山元洋介のリズムワークショップ

[音符] カテゴリの記事

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• 譜面の大事さ

  歌を習っているケースなどで譜面なんか別に読めなくても書かれている事がありますが、これは間違った考え方です。譜面に書かれている音符には色々なエッセンスを含んでいますから、音符を勉強していくと音楽の構成まですべて譜面を読むだけでも分かることです。譜面を読む努力は音楽をしていれば当然でしょう。音符の知識なしで、音を聞いて覚えるほどあいまいな練習はありません。音楽の基礎教育を受けている指導者の方には、こう言った非現実的な話は出てきません。音符の成り立ちを勉強するのは確かに難しい側面がありますが、難しいからと避けていてはいけないと思います。音符の理解なしでリズムを極めようとしても無理です。環境によって天性のリズム感を会得した人以外は、リズム感を良くするには論理的に音符を理解して勉強するのが近道だと思います。譜面の読譜力が確かであればグローバルな世界でも活躍できます。譜面なんか別に読めなくてもと言う発想は、土台の無い家と同じです。誰でも、音符の理解は丁寧に順序良く指導して貰うと徐々に分かって来ます。

  Mar 12, 2008

• 音符の再認識

  音楽では、音符を正確に読むと言う作業は丁寧にやらなければなりません。リズムに於いては、均等な一拍の長さがとても重要です。一拍の中には色んな音符が詰まっています。実際に弾く音符が四分音符でも、テンポにも寄りますが８分音符、１６分音符は確実に感じています。師匠と音符の事で話した時に、ミディアムテンポの４分音符を弾くときでしたら普通は８分，１６分、３２分，３連、６連音符は常に感じていると言っていました感じていると言うことは、どのタイミングでもその感じている音符が弾けると言う事です。しかし、色んな音符が感じられたら良いかと言う事でもありません。音符の原点は、一拍の長さにありますから、その長さが違うと色んな音符を思ったところでは違う音符の感覚になります。自分の理想とする演奏家の一拍の長さを求める事が大事です。一番良い方法は、やはり身近に音符の違いを認識させてくれる人を探すことだと思います。音符の長さを追求していくと、人の微妙な長さの違いもはっきり分かって来ます。音楽は、リズムが命です。そのリズムを習得するのに一拍の音符の長さを追求することが欠かせません。リズム感を良くするには、音符の長さを知らなければ分かりません。

  Jan 26, 2008

• 一拍の長さがすべて

  ライブをしていて思う事は、音楽はやっぱり一拍の長さが命です。自分が思っているより一拍の音符は長い。自分が思っているより音符は鋭い。音符は円を感じさせます。音符は聴く人に心地良さ感を与えなければならない。確かな音符の長さは確かな訓練で得られます。私は、師匠から感じ取った一拍の長さにこだわり続けたい。一拍の長さを厳しく追い求める事は、音楽やる上では絶対に必要です。

  Dec 2, 2006

• 若き指揮者　金聖響

  昨日、たまたま教育テレビのトップランナーで指揮者の金聖響氏が出演していました。私は、普段あまりテレビを見る事は無いのですが、対談を聞いていたら音符に対して凄く興味ある話をされていました。「音符通り素直に演奏すれば、それで充分に感性とかが伝わる」と言う話です。「演奏者が自分の解釈で主観を入れないほうが良い」とも言っていました。この言葉で、この指揮者の物事を捉える質の高さと深さを感じました。なかなか音符に対しての考え方は真を得ていると思いました。「音符通りに演奏する」と言われて、私はちゃんと演奏していますと思われる方が多いと思いますが、此処が音楽では一番難しい事だと気付く人が大切です。こう言う考えの人が指揮者で存在するのは、凄く頼もしいですね！真を追及している人の言葉には、確固とした信念に基づく説得力が満ち溢れています。久しぶりに気骨のある若い人を見ました。余談ですが、この指揮者の尊敬する人は世界的指揮者の小沢征爾氏です。納得します。

  Aug 21, 2006

• 音符通り演奏出来ているか？

  音符の解釈はリズムと密接に関係していますから、譜面通りに演奏していますと言っても一拍の音符の概念が違うと音符の表現の仕方が違ってきます。ベースのフレーズで付点四分音符＋八分音符＋付点四分音符＋八分音符・・・この音符はボサノヴァなどでも良く使われている音符ですが、こう言う簡単な音符を演奏してもらうとその人のリズム感、音符の理解力がすぐ判断できます。音楽の基礎的な考え方として、色んな音符を演奏しても一つ一つの基本的な音符の基礎訓練が出来ていないと演奏中に色んな音符を弾いてもただの音の羅列だけです。その事を克服していくには、まず１，２，３，４のリズムを徹底的に訓練しなければなりません。少し楽器の音質について私が思っている事を書きます。個々の楽器に於いて良質な音を求める事は当然の事です。此処で問題なのが自分が求めている理想的な音を表現する事とリズムの関係です。リズムを研究していく過程に於いて、必ず楽器の音質の問題も考えるようになります。最初に音質の方にウエートを置き過ぎると必ずリズムが後回しになり、ある程度気に入った音で演奏できても音符の表現力が甘いと全体的にはもう一つ良くないという結果になりやすいです。リズムを自分の身体に深く染み込ませるには相当の厳しい訓練が必要だと理解しなければなりません。昔、米国に音楽留学している友人に聞いた事が、管楽器の練習でロングトーンを先生からしなさいと言われると外人は何時間でもロングトーンを練習していて、日本人の生徒もロングトーンをするのですが、先生がいなくなれば他の練習をしている人が多いと言っていました。ロングトーンの練習は、色んな要素が一杯詰まっていますから、ただ音を長く伸ばせば良いだけではありません。その中から当然、音質の事、音がぶれない（音程がふら付かない）、強い音が最初から最後まで出せるか等一つの練習から学べる事はいくらでもあります。基礎訓練をしていく段階で、自分が考えている楽器の技術的な事も加味して練習し取り入れように常に考えて練習しなければいけないと思います。管楽器などは、ロングトーンを演奏してもらうとその人の実力は一目瞭然です。楽器の実力を知るにはロングトーンとスケールを演奏してもらえば十分です。この一見簡単そうな事が、一番難しいと気付く事が一番大事です。此処を気付かなければ何時までたっても進歩は無いと思います。

  Jul 11, 2006

• 譜面通りに演奏している？

  音符の話です。音楽で譜面通りに演奏しているのに、何かしっくり来ない。こう言う現象に直面している人は、数多いと思います。その人の実際の演奏を聞いてからでないと正確な判断はつきませんけど、大抵は譜面通りには演奏出来ていないのが実情です。此処で、音楽の技術で一番難しい音符の解釈の違いが出てきます。音符を均等に正確に演奏する事は、基本練習が出来ていなければ出来ません。自分では出来ていると思っても、ハイレベルの人に聴いてもらうと全然出来ていない場合があります。もう此処からは、音楽のリズムに対して如何に真剣に考えるか、その人の本質的な考え方が左右してきます。自分で譜面通りに演奏できていると自信のある人には、何を言っても聞く耳は持ちません。テレビのスーパーレッスンに於いて、生徒に音符を早く弾きすぎとよく注意が出せれますが、要するにリズムに対して音符が正確に弾かれていないからだと思います。小さい時から英才教育的にレッスンを受けていても、音符の認識は非常に難しい事です。私は、やはり基本が何かを分かっている指導者に師事するのが早道だと思います。

  Apr 20, 2006

• 一拍の音符の長さ

  音符のジャスト感は、まず機械のリズムに合わなくてはいけません。レッスン等で音楽に合わせて手拍子を叩いてもらうと、その人が感じているリズムのジャスト感がはっきり良いか悪いか手拍子に出ます。楽器をされている方も、楽器を演奏する以前に音楽に合わせて手拍子でリズムのタイミングを取る訓練をすればいいと思います。此処で問題なのが誰が合っているか合っていないかを判別できるかと言う事です。答えは、自分でリズムの判別できる人を探す事です。リズムを追求する事と音符を正確に演奏する事は比例しています。自分で演奏をしてスイング感がない時は、まず音符の読解力が甘いです（いわゆる音符の長さが不確かです）しいては、演奏中に自分自身の身体に１，２，３，４のリズムを強烈に感じていない場合が殆どです。音楽の良し悪しは、リズムで決まるとい言っても過言ではないと思います。リズムを真摯に勉強すると、一つ一つの音符の長さの表現が非常に大事なファクターになります。遅い曲でも早い曲でも音符のスピード感は同じです。

  Mar 3, 2006

• 音符の最初は機械のクリックに合わせる事

  音楽の一拍の音符に対しての考え方は、色々な表現があります。音符に対して一つだけ言える事は、長時間機械のクリックにジャストに合わせる事が可能ですか？もしくは、カラオケの打ち込み等のリズムに対して正確にリズムが合わせられますか？これを出来る事は、基本中の基本です。リズムの音符に対して上記の事が、確実に出来てから次の段階です。機械のリズムに手拍子などが上手く叩けない人が、いくらグルーヴ感とかの話を力説しても説得力はありません。リズムの話で、もう少し後に乗るとか、アタックを突き気味に弾いてとかの話は良く聴きますがこれ程抽象的な曖昧な言葉はありません。確かにジャズに於いては、黒人のブルースの感じ方は日本人には到底真似できない独特の感覚がある事も事実です。ジャズベースの巨匠「レイ・ブラウン」に称される言葉は、正確無比なリズムを刻むミスターベースマンです。この言葉は、音楽のリズムにとっては凄く大事な事を表現しています。まずリズムは、正確でなければならないが前提です。私は正確なリズムとは、まず機械のクリックにいとも簡単に合わせられて、それを機械が無くても身体全体から表現できる事だと思います。そして、人間ですから多少のずれは許容範囲です。このずれの許容範囲は、リズムに対しての求め方が人によって違いますから、より厳しいところに行けば、今までのリズムの感じ方を否定される事もあります。また高度なリズムの考え方としては、テンポにもよりますが一拍の音符の中にいくつの音符をその人が同時に感じているかが問題になります。この事での話で、私の師匠はミディアムスローな曲ではまず４分、８分、１６分、３２分、３連、６連、５連音符ぐらいは感じて演奏していると言われていました。その音符を感じていると言う事は、演奏の流れの中で躊躇無く即座にその音符が正確に弾ける事です。この事柄も基本の４分音符，８分音符が確実に出来てからの事です。一拍の音符の考え方は、見る角度によっては全然違った意見もあります。後は、自分自身がどう言うリズムが好きか？と言う事でしょう。

  Aug 3, 2005

• 音符を正しく認識する

  土曜日は朝、昼と歌のレッスンでした。歌に於いては基礎練習として発声があります。それと平行してリズム練習を行わなければなりません。歌を歌う時に言葉を大事にとか、情感を込めてとか言う問題も音符を正確に歌うだけでもその気持ちが十分に出てきます。音符を正確にと言う概念は、メトロノームのクリックに合わせられる技術です。前にも「リズムを正確に」と言う言葉に質問がありましたが、正確とはただ単純に機械のリズムに合わせられたら良いだけです。この事に対して理屈はいらないです。カラオケのリズムに対して、手拍子がピタッと合う事が出来たらＯＫです。合っているか合っていないかは、リズムの違いが分かる人に聴く。分かる人が身近にいなければ録音などして何回も聴くと良いと思います。リズムは音符の微妙な長さの感じ方で、致命的に違ってきます。リズムは言葉でいくら説明しても限界があります。実際にカラオケ等で手拍子でリズムを一緒に叩けば答えはすぐ出ます。それぐらい人とのリズムの違いとはシンプルな事です。リズムの基本は単純ですが、それを分析して身体に染み込ませるには相当の時間が掛かります。

  Jul 17, 2005

• ブログの反響

  私がリズムのブログを始めて一拍の音符の長さについて色々書いておりますが、その事に対して真摯に受け止められて共感していただく事は有り難いです。この場をお借りしましてお礼を申し上げます。ブログを書き始めたきっかけは、私の音楽仲間の薦めでした。私は師匠から教わったリズムの事を、もう一度自分自身に言い聞かせる為にもブログを書き始めました。このリズムの理論的な練習方法は、私の師匠の大塚千枝子（ピアノ）さんが考え出した素晴らしい練習方法です。私もこの歳になってやっと師匠とリズムの話が本格的に出来るかなあと思っていたら、師匠はもういません。私に今出来る事は、師匠から教えて貰ったリズムの基本を音楽を愛する出来るだけ多くの人に知ってもらう事だと思いました。音楽で一番手っ取り早いのは、師匠の演奏を聞いてもらったら納得されると思いますが、演奏の音源はある事は聴いているのですが詳しい事は情報がないのが現状です。師匠は２０代前半から、その当時の日本のトップミュージシャンのジャズバンドからスカウトされて上京しました。このメンバーは、今の日本のジャズシーンで礎を築いたばかりの人達です。テナーサックスの宮沢昭さんからは、音楽の奥行きの深さを学んだと言っていました。オマさん事、ベースの鈴木勲さんからは一拍のリズムの感じ方が自分と共感出来ると言っていました。鈴木さんはライブハウス等で現役でやられていますから、もし聴く機会があったら是非聴いたらいいと思います。私は、この方の一拍の音符の幅の感じ方は本物だと思います。私の先輩の磯繁（ベース）さんが今一緒にやっている中牟礼貞則（ギター）さんも東京・神奈川のライブハウス等でやっておられますから是非足を運んでください。未だに先輩は、ライブが終わった後でも中牟礼さんと音楽の話を真剣に語り合っていると言っていました。中牟礼さんは数少ない日本のジャズギターの巨匠です。音楽は本物見る事が大切です。本物のリズムは人に心地良さ感を与えてくれます。リズムの訓練は、プロ・アマ問わず素直に地道に的確な方法でやった行けば今のレベルより必ず向上します。方法論はこれがすべてと言う事ではないですが、私は師匠から教わった練習方法が一番良いと思っています。私は、今までの教わった事を生かして、リズム講座・カラオケ教室にもリズムの基本的な要素を取り入れながら分かりやすく指導して行きたいと思います。音楽はリズムの基本が出来ると飛躍的に上達します。

  Jul 3, 2005

• 昨日のスーパーレッスンを見て・・・

  昨日のレッスンを見ていて、先生がよく言われていた事で「音符を急がない」「音符をはっきりと弾く」「音符は正確に」「強弱は前後の関係を理解する」・・・私は、これはいかに基本練習の時に音符を正確に弾けているかの事を、追求していかなければいけないと思いました。これとは別に、私の勉強として生徒の弾いている音符が正確に弾けてないと言う事が、テレビを見て聞いている時に瞬時に分かる事も大切だと思いました。先生が言われているから「そうなんだ」だけでしたら、自分の耳ではまだ瞬時に聞き分けられる能力がないと思います。私は、このレッスンを見ていて自分自身の勉強になると思います。生徒の弾いている音を聴いて、先生が言う前に自分がその音に対して何を感じるかが重要だと思いました。先生がレッスンに於いて言っておられる事は、前のレッスンでもそうでしたが「音符は正確に弾きなさい、テンポを守りなさい、一つ一つの音をはっきりと、強弱・指使いは譜面の指示通りに」この事は基礎の練習では当たり前の事ですが、なかなかそれを順守して演奏すると言うのは難しい事です。本来ならば、基礎段階のバイエル等を弾いている時から、この事は大変重要な位置をしめると思います。このレッスンからも分かるように、音符を正確に弾くという行為は如何に難しい事なんだと認識する事が必要だと思います。レッスンに出てくる生徒達は、将来はプロの演奏家として飛び立っていく人だと思いますが、この人達でさえ先生に正確に弾きなさいと言われているわけですから、音符を正確に弾くと言う事はそう簡単に弾ける事ではないと思って練習する事が大切だと思います。私は、レッスンを見ていて生徒に共通しているのは自分自身のリズムが安定していないから、音符をどうしても急いで弾いてしまう傾向が強いと思いました。リズムを正確に取ると言う行為は、一朝一夕にして決して出来る物ではないと思います。最終的には、先生のアドバイスを言われている事を後からよく吟味して、自分の演奏がどこが間違っているかを自分の耳で聞き分けられる訓練をしなければいけないと思います。フィリップ先生も何度もレッスン時に言っていますが、音符を正確に弾くと言う事をもう一度初心に帰って考えなければいけないと思います。このレッスンからは、音符とは弾けているようで本当の所は、正確には弾けてない事が多いと言う事が良く分かります。

  Apr 27, 2005

• CDに合わしてカウントを言う・・・

  先日、レッスンしていてＣＤと合わして練習する時にそのリズムに対してまず口で言う１，２・・が正確に捉えていなければＣＤのリズムの中に入っていくのは困難だと言う事を改めて気付きました。例えば、ビートルズなどの曲を掛けて自分の口でそのリズムに合わして１，２，３，４を言った時に、普通は曲のリズムより自分自身が微妙に早く言ってしまう傾向があります。この曲に合わせて言う１，２，３，４のカウントは簡単に出来そうで出来ないと言うのが実感だと思います。自分自身では合っているつもりであって、録音などして何回もよく聞き返したら微妙にずれているのが分かってきます。リズムで難しい所は、例えば外国の曲で自分の好きな音楽を演奏するなり、歌ったとしてもその本人のようにはスイングするリズムはなかなか出せないものです。それは、一拍の音符の感じ方が根本的に違うからです。ここに照準を当てて深く分析してやっていかなければ、その人たちのリズムに近づく事は困難だと思います。音楽のリズム・音符に対しての解釈はその人それぞれの考え方が合って当然ですが・・・しかし、曲を掛けてそのリズムに対して言う1，２・・のカウントが合っていなければ音楽に対していくら色んな方法論を述べても話になりません。私も今まで音楽をやっていて、口では色んな理屈を述べる人が実際に演奏したら基本がしっかり出来てないと言うのは嫌と言うほど見てきました。簡単な事ですが、リズムは手拍子を叩いたり、足を踏んだりするだけで充分にその人の能力がストレートに出てきます。要は、他人から見てその人が音楽のリズムに合わせてカッコよく手拍子が叩けたり、足が踏めたらいいだけだと思います。

  Mar 8, 2005

• 譜面を改めて確認する

  私事ですが知り合いに頼まれて、５月に女性の演歌歌手のショーの中でカラオケのコーナーがあるからを歌って欲しいと頼まれたので、普段歌っている曲の譜面を見て練習して見ると結構自分がいいかげんに歌っていると改めて気付きました。生徒に教えている曲は譜面が飲み込めていますが、私が昔から歌っている曲は結構聞き覚えですので譜面を見ると細かい所が間違っているのに気付きます。私は、改めて譜面を見る事の大事さを実感しました。森進一の襟裳岬と北の蛍と言う曲は、譜面を見ると結構難しいですね！譜面を見て何がいいかと言いますと、歌っている時に譜面が頭の中でなぞられて確認している自分がいると言う事です。その時には、必ず足で１，２，３，４を踏んで音符を確認しています。音楽の仕事をしていて、作曲家の先生が歌手に譜面どおりに歌ってくださいと良く言われていたのが良く分かります。私の歌の場合は仕事の打ち上げ等で歌う余興程度でしたから、何時も譜面を見て歌うと言う事はしてなかったです。でもステージでお客さんの前で歌うと言う事は、まず譜面を確認して歌わなければやはりいけないと思いました。公の場所では誰が見ているか分かりませんから、一応音楽をやっている者としては間違った音符で歌ったらいけないと思います。譜面の音符がはっきり飲み込めてくると納得して歌っている自分自身に気付きます。やはり音符をリズムにきっちり当てはめる作業は演奏では勿論ですが、私なりに遊びで歌う場合も必要だと思いました。最近は今まで歌っている曲を元の譜面を確認しながら、人前で歌うようにしています。

  Mar 1, 2005

• 音符の話

  音符の事でよく質問されるのが、人の演奏なり歌を聴いていて今の音符は走っているとか（音符が早く行く）遅れているかの判断はどうやってしているのですか？この事は言葉で表現するのはかなり難しい物があります。これは、自分が思っている音符の長さの感覚の問題だと思います。要は、その人が同いう音符の長さを求めているか？しいてはどんなミュージシャンの音楽のリズムが好きかで変わってくると思います。ここで間違った認識は、自分の好きな音楽を真似してやっているつもりでも、人が聴いたらリズムの受け止め方が全く違うと言うケースは多いに在ります。ここが一拍の音符の考え方で重要な位置をしめます。私は、仕事上で色んな方の演奏・歌も良く聴きますが、一拍の音符の捕らえ方が少し長さが足りないと感じる事はあります。その結果、演奏している音楽が人の心を大きく揺さぶる所までは行かないと思います。正確な音符で演奏されている演奏は、聞いている人の体が自然に揺さぶられます。音符の正確なイメージとしては、自分で英語のＶをイメージして大きく指揮すればいいと思います。このＶをイメージする事から、音符というのは左右均等です。手でＶを指揮しながら（なるべく大きく）その指揮に合わせて、口でイチ・トオと言った時にトオと言ってる時の音符の感じ方が、普段自分が思っているより長く感じるはずです。これをもっと正確にするには、イ、チ、ト、オと言うように４つに分解していきます。鏡の前でやるといいと思います。イチと言う前には必ず、シ・トオがあると言うのを考えていかなければ成りません。イチはシ・トオ～イチです。（イチの前に必ず予備カウント）これだけでも音符の粒が均等にある程度なってきます。この事は、長年音楽をやっている人でスケールだけを演奏してもらったらはっきりと出てくる習慣です。例えば、スケールを演奏した時にいきなり予備カウント無しで、演奏する人が多いのには驚きます。この結果は音符が不ぞろいで、リズムが感じられない。また、音符を正確に読んで演奏すると言う事は、２，３年やったら出来るぐらいの物では決して在りません。

  Feb 11, 2005

• 一拍のずれが分かる？

  昨日、ブログ仲間の人が一拍ずれが少し分かってきた見たいな事がブログに書かれていました。私が、ブログを書き出して何時も言っている事がそれなんです。音楽をやっていて、自分の口と手は普通に合わせられていると恩っているだけなんです。　　　　　　　　　　　　「ここが音符の重要ポイント」です。長年、音楽をしていたら音楽のリズムに合わせて演奏していたら自分では普通に合っていると思っていますが、ここの所をもっと深く追求しなければただ合っていると思っているだけに終わります。この時の分かるコツは、口で言う１，２・・とスティックでも手拍子でも良いですから同時に叩いてテープに録音して聞くことです。まず、日頃こう言う練習をあんまりやっていない方は、人にもよりますがリズムのずれが生じます。又、ずれていても分からない人もいますから、自分の集中力が必要になってきます。要は、聴く耳を持たなければ成らない。自分の口のカウントと手足が本当にジャストに合うことは、そう簡単には出来ません。私も長年やっていて、音楽の専門学校の生徒すら出来ない人がいるのを目の当たりにしています。アメリカの某有名な音楽院では、口でカウントを言ってそれに合わして演奏する事を練習に取り入れています。この方法は口でカウントを言う事によって、自分の体にもリズムが植え付けられますから一石二鳥です。音楽で本当のカッコよさとは、こう言う基本的な事がさりげなく簡単に出来る事だと思います。派手なパーフォーマンスばかりに気を取られていては、物事の本質の所を見失いがちに成ります。自分は出来ていると思っているだけかも知れません。私の信条は、音楽に於いて正確無比なリズムをシンプルに演奏する事と相手の音を集中して聴く事を心がけています。

  Feb 9, 2005

• リズムに対して興味深い話

  先日、あるブログを見ていましたらリズムに対しての意見が色々あって考えさせられました。演奏者の一拍の音符の感じ方の事ですが、これはその人の好きな音楽のジャンルによる所も多いにあります。随分前にテレビでフランク・シナトラとジョン・デンバーが一緒にジャズの[All of Me]を歌ったのですが、全くと言って言い程一拍の音符の感じ方が違っていました。シナトラは一拍を目一杯感じて歌っていましたが、ジョンの方はそれよりもずっと一拍の幅が狭い感じで歌っていました。正直二人の歌はずれているのですが、どちらも意識して合わそうとする事なく歌っていました。私は、アメリカと言う所はそれもありの世界だと思いました。これも個性かな？音楽に於いてはその人がどういうジャンルの音楽が好きかでも、音符の感じ方は違ってきます。黒人の粘っこいリズムが好きな人と、白人系のさらっとしたリズムが好きな人とは音符の感じ方が違います。どちらが良い悪いと言う問題じゃなくて聴く人の好みです。でもこれは、演奏に於いて常に音符は正確に演奏できる人が前提の話です。口で言うリズムの言い方も色々存在します。例えば・・ジャズの３連音符をタタタ・タツタ・ダダダ・ダヅダと言うようにまだまだ色々あります。要するに３連をタタタと感じている人とダダダと感じている人とは自ずから音符の感じ方が違います。一緒に演奏しても、又しっくりいきません。プロの世界でも歌手のリズムの受け止め方は千差万別ですから、一拍一拍を目一杯伸ばす人もいますし、音符通りに淡々と歌われる方もいます。ここでの前提も、演奏のリズムに対して多くの人が聴いていても普通に合わせられると言う条件です。音符の追求の仕方は、その人の聴く耳に掛かって来ます。よくある話が前には自分では軽く感じてたリズムが、本当はもっとヘビーだったんやと言う事です。これは、自分自身が一拍一拍の音符をいかに正確に出来るかと言う事を毎日考えて練習していたら、音符の認識もだんだん変わって行きますし、聴力も鍛えられてきます。音楽は基本のリズムがしっかり自分の体に植え付ける事が出来たら、後はどういうリズムが好きと言うのは好みの問題です。最後は理屈はさておき、実際に演奏した時に人がその音楽を聴いて心地良いかじゃないですかね！

  Feb 3, 2005

• 音符の大事さ

  私が音符の正確な読み方を知ったのは、ピアノの大塚千枝子さんのとこで知りました。それまでは、今から思えばただ漠然と意味のない練習を長時間やっていて、自分自身に自己満足していました。このピアニストに会ったおかげで、リズムは理論的に解明して練習やればスイングするリズムは作れると確信しました。プロの演奏家の中でも音符の理解力にかけている人は、多くいると言う事が、今の音楽界の現状です。演奏している場合でも、音符の正確さを本当に追及している人に出会うと、今までの自分の音符の理解力が全く違うと言う事を思い知らされます。その音符の正確さを求める事は、すなわちスイング感にも多大な影響力をもたらします。実際に、そういう人と一緒に演奏すると、自分の音符がその人と合わないことに気付きます。（但し、一緒に演奏してても自分自身が合ってないという事を、気付かない人もいます）音符が合わない時は、ほとんど自分の音符が早くいっています。こういう人と８分音符のメロディーなどを一緒にユニゾンで演奏すればすぐ答えが出ます。正確な音符と言うのは、自分が思っているより長いということに気付くはずです！こういう事がわかってくれば、リズムのアタック感のスピードも今までと全然違ったものになります。大塚千枝子氏は日本の中で、音楽のリズムを理論的に分かりやすく解明した、数少ない一人の中だったと思います。

  Nov 10, 2004

• 日本人と外国人のリズムの違い

  音楽に於いて、外国人と日本人の大きな違いはリズム感にあると、私は思います。日本人の手拍子を例に取りますと、普通、手拍子を叩いた瞬間あまり跳ねない特徴があります。（例外もありますが）外国人の手拍子はその逆です。音楽の練習を始めるに当たっては、このリズム（音符の長さ）に対して深く十分な時間を取って分析をやらなければいけない。いくら難しい曲をマスターしたと思われても、本当に一拍一拍の音符が正しいかと疑問を投げかける事が必要だと思います。人に感動を与える音楽は、良いリズムから来ている場合が多いということを認識しなければいけないと思います。このリズムを深く研究していくと、外国人のリズムに近づける事も事実です。所詮、生まれつきだとかで自分自身を諦めてはいませんか？確かに、育った環境はかなり左右します。しかし、諦めずに追求すると今まで見えてこなかったものが見えてきます。「それは、一拍の長さの感じ方の違いです！」

  Oct 23, 2004

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