ウィン パレス・コタイ('17 マカオ・香港旅行記 5)
フェリーターミナルから10分かからずホテル南側の玄関前に着いた。酒店南大堂(SOUTH HOTEL LOBBY)のレセプションでチェックイン手続きをする。スーツケースを担当してくれたベルマンに名前を聞かれ、こちらへ〜と案内されたのはVIP REGISTRATION(貴賓登記處)のカウンター。何でだろ? 普通の部屋を予約した一見客なのに。たまたまだろうな。予約はウィン パレスのホームページからしていた。予約時に予約完了のメールは来たが、インターコンやヒルトンのようにログインして自分の予約記録を見られないので、出発2週間前にリコンファームのメールを出すと、12時間以内に確認のメールが返信されてきた。また5日前くらいに、レストランの予約や旅のアレンジをするよ〜という予約確認のメールが再度来た。チェックインの担当をしてくれたレセプショニストは、とても聞き取りやすい英語を話す上品な女性。ここが重要だといつも思う。この場面の「人」で、ホテルの印象はかなり決まってしまう。背の高いかなりイケメンのベルマンに部屋まで案内してもらった。部屋に入ってから彼が力を入れて説明してくれたのが、冷蔵庫上にある有料スナック類について。箱を動かして60秒以内に戻さないとカウントされてしまうということをしっかりと説明してくれた。それ知ってるよ〜 ラスベガスで母が動かしたもん。でも、イケメンくんが熱心に説明してくれてるので、初めて知ったようなリアクションをしてしまった。おばちゃんは好みのイケメンには弱いんだ(笑)予約していた部屋は2クィーンベッドのファウンテンスイート、85平方メートルのお部屋。ここでは下から2番目のカテゴリーだ。オレンジ色の部屋だった。みかんみたい、、というのが第一印象ブルー、ゴールドなど他の色もあるが、どれもかなりキツめに感じる内装のようだ。ベッド幅は広く、大変寝心地が良かった。大の字に寝ころんで、指先がベッド端にやっと届くくらいの幅がある。ベッドエリアとリビングエリアはドアを閉めると仕切ることができる。Wi-Fiはパスワードなしで使用可能。テレビ画面は日本語表示になってた。照明のコントロール、カーテンの開閉についても日本語表示がある。NHKの海外放送を見ることができた。画面は65インチサイズで、ベッドルーム、リビングルームそれぞれ1台ずつある。アイロン、バスローブ、使い捨てスリッパがある。洗面台はダブルボウル。シャワーエリアが独立してて、浴槽は深く、お湯の出はいい。トイレは独立型。残念ながら洗浄型トイレではない。お習字のような漢字がインパクト強い(笑)歯ブラシセットがあった。牙具っていうのね。シャンプー類はイギリスのモルトンブラウンでココナッツの香りがするものだった。冷蔵庫内はぎっしりで私物を冷やすスペースはない。電気ポットがあるのは助かる。水に関しては、部屋に入った時に500mlのペットボトルが4本セットされていて、夕刻にターンダウンサービスがあるので、そこでまた4本追加された。海外に行くと水を買うことに必死になるが、ここで2泊の間は一度も水を買うことなく過ごせた。ファウンテンスイートなので、窓から噴水ショーを眺めることができる。ベラージオみたいだ。右側の青い電飾はシティ・オブ・ドリームズ。2つのカジノがあり、グランド・ハイアット、ハードロック、クラウン・タワーズの3軒のホテルが入っている。左側はサンズコタイセントラルで、こちらも2つのカジノがあって、シェラトン、コンラッド、ホリデイ・インの3軒のホテルが入っている。道路に沿って高架橋がある。ただ今鋭意建設中の〈ゆりかもめ〉のような新交通システム。マカオ初の車以外の公共交通で、駅舎と土木関連以外のシステムは三菱重工と伊藤忠の共同体が請け負っている。将来的にはマカオ半島まで延伸予定だが、まずはここタイパから開業するらしい。当初の予定より開業は4年ずれこんで、今のところ2019年開業とのこと。まだ延びそうな気がするなウィンパレスのいいところは、昨年8月オープンなのでとても美しいということと、防音がしっかりしているところ。あとどのスタッフもにこやかで丁寧に仕事していると見受けられた。欠点は、ホテル内のショップがどれもハイブランドばかりで、気軽に買物できる場所がないこと。ギフトショップですらハイソ感漂って、Tシャツすらない。エルメス、シャネル、プラダなんかで買物できませんって一店舗でいいから、マカオのガロくんやお菓子を売ってるお店を作ってくれないかな。それと、近隣のカジノリゾートへ行くには少し離れていて便利が悪い。前のMGMの工事が完了したら気にならなくなるかもしれないけど、今はひとりっ子のような位置なのだ。将来的には新交通の駅が目の前に出来、ウィンパレスの後ろ側も開発されそうなので、ひとりっ子じゃなくなりそうだけど。母のようにホテル内で過ごす場合、もっと一般的なショップがありそうな窓から見えたカジノリゾートのほうが現段階では良かったようだ。無料のシャトルバスは頻繁に運行していて、マカオ半島側のウィン、タイパフェリーターミナル、マカオ外港フェリーターミナル、マカオセントラル地区、タイパシティ、ボーダーゲートなどにアクセスできる。母連れだとリピはない。でも、ひとり旅でマカオならリピする。 Wynn Palace Avenida Da Nave Desportiva,Cotai,Macau