必殺仕事人2007(07/07)
前宣伝もあり,結構気になっていた必殺仕事人2007を観た。今回わかったことは時代が文政3年に設定されていたことで,意外と幕末に近い!! などと思ってしまった。将軍徳川家斎の時代で松平定信の厳しい締め付け(寛政の改革)も終わり,水野忠邦のあこぎな締め付け(天保の改革)は始まっていず,「化政文化」として結構ゆるんでいたと言われる時期の話だった(この年,定信はまだ生きていて忠邦はもう生まれている,だからどうした!! ではあるが,「教科書」の時間間隔には惑わされないように,笑)。閑話休題。このメンバーでぜひレギュラー化してほしいと思った(そのための布石または試しなのかもしれないが)。そうなるなら,源太が唐突に仕事人になってしまい,なおかつ素晴らしい技をもっていた不自然さや,ストーリーの流れから伊賀忍者の玉櫛が完全に浮いていたことなどなどはすべて許す(笑)ストーリー作りもまあまあうまかったと思う。最初の上総屋佐知による「依頼」が妙に中途半端なのがずっと気になっていたが,作太郎による第2の依頼で,「恨みを呑んだまま殺される→依頼」というパターンも踏襲されていて,自分の中では一気に盛り上がった。新キャラクターもなかなかおもしろいが,以下はいつもは後ろに置いている「キャスト」欄を前に持ってきてごちゃごちゃ書くことにする。キャスト仕掛け人周辺渡辺・中村南町定町廻り同心渡辺小五郎(東山紀之)……大量の朝食と弁当に辟易しているところが「喰いタン」の高野と真逆であるのもおもしろかったが,さらに,「喰いタン」では二刀流の名人(箸だけれど)なのが,今回は一刀流の達人だった(って制作側は意識してないんだろうなあ,笑)。南町書庫番中村主水(藤田まこと)……役所勤めが終わったら家を追い出されるらしい。相変わらず,シブかった。「てなもんや三度笠」の頃からちょんまげは似合っていたなんて言ったら怒られそうだけど(笑)花御殿のお菊(和久井映見)……仕事の引き請け人。家を出されたら一緒に暮らそうなどと主水が言ってはいたが……渡辺こう(野際陽子)・ふく(中越典子)……ムコ殿に対する待遇は中村家よりよいが,小五郎は迷惑そう(笑)中村せん(菅井きん)・りつ(白木万里)……自宅で料理指南教室を開く。この「安定感」は捨てがたいのだが,「幸福」にうまく引き継いでほしい(笑)最後の最後に大量の朝食と弁当の秘密が明かされたときには笑えたが,ふくが小五郎を見る眼と,りつが主水を見る眼は微妙に違っている。ということで,続きを観たい。涼次絵師の涼次(松岡昌宏)……元伊賀忍者「ひぐらし」。2回の「仕事」の場面で両方とも本人が期待していない「助っ人」が出てきてしまうのが楽しい。顔や技の割に,はたから見ると「たよりない」という感じがよかった。玉櫛(水川あさみ)……伊賀忍者。経師屋の涼次の命を狙うが……上にも書いたように,今回のストーリーで玉櫛が絡んでくる必要は全くないのだが,「西遊記」や「医療」などで水川あさみがかなり気にいっている(微笑)。ということで,「流れの仕事人」ではなく,3人目の仕事人になってほしい。源太からくり屋の源太(大倉忠義)……薫との結婚を小五郎からも後押しされていたが,作太郎が「依頼」した場所に居合わせたため仕事人にならざるを得なくなる。もちろん彼だけではないし,今回だけではないが,「ジャニーズ事務所」に所属していると番組ホームページに「顔写真」が載らない。キャプチャーした顔を日記でうかつに公開すると訴えられるよ(笑)薫(原沙知絵)……小料理屋の女将。5年前に夫を殺され仇の加賀屋に勤め玄衛門を殺そうとするが失敗し自ら首を斬る。作太郎(前田航基)……薫の一人息子。びた銭で仕事人に依頼をする。南町奉行所鳥山景意(伊武雅刀)……筆頭与力。坂本勘助(宇梶剛志)……筆頭同心。大河原伝七(福士誠治)……渡辺小五郎より年少の同心。渡辺の弁当を喜んで食べる。加賀屋加賀谷彦左衛門(石橋蓮司)・加賀谷玄衛門(佐野史郎)増吉(団時朗)……加賀谷の大番頭。喜助(長江英和)……安徳組(下請)の頭。最初の依頼人佐知(星野真里)…上総屋の娘,お菊に仕事を依頼。スタッフ脚本:寺田敏雄 監督:石原興テレビのドラマについての日記は,フリーページ テレビ番組 (ドラマ)からごらんください。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ → テレビドラマ (↑関連トラバの集積場所)こちらもクリックをよろしく! → このブログのRSSのURL → RSS ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━番組ホームページ:必殺仕事人2007