犯罪者の心理
元立命館大学産業社会学教授だった 故岡本茂樹氏の著書の中に『 反省させると 犯罪者になります 』というのが あるそうです。インターネットで知りました。週刊誌が この本の内容を元に 神戸いじめ教師たちの反省、謝罪文のことを 分析していましたので ご紹介します。『仮りに わたしたちが 鑑別所とか 拘置所にはいったときの自分自身の気持ちを想像してみてください。何故 あのようなことをしてしまったのを理解するにあたって 悪い事をしたことは認めるにしても まず考える事は 自分自身のこと。悪い事をしてしまった、ということは わかっても これから自分はどうなっていくのか。。。。。必死で ここのところを考えているはず。』その通りです。me,first. ミー ファースト 自分のことを まず考えています。だから あの反省、謝罪文なのです。今の段階では 被害者のことを心配するより 自分のこれからのほうがもっと心配。それが人間の心理なのです。これから どうなっていくんだろうか ?何とか うまく言い逃れができないものだろうか ?ここで 消えてしまいたくはない、これまでの 自分の努力は どうなるのか。。。。。自分のこれからを 考えると 被害者への謝罪、心配なんて 二の次三の次。 何が何でも ミー ファースト。あたしゃ どうなんの ?オレの将来は ?自分のことを考えるので 精一杯、手一杯。岡本教授は 述べています。『そういう状態ののなかでは 心の底からの反省や謝罪は とうてい無理な話。 犯罪者たちは 偽善的に 詫びをする。 それしかできない。』これこそ まさしく あの反省 謝罪文なのです。特に ボスオンナ教師は その典型です。はなばなしく 自己を正当化していますから。岡本教授は 「自分が育った環境において身についている偏見や価値観など考え方の原点を知ること 」と言っています。つまり 自分はどのようなプロセスを経て 作られて行ったのか?自分の過去を掘り下げて 自分の問題点をしっかり理解することなのです。それができてはじめて 本当の反省ができてきて 心からの謝罪になっていくのです。時間がかかるのですよ。この教師四人衆が どのような育ちかたをしたのかは わかりませんが問題の原点は 『育ちかた』にあるのです。