ダジャレンジャー
「ブラックジョーク」ですね、と、声をかけられた。そんなに、毒のある話ではなかったと思うのだが。で、そういう彼は、おもに「ピンクジョーク」の担当だ。艶もの、下ネタ、そんなところ。あと3人。そう、色の名前をもつのなら、5人揃わないとスワリがわるい。ジョーカー・ブラック ・・ 底意地のわるさを垣間見せるジョーク。嫌味のきいたビター味。ジョーカー・ピンク ・・ セクシャルなジョーク。血糖値のあがるドキドキの甘口。ジョーカー・ホワイト ・・ 一瞬にして、場の雰囲気を凍らせる。味もへったくれもない。ジヨーカー・ブルー ・・ ホワイトほどの破壊力もなく、「わざとだってば」と、ポーズをとる。 せつなさただようミント風味。ジョーカー・イエロー ・・ おこちゃまである。はいせつ物系のネタにこだわる。 味は知らないけれど、酸っぱいような気がする。ジョーカー・グリーン ・・ 川柳担当。まっちゃ味かな。あれ、「 (11-5)人いる! 」以上。11人いる! 新編集版 (小学館文庫) [ 萩尾望都 ]