長崎遠征記(最終話)
<港と路面電車と地ビール>美術館から長崎港の方へ歩いていくと、出島ワーフがあります。港のおしゃれなフードセンターです。すぐそばに観光丸が停泊していました。1855年にオランダ国王から13代将軍徳川家定に贈呈された日本初の木造蒸気船です。幕府の長崎海軍伝習所で勝海舟たちが練習船として使い、坂本龍馬も乗船したことがあるそうです。ここにあるのは復元した船で、長崎港を巡る観光に使われているようですが、元は軍艦で『観光』も楽しい旅行という意味ではなく『観国之光(国の光を観る)』という中国の言葉から命名したとのこと。長崎は2日前に台風に直撃されたとは思えないいい天気で、船に乗るのも気持ちよさそうでしたがあらかじめ予約が必要みたいです。ところで長崎市内には赤・黄・青・緑の4系統の路面電車が走っていました。ブダペストの地下鉄と同じだなあと思ってちょっとワクワク。乗る機会はなかったんですが、つい電車を見ると写真撮りたくなるんですよね。こんな可愛い路面電車、長崎の急な坂も登れるのかしら。車両デザインにご興味ある方はこちらをご覧ください。暑いので少し早めにレンタカーを返して空港でゆっくりご飯を食べました。最後にダメオシのちゃんぽん。今回食べ損なっていた大好きな角煮マンもオーダー。そして長崎の地ビール。『魚に合うビールを作りたい』と壱岐島に作られた ISLAND BREWERY。魚じゃなくても、角煮マンにも合う爽やかなビールでした。皆さんもよかったらお試しください。毎度ながら、長い旅行記に最後までお付き合い頂きありがとうございました。(おわり)美味しい地ビール!いま、ください