白雪堂 (瀧羽麻子)
初めて読む作家さん。化粧品会社「白雪堂」の新人OLの奮闘記、かな。つっこみどころは数々あれど、お仕事モノとして楽しく読んだ。仕事も同僚も私生活・恋愛も全部あきらめない、かといって妙に熱っぽくない(っていうか暑苦しくない…イマドキはこんな感じかな)OL像がなかなか心地いい。白雪堂の「シラツユ」が非常によさそうな商品(実在すれば買ってみたい)なだけに、新製品開発話が中途半端なところが不満。イメージキャラクター云々よりもどんな製品にするのかの方が大事なのでは?そこらへんの話がまったくないし。化粧品なんて成分の配合一つとっても何年も研究に研究を重ねてやるものだろうし、商品開発がすべて終わってから、それにあわせたCMキャラ選べばいいわけで。…主人公は開発チーム(研究職?)じゃないので仕方ないかなぁ?白雪堂