モモ ボンファイヤー 2代目発芽
昨年の7月28日に、ボンファイヤー(ボナンザ紫葉)という矮性のモモを紹介したことがあった。当時、果実が5個成っていたのだが、うち2個は収穫期を逃して落下してしまい(+_+)、あと3個は無事に収穫を迎えた。お味の方は、まあ、ちょっと甘みが足りなかったが確かにモモの味であった。甘みが足りなかったのはその品種そのものの特性なのか、それとも初成りだったために木に十分栄養が蓄えられていなかったからなのか、それはこれからも栽培して確認したい。 さて、自称(笑)園芸研究家としては、この品種の2代目がどんな姿になるのかが非常に興味深かった。そいうわけで、この時収穫した3個の果実から、しっかりと種子を採種し、庭に埋めて保存しておいたのが去年の秋の話。しかし、春になったら掘り上げて鉢に蒔くつもりだったのに、冬の間に庭のどこに埋めたのか忘れてしまい(笑)、そのまま春を迎えてしまった。と、ふと庭の片隅を見ると、なんと種子が発芽しているのを発見。 おお、親のボンファイヤーの赤い葉っぱはしっかりと子供に遺伝しているではないか。よく、果物の種子を蒔いても親と同じものは育たないと言われるが、このボンファイヤーに関しては、少なくとも葉の色は遺伝するようだ。今後、それぞれがどのような樹形に育つのかが非常に楽しみだ。そして、親木のボンファイヤーは、開花期を過ぎ、黒紫色の葉を展開している。なお、昨年はすぐそばにボナンザピーチと川中島白桃を植えており、これも同時に開花しているので、もしかするとボンファイヤーと交雑しているかもしれないが、それはそれで楽しみだ。 ところで、前回この品種をブログで紹介したときに、この品種は業者によって異なる名称で売られており、混乱を避けるためにも名称を統一してほしいと書いたが、業者がこのブログを見てくれたようで(まさかそれはないだろ・・・^^;)、今年から大手業者ではボンファイヤーという名称に統一されたようだ。やはりこの「かがり火」という名称の方がこの品種には良く似合う。果樹苗 モモ ボンファイヤー 1株価格:3,800円(税込、送料別)