「砂漠の悪魔」近藤史恵
【送料無料】砂漠の悪魔価格:1,575円(税込、送料別)【内容情報】(「BOOK」データベースより)大学生の広太は小さな悪意から親友を死なせてしまう。平凡な大学生活から一転、極寒の北京で日本人留学生の鵜野と出会い、広大な中国西部を旅することに…。終着地のウイグル自治区で、広太は生きる意味を見いだせるのか。★★★ 考えさせられる 浸れる 友情主人公・広太は、『親友』と慕っていた夏樹を「自殺に追いやった」という事でヤクザに目をつけられ、脅され、薬の運び屋にさせられる。薬の受け渡し場所でる中国で知り合った、日本人・雅之に「このままではヤクザに良い様に使われるだけだ」と説得され、中国国内を逃亡する話。最初は観光地や北京など、よく耳にする中国の都市が舞台だけど。だんだん内陸部に、日本からはどんどん遠くに…舞台が変わります。中国って・・・本当に広い!!私が知ってる中国は。近代化した豊かな映像しか見ないけど。辺境の地、国境の境、支配下にある人民…。そこには、まだまだ豊かには程遠い中国が!!「人の命が軽く扱われる」過酷な内情を知る事が出来て、中国社会の勉強になりました。タイトルである『砂漠の悪魔』は、予想も付かないトコロから出てきましたね…。確かに『悪魔』と表現するの分かるけど…。あまりの出来事にボー然としてしまった…まさに放心状態…。*以下、ネタバレ反転*中国で、雅之と様々な地を巡り、様々な人と出会い。結局、逃げ出さずに「ヤクザと真正面から対決しよう」と日本に帰国した広太。やはり中国で逃げ惑わずに、最後は家族の待つ日本に帰国しなくちゃ!最終的に。ヤクザと正面から向き合う事にした広太は良かったけど…。夏樹の父親に、会いに行かなくていいの!?自殺に追いやってしまった夏樹への「罪滅ぼしは?」と最後物足りなさを感じました。にほんブログ村