4Kが来た(前編)
ブラックフライデーの翌日、2020年11月28日、土曜日の夜のことです。マラドーナの追悼番組を見ていたら急にテレビが壊れました。ここのところ火球が日本各地に降り注いだとかニュースになってましたから通信衛星もデブリにやられたのかなとか、太陽の磁気嵐じゃないのなんて宇宙規模の原因にしようとしていた私たちですが、どうも単にテレビの寿命が来たみたいなんです。音は聞こえるんですが、映像がすだれ越しに見てるみたいで字は読めないしとても耐えられそうもありません。買ったのは11年前ですからよく保った方です。とりあえず母の家に余ってるテレビもらってこようかなんていってたんですけど、今のテレビより小型だしテンション上がりません。翌日曜日に近所の家電量販店に行きました。店員さんのセールストークに乗せられやすいタイプなので、予めネットで調べてコスパのいい中国製ハイセンステレビにしようと決めていました。ハイセンス売り場にまっしぐら、と言うわけにもいかず、つい圧倒的な映像美の日本製テレビに見惚れてしまいます。『テレビをお探しですか?』店員さんには買う気満々のオーラが見えるんでしょうかね。ハイセンスにしようと思ってるんですけど、どうでしょうねなんて聞いてしまったのが運の尽き。これまでSONYのブラビアだったなら、やっぱり次もブラビアでしょうみたいなセールストークにつられ、次々と大きめの型を紹介されます。どうせ買うなら最新型、有機ELはちょっと手が出ないけど液晶でも一回り大きくなるだけでグンと臨場感が増すんですよ。と言うわけでブラビアの55型お買い上げ。年末商戦前で少しはお買い得だったのかしら。火曜日に配達してもらえることになりました。月曜日に仕事から帰ると大将が大変なことに気付いたと言います。テレビ台が小さすぎて今のままだと乗らないと言うんです。新しいテレビ台を買うとなると大ごとなので夜8時まで開いてるホームセンターに駆け込みました。ちょっと厚めの天板を買ってきてテレビ台に乗せ、ネジで固定することにしたんです。縦91センチ、横30センチの綺麗なラジアタパイン集成材で3000円くらいでした。ホコリだらけだったテレビ台周辺も大掃除できて随分スッキリ。かけてあった絵もずらして、明日ここにお迎えするテレビ様の場所を用意します。ところがその時大変なことに気がついてしまったんですね。『1センチ足りない!』仕様書にテレビの脚の幅が31センチって書いてあったんです。もうホームセンター閉まっちゃったし、明日テレビが来る前になんとかしなくてはいけません。(つづく)