『生活はアート』(追記あり)
「暮らし」とか「生活」というと「アート」とはかけ離れたものだとおもわれがちですがフランスではライフスタイルというとき、それを生活のアート、「アール・ド・ヴィーヴル」と表現します。フランス人にとって日常生活はアートでなければならず奥さんは誰でもがアーティストでなければならず芸術作品は人々の日常を楽しくさせるためにあると考えます。(ライフスタイルプロデューサー/パトリス・ジュリアン)1ヶ月ほど前のことずっと気になっていた手作りインドカレーのお店に行ってみました。目当てはカレーももちろんですが・・・私設図書室。料理が出てくるまで、そして食べ終わってからもゆっくり本を見ることができます。暮らしや料理、美術の本などなど読んでみたい本がたくさんありました。その中でふと目にとまったのが『生活はアート』このブログのタイトルを変えたとき私はこんなふうに感じていました。料理のひとつひとつがアート作品みたい。畑だって、アート。いろんな草や野菜や作業する人がそれぞれいい色・形・味を出している。そして一日一日がアート。人生はそれぞれの人が作り出すアート作品。ひとつひとつが素晴らしくて、二つと同じものはない。「人生」は「いのちのアトリエ」そしたらね、目にとまったんです、この本が。嬉しくなりました。同じようなこと思ってる人もいるんだなあ~と。そして読んでみてもっともっと嬉しく楽しくなりました。調理を繰り返していると「家事」と呼ばれるけれど本当は創作活動なのです。皿の上の料理はアートなのです。アートは決してルーティンワークにはなりません。ですから、僕の料理の本に載っているレシピは即興音楽のようなものだと思っています。レシピには少々アバウトなくらいでちょうどいい。レシピ通りにそっくり真似してほしくない、読者にはそれぞれの味覚と気分と感性でおいしくアレンジしてほしい。そんな気持ちもあるのです。だって、料理はレシピではない。同じように真似しても、おいしくできない人がいます。なぜでしょう?料理はテクニックではなくアートだからです。そのときのノリで料理をしても不思議とまずいものにはならない、本当の料理上手ってそういう人だと思うのです。この本は私の大切な一冊になりました。私が一日で一番長い時間を過ごす大好きなキッチンの棚にいつでも目に留まるよう置いています。最後に・・・鳥肌が立ちそうになるくらい感動した文章を紹介します!白いキャンバスにはどんなふうにも自由に描ける可能性が広がっているようですがアーティストが一度キャンバスに向かうとき昨日の限界を今日は越えなければなりません。真実と偽者、自分に合うものと合わないものを区別しなければなりません。それは絶えず創造でなければなりません。いつも注意深くはつらつとした態度でいなければなりません。繰り返される毎日を生きるとき僕たちがこのアーティストと同じ姿勢でいたれたら生活の中で起きるささいな出来事を自分の作品のように思えたらいい。どんどん絵を完成させる才能のあるアーティストのように新しい夢を見続けていたい。それが僕の生活信条となっています。僕たちは生活のアーティストなのです。~中略~生活はつまらないルーティン・ワークではありません。生活とはインスピレーションに正直に夢だったものを現実にしてゆけるワークショップではないでしょうか。そんなふうに考えてみるだけで人生がずっと楽しくなるような気がします。つぶ子♪の今一番のお気に入り!あさってから一週間の旅に出ます。出会うみなさま、よろしくね★☆-----(追記:畑の様子)1週間家を空けるので今日は畑の見回りに行ってきました。この時期、雨が多くて、あっと言う間に草だらけになっちゃうから。。葉っぱが大きく広がってきたじゃがいもの周りやちっちゃくちっちゃく芽を出しているトウモロコシや明日には土をもちあげて芽を出さんばかりの茶豆のまわりの草をとっていたら・・・草にまぎれて去年種をおとしたシソの芽がもう出ていました!赤いのと青いのとよ~く見るとそこらじゅうに芽を出しています。畑を始めて一年目に蒔いたシソ去年も今年も自ら芽を出してきてくれました。今年は我が家のこのシソの苗をもらってくれるという人が現れたので草と一緒に抜いてしまわないように気をつけて草取りしました。ベビーリーフ用に育ててたレタスは(もうベビーとは呼べないくらい大きくなってきているけれど!)間引いて、夕食にたっぷりとサラダをいただきました。エンドウの収穫も帰ってくる頃にはできそうだし1週間後、帰ってくるのが楽しみ~☆野菜たち、どのくらい成長しているだろうか。。ではでは春の旅に出かけてきます♪素晴らしい人たちとの出会い、そしてお天気に恵まれますようにっ☆