分よりレベルの高い人と演奏することも大事な要素。

  Sep 13, 2004

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