夏のソナタ
先日、チケットを衝動買いして、今夜コンサートに行ってきました。古澤巌×高橋悠治 夏のソナタプログラムソナチネ第二番 シューベルトニ短調のミロンガ ピアソラアベマリア ピアソラエストラリータ ポンセ~ハイフェッツ編ソナタ第一番 雨の歌 ブラームスコンサートなんて、最後に行ったのが何時だったかすら思い出せない。何が背中を押したのか、新聞に入っていたチラシを見て、突然電話でチケットを予約したのだった。高橋悠治さんのピアノは、最初の一音から引き込まれた。泉から音が湧き出てくるような、ゆたかな音量。すごく前衛的な演奏を予想していたのだが、クラシカルな演奏でした。あまり研ぎ澄まされた現代音楽では、私の脳は眠くなってしまうのであります。お姿がお人柄を顕しているような、魅力的な方でした。古澤巌さんも始めて聞いたのですが、ヴァイオリンの響きが胸にしみました。ジプシーバンドを結成していたというのに惹かれて、聴いてみたいと思ったのです。ホールは満席。人気がしのばれました。チケット代3000円は、安かったと思います。アンコール曲は、スケルツォ、力強い演奏でした。