四国巡礼 2024(その8)
<小池邦夫の絵手紙>部屋から温泉に向かう途中の1階に、小池邦夫絵手紙ギャラリーがありました。短い書と簡単な絵を組み合わせたインパクトのある年賀状をいつも送ってくれる親戚がいるんですが、それを絵手紙と呼ぶことを初めて知りました。小池邦夫さんは絵手紙創始者で、活動は主に東京の狛江市、生まれは道後温泉の近くだそうです。東京学芸大学書道科在学中から、故郷の友人に宛てて絵手紙を送ったのが始まりでした。1978~79年に雑誌『季刊 銀花』に1年間で6万枚を描き、世間に絵手紙が浸透して行ったようです。手紙にしてはかなり大きい作品もありましたが、折りたたんで送ったものを伸ばして額に入れたそうです。目に飛び込んできた一枚は、『自分で光れ』。短い言葉が、絵があることで少しマイルドに刺さります。2023年8月31日に82歳で亡くなったとのことでした。ふなやのギャラリーについては、こちらをご覧ください。(つづく)