私と妹の歩く道
私と妹の歩く道またまた友達の結婚式に出席するというので、妹のヘアセットをしに出かけた。妹はとにかく顔が広く、付き合いが頻繁だ。小中学校の時の友達、高校の時の友達、旦那さんとは大学の同級生なのでそれぞれの友達を含めた友達、病院でボランティアをしていた時の仲間、新卒で入社した時の同僚、新婚旅行でスペインへ行った時に同じツアーに参加していた同じく新婚夫婦、パートをしていた時のおばさん、もんもんを出産した病院で知り合ったこれまた双子を出産したママ友達、旦那さんのお兄さんの方の親戚、現職場の同僚、もんもんの保育園のママ友達、延々云々…。妹は、歩んできた痕跡すべてにおいて、「自分」という人間の足跡をちゃーんと世の人たちに残している。一方、私なんて、卒業したら、仕事を辞めたら、はい!付き合いも終わり。私のことは忘れてくださって結構。そうやって生きてきた。ある意味、妹のそれは才能だと思う。(妹自身は趣味がないと嘆くが、これが趣味でいいと思う。)羨ましい、見習いたい、と思うところも正直僅かにはあるが、そんな煩わしい人間関係が心底嫌いな私に、妹のマネをすることは限りなく不可能に近い。ま、そもそも私にはできないが。