丹沢・塔ノ岳へ行く の巻
昨日(11月8日)は知人と3人で、神奈川県秦野市の北にある丹沢・塔ノ岳(標高1490.9メートル)へ登った。私は自然探索は好きなのだが、せいぜいバイクで林道を走って、ところどころでバイクを停めつつわき道へ少しそれて散策する程度であった。が、今回は文字通りの山歩き。私が取ったルートは、ヤビツ峠から富士見山荘を経て二ノ塔、三ノ塔へ登り、そこから尾根伝いに塔ノ岳を目指すという表尾根縦走コース。 この日は快晴にに恵まれて、眼下に広がる景色が大変素晴らしく、神奈川県全域だけではなく伊豆半島や伊豆大島、そして富士山や南アルプスがよく見えた。特に、三ノ塔から塔ノ岳に至るまでの標高1000メートル級の長い尾根伝いのルートから見る景色は見事と言うほかになく、しばし時が経つのを忘れたものだった。私の住む地域からはこの丹沢山塊がよく見えるのだが、実は今まで一度も登ったことがなく、山の上にこんな素晴らしい世界があると知ってすっかり魅了されてしまった。 なお、この一帯はシカが多いとは聞いていたが、本当に野生のシカと何度も遭遇した。それも、人間のごく至近距離にいるのにまったく逃げもせず、黙々と草を食べていた。こちらから近付いても驚きもしないし逃げもしない。やはりシカだけに我々をシカトしていたんだろうか(笑)? さて、日ごろの運動不足で体がなまっているのでそれがちょっと心配だったのだが、行きはかなり軽快に歩けた。が、下山途中でひざが痛くなり、ちょっと苦戦を強いられた(^^;)。ともかく、久しぶりに心が洗われる体験をさせてもらった。が、実は今日は筋肉痛でちょっと大変だったのだが(笑)。今回はあまり野の花に出会えなかったが、いつか花がたくさん咲く季節にまた登ってみたいと思う。