世界らん展日本大賞2016に行く の巻
今日は、毎年の恒例行事となっている、東京ドームで開催中の「世界らん展日本大賞2016」に行ってきた。このらん展には平成元年、平成3~13年、17年、19年~27年に行っている。いつもは初日の午前中に行くことが多かったが、今回は昼間に用事があったため、イブニングチケットを購入して午後3時ごろに会場へ入った。 さて、昨年にこのらん展に行った時にも書いたが、ここ10数年ほど、大幅に入場者数の減少傾向が続いている。公式サイトによると、昨年の来場者数は148,762人と、ピーク時の2002年(平成14年)の471,043人の3分の1以下にまで落ち込んでしまった。今日は午後に会場に入ったためか、比較的ゆったりと展示物や即売場を見て回ることができた。特に、閉場間近の午後5時ごろには即売場はかなり余裕で見て回れるほどに人が減り、入場者数の減少をより一層肌で感じた。そして、気になるのが今回の開催期間。今までの開催期間は、土曜日から次の週末の日曜までの9日間であった。つまり、開催期間に2回の週末が入っていたのだが、今回は13日土曜日から19日金曜日の7日間、つまり、2日も短くなったことになる。 とはいっても、9日間(内覧日を入れると10日間)にもわたる開催期間は、参加する業者にとってはかなりの長丁場である。特に、海外から来る業者は、滞在費用だけでも相当な額になるだろう。また、展示されるランにとっても、10日間もいつもと違う環境下に置かれるため、かなりの負担になるはずだ。特に、本来開花期ではない日本のランのほとんどは、この時期に合わせて無理やり温室で促成栽培されているため、株の負担は相当なはずだ。その開催期間が2日短縮されたということは、人にとってもランにとっても負担が減ったことになるが、それが入場者数やラン業界にどう影響が出てくるかが非常に気になるところ。ただ、開催が続く限りはこれからも足を運び続けたい。