Dr.killer 処方箋薬 続き #2
医者が Dr.Killerになってしまうことは 前回書きました。今日は その続きです。大きな理由は アメリカの健康保険制度にあります。アメリカには 国民健康保険制度がないのです。( 現在 オバマ大統領が この制度を取り入れるべく頑張っています。過去にも クリントン大統領時代 ヒラリークリントン女史が膨大な資料をもとに研究して発表しましたが 議会を通過しませんでした。)極端なはなし A 医師のところで 痛み止めや鎮静剤を処方してもらうとします。間をおかずに 別の医者のところに逝ってまた同じクスリを処方してもらうことが可能です。 保険を使わなければ、のハナシですが。。。。。患者に異変が起ってしまえば別ですが 医者には 患者の記録がないわけですから処方するわけです。日本では よほどのことをのぞいて 患者が 1か月分以上のクスリをもらうことはありません。こちらでは 一度医者に行くと 一年間 何回のリフィル OK, 6か月に 何回まではリフィル OKというような 処方箋をもらうのです。だいたい 1か月分単位でもらうことができるのです。そうしますと 患者によっては 医者の指示以上の摂取が可能になってきます。痛い、といっては ひんぱんに飲み、 効き目が遅いと言っては よけいに飲むひとがでてくるわけです。( アメリカ人のわがままさは 想像を絶します。 スターたちだけにあらず )ただし 一旦 クスリをもらうと たとえ 半年、一年間のリフィルができるように処方されていても 一回分の期間はわかっていますので薬局は 医者の判断をあおぐことになりまず 短期間でのリフィルは不可能になってしまうわけです。では患者は どうするかといいますと 別の医者のところに行くわけです。架空の名前を使うこともあります。また 薬局関係者が 医者の処方箋のニセモノを作って こっそりと危険薬を売ったりする犯罪もあります。ちなみに 日本では 処方箋の乱発、乱用は多くないと思います。( 私自身の 体験からもいうことができます。 )