新聞記事から
11月18日、毎日新聞の記事から石郷岡健さんという方が「西洋文明の闇 ユダヤ迫害・杉原千畝の「人間性」」という記事を載せていたので抜粋を残しておきたい。この方は「杉原千畝とスターリン」という本を出版されたそうだ。なんとなく聖書に関係するかもしれないと思うので。ー-------------------------------------------推定数千人のユダヤ難民が杉原からビザをもらったが、福井県の敦賀港に船で入るにはシベリア鉄道でウラジオストクまで行かねばならない。つまり、たとえ日本がビザを発給しても、ソ連の協力がなければ、ユダヤ人は日本に逃れられなかった。では、なぜユダヤ人は欧州で迫害されたのか。「これは誰も説明していないと思う。世界の誰も」。つまり石郷岡健さんにも解けなかったということだ。「西洋文明における闇の一つじゃないかということ。…略石郷岡健さんは人間が犯してきた悪の一つ、ユダヤ人迫害について、こう書いている。<人類が生きていく歴史空間の中に、否定せざるを得ない何か恐ろしいものがあったということかもしれない。その空間に生きる人々は、何が正しく、何が悪なのか、常に問題を突きつけられていた><この難しい問いを抜きに、杉原の「命のビザ」を完全には理解できない> 杉原がユダヤ人救済を率いたわけではないにしても、本は彼の人間性の話で結ばれている。ー-------------------------------------------