【2015関東大会】桐生一・内池翔を見て思い出した正田樹の全国制覇
11月4日、関東大会の準決勝を観戦しました。<第1試合>木更津総合ー東海大甲府、<第2試合>桐生一ー常総学院。■ボクは高校野球の、特に関東大会が好きです。理由は2つあって、一つはTVでしか見ることができない強豪校のユニフォームをナマで見られるから。ユニ・フェチかもしれませんが(笑)、横浜、東海大相模、常総学院などのユニを見るとワクワクします(^_-)-☆ わかりますかねぇ、この気持ち。そして2つ目は、ネット裏を陣取った関東全域から集まったファンのおじさまたちが語るあーだ、こーだの含蓄のある話を聞くことが面白いからです。皆さん高校野球通で(今回は茨城訛りが多かったように思いましたが)、ある人の話に思わず聞き耳を立ててしまいました。「大阪桐蔭ね、ここの一番打者の決め方を知っている? バッティング技術なんて関係ないの。チームで一番足が速い選手が一番を打つ、打撃練習はとにかく前に転がせ! これだけなんだ」と。真実なのかガセなのかは分かりませんが、なるほど!と思ってしまいました。■さて、勝敗は二の次で見ているボクは、桐生一の内池翔投手に興味をもちました。彼は「桐生一」の「サウスポー」の「エース」なのですが、この内池を見て、かつての桐生一のエース・正田樹(後に日本ハムなど)を思い出したのです。正田もサウスポーでした。あれは平成11年夏のこと。エース・正田を擁して決勝で岡山理大付に勝ち、群馬初の全国優勝を決めました。が、勢いに乗ったのは、エース・高木康成(後に近鉄など)を擁する静岡との3回戦だったと言われています。桐生一は6回まで高木に完璧に抑えられて劣勢でしたが、1点差を追う7回ついに反撃を開始します。5番・主将の関口智久の二塁打を足がかりに、安打と四球で満塁にすると、死球を得て押し出し、さらに2点適時打が飛び出して逆転勝利を収めました。この高木のいる静岡に勝ったことが、選手に「俺たちは、優勝できるかも?いや、ぜひ優勝したい!」と思う契機になったそうです。余談ですが、正田の一学年下には一場靖弘(後に明治大ー楽天)や大広翔治(後に東洋大ー楽天)がいました。(写真)桐生一・内池翔。準決勝で惜しくも常総学院に敗れましたが、来年のセンバツ出場は確実でしょう。(写真)昭和11年夏の甲子園で全国制覇した桐生一のエース。正田樹。~NHK『高校野球ベストゲーム【群馬】』より。 (写真)常総学院の背番号10、樫村雄大。(写真)この関東大会に優勝した木更津総合の背番号10、武田大慶。 (写真)東海大甲府の背番号10、松葉行人。