いのちのアトリエ

[ちきゅう] カテゴリの記事

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• さよなら原発　東はりまのつどい

  今週１７日に　兵庫県加古川市の鶴林寺公園でさよなら原発アクションがありますよ～詳しくはこちらにチラシあります楽しい集まりになりそうですのでぜひぜひみなさま　お越しくださいませ♪「きままや」も出店させていただきま～すおいしいケーキとスコーン焼いてくからねんｗ冷たいチャイもね！おいしいもの食べながら歌うたったり　一緒におどったりしていのちを最優先にする原発に頼らない社会の実現に向けて手をとりあって　歩んでいこう～☆

  2011.09.14

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• やるぞ！！

  先週の飯田先生の講演会「生きがいの創造　～医療・福祉・教育分野におけるスピリチュアルケアの有効性と問題点」では開演３時間前に着き、しっかり整理券をゲット！（立ち見が出るほどの盛況ぶりで会場に入れない方は別室で中継、それでも入れない方も大勢いたので座って参加できた私は本当に幸運でした）先生のお顔もよく見える場所でした。しかも最後には、ちゃっかり握手もしていただきココロは頭なでなでしてもらいました♪肝心の講演内容ですが申し訳ないことに、あまり覚えておりません・・・大筋は本に書いてあることと同じでしたが直接先生の口から聞けたことに感動。先生の言う「スピリチュアルケア」とは心の自然治癒力を高めること。心の自然治癒力を高めるためには生きがいを持って前向きに生きていくためには人生をどのように捉えるといいだろうかということについてたくさんの研究に基づいてお話してくださいました。胎内記憶や前世の記憶をしゃべる子ども達、生死をさまよったり自殺未遂した方たちの証言もいろいろ出てきてみなそれぞれ自分の人生に照らし合わせ涙している人もたくさん。。私もとにかく元気をもらえて日帰りで往復１２時間のドライブも楽しくできました♪付き合ってくれたココロに、ありがとう！昨日は近くで「六ヶ所村ラプソディ」の上映会があり見に行ってきました。原子力発電所で出た使用済み核燃料の再処理工場が青森県六ヶ所村にある。その工場について、様々な立場の人の想いが描かれたドキュメンタリー映画。ずっと見たいと思いつつ、なかなか見れなかった映画。賛成か反対か、と視点ではなく現実に六ヶ所村で起こっている事実を撮った映画。だからこそ、全体像が浮かんで見えた気がした。この映画を見て、現実を知ったときどう感じ、何を選択するのかは見た人が決めること。画面に登場し、淡々と気持ちを語るそれぞれの人の表情がとても印象的でした。この映画を見て、私もやるぞ！！と決めた。友人達が各地で上映会を企画運営しているのを知ってもすごいな・・・としか思っていなかった。でも、私も何ができるか分からないけど動いてみようと思った。上映会、やります！目標は９月。場所は私のふるさと淡路島☆一緒にやってみたい人からのご連絡もお待ちしてます♪実は、このところちょっと元気がなかったんだけど飯田先生と六ヶ所村ラプソディに励まされちょっと復活してきました。そして、川遊びを満喫しながら畑仕事ももちろんしてくれる方、まだまだ大募集中です★☆

  2007.06.25

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  メキシコ旅行？！

  週末は、ここはメキシコ？！と思うくらいメキシコ三昧の２日間。とっても楽しかった♪ブログを通じて知り合って、このたび初めてお会いしたきよすさんファミリーはだんなさんがメキシコと日本のミックス奥さんは日本人子どもは同級生というとっても共通点の多いファミリーで私達家族にとって初めてのメキシコ系のお友だち。メキシコの音楽を聴きながらた～くさんのおいしいメキシコ料理を食べさせてもらいました♪本当においしくて感動☆子ども用に辛くないお料理も作ってくれてココロも「おいしい～」と食べてました^^↑お皿には牛肉を包んだトルティージャを揚げたものとメキシカンライス　小鉢にはメキシコ風のマリネだんなさん同士はメキシコのビールを飲みながら遅くまでおしゃべりしていたようです。子ども同士もすごく気があって、仲良く遊んでいました。私は私で、きよすさんからお料理教えてもらったりメキシコの生活文化や教育事情のお話などいろいろ聞かせてもらって家族それぞれ本当に楽しい時間を過ごせました♪おみやげにメキシコの食材もいろいろいただいたのでうちでもチャレンジしてみようと思います。翌日はメキシコ系ファミリーやメキシコからのJICA研修生たちとのバーベキューに誘っていただきました♪総勢４０名近くの集まりでしたが、日本人よりメキシカンのほうが多かったです。前日のきよすさんのお宅でもそうでしたが一瞬ここがメキシコかと思うくらい、メキシコに囲まれてとても満喫できました。私は全然スペイン語できないけどヒアリングのトレーニングになりました。少しでも勉強してれば、もっと聞き取れたのに残念。メキシコ流の豪快な肉のバーベキューは手作りのいろんなソースをつけたりトルティージャで包んで食べたりとってもおいしかった！メキシコ人と結婚した日本人の奥さんたちともたくさん知り合えてまたこれからもこの縁がつながっていくといいな。コパンはおなかいっぱい食べたあと子ども達に囲まれて、ひたすら遊んでました。↑河原の土手でダンボール滑りセントレア国際空港にも行って飛行機を見たよ！きよすさん、いろいろお世話になってありがとう！！こんなにメキシコにふれたのは初めてでしたがとても楽しめました^^夏には我が家へぜひ遊びに来てね～

  2007.06.04

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• 広報トップ写真に・・・

  この地域の農協が発行している広報トップページでは毎号、地域の家族を紹介する写真が載せられています。今月号では、３人兄妹が載っていました。手にはそれぞれ鉄砲を持っています。銃口は写真を見ているこちら側に向いています。鉄砲は、もちろん「おもちゃ」です。この写真を見て私は胸がどきんとしました。そして「これに誰も疑問もたなかったのー？？？」と驚きました。だんだん怒りが湧いてきました。どうしても気になったので昨日、広報を発行している農協に電話をかけました。「広報の担当者の方いますか？」「私ですが。」柔らかく伝えようと思っていたけど意識が低すぎっ！と怒っていたのでちょっとキツイ口調になってしまいました。。「今月のトップ写真なんですけど子どもが手に持っているのは鉄砲ですよね？？おもちゃなのは分かっていますが鉄砲の銃口を相手に向けているような写真を広報に載せるのはどういうことですか？家族の思い出として残す写真ならともかく広報のトップにこいういう写真はどうかな～と思います。写真はもっとちゃんと選んでください！！」とか他にも、ばばばばーっと言っちゃいました。電話の相手は「気づきませんでした。　今後の参考にします。」と答えました。親が我が子に、おもちゃの銃を買い与えることはそれぞれの価値観・考えだから私はそれに対しては何も言えない。（ほんとは、それぞれの価値観で済ませていいの？？！っていう問題だと思うけど。）でも、その場にいた誰もが「銃を向ける」ということの意味に気づいていなかったのか。しかも「広報のトップ」にそういう写真を平気で載せてしまうのはどういうことか。子ども向けのテレビ番組などでは当たり前のように敵を倒すために暴力をつかう。ヒーローが持っている銃を子ども達は欲しい！と思うだろう。子どもが「欲しい」と言うおもちゃを親は買い与えるだろう。「ヒーローが敵を倒す」シーンはあまりにもたくさん日常の中に潜んでいて慣れてしまっていてそれに疑問を持つことはムズカシイ。ココロが以前ある友だちから「戦車」のミニカーをもらった。隠しておきたかったけど、隠すのも違うような気がしてそのままココロのおもちゃのひとつに加えられた。ココロは、最近までそれを消防車だと思っていた。（長く伸びた銃がついてて、そこから水が出ると思っていた）この頃「これなあに？？」と聞いてきたので「戦車だよ」と答えた。心が痛かった。なんで、こんな「おもちゃ」作るんだろう？ココロはまた聞いてきた。「せんしゃってなあに？？」「鉄砲がついているんだよ」と私。（いつも鹿肉をくれる猟師さんが鉄砲で動物を撃つことは知っていて大人になって、猟師さんになる勉強をすれば鉄砲を使えるんだと、うちでは話していた）「てっぽうでなにをうつの？？」「・・・　人　だよ・・・」「ちー　でたらいたいねぇ」「びょういんいかないとだめだねぇ」「そうだね、痛いよねぇ。死んじゃうよねぇ・・・」「しんじゃうの？」「そうだよ。鉄砲で撃ったら、死んじゃうんだよ。いつも猟師さんが鹿さんや猪さんのお肉くれるでしょう？猟師さんが鉄砲で撃って、鹿さん死んだから、ココちゃんもお肉食べれるんだよ。」ほんとに心が痛くて、子どもにこんな「おもちゃ」持たさないでよ！と思った。世界には本当の銃を持った子どもの兵士だっているんだよ。鉄砲で撃たれて、家族や友だちが死んでしまった人だっているんだよ。その一方で鉄砲や戦車のおもちゃに疑問を持てない国の私たち・・・こんな「当たり前」っておかしい！！！

  2007.04.11

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• 大阪・京都の旅（１）　～こども夜まわり

  先週末の２月２４～２５日、また大阪方面へ旅に出ました♪今回の目的はふたつ、‘こども夜まわり’に参加することと‘表現アートセラピー’のワークショップを体験することでした。今日は夜まわりの報告をしたいと思います。前回も書きましたがこども夜まわりは「こどもの里」が毎冬、毎週土曜日の夜に行っています。「こどもの里」は、大阪市西成区という全国で最も野宿生活者の多い地区にある子どもの居場所です。こども夜まわりは、こんな感じ↓で進みます。１５時から、夜まわりで配るおにぎり作り夕食をはさみ、２０時から学習会（初めての人に向けたものと、もう一歩踏み込んだもの、２つの学習会があります）２２時から深夜１時までグループに分かれて、おじさん達を訪ねてまわりますその後、すべてのグループが帰ってきたら全体でシェアリング（どんなおじさんがいたか、何を感じたか話し合います）終わるのは２時頃この冬、私は２回目の参加です。今回の学習会で私なりに感じとったテーマは「自分はどの立場で生きていくか」ということでした。おじさんと私は人として同じ価値があるし同じように尊重されなければならないでも、社会において立っている位置が‘違う’おじさんは外で寝て、食べるものは炊き出しかゴミを拾って食べるおじさんは、階段で言えば、一番下。私は寝る場所も食べるものもあり、拾って食べることはない私は階段の真ん中くらいだろう。夜まわりに参加しているからと言って夜まわりに参加してない人や、野宿者を軽蔑したり無関心を装ったりしている人、行動しようと思っていてもできない人と自分は違うとは思わないだって、食べるものも寝る場所もある私が今立っている位置はそのような人たちと同じ。決して、おじさんと同じ一番下ではない。私たちは、野宿しなければならない人が出てきてしまう社会に生きている同じ社会に生きているのに十分食べられる人と、一日何も食べないで暮らす人がいる私は自分がそういう社会に生きているということに対して自分自身がその人たちと何の関係もないとは思えない例えば、携帯電話を例に挙げてみましょう一緒に夜まわりをした女性が、たまたま携帯の下請け会社で働いていて次のような話を交わしたので簡単に紹介しますね私たちは消費者として、よりサービスがよく、より安い携帯を求めるその安さを保つためには、もちろん人件費が削られている誰が安い賃金で働くか？それはおじさん達です携帯会社から下請け会社に発注があり、さらに下請け会社が人を雇って働きます部品を今以上安くすることはできないので人件費を下げるしかありません下請けの会社も経営が苦しい時は、給料の支払いも遅れますでも、、、同じようなサービス内容なら私もより安い携帯を求めると思います。。大量消費・大量生産、安いものが売れる社会では必ずどこかにしわ寄せが来ます私は、それを知って知らぬふりはできないそのしわ寄せを受けているおじさん達と向き合いたいと思うおじさんと同じ位置に立つことはできないけれどこの‘違い’はおかしい！と声をあげたいおじさん達が路上で亡くなったり、餓死することがなくなってほしい２日目、京都へ行ってきた帰り駅の通路を歩いていると駅員さんに声をかけられた。「この通路、おかしいでしょ？」その通路は、たくさんのおじさんたちが座ったり休んだりしている通路で「こどもの里」へ行く時はそこを通らなければならない。私は「いいえ・・・」と小さな声で答えた。すると、さらに「変なおっさん多いでしょ？　大丈夫？？」と聞いてくる。私は「はい」とうなづく。駅員さんは、あぁ・・・そう。。という雰囲気。なんか、いろんな気持ちが入り混じって、悲しくて悔しくてその駅員さんにぶつけそうになった。。昔、国鉄の線路や駅舎を一生懸命働いて作ったのは、このおっちゃん達なのに・・・また学習会のテーマに戻りますね「自分はどの立場で生きていくか」私は、階段の真ん中くらいですおじさんは一番下ですそこを変えることはできないでも、、、気持ちだけはおじさんに少しでも寄り添いたい見て見ぬフリをしたくない「寒いですね。。」と目線を合せて声をかけたいおじさん達が寝れないようにフェンスや花壇を作って、見た目だけの美しさを求めるよりそのお金を本当におじさん達のためになるように使ってほしいという声をあげたいこんなことを考えながら夜まわりでたくさんのおじさんに声をかけてきました。最後に、学習会で講師が紹介してくれた絵本を紹介します♪『かさをささないシランさん』アムネスティ・インターナショナル＆谷川俊太郎／作、いせひでこ／絵雨にぬれて歩くのが好きな男、ちょっと人と変わっているかもしれません。でもそのせいで男はたいほされます。恐ろしい話です。しかし似たようなことが今も、世界のどこかでおこっているのです。こちらのページにとても詳しい解説が載っています次回の日記は、２日目京都で体験した表現アートセラピーについて書こうと思います^^寝る場所・食べるもの・生活保護・医療などの現実的な支援だけではなく野宿している人々が自分の可能性を再発見し、あきらめず前向きに生きていけるような目に見えないけれど大切な部分を支援するために私は表現アートセラピーを学びはじめました。もちろん、そのセラピーはおじさんたちだけでなく私たちにもとっても有効で、初めて体験した私もとても満足しました^^最後まで読んでくださって、ありがとうございました！

  2007.02.27

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  大阪の旅（２）　～映画『こどもの時間』

  大阪に行った目的はもうひとつ映画『こどもの時間』を見ることでした。埼玉に実際にある保育園の子ども達の姿を５年間追い続けたドキュメンタリー映画なのですがこの映画、大学生時代に初めて知って「どうしても見たい！！」と思い東京の小さな劇場まで一人見に行きました。当時、子ども相手のボランティア活動をやっていたのですがこの映画を見たのをきっかけに子どもに対する接し方が自分の中でずいぶん変化しました。子どもは自分で育つ力をちゃ～んと持っている大人が変に手をかけたり教えたりする必要はない大人がやることは、子どもがその力を十分に発揮できるようただただ見守ってさえいればいいそして「必要なときに」ほんのちょっと手助けすればいいこの「必要なとき」を見極めるのが大人の姿勢を問われる時だ学生の頃の私はそんなふうに感じいつか自分もこんな自然の中で子育てしたいな・・・と思うようになりました。映画に出てくる子ども達の姿は、本当に生きる力にあふれて輝いていて「こどもってすごいな・・・」と胸を打たれました。そして、その一人ひとりの子どもの育ちに手出し口出しせず見守っている大人が本当に素敵だなと感じました。今の私の子育ての原点がこの映画にあるような気がします。今回、また見ようと思ったのはこの映画をぜひ我が子と一緒に見てみたかったからでした。ココロにとっては初めての映画。まともにテレビも見たことがないので画面に映る同じ年頃の子ども達の姿にとても興味を持ったようでした。そして最初から最後まで「あの子はどうしてる、こうしてる」と、場面の説明を延々と私に聞かせながら見ていました。（周りの人にはちょっと迷惑だったかも・・・？　でも、映画が終わった後、隣に座ってたおばさんには「何でも知っててエライね～」と誉められた^^）そんなココロを見ていると、初めて見たときとはまた違ったふうに映画を見ている自分がいました。学生の頃憧れていた環境は、今、目の前にあるココロはこの環境の中で育っているんだココロが何でもないように、映画に出てくる子ども達の様子を実況中継できるのはそれがココロにとって自分の日常と変わりないからだ山を歩いたり川で泳いだり、焚き火をたいたり、畑の仕事を手伝ったり、何かをしようと一生懸命になっていたり、、、本当に恵まれているんだなあと思いました。そして私自身も子どもの頃は、稲を刈り取ったあとの田んぼで追いかけっこをしたり春には野の花を摘んでかんむりを作ったり石や葉っぱでおままごとをしたり冷たい小川に足をつけて遊んだことを思い出しました。２回目の映画で、いま自分の置かれている環境を心からありがたいと感じることができたことは私にとっては新しい収穫でした。つい「もっと雑木林があればいいのに・・・」（この辺はスギ・ヒノキばっかり）とか「もっと○○だったらいいのに・・・」とないものねだりをしまうくせがあるのです。でも、今目の前にあるこの環境の中で子どもの育ちを見守れる自分自身になろうと思えました。だって、ココロはこんなに真っ直ぐにのびのび育っているんだもの（ちょっと親ばか）ココロと一緒にこの映画を見れて、本当によかった！　↑　なにやら枝をたくさん集めてきて、自分なりの仕事をしている私は午前の部に行ったのでお会いできませんでしたが午後の部に行かれたmikiさんも映画の感想をとても丁寧に書かれています。

  2007.02.08

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• 大阪の旅（１）　～こども夜まわり

  ２月２～４日の２泊３日、大阪へ行ってきました。この旅で見たこと感じたことを２回に分けて書いていきますね^^今回の旅の一番の目的は「こども夜まわり」に参加することでした。「こども夜まわり」は日本で野宿生活者が一番多い大阪市西成区にある「こどもの里」が毎冬、土曜日の夜に、こども達と一緒に野宿してるおじさん・おばさん達を訪ねておじさん達のことをもっと知るために自分達の暮らしている地域をもっとよく知るためにそして自分はどう生きていくか考えるために行っています。夜まわりに参加する子ども達はごはんを十分に食べられずお腹が空いているおじさん・おばさんに渡すために夜まわりに行く前におにぎりをにぎります。そして学習会で「どうしておじさんたちは外で寝ないといけないのか」「どうしてゴミ箱のゴミを拾って食べないといけないのか」毎週、講師がいろんなテーマでお話をし子ども達が自分で考え感じたことを話し合ってから夜まわりに出発します。私にとっては４年ぶりの夜まわりでした。自分がなぜ夜まわりに参加するのか（したいのか）は自分でもよく分かりません。夜まわりの体験・経験にどのような意味があるのかそれが自分に何をもたらしているのかは、よく分かりません。けれど冬になると毎年「夜まわりに行かなきゃ」と思うのです。去年まではココロが小さいこともあり、参加できませんでした。夜まわりで出会うおじさん達は生きるのに最低必要なものさえも持っていない。だからこそ、その人のありのままの姿や人生にふれることができてお話を聞かせてもらう私の胸を打つのです。今回の夜まわりでは私も子ども達と一緒におにぎりをにぎりました。米粒ひとつも無駄にしないよう、大切ににぎります。そのあと夕飯を食べて、片付け終わると学習会がはじまります。今回の学習会では講師のキムさんが作った「僕とおじさんと野良猫」のお話を聞いてからそれぞれどんな風に感じたかを小１の子も高校生も大人も自分の言葉で話し、他の人はじっと耳を傾けます。学習会にはココロも参加し、その場の雰囲気に深く入り込んでいました。そして、まず人の話をよく聞くこと・人の立場になって考えること感じること・気持ちを言葉で表現することが学習であり話せずに「・・・」となってしまっても「・・・」も大事なんだ、それは心が育っているときなんだと講師のキムさん。違いってどんなこと？年が違うのは大きな違いじゃない（今回はココロをのぞくと下は６才から高校生まで参加していました）男か女かも大きな違いじゃないでも、ごはんを家で食べるのか、コンビニのゴミ箱をあさって食べるのかは大きな違いだよね？どうしてそんな違いが生まれるの？？おじさんは家族がいないことにも「慣れた」というけれどどうして野良猫のノロがいなくなったとき必死に探し回ったの？公園で将棋を教えてくれたおじさんが、夜ゴミ箱をあさっているのを偶然見てしまったときぼくはどんな気持ちだった？怖かったのはなぜ？みんなはゴミ箱に入ってる食べ残しのお弁当食べる？食べないのはどうして？そして、しばらくしておじさんが公園からいなくなったとき僕はどんな気持ちだったの？おじさんはどんな気持ちで公園から出ていったの？キムさんは私達にたくさんの問いを投げかけました。答えを見つけるためではなくそれぞれの人が、おじさんに、そしてこの社会に向き合うための問い。ずっと自分の胸に問い続けながら生きていかなければならないと感じました。私は途中、いろんな気持ちがあふれてきて涙をこらえながら下を向いていました。そして、あるひとつの出来事を思い出しました。４年前、「こどもの里」のボランティアとして路上バザーをしていたときのお話です。バザーをそろそろ終えようと片付けている頃、ひとりのおじさんが声をかけてきました。「毛布あるか？」「ありますよ」「これ、いくら？」「１５００円です」（新品のかなりいい毛布でした）「５００円にまけてくれ」「これは新品だし、５００円にはできません。１０００円でどうですか？」「なんでや！　５００円にしろ」（おじさん怒っている）「それは無理ですよ」（私も怒っている）「犬が２匹いて、寒いだろうから半分に切ってかけてやるんだ」「はい・・・？！　でも１０００円ですよ」（新品の毛布を切って犬に・・・？！　１５００円の毛布を５００円で売ったら儲けがない　とにかく意味が分からなくて私もだんだんイライラしてくる）「なんでまけてくれんのや！」（おじさん激怒）「だから１５００円のを１０００円だと言ってるんですけど」（怖いので、半分無視する私）さらに私はこう続けました。「○○へ行けば、ただで毛布もらえますよ」（近くに無料で日用品などを譲ってくれるグループがあるので紹介したのです）おじさんはあきらめて帰りました。。と、こういうお話です。私はこのおじさんのことをずっと今まで意味のわからない人だと思っていました。でも、４年経って、ようやくこのおじさんの気持ちに近づくことができたのです。見た目も汚く捨てられた行き場のない野良犬は見た目で汚い・怖いなどと判断され、家族と別れ一人路上で暮らすおじさんの姿に重なること犬は人間を見た目で判断せず、おじさんがお金持ちだっときも貧乏になった今も変わらず、裏切らず側にいてくれることそして犬はおじさんにとって唯一の家族であり友人であることだから、その大切な犬に自分のなけなしのお金を使って最高の毛布をかけてやりたかったんだと今頃になって気づくことができたのです。本当にありがたい気づきでした。夜まわりでは、JR新今宮駅周辺～天王寺動物園やいくつかの商店街をまわってたくさんのおじさんに出会えました。私が歩いたコースで、一番若い野宿者は２５歳でした・・・私には自分より若い男性に声をかける勇気がありませんでした。。なんで野宿という選択をしたのか暖冬とは言えど寒い冬の路上で、ダンボールをしいて寝ている彼は何を思っているのか家族や友だちは彼のことをどう思っているのか私には想像もできませんでした。。他にも、東京でパン職人をしていたという人（長崎出身）パチンコ屋でリストラされて、今は教会の手伝いをしている人（大阪出身）アルミ缶を集めて一日５～６００円の暮らしをしている人高齢のため仕事できず、炊き出しで食いつないでいる人そして元プロ野球の選手で週末は少年野球のコーチのバイトをしている人（沖縄出身）までそれぞれの人生は、当たり前だけど、さまざまでした。。そして、どんな人でもいつ「野宿」という選択を迫られるのか分からないと感じました。人生いろいろ、個性もいろいろみんな初めはお母さんのお腹から生まれた赤ちゃんだったみんなみんな　大切な命歩くようになって、学校へ行って、成人して働き始める。だけど・・・どこで　どうやって「野宿」の道に分かれるのか。。いつ　その命が　大切にされなくなってしまうのか。。。今月末にもう一度、夜まわりに参加しようと思っています。◆こどもの里スタッフによるブログ　毎回の夜まわりの報告が詳しく書かれています

  2007.02.05

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• ☆Mexican Night☆

  今日は初めて手作りメキシコ料理を作ってメキシコ好きのファミリーと一緒にメキシカン・ナイト☆を過ごしました♪でも、私、メキシコに行ったこともなければ本格的なメキシコ料理を食べたこともありません。メキシコ人の母を持つコパンは、メキシコ料理を食べたことはあっても料理の再現はできないし、記憶も曖昧なので頼りになりませ～ん。。なので、特別な材料がなくても手軽に作れるメキシコ料理を調べて食べたことも見たこともないお料理をドキドキしながら作りました。が、ひとくち食べてみると・・・これがまた旨いんだな～～～自分でもビックリ☆しました。こどもが食べれるように辛さとスパイスは控えめにしたマイルドな味でストーブでじっくりスープや豆を煮たのがよかったのかな～作ったのはトルティーヤ（とうもろこしの粉で作るところ、小麦粉で代用）←コパンが感動♪サルサ（生のトマト＆玉ねぎ・にんにく・スパイスを混ぜるだけ）フリホーレス（炒めた玉ねぎ＆にんにくを金時豆と柔らかく煮たもの、塩味）←ココロのお気に入り♪鶏肉と豆のトマト＆スパイス煮（オリーブ・レーズン・クミン入り）←トルティーヤにつけて食べると旨い！！あとは、メキシカンじゃないけどうちで定番のリンゴ酵母のピザ・マルゲリータ（自家製トマトソース＆モッツァレラとカマンベールチーズ）←コパン絶賛♪ひよこ豆のペースト（つぶした豆に、にんにく・レモン汁・すり白ゴマ・塩を混ぜる）←つぶ子♪お気に入りを作りました。お友だちが作ってくれたパスタやサラダ（サボテンサラダ風）、揚げ物も並んでメキシコの音楽を聴きながら豪華なメキシカン・ナイト☆を過ごしました^^「メキシコ人のお嫁さんになれるよ♪」と言われそれもいいかも～～^^＊ね？　（・・・おいおい^^;）今日は夜ごはんがごちそうだったので朝（おにぎりとキャベツの浅漬け）と昼（おかゆと大根の漬け物）は、粗食にしたのですがやはり、、、小麦粉の食べすぎでおなかが苦しい・・・^^;まだしばらく寝れませ～ん。。というわけで、メガネはまだ新調してないんだけど久しぶりに更新しました ！（バタバタしながら作ったので、写真はありません。。）

  2007.01.26

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• 教育基本法改正＆防衛「省」昇格

  １２月１５日、とうとう改正されてしまいましたね・・・「子どものための教育を国家のための教育」へと変えた日。戦争のできる国に一歩踏み出しました。。市民による抗議活動も各地で起こってました。私もできることを、、、といくつか署名はしましたが。。そんな中、今日は和歌山県知事選挙の日。今朝一番に投票へ行ってきました。六ヶ所村の再処理工場も動き出してだいぶ経つけれどいよいよ来春から本格稼働の予定。これが実際に動きだすと六ヶ所村に新しく３６５基の原発ができたと同じぐらいの放射性物質が大気や海にばらまかれる・・・あぁ・・。。。この国はどこへ向かっていくのか。まずは、わが子を自分の家族を愛することから日常の暮らしを見直し、大切にすることから始めます。◆六ヶ所の最新情報原子力資料情報室◆あんころブログ教育基本法の改悪をとめよう！全国連絡会◆読みやすくて分かりやすいきくちゆみさんのブログ◆こんな活動もあります平和省プロジェクト防衛庁を防衛省にするより、平和省をつくろう！

  2006.12.17

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• 子どもは大人のオモチャじゃない

  性教育に関する日記を書いてからこのことも書いておかなければならないと思いました。世界の中には、家族の生活のために子どもが大人の犠牲になってセックスの相手をしてお金を稼いでいるところもある。日本の大人の中には、そんなセックスツアーに平気で行く人もいるけれどそんなのって許せない。自分がそんな立場だったら・・・自分の親や夫、友人・知人がそんなツアーに行っていたら・・・経済のグローバル化の波により、貧富の差が拡大しそれが人身売買の第一の原因になっている。それに加えて、女の子が生まれると嘆き悲しむという女性差別は無価値でお荷物の娘を売ることに抵抗を感じなくする。そしてグローバル化が進む中、観光開発における外国人の買春の拡大も女の子たちが性産業に送り込まれる要因になっている。戦争中に多くのアジア女性が性奴隷にされ、性暴力の犠牲になったけれどこのように‘平時に’性奴隷にされたり、性的搾取を受けているアジアの女性たちも多いのだ。アジアの売買春は、観光買春、海外出稼ぎ買春、人身売買、豊かな社会の買春そして低年齢化する少年少女買春などさまざまな形態をとっている。少年と少女を対する性的搾取の対象にする子ども買春は子どもの売買禁止を明記している「子どもの権利条約」にも違反している。第３４条こどもをセックスのあいてにするな。男の子も女の子もオモチャじゃないんだから。　　　　　　～『こどものけんり～「子どもの権利条約」こども語訳』名取弘文編　より第３４条　性的搾取・虐待からの保護締結国は、あらゆる形態の性的搾取及び性的虐待から児童を保護することを約束する。このため、締結国は、特に次のことを防止するためのすべての適当な国内、二国間及び多数国間の措置をとる。ａ．不法な性的行為を行うことを児童に対して勧誘し又は強制すること。ｂ．売春又は他の不法な性的な業務において児童を搾取的に使用すること。ｃ．わいせつな演技及び物（ポルノに当たる実演及び印刷物等）において　　児童を搾取的に使用すること。　セックスはいやらしくない。セックスはすばらしいことだし、コミュニケーションの方法である。いやらしいのは、セックスで金もうけする人と、金でセックスをする人だ。貧しい村の子どもたちや親を甘い言葉で誘惑する人身売買業者。だまされていることも知らず、そんな業者の手先になっている子どもたち・・・貧しい農村にも、物質文化がどんどん入り、その流れを押しとどめることはできない。お金はいくらでもいる。そのため、売られる子ども達も体で稼ぐということは知っている。けれど、知らないことは、どんなひどい目に会うかということ。言葉に表せないほど虐待され、強姦され、麻薬、エイズ・・・ここまでひどい目に会うとは、親も子も思っていない。結局、子どもたちがあまりにも苛酷な境遇を引き受けなければならないのだ。少女の頃売られてきて、そのままそこで一生を終える人あまりに幼いときに売られて、生まれ故郷がどこかも知らない少女赤ん坊をかかえて客をとる母親・・・運よく救出されても、家に戻せばまた売られてしまうので帰すこともできない。このような悲惨とも思える状況の中でも現地の女性たちは、若いソーシャルワーカーを養成して人身売買に応じないように村人に働きかけたり、村おこしや女性の教育など、根本原因をなくす活動にも取り組んでいる。救出された子どもたちが社会復帰できるよう、生活・職業訓練なども行われている。アジア各地で、女性たちが確実に力をつけている。私も、アジアに生きる一人として、そのような活動に積極的に関わっていきたい。そして、知ったことを伝えていきたい。「各国と比べて、日本のアジア報道は貧弱だ」と、朝日新聞の記者として定年まで勤めた初めての女性記者、松井やよりは言う。アジアで起こっていること、アジアの人々が感じていることなどを日本のメディアを通じて知ることはむずかしい。日本のメディアも、もっとアジア報道に意欲を注ぎ等身大のアジアを伝えてほしいと思う。最後に。韓国の映画監督で、日本軍慰安婦の証言や彼女たちの生活を記録したドキュメンタリー映画「ナヌムの家」で知られているビョン・ヨンジュンさんの本からこんな言葉を紹介して終わります。私はこの問題というのは、多くのひとが知らないから解決できないのではなくて自分の問題ではないと思っているから解決できないんだと思っています。～『アジアで女性として生きるということ』ビョン・ヨンジュ著　より　＊　＊　＊　＊　＊日本も批准している「子どもの権利条約」第34条（性的搾取・虐待からの保護）に基づき子どもの買春、子どもポルノ、性目的の人身売買の根絶を目指して活動している国際ＮＧＯ（本部はタイのバンコク）の日本支部ＥＣＰＡＴ～ストップ子ども買春の会

  2006.07.26

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• Ｗ杯もうひとつの見方

  オーストラリアクロアチア日本ブラジルさて、この国々に共通することは何でしょう?ヒントは「イタリア」・・・はい、もう分かりましたよね！２００６年ドイツＷ杯本大会で、日本が属していたグループＦの国々です。そしてイタリアは、今回の優勝チームですね。今回のＷ杯、皆さんはリアルタイムで楽しまれましたか？我が家はテレビを見ないので、もちろん試合も一度も見ず。だからイマイチ盛り上がりの様子もよく分からないのですが・・・^^；今日の日記のテーマはＷ杯をちょっと違った視点から見てみたらどうなるか、という私なりの実験です☆ではまず、グループFの４カ国（ブラジル・クロアチア・オーストラリア・日本）と優勝したイタリア、そしてココロのおばあちゃんの国メキシコを中心に様々な統計データを紹介したいと思います。何のデータか考えながら見ていってくださいな。１．ブラジル　　　１８０７２．日本　　　　　１２７８３．メキシコ　　　１０４９４．イタリア　　　　５７３５．オーストラリア　１９９６．クロアチア　　　　４４１．ブラジル　　　　８５１．４　（日本の２２．５倍）　　２．オーストラリア　７７４．１　（日本の約２０倍）　　３．メキシコ　　　　１９５．８　（日本の５．３倍）　　４．日本　　　　　　　３７．８　　５．イタリア　　　　　３０．１　（日本の約５分の４）　　６．クロアチア　　　　　５．７　（九州の約１．５倍）　　１．日本　　　　　３４２２．イタリア　　　１９１３．クロアチア　　　７９４．メキシコ　　　　５３５．ブラジル　　　　２１６．オーストラリア　　３１つ目は　人口（単位：１０万人）２つ目は　面積（単位：万平方ｋｍ）３つ目は　人口密度（単位：人／面積１平方ｋｍ）のデータです１平方ｋｍに３００人以上いる日本と、３人しかいないオーストラリア！この差は一体・・・そこに住んでいる人にも、その環境の影響は当然出るのでしょうか？？では、次にこんなデータはいかがですか？１．日本　　　　　　４３２６４４４２．イタリア　　　　１４６５８９５３．メキシコ　　　　　６２６０８０４．オーストラリア　　５１８３８２５．ブラジル　　　　　４９２３３８６．クロアチア　　　　　２８３２２１．日本　　　　　　　４５８４１　　　２．イタリア　　　　　２８１８３　　３．オーストラリア　　１６６５０　４．ブラジル　　　　　１１０００　　５．メキシコ　　　　　　６０４３　　６．クロアチア　　　　　　６２０　　１．ブラジル　　　３１万３０００２．イタリア　　　２５万３．日本　　　　　２３万３０００４．メキシコ　　　１９万２７７０５．クロアチア　　　６万６．オーストラリア　５万１０００１つ目は　国内総生産（GDP）（単位：１００万US＄）２つ目は　軍事費　（単位：１００万US＄）３つ目は　兵力　（単位：人）経済活動の規模を示すＧＤＰを見ると、「日本は不況？」はありえない話です。優勝国イタリアに対戦国のフランス、そして開催国のドイツのＧＤＰを合計してもようやく日本と並ぶくらいなのです！それに日本を除くすべてのアジアの国々のＧＤＰを合計しても日本の７割程度にしかなりません。日本はアメリカに次いで、世界第２位の超経済大国なのです。そして日本はアメリカ・ロシアに次ぐ、世界第３位の軍事大国でもあります。決して自衛のためだけとは映らない強大な軍事力と最新型兵器を保有しています。過去の歴史に対してアジア諸国への謝罪はしている・・・と言ってもこれほどの軍事力を持つ日本をアジアの人々がどんな目で見ているか考えてみたことがあるでしょうか・・・◆FIFA（国際サッカー連盟）には、国際オリンピック委員会（IOC）の２０２や　国連加盟国の１９１よりも多い２０４カ国・地域が加盟しています。どうしてサッカーワールドカップが世界最大のスポーツイベントになったのでしょうか？なぜここまでサッカーが全世界で普及したのでしょうか？サッカーはボールひとつでできる、ルールも簡単なスポーツだから？？途上国で野球が流行らないのは、道具がないから・・・というのが大きな理由。サッカーなら布やビニールをまるめて作ったボールでも十分楽しめますもんね。◆Ｗ杯は各国代表がしのぎを削る熱いたたかい・・・　けど、「国」代表と言っても、ほとんどのチームが様々な人種・民族で構成されています。　あなたならどのような基準で「国」の代表選手を選びますか？？　日本語が話せる人？　名前が日本名の人？　日本に帰化している人？　日本を愛している人？　性格がいい人？　サッカーに長けている人？◆Ｗ杯による経済効果も盛んに言われていますが　スポーツは経済とどのように結びついているのでしょうか？　様々なグッズが販売されて、購買意欲を煽るような報道があったり　競技場を作るために開発され、試合が終わったそのあとは・・・？　◇私は実は高校時代にサッカー部のマネージャーをやっていたということもあって　サッカーは好きなスポーツのひとつです。　スポーツはスポーツとして純粋に楽しみながら　時には、このような視点で捉えてみてはいかがでしょうか？という提案でした。　あまりに異常な盛り上がりを見せると、つい一歩引いて見てしまう私です。。　＊　＊　＊　＊　＊　　ワールドカップを別の視点から見てみるという今日の日記の内容はNPO開発教育協会のHPを参考にしました。FIFA公式HP　日記で使った数値データは総務省統計局統計研修所及び外務省の各国・地域情勢の資料を基にしました。注）一応、他の統計データとも照らし合わせてみた上で多少の誤差はあれ、大幅にデータが違うというものは掲載していません。あ、トップページの写真変えました♪　とってもステキな写真なので、見てみてね～

  2006.07.18

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• ‘見守る’という姿勢

  ５月２６日の日記‘裸での泥遊び’について、たくさんの意見ありがとうございました！私なりにいろいろ考えていくにつれ、「泥遊び」から「子どもの遊び」へとさらに「子どもを見守る大人の姿勢」へと焦点が移っていきました。この数日ぼんやり考えていたことを、なんとか言葉で表現してみました。長文ですので、ゆっくりとお読みください♪　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　私が日々、子ども（自分の子も他人の子も含めて）と接する中で大切にしていることは次のようなことです。「危ないから」「汚れるから」「だめ」「やめなさい」という大人ではなく「もっとゆとりと信頼を持って子どもを見守る」大人でありたい。口を出さず、手を出さず、ひたすら見守る（＝手をかけず、目をかける）姿勢で子どもと接したい。大人の優しい目に囲まれた中では、子どもは自由にのびのびとやりたい遊びができると思う。そして、子どもにとって一番大切な「今このとき」の実感をこわさないよう子どもたちが「今このとき」に集中できるように見ていられる大人でいたい。これは、子どもを持つ人や子どもと関わっている多くの人が持っている気持ちとほとんど同じではないでしょうか。しかし、こういった当たり前のことも集団保育の現場では途端にできなくなってしまうものなのでしょうか・・・私がこないだの日記で言いたかったことは、この点に集約されます。現在、保育園や幼稚園が、その安全管理が痛烈に問われる社会の状況の中にいることを考えると遊びに枠組みを作ってしまうのも仕方ないとも思いますが。私と息子にとって、村の保育園は同じ年頃の子どもたちと遊べる唯一の場所です。村の子どもたちは‘みんな’年齢に達すると保育園へ行きます。村内には公園がいくつかありますが、我が家から歩いていける公園はひとつだけ。私たちが暮らしている地区内には、乳幼児が息子以外に一人もいません。そうなると、友だちと遊びたいときには保育園に行くしかないのです。普段は自然を相手に遊ぶことが多いのですが、たまには友だちと遊びたいときもあります。大きくなるにつれて、‘ともだち’はますます必要な存在になってくるでしょう。私が保育園にこだわる理由はここなんです。気軽に行きたい場所だからこそ、自由な雰囲気の中で遊ばせてほしいと願うのですが。（自由と言えども「他人や自分を傷つけない」等、もちろん最低限のルールは守るべきです）先日の泥遊びを私が率先してやらせたのかと誤解されるかもしれませんので断っておくと、子どもたちが自発的に始めたことで、私はすぐそばで見ていただけなんです。靴を脱ぎたい、服を脱ぎたいという欲求も子どもたちの遊びの中から自然に湧いてきたものです。「保育園」という子どもにとって安心な場で、裸で遊ぶことに対して私は特に抵抗がありません。（この点に関しては、それぞれ相違があるようですが。）服や靴を脱ぐ脱がないは子ども次第ですし。それより私が伝えたいことはそのときの子どもたちの表情があまりに素敵でドキドキするほどだったということです。今まで、何度かこの保育園に遊びに行っていますが、あんなにいきいきときらきら輝く顔はめったに見ることができません。それは、彼らの心の中で動いている気持ちに寄り添ってくれる大人が存在し湧き出る感情のままに遊ぶことができたからこそ見れた顔だったと思うのです。そして、私自身大人になってから初めて田植えを体験した時（３～４年前ですが）同じような気持ちを感じたことを思い出しました。泥って本当に気持ちいいんですよね^^田植えもそこそこに、大人の男も女も子どもも服や顔・髪の毛が泥だらけになるまで泥投げをして遊びました。真剣に遊んでいるときって、どんなに汚れても気にしないものです。遊んだ後は近くの川で服を着たまま体を洗って（着替えは持っていなかったので）ずぶぬれのまま歩いて帰りました。暑い日だったので、おひさまが服を乾かしてくれました。保育園に限らず、子どもの遊び場・居場所というものは大人にとっても自由で居心地のいいものであってほしいと思います。大人がゆったりくつろげる場所は、子どもにとっても居心地がいいはず。逆に、大人が緊張したり堅苦しかったりする場所は子どもにとってものびのびできる場所ではないのではないでしょうか。私自身、将来（と言ってもまだまだ遠い未来の話ですが）子どもの遊び場・居場所に関わる仕事をしたいと思っています。今はわが子を通して、「子どもと共に育つ」ということについて様々なことを学んでいる途中。試行錯誤の毎日です。でも最初に書いたような‘見守る’姿勢は基本中の基本。日々実践していくのは難しいこともありますが、やはりそれだけは忘れないようにしたいものです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ところで、『こどもの時間』というドキュメンタリー映画、ご存知でしょうか。実際に存在する保育園で、子どもたちの日常を５年に渡って追い続けた映画です。そこに出てくる子どもたちや保育園は、私が子どもと接する時の理想であり手本でもあります。機会がありましたら、ぜひご覧ください。子どもに対する価値観が変わってしまうかもしれませんよ^^そして子どもの遊びに対する価値観をがらりと変えるそんな体験を実際にしてみたい方には冒険遊び場をおススメします！冒険遊び場とは・・・子どもがのびのびと、思い切り遊べるように禁止事項をなくし「自分の責任で自由に遊ぶ」ことを大切にして子どもが遊び場にある道工具や廃材、自然の素材を使って自分のしたいことを実現していく遊び場です。日本冒険遊び場づくり協会ホームページで、各地の冒険遊び場と開催日時が検索できます。水や土、火、木という自然を感じ、自然とふれあう遊び、保育園や幼稚園ではできない、豊かな遊びが体験できますよ♪残念ながら、我が家の近くにはありませんが。。そんなわけで、遊びについての考察からたどり着いた私なりの答えを書いてみました。ご意見＆ご感想、どしどし寄せてくださいね^^

  2006.05.28

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• 泥遊びは嫌ですか？

  ◆この日記の内容に関わらず、泥遊びについて皆さんの意見が聞きたいです◆今日は私の体調がイマイチで、寝ていなければならないほどではないけれどココロと一日付き合うほどの体力と余裕はないなぁ･･･と思い久しぶりに保育園へ遊びに行ってきました。園児が一桁しかいない、村内唯一の小さな保育園です。久しぶりの保育園の雰囲気にちょっと緊張気味のココロ。子どもたちは皆、室内で遊んでいるようでした。こんなにいいお天気なのに、なんで外で遊ばないのかしら・・・？！とちょっと疑問に思いながらも先生に挨拶する私。ココロは雰囲気に慣れてくると、いつものようにまず砂遊びを始めました。スコップとバケツを貸してもらって遊んでいると園児さんたちも外へ出てきて何人かの子が、ココロのとなりで遊び始めました。そのうち、子どもたちが砂場に水を貯めて池のようにして、泥遊びを始めました。Ａちゃんが「靴が濡れた！」と言うので「じゃあ、はだしになれば？」と私が言いました。裸足で泥水に入って「気持ちいい～！」とうれしそうなＡちゃん。「気持ちいいよね～^^」と相槌してあげると、にっこり笑う。それを見た他の子達も「私も脱ぐ～♪」と皆、裸足になって泥遊びを楽しんでいました。もっと思い切り遊びたくなったＡちゃんは「ズボンも脱ぐ！」と脱ぎました。そしてとうとう裸になり、すごく解放された顔でうれしそうにニコニコ遊んでいました。一人がそうすると、他の子も裸になりたいよね。というわけで、裸になった子が３～４人、裸足の子が２～３人。ココロは裸足組。皆それぞれに泥遊びを楽しんでいました。泥遊びを心から楽しんでいる子どもたちの表情って、本当にきらきらしていて素敵。泥と水って、なんでこんなに子どもたちを惹きつけるのでしょうか。いい顔だなあ～と私もうれしくなって皆の姿を見ていました。すると先生があらわれて・・・（あまり細かいことは書けません・・・）結局、一人ひとり順番に体を洗われ、服を着せられ、泥遊び・水遊びはおしまいになってしまいました。　＊　　＊　　＊　　＊　　＊　　＊　　＊　　＊　　＊　　＊　　＊　　＊　　＊　　＊　　＊パンツまで脱いだことがいけなかったのかなあ？？ほんのたまにしか保育園に行かない私が、子どもたちの遊びをふくらませてしまったことがいけなかったかなあ？？もし裸になって遊んだことで風邪をひいたりしたら、私は責任とれないしな。。（鼻水出てた子もいたから。その子は裸にはなってなかったけど・・・）「裸になって遊んだのは初めてだわ」と先生が言っていました。（私に言ったのかしら？）「えっ？！！うちの子、裸で遊ぶのは当たり前。子どもって裸好きだもんね。裸で遊ぶときの表情ってほんとにかわいいよ。」（私の心の声）保育園の保育の仕方を批判したいわけではありません。ただ、私が思っている子どもの遊びとは違うから、疑問を感じたんです。泥遊びって大人が見れば汚いもんです。汚れたら着替えさせるのも大人だし、洗濯物も増えるし、面倒くさいかもしれません。でもね、幼児時代に心を解放できる遊びができなくて、いつできるんだろう。。。なんだかとっても胸が苦しかったんです。みんな、あんなに楽しそうに遊んでいたのに。私だったら、泥で思いっきり遊ばせた後（服を着てるか着てないかはどっちでもいい）、裸になって水遊びさせて（それで遊びながら体もキレイになるでしょ）新しい服を着て、「さっぱりしたね～、気持ちよかったね～」と遊びを終わりたい。汚れたものなんか、洗えばきれいになるもん。そこまで、‘きれいに’遊ばなきゃいけないかな・・・Ｂちゃんも初め、手がちょっと汚れると「汚れた！洗う！」と言っていました。でも私が「まだ遊びたいんだったら、洗うのは全部終わってからにしたら？」と言うと「わかった｣とでも言っているかのように、すんなりまた砂遊びを始めました。結局Ｂちゃんもその後、裸になって泥遊びをしたんです。子どもって柔軟だから、大人の接し方ひとつで変わるよね。どっちが楽しいかはその子の表情を見ていれば分かる。外遊びは一時間ほどで終わり、また室内に戻った子どもたちは‘お集まり’の時間。そのあとにお弁当タイムです。ココロは、皆がお弁当を食べ始めるとまた砂場へ戻って、泥の中をうれしそうにちゃぷちゃぷと泥のしぶきをあげて歩き回っていました。さっきは大きいお姉ちゃんたちが入っていたから、ココロは横でじっと見ているだけだったもんね。昨日、保育園の「絵の指導の仕方」とか「お遊戯会の‘子どもっぽい’または‘女の子（男の子）らしい’歌やダンス」はおかしいんじゃないかという話をお友だちとしていたこともあって、今日の砂場での出来事は納得いかなかった。でも・・・子どもを保育園に通わせているわけでもないし、保育士でもなんでもない私が口出しすることではないかもしれない（一応、保育士の勉強は今でもコツコツ続けてはいるんだけれど）どう伝えればいいかうまく言葉にできない・・・だから私は何も言えませんでした。保育の仕方って、子育てもそうだけど、人それぞれだからどう気持ちを伝えればいいか分からない。私はその保育園に今のところわが子を入園させるつもりはないから余計にね。でもでも、すべての子どもたちが解放された雰囲気の中でのびのび育ってほしいと願っているのです。

  2006.05.25

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  日本のナショナル・トラスト発祥の地「天神崎」

  ナショナル・トラスト運動は美しい自然や歴史的文化遺産を、市民の募金で買い取り保全していく運動のこと。イギリスで１８９５年に始まりました。「天神崎（てんじんざき）」は、紀伊半島の中ほど、紀伊水道に面した田辺湾北側の岬で白浜温泉の対岸にある景勝の地。この田辺湾は、多種類の海洋生物が数多く生息している世界的にも貴重な所です。田辺湾は入り口が広く、しかも黒潮（暖流）の一部が流れ込んできます。このあたりの海岸に亜熱帯や熱帯の生物が多いのは、この黒潮の影響によるもの。暖かい海の代表であるサンゴも６０種類ほどあるそうでこれは北緯３４度近くの海では、世界的にも異例の数と言うことです。そして海だけでなく、海岸自然林や湿地でも南方系の生物が豊かです。しかし１９７４年、天神崎に高級別荘地の開発が計画されました。これを知った市民有志は行政の力で開発を抑制してもらおうとしましたが、それが困難だと分かったとき、業者から土地を買い戻すより他に道はないとやむにやまれず買い取り運動に踏み切ることにしました。そして、この自然環境を未来の子どもたちに伝え残すことを願って「天神崎の自然を大切にする会」を設立したのです。今日は、もう２０年以上もこの会に関わっておられる方の案内で天神崎を訪れて来ました。海は直接、太平洋につながり干潮になると磯には１３ｈａの広い平らな岩礁が広がります。大潮の時、磯の先端に行くと岩に穴を掘ってウニが住み着いている場所が見えるそうです。それは‘ウニのアパート’と、とってもチャーミング☆な名前で呼ばれています。このあたりには約５０種類ものウニがいるそうです。足元の岩礁に目を向けると、そこら中にいる‘アラレタマビキ貝’満潮になっても水に浸からない場所に住む、薄紫色のちいちゃな貝。貝は本当にたくさんいたんだけれど、名前は覚えられなかった・・・！ヤドカリくんもいっぱいいました^^磯には２００種類以上の生物が記録されているとか。　それから初めて間近で見た‘アメフラシ’息子は、そのぶよぶよした赤黒いグロテスクな体に興味半分・恐怖半分・・・私は勇気を出して、手のひらに乗せてみました。なんとも言えない感触。。。「アメフラシを触ったら、明日は大雨」ってホント？！水中をのぞくと、海藻めいろの中を小魚たちが泳いでいます。アオサやヒジキも茂っています。ダイビングの練習をしている人、魚釣りをしている人、遠足に来た子ども達もいましたよ。天神崎のシンボル「丸山」（一番上の写真左手にも写っています）丸山は満潮のときは島になり、潮が少し引くと陸続きになります。絶えず潮風があたるこんな小さな島にも、ウバメガシやユズリハなどの樹木が森を作っています。天神崎は海と山の自然が隣接していて森・磯・海の三者が一体となって、ひとつの安定した生態系を形作っています。自然の中で元気いっぱい遊びながら、生命の不思議さを感じることができる場所です。いつもは山や川で遊んでいる息子、こういう磯遊びは初めてです。ただ岩を歩くことさえも楽しんでいました^^いろんな貝や石を見つけては海へと投げ磯の水たまりをばしゃばしゃ歩き海を行く船を見ては喜び天神崎を満喫していました。私も、山の澄んだ冷たい空気とは違う、海の生ぬるい潮風を体で感じてすっかり天神崎のとりこになってしまいました！ここに着いたとき、なんだかたくさんの生き物たちがうごめいている熱気のようなすごいエネルギーを感じました。あぁ、ここ（天神崎）は生きているんだなあ！！という感じでした。・・・おっと、今日は磯遊びが目的じゃなかったんですけどね^^;和歌山県内のボランティア仲間との集まりがあって行って来たんです。そのうちの一人が「天神崎の自然を大切にする会」の活動をされていた方で「ぜひ！」とお願いして案内してもらった、というわけです。お昼までごちそうになってしまいました。ありがとうございました♪ごはんの後、手作りケーキとクッキーをいただきながら県内の若者にボランティア活動をどうアピールするかボランティアしたい若者を受け入れてくれる施設や団体をどうやって探すかこれから私たちがどんな活動ができるか・・・などいろんなことを話しました。皆で案を出しあって、また楽しい企画ができればいいな☆北山村から片道２時間半、山道を長距離ドライブしかも息子を助手席（チャイルドシート）に乗せて。途中で、シートから降ろせ～！！となることを覚悟していたのに行きも帰りもいい子に座っていてくれました。ココロくん、今日はお付き合いどうもありがとうね♪おかげさまで素晴らしい一日が過ごせました！◇◆天神崎についての説明等は「天神崎の自然を大切にする会」パンフレットを参考にしました◆◇

  2006.04.22

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• ホームレステント強制撤去

  「なんで　夜回りを　するの？　なんで　おにぎりを　わたすの？　なんで　みそしるを　わたすの？　なんで　外で寝なあかんの？　おっちゃんは　朝の４時から　仕事求めて　センターへ　昼間から　お酒を飲むのは　仕事に　あぶれたからや　若いときには　ばりばりと　働いて　稼いできたけれど　年とると　仕事にもありつけん　外で　寝るしかない　すこし　さみしくて　ちょっと　かなしくて　とても　ちむぐるしい」これは、日本最大の野宿生活者の街‘釜ヶ崎’（大阪市西成区の一角）にある「こどもの里」の子どもたちが‘夜まわり’に行く前に、必ずうたう歌です。（これは一番の歌詞で、この後、歌は５番くらいまで続きます。）‘こども夜まわり’は、子どもたちが自らの地域を知り、誇りを持って生きていけるように、寒い冬の夜に野宿している方たちを訪ねて、野宿者と子どもたちが出会う場です。大人と子どもが数人ずつ班になり、いくつかのコースに分かれて地域を歩いて回ります。病気や怪我のある方には医療を受けられるようにし、また生活相談が必要な人には後日「こどもの里」に来てもらうようお話したり、寒い人には毛布を配り、お腹が空いている人にはおにぎりとお味噌汁を渡しています。おにぎりは、夜回り前に子どもと大人が一緒に何百個もにぎります。そして道中のテントや小屋などすべてを見回り、凍死している人がいないかということも確認します。毛布やおにぎりを渡すのが目的ではなく、おっちゃんの生活や仕事のこと、家族のことなど、そして襲撃に合ったりしていないかというお話を聞くことを大切にしています。＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊先日、大阪市のうつぼ公園でホームレステント強制撤去が行われたという話を、友人からのメールで知りました。とても複雑な気持ちでした。行政がまた自分たちの都合で、野宿しているおっちゃん・おばちゃんたちを追い払ったのかな・・・自分たちの管轄からいなくなればいいだけなのかな・・・わざわざ、この寒い冬のさなかに撤去しなくてもいいじゃないか。。このニュースについて調べてみました。予想は的中。近々この公園でイベントが行われるから、と言うことでした。行政はいつもこういう表面的な対応しかしない。野宿者問題について真剣に取り組もうという姿勢は見られません。私はこのニュースを含め、野宿しているおっちゃんたちのことをブログで伝えたいと思いました。そしてこの日記を書く前に、他の方々がどのようにこのニュースを受け取ったのか知りたくて、たくさんの方のブログを拝見しました。正直なところ、ショックでした。。そのほとんどが、おっちゃんたちを排除しているかのような文脈だったからです。支援者に対する批判もたくさんありました。「ホームレス」という言葉そのものが、汚い・怖い・危ない・怠け者と言うような印象を与えるのかもしれません。それに、おっちゃん・おばちゃんの外見だけで人格まで決めていることも多いと思います。でも・・・野宿している人はゴミでもないし、悪い人でもないし、排除すべき存在でもありません。そして、野宿者を支援している人は「野宿することを肯定している」わけではありません。なぜ、大阪に野宿者が集まってくるのか？そして増えているのか？日本の歴史を振り返ってみれば分かることです。彼らは、高度成長期には日本社会の底辺を支えた労働者でした。私たちが現在送っているこの快適な生活は、彼らの労働力なしでは成り立っていないのです。便利な交通機関も、高層ビル群も、おっちゃんたちがやった仕事は私たちの生活すべてに関わっています。それがバブルの崩壊と共に、仕事もなくなり相手にされなくなっていったのです。危険な仕事をやらされて怪我をしたり病気になったりして、雇ってもらえなくなった人も大勢います。不況になった現在、若い世代にも野宿を強いられる人が増えています。野宿者は日本の負の財産だと思います。私たち一人ひとりが野宿者問題を知り、解決への道を探っていかなければならないのです。＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊私は大学時代に一年間学校を休学して、‘釜ヶ崎’で暮らしていました。日本社会の最底辺を生きる人々を少しでも理解したかったから。学校では教えない、日本の隠された現実を知りたかったから。そして‘釜ヶ崎’に生きる子どもたちに出会いたかったから。そこで出会ったおっちゃん・おばちゃんたちは、決して怖くはないし、危なくもないし、悪い人でもありませんでした。私自身、おっちゃんたちから危害を加えられたりしたことは一度もありません。むしろ人間的で暖かく、いろいろな話を聞かせてくれました。子どもたちにも優しい人がほとんどです。なぜなら、おっちゃんたちにも家族がいる人が多いからです。でも失業して、家族の元へ帰れなくなった、けれど妻のこと子どものことをとても大切に想っています。それに、子どもたちもおっちゃんに対してとても優しいのです。夜回りでおっちゃん・おばちゃんたちのお話を聞いていくと、野宿者をゴミ扱いし、襲撃している人がとても多いことに驚きました。ニュースになるのはほんの一部です。日常的に襲撃はあるようです。寝ているダンボールを蹴ったり、危険なものを投げつけたり・・・子どもや若者だけではありません、「定職についている立派な」大人もです。「こどもの里」の子どもたちの中には、父親が行方不明の子も何人かいます。いても、車内生活者（車を寝床にしていて住所不定）であったり、日雇い労働者であったり（単に日給制ということではない。毎朝仕事を探し、その場で契約を結ぶ。明日仕事が見つかるかは分からないという不安定な状況。または空き缶やダンボール集めをして、その日暮らしのお金を稼いでいる）、拘留中であったりして、一緒には暮らせません。子どもたちは、その現実を受け止めています。そして夜まわりに参加しているのです。書きたいことはたくさんありますが、今日はここでやめます。。うまく伝えられる自信はありませんが、私の経験から正直な気持ちを書きました。この日記では、‘釜ヶ崎’で暮らす野宿者のことを「こどもの里」の子どもたちが呼ぶのと同じように「おっちゃん・おばちゃん」と呼びました。私が出会った釜ヶ崎の人たちのことを想いながら。最後に、読売新聞の記事を掲載しておきますね。それからこちらは、釜ヶ崎で野宿者支援をしている‘釜ヶ崎パトロールの会’のブログです。合わせてご覧ください。＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊大阪市がホームレスのテント強制撤去、一時もみ合い　◆計２８張り　行政代執行　大阪市は３０日午前、イベント開催に伴う公園整備のため、靱（うつぼ）公園（西区）と大阪城公園（中央区）を占拠しているホームレスのテントなど計２８張りについて、行政代執行法に基づく強制撤去に着手した。ホームレスや支援団体のメンバーらが「人間の鎖」を作り抵抗するなど騒然となった。靱公園では、未明、撤去準備中の市職員１人がもみ合いで負傷。朝には、ホームレス側２人が軽傷を負ったなどとして病院に搬送された。市がホームレスに対して同法による強制措置に踏み切ったのは、１９９８年１２月、「教育環境の悪化」を理由に、市立今宮中学（西成区）南側歩道のテントを撤去して以来２度目。◆支援団体「人間の鎖」で抵抗　市は、１６張りが撤去対象の靱公園に職員やガードマン計約４４０人、１２張りの大阪城公園に計約２６０人を動員、府警機動隊員ら３５０人も周辺を警備した。　午前８時、両公園で市職員がハンドマイクで「代執行」を宣言。靱公園では、作業が始まると、支援者数十人から「テントは家だ」などと怒声が飛び、テント前では一時もみあいになった。午後１時現在「団結小屋」と呼ばれるテント以外はすべて撤去。「小屋」の前に支援者ら約５０人が集結し、市側とにらみ合いを続けている。　大阪城公園でも、ホームレスや支援者の排除の際、小競り合いとなったが、撤去は午前１０時２０分にすべて終了した。　撤去作業に先立ち、３０日午前０時３０分ごろ、市職員が靱公園の出入り口を封鎖するため工事用フェンスを鎖でつないでいたところ、作業を阻止しようとしたホームレス側ともみ合いになり、男性職員（４４）が奪われた鎖で頭を殴られ負傷した。西署が傷害容疑で捜査している。　今回の撤去は、３月から開かれる大阪城公園の「全国都市緑化おおさかフェア」、５月に開かれる靱公園の「世界バラ会議大阪大会」に向けた園内整備工事に伴うもの。当初、靱公園と大阪城公園の撤去対象地域には計５１張りのテントがあり、市は工事に支障をきたすとして、昨年１０月から退去を求めていた。　今月１１日、ホームレス側が「居住権の侵害」などとして、大阪地裁に除却（撤去）命令の仮差し止めを請求。同地裁が１３日に却下したため、市が残るテントの除却命令を発令した。市側は、自立支援センターなどへの入所を勧めたが、ホームレス側は「一時しのぎの施策に過ぎない」などと反発していた。　ホームレスのテントを巡っては２７日、扇町公園（北区）で暮らす男性に、公園での住民登録を認める大阪地裁の判決があった。しかし、判決は公園の占有権は認めておらず、同市は「靱、大阪城公園でのテント撤去に影響はなく、予定通り実施する」としていた。　同市の行政代執行法に基づく強制措置としては、最近では２００３年に、天王寺公園のカラオケ屋台などを撤去した例がある。０１年２月には、長居公園（東住吉区）内にホームレス支援者がテントを作ったが、市との協議で、強制撤去前に自主退去した。　名古屋市は、昨年１月、愛知万博を前にした白川公園（中区）の改修工事に伴い、ホームレスのテントを強制撤去している。　◆行政代執行：　法律上の義務を当事者が履行せず、放置すると著しく公益に反する恐れがある場合、行政機関が、当事者に代わり、義務を実行できる制度。　弁明など一定の猶予期間を置き、事前に、警告にあたる戒告書や実施の日時や費用を告げる代執行令書を交付。費用は当事者から徴収する。　今回の撤去費用は、テント１張りあたり約１０万円。（2006年01月30日 読売新聞）

  2006.02.07

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  クイズ“息子よ息子”　～外科医は誰？？

  今日はクイズの答えを書きたいと思います。回答者は１名だけでしたが、たくさんの方が日記を読んでくださったようです。ありがとうございます^^まだクイズにチャレンジしていない方は答えを見る前にぜひ自分なりの答えを出してみてくださいね～＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊クイズ“息子よ息子”下の文章を意味の通るように並び替えてください。どうして、そのように並べましたか？理由を教えてください。並び替えられない場合は、なぜできないのか理由を教えてください。１．外科医は「息子！これは私の息子！」と、おののきながら叫びました。２．タンクローリーが、ある男性と、彼の息子を轢きました。３．息子は入院しました。４．彼の身元を、病院の外科医が確認しました。５．路上で交通事故がありました。６．父は即死です。＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊まずヒントから。ヒント１：この日記のカテゴリーは‘地球市民’です。ヒント２：このクイズのテーマは‘ジェンダー’です。ヒント３：外科医は誰でしょう？＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊では、答えの発表です。ストーリーは次のようになります。路上で交通事故がありました。タンクローリーが、ある男性と、彼の息子を轢きました。父は即死です。息子は入院しました。彼の身元を、病院の外科医が確認しました。外科医は「息子！これは私の息子！」と、おののきながら叫びました。そして、登場人物は以下の通りです。ある男性　＝　即死の父　＝　入院した息子の父親彼の息子　＝　ある男性と外科医の子ども外科医　＝　入院した子の母親　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊いかがでしたか？クイズを解く中で、登場人物がそれぞれ誰であるか、いろいろ推測したことと思います。何を根拠にして、物語内の人間関係を考えましたか？外科医が女性だと気付きましたか？気付きませんでしたか？それはなぜですか？物語を完成できなかった人は、どこが難しかったですか？このクイズは、ジェンダーやステレオタイプについて、また私たちの考え方がいかに既存の固定観念に左右されているかを知るために有効なものだと思い、紹介しました。このクイズによって、限定されたものの見方をしている自分に気付く場合もあると思います。正解だからよいとか、悪いとか言うのではなく、ジェンダーなどについて考えるきっかけになれば、と思っています。ジェンダー（Gender）とは・・・先天的・身体的・生物学的性別を示すセックス（Sex）に対して、後天的・社会的・文化的性別のこと。今回の日記がよい機会だと思い、医者に占める女性の割合などを調べてみました。少し古い平成８年のデータ（厚生労働省）ですが、女性外科医は総数８９４名、外科医全体の２．９％でした。多いと感じましたか？少ないと感じましたか？私自身も、クイズを初めてやった時には外科医が女性であるとは気付きませんでした。ですので２．９％もいるのか！と驚きましたが、それにしても少ないですよね。。ちなみに、最も多いのは内科医３８．７％、次に小児科・眼科と続きます。う～ん、なるほど。医師会ＨＰによれば、２０５０年には女性の医師が半数を占めるほどになるそうで、過去に比べても女性医師数はだんだん増えてきています。その頃に、もしこのクイズをやれば、皆当たり前のように解けるのでしょうか？？ちなみに、ほぼ男女半数ずつの職業は何だと思いますか？教師だそうです。ただ、校長などの要職についている女性はほんの数％。う～ん・・・、社会について考えるべきことは多いですね。。＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊常々このようなテーマに深い関心を抱いていますが、私の力量では、こういったテーマについてさらに掘り下げることがなかなかできません。。なので、もっと詳しく知りたい方・興味を持たれた方・もしくは反感を持たれた方は以下のサイトをご覧くださいね。（いつも人頼み・・・）↓↓↓ジェンダーについて、とっても分かりやすく、中立的な意見が述べられています。↓↓↓「ジェンダーフリーとは」↓本文とは全く関係ありません。↓最近写真撮ってないので、去年の写真です。お昼寝中の息子。。。

  2006.01.06

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  もうすぐ新春!!～クイズに挑戦“息子よ息子”

  そろそろ、里帰り＆おせちの準備で忙しくなるので、これが今年最後の日記です。年末年始は私の実家淡路島で過ごすことになりました。去年は実家がお寺の友人宅で除夜の鐘をつきながら新年を迎えたのですが、今年はおせちをゆっくり作りたいので、除夜の鐘は断念しました。ブログのほうもしばらくお休みします。再開は年明けの４日以降になると思います。では、今年最後にクイズの出題です♪こどもたちと一緒にやっても、おもしろい答えが出てくると思いますよ～ぜひたくさんの回答をお待ちしていま～す。答えは来年発表します。＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊クイズ“息子よ息子”下の文章を意味の通るように並び替えてください。どうして、そのように並べましたか？理由を教えてください。並び替えられない場合は、なぜできないのか理由を教えてください。１．外科医は「息子！これは私の息子！」と、おののきながら叫びました。２．タンクローリーが、ある男性と、彼の息子をしきました。３．息子は入院しました。４．彼の身元を、病院の外科医が確認しました。５．路上で交通事故がありました。６．父は即死です。＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊明日はダンナが仕事をお昼で終え、仕事仲間３人と忘年会。うちの庭で焼肉をやるそうで、私は朝から肉と酒の買い出しの役目。。あさってから里帰りするから荷物の準備とか家の掃除とかゆっくりしたかったのですが、まあ今年も大きな怪我なく無事に仕事を終えることができそうでよかった、ということで忘年会一緒に楽しもう！と思います。みなさまもよいお年をお迎えください★

  2005.12.28

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• 動物園ってどんなとこ？

  近頃、遠出をしていませんでした。晴れの日になかなか休みが取れないのと、金銭的に遊びに行く余裕がないのと。。なので今月は久しぶりにどこか息子も楽しめるようなところに行こう！と話していました。鳥羽水族館か白浜のアドベンチャーワールドどっちがいいかな。ということで昨夜、入園料や開園時間などを調べてみました。yahooの検索で「白浜　動物」と入力したら、私はてっきりアドベンチャーワールドが初めに出てくると思ったのに、そうではなかったのです。そこで、私はすごく衝撃的なできごとを知ることになりました。出てきたのは、地球生物会議ＡＬＩＶＥのHPに掲載されている‘南紀白浜アドベンチャーワールド ゾウの「調教」虐待事件’についてでした。（記事はこちら）ＡＬＩＶＥは、すべての生物が生存可能な環境保護のために、生命や環境を大切にする社会やライフスタイルの変革を求めて活動する非営利の市民団体だそうです。その記事の内容を簡単にまとめてみます。＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊ゾウは本来、母系の集団で暮らすとても社会的な動物で、人間に飼育された場合は飼育係りと深い絆を結ぶ動物だと言われます。しかし、ワドベンチャーワールドでは、20年もゾウの飼育をしていた飼育係りを別の部署に移動させ、言うことを聞かなくなったゾウに対して驚くべき暴力的な「調教」を始めたのです。その調教というのは、長時間、４つの足を鎖でしばる、先のとがったヤリで付く、餌を減らすなど、動物を力づくで服従させようというものでした。動物園の業界団体である日本動物園水族館協会の対処の仕方も、ひどいものです。協会の理事会でこの件を取り上げたものの、「適切な調教で問題ない」とし、「問題なのはこのような内部告発を許した運営体制だ」として、いっそう、飼育担当者に対する管理強化を促したもようです。協会には倫理規定があり、倫理委員会もありながら、内部関係者だけで構成する形式的なものにすぎず、なんら機能していません。＊ ＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊これを見て、重たいため息が出ました。実は和歌山に引っ越してすぐの頃、アドベンチャーワールドに行きました。そして、ゾウの前で写真を撮りました。調教していたのは数人のタイ人でした。従来の調教師は日本人、事件を起こしたのはタイ人だったようです。（タイ人を悪く言っているわけではありません。）このような事件の後（２００１年に起きた）だったのかと今さらながら知り、心がどんよりしてしまいました。。アドベンチャーワールドではそれ以前にもパンダやシャチが死んだことがあり、死亡原因も詳しく研究されなかったそうです。ＡＬＩＶＥのＨＰを見て、動物園というものについて深く考えさせられました。ＨＰに掲載されているズー・チェックを紹介したいと思います。（長文です）ズーチェックとは、イギリスで始まった動物園を監視する運動のこと。＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊～ズー・チェック～　“動物園に行く前に”★狭すぎる檻　動物園の動物たちは幸せでしょうか？　もしあなたが一日中、いえ、一生の間、畳２～３枚の出口のない部屋に閉じこめられて、朝から晩まで人目にさらされていることを想像してみて下さい。　おそらく部屋の中をぐるぐる回ったり、自分の頭をかかえこんで、髪の毛をかきむしったり、気が変になったような仕草をすることでしょう。★退屈な毎日　野生の動物は、食べ物を探すために一日のほとんどの時間を過ごしています。　季節ごとに、どこに行けばどんな食べ物があるのか、探し学びながら食べることは、動物たちの生活を生き生きとさせています。　たとえば、肉食の動物は、獲物を見つけ、追いかけ、捕まえるために、猛スピードで走ります。　草食の動物は、仲間と群れて、危険に注意しながら、一日中おいしい草を探して、もぐもぐと口にしています。　でも、動物園では食べ物を自分で探して食べるという、動物にとって一番大切な行動がうばわれています。★いつも見られている　野生の動物は人間と目を合わせることを嫌います。　彼らにとって見つめられることはおそわれることと同じです。　それなのに、動物園では動物たちは人の目から逃げることができません。　わざと客の見えるところに餌がおかれ、食べる姿まで人に見られています。　動物舎には、隠れる場所もありません。　夜用の寝室（といってもただのコンクリートの箱）があったとしても、日中は扉が閉められています。　動物にも、プライバシーが必要なのです。★一人ぼっち　ゴリラやチンパンジー、ゾウやイルカなどは、家族や仲間といっしょに群れでくらす動物です。　仲間たちとさまざまなコミニュケーションを取り合い、豊かな心の生活をもっています。　でも動物園では、彼らは牢獄のようなコンクリートの狭い檻の中に、ほとんど一人ぼっちで閉じこめられています。　動物たちは孤独のせいで、半分死んだように暗い淋しい目をしています。　動物にも仲間が必要なのです。★騒々しすぎる　お客さんが楽しめるようにと、遊園地のある動物園がたくさんあります。　遊園地の大きな機械が回る音や人の声、ときにはスピーカーから流される音楽などのせいで、動物たちはひどい騒音の中におかれています。　夜になっても明るいままの施設もあり、静かな自然の中で暮らしていた野生動物たちにとっては、大きなストレスです。　イルカのように超音波で仲間と交信する動物にとっては、水槽内に響く騒音は、飛行機の爆音を耳元で聞くのと同じくらいと言われます。　動物にも静かさが必要です。★曲芸は楽しい？　イルカやアシカのショーや、クマやサルの曲芸は、見て、楽しいですか？　自然の中では決してしないぐさや振る舞いをさせるために、どんなに多くの虐待が行われていることでしょうか。　調教はほとんどの場合、あめ（えさ）とむち（暴力）を使って行われます。　そしてサルもクマも、芸をするのは子供のときだけです。　大きくなると、危険だという理由で隔離され、あわれな一生をすごさなければなりません。　自然の中で、イルカは40歳以上も生きるのに、水族館で芸をしているイルカはの平均寿命はわずか２～３年です。　曲芸は、動物たちにとっては、少しもおもしろくも楽しくもありません。★災害が起こったら？　阪神大震災の時、神戸市の水族館の電気が止まり、魚たちの９０％もが死んでしまいました。　ヨーロッパでは洪水で動物園の動物がおぼれて死んだり、逃がしてやることができずに安楽死させられてしまいました。　戦争がある国では、動物園の動物たちは食べものを与えられず餓死したり、殺されてしまったこともありました。　もし大災害が起こって電気や水道が止まったら、たくさんの動物たちが生きていけなくなります。　猛獣たちが逃げ出す恐れもあり、人も動物もパニックになってしまうでしょう。　イタリアでは、このような理由から、動物園廃止法が提出されました。★自然がない！　動物園では世界中の珍しい動物を見ることができるかもしれません。　けれどもそれはただの外見の形だけです。　動物たちが、どんな場所で生まれ、どんなものを食べ、どんなに生きてきたのか、少しもわかりません。　いま映画やテレビなどの映像技術が発達し、豊かな自然の中で懸命に生きているさまざな動物たちの姿を見ることができます。　そんな自然の中の生き生きとした動物を見たり知ったりするほうが、ずっと感動できるし、楽しいのではないでしょうか★こどもたちはどこへ？　　毎年、春になると動物園ではかかわいい赤ちゃんが生まれます。　でも、毎年生まれているというのに、檻の中の動物の数は変わりません。　いつのまにか、生まれた子供の姿も消えています。　動物たちはどこへ行ってしまうのでしょう？　狭い動物園では数が増えると飼いきれなくなるため、「余剰動物」として、処分したり、動物業者や海外に売り渡してしまうのです。★絶滅から守れる？　有名な動物園では、野生で絶滅しかけている動物を増やして、守っているといいます。　そのためにたくさんのお金と人手をかけてもいます。　でも、どんなに動物園でも数を増しても、動物たちが帰っていけるふるさと（生息地）があるのでしょうか？　野生動物が生きていくことのできる自然を守ることができなければ、本当の意味での「種の保存」ではありません。＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊このような視点から動物園を見てみると、今までとは全く違ったふうに感じますね。私自身なんとなく動物園を好きになれなかった理由がはっきり分かった気がしました。動物は大好きなんですが。学校の遠足で動物園に行く時も、ただ「動物を見に行こう！動物と触れ合おう！」というのではなく、このようなことを事前に学んでから行くようにすれば単なる遠足とは違ってきますよね。動物や自然が大好きなこどもたちには、しっかりと伝わると思うのですが。ＡＬＩＶＥについて、もっと詳しく知りたい方はぜひＨＰ見てみてくださいね。野生動物・家庭動物・畜産動物・動物実験などについても深く知り、考えさせられると思います。・・・さて、今度のお休みはどこに行こう。

  2005.12.07

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  「未来」を教える

  将来が不安、未来に希望が持てない・・・と言った話が巷でよく聞かれますが、これからの日本・世界を担うこどもたちは未来について実際どのように感じているのでしょうか。今日は「未来」をイメージすることについて考えてみたいと思います。「過去の未来は、現在にあり、　現在の未来は、過去にあり、　未来の未来は、現在にある。」　　（John McHale）私たちがそうであるように、現在の私たちの選択や決定などはすべて、私たちの子孫が暮らす世界の枠組みを形成するものとなります。だからこそ、私たちは価値観や行動様式などに再検討を加え続ける姿勢が必要なのです。あなたはどんな未来を描いていますか？私たちの子孫はどんな未来に生きることになるのでしょうか？現在同様、それほど変わらない未来？今、私たちが直面している危機（核戦争の恐れや飢餓、環境破壊など）がより緊迫になっている未来？独裁性の強い政府によって秩序が強化されている未来？科学と技術の進歩の速度を速め、より効果的にそれらを活用して、現代における課題は克服されている未来？権力は分散し、より人間的でエコロジカルな未来？それとも・・・？？誰しもがよりよい未来を望んでいると思います。では、よりよい未来のために自分が失ってもいいと思うものは・・・？そして、よりよい未来のために自分ができることは・・・？＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊「６０分の目盛りがある時計を思い浮かべ、その時計が人間が文字を発明した時から始まるのものとしよう。　一周は３０００年分、１分の目盛りが５０年分となるであろう。　われわれの生活条件に大きな変化があったのは、ほんの９分前（このとき、印刷機が西洋文化の中で発明された）のことである。　電報、写真、蒸気機関車などが登場するのは３分前。　２分前には、電話、回転プレス機、映画、自動車、飛行機、ラジオ、１分前には、音声付画像、　そして、テレビが登場するのは１０秒前、コンピュータは５秒前、衛星放送は１秒前のことにすぎない。　情報伝達において最も重要な媒体となっているレーザー光線も最終秒の中で現れる。　われわれの生活のさまざまな側面をこの時計に当てはめてみても、同様の結果が得られるであろう。」　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（Neil Postman and Charls Weingartner）人類は変化の速度をはやめています。加速する社会の変化に直面したとき、こどもたちはその社会に対応し、生き抜いていく力を身につけているでしょうか。歴史を学ぶのと同時に、未来をみる視点も養っていく必要があるのではないでしょうか。未来に対するイメージが、現在の行動に結びつき、それが未来の可能性に影響を与えると考えるとすれば、よりよい未来のために未来に視点を向けた教育を取り入れることも必要だと思います。そして家庭でも、あらゆる機会に未来の側面を取り入れて、過去と未来を見通すことのできるこどもたちを育んでいきたいと思います。未来は予見したり、事前に決定しておくことはできないけれど、私たちは未来に対して無力ではなく、個人が影響を与えることもできるのです。私たちの行動や決定が（それをしないことも含めて）、未来を形作るのです。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（参考文献：『地球市民を育む学習』）↑こんな風に世界を見たら、どんな世界が見えるだろう？↑

  2005.11.10

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  捨てる？食べる？

  ◆◇◆NEWS◆◇◆フリーページ「いろいろ蒸しパン」UPしました♪大根の皮と葉っぱにんじんの皮と葉っぱジャガイモの皮（まだ緑っぽくなっていない皮）さつまいもの皮ごぼうやれんこんの皮（？）菜っ葉類の根っこブロッコリーの茎キャベツや白菜の外側の１～２枚と芯などなど・・・食べますか？　捨てますか？ブロッコリーの茎やほうれんそうの根っこなどは食べている人が多いかもしれませんね。うちでは全部食べます。根菜類はタワシでごしごしこすれば土がとれます。基本的に皮はむかずに調理しますが、むく時は厚めに（これがポイント！）むきます。むいた皮は、きんぴらにしたり、刻んで味噌汁の具にしたり、イモ類は油でカリカリに揚げてもとおいしく食べられます。分量が少ない時はビニール袋に入れて保存しておき、ある程度たまったら豚汁の具にするなど工夫しています。大根菜はビタミン豊富で栄養満点！野菜の中でもトップクラスです。うちでは、みじん切りにしたものをごま油で水分が飛んでぱらぱらになるまで炒めて、塩多め・ゴマ・ちりめんじゃこを加えて、ふりかけを作ります。ごはんにかけたり、混ぜておにぎりにしたり。保存もきくので作り置きに便利です。炒めた大根菜に味噌を加えても、ごはんのお供にいいですよ。葉っぱをさっとゆでで５cmほどに切ったものを冷凍しておくと、味噌汁にそのまま使えるので便利です。キャベツなどの外側の数枚や芯（小さく刻む）は煮ものやスープに使えば、中の葉っぱと変わらず食べられます。もったいないからできるだけまるごと食べたいです。全体を食べてこそ、栄養がきちんととれるのです。捨てる部分があると栄養が足らなくなり、それを補うためにあれもこれも！とおかずが増えるそうです。そうなると栄養過多になりがちです。特に精米したお米（白米）を食べているとそうなりやすいとか。きちんと食べていれば、少量で栄養も足りる。健康の秘訣ですね！野菜を捨てることなくいただく食べ方、他にもいろいろ教えてください♪↓　本文とは特に関係ありません。↓　化学肥料を使用したきゅうりと、使用していないきゅうりを比べました。↓　化学肥料は収穫量を上げ、大きい野菜を作ります。↓　味は小さいほうがぎゅっとつまっている感じで断然おいしい♪

  2005.11.01

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  Hola! amigos!!

  ＜メキシコ国旗の意味と由来＞　緑は国家の独立を、　白はカトリックへの信仰心を、　赤は民族の統一を象徴する。　中央の国章に描かれている鷲は国鳥で、アステカ建国の伝説に由来する。 うちの２階の窓には外から見えるようにメキシコ国旗を飾っています。片田舎の山村でこの国旗はかなり目立っているようで、引っ越した当初、近所の方からも「あれはどこの国旗じゃ？」とよく聞かれました。「田舎では目立ちすぎるからやめたほうがいいんじゃない？」とも言われました。。でもわざと目立たせてあるのです。笑。メキシコ人やメキシコに関係のある方がこの国旗を見て、声かけてくれたらいいなあ～と思って^^メキシコとの接点を何か持っていたいのです。うちのだんなは、わざとややこしく言うと、在日メキシコ系日本人です。つまり、生まれも育ちも日本で、メキシコ人と日本人のダブル（ハーフ）です。メキシコ料理は好きですが、メキシコの公用語スペイン語はほんの片言しかしゃべれません。メキシコの文化などは知ったつもり？でいます。だんなのお母さんはメキシコ人です。お父さんと出会い、メキシコから日本に来ました。日本が大好きな人らしいです。でもお父さんとは別居中でもう１０年近くメキシコで暮らしています。その理由は私たちは知りません。私はだんなのお母さんと会ったことがありません。だんなのお父さんは日本人です。生まれも育ちも日本です。私と私の両親は生まれも育ちも日本の日本人です。そういうわけで私の息子は４分の１がメキシコ人の４分の３が日本人です。だんなにとっても息子にとってもメキシコは母・祖母の国、特別な国であると思います。もちろん私にとっても。お母さんはまだ国際結婚が今のように多くない時代に日本に来たので、たいへん苦労もされたと思います。親戚にもあまり歓迎はされなかったようです。そんな中、日本語を学び、こどもたちとは日本語で話し、作る料理も和食が多かったようです。日本の暮らしに溶け込もうと努力なさったのだと思います。「外人」という差別をこどもたちに受けさせたくなかったのだと思います。すべて私の推測でしかないのですが。。３人のこどもを育て上げた後（一番末っ子がまだ中学生の時）、お父さんとの間に何があったかは知りませんが、お母さんはメキシコに帰りました。双方の話は食い違っていて、正直よく分かりません。お母さんは年に一度クリスマスの時にだけカードかFAXを送ってくれ、年に数回電話もかけてくれます。こちらからは時々だんなとお父さんが仕送りをしていますが、どこかに消えてしまって、お母さんに届かないこともあります。日本に帰ってきたくてもすぐには帰ってこれない現実を考えると、日本とメキシコの差、お父さんとお母さんの気持ちの差を感じずにはいられません。いつかお母さんにメキシコ料理を教えてもらいたいな。メキシコの古い歴史をたどる旅に出てみたいな。

  2005.10.27

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• 自問

  大学時代の話です。「現代社会の諸問題」という、一般教養の講義の初日に出された課題で、担当教官が書いた論文“社会的「底辺層」と「われわれ」の関係性についての一考察　～野宿者に対する「差別」と「支援」を中心に”（田巻松雄）を読んで２千字程度の批評・感想を書け。他の論文は読む必要はない、引用も特に必要なし。というものがありました。この課題、私は提出することができませんでした・・・単位は一応取れましたが「優・良・可」のうち「可」でした。単位のことはともかく、この提出できなかった課題が心の奥にずっとずっとひっかかっていました。いつか課題に取り組みたいと思っていました。今日がその第一歩になるかもしれません。この論文は本当にたくさんの示唆に富んでおり、このブログでも機会があれば少しずつ紹介していきたいと思っています。今回はその中から、こどもや野宿者にボランティアとして関わってきた私が、最も考えさせられた部分のひとつについて書いてみたいと思います。以下は、第４章第２節“支援と「市民」に対する意識の問題”から引用。＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊支援への関わりを通じて感じやすい優越感は、被支援者に対するものに限定されるわけではない。（中略）社会からの排除や攻撃が野宿者を追い詰めているのに、なぜ一般の「市民」は無関心を装い何もしようとしないのか、そして差別意識を持ち続けるのか。この種の怒りや不満が、支援活動を支える正当な原動力の１つであることもまた確であろう。しかし、支援に関わるということが、次のような意識を醸成しやすいという点にも留意が必要である。それはつまり、支援している自分は一般の市民とは違うのだと感じる意識、野宿者を追い詰めている市民社会の加害性から自分は免れているのだという意識である。（中略）「市民社会」の加害者性を問題視して闘っていく姿勢は重要である。しかし、支援しているということ自体は、決して自分自身の差別意識や「市民社会」の一員であるという加害者性を免罪させるものではないし、自己優越感との関連で生起しやすい「市民社会」への批判は、自己批判へと立ち帰らせる内的契機を持たない。差別や加害者性というイメージに基づく「市民社会」への固定的な観念、そして自分は一般の「市民」とは違うのだという優越感、こうした意識や感覚を支援する者が持つ場合、「市民社会」に対する過剰な敵対意識が醸成されることにもなる。この種の意識を伴う支援が、われわれ（野宿者と支援者）対「市民社会」という対立図式を強め、社会の状況を野宿者にとってより住みにくくさせてしまうという可能性も否定できない。＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊長い論文の一部分なので、これだけを読んでも分かりにくいかもしれないですね。。ただこの部分は、野宿者支援に関わっていなくてもまたボランティアをやっていなくとも誰にとっても考えさせられるものがあると思います。論文を読んだ当時の私はボランティアの端くれで、暇があれば（いや、暇を作っては）ボランティア活動をしていました。ボランティアが楽しいと思っていました。「それまで未知であったものを理解したような気になる楽しさ、ごく小さな親切を行って相手から感謝される楽しさなど」、それが「アヘンとしてのボランティア」と言われるものだということは後ほど理解しました。釜が崎で日雇い労働者として働きながら、野宿者支援に関わっている方が「おっちゃんらは、あんたらのためにおるんやない。」と言っていたことを思い出します。私たちが「よい経験」をするため「勉強」するために、おっちゃんたちがいるわけではないのです。そして、施設のこどもたちも、障害のあるこどもたちや大人たちも、体が不自由になったお年寄りたちも、そうですよね。私たちひとりひとりは社会の一員として、このようにより弱い立場へと追いやられている様々な人々との関係をどのように捉え直し、どのような関係を作り上げていくかを問われていると思います。個人的な出会いの中でお互いの気持ちをぶつけ合いながら、共に考えていく姿勢が必要だと思います。

  2005.10.25

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• わたしは飢えていた

  わたしは飢えていた　　そのわたしの食料を　あなたがたは家畜の餌にしたわたしは飢えていた　そのわたしの肥えた土地に　あなたがたの会社は冬のトマトを植えたわたしは飢えていた　　けれどあなたがたは　南米からのステーキを締めなかったわたしは飢えていた　けれど米　わたしの日用の糧の育つ所に　あなたがたのための茶畑がつくられたわたしは飢えていた　けれどあなたがたは砂糖きびや　マニオクから自動車の燃料をつくっていたわたしは飢えていた　けれどあなたがたの工場排水は　魚の住む水に毒を流しているわたしは飢えていた　けれどあなたがたは金の力で　わたしの食料を買い上げてしまったわたしは飢えていた　けれどわたしの国の畑には　あなたがたの贅沢のために　珍しい果物が植えてある　～中略～わたしは飢えていた　けれどあなたがたは　食べるものをくれなかった　　　　　　　作　ベルトホールド・ブルクハルト　　　　　　　訳　伊藤規矩治これは私が大学で国際協力や開発援助について学んでいた時に出会った詩で、第３国（途上国）の人からのメッセージです。私たちは気づき考えなくてはなりません。私たちにとっては当たり前の生活水準やライフスタイルが、海外の多くの人に依存して成り立ってきたものだということに。私たち個人の生活は広い世界と関わっています。私たち誰もがクモの巣のように地球を覆う、巨大で複雑に入り組んだ相互作用と相互依存のネットワークに組み入れられています。クモの巣のどこかに触れれば、他のどこかに、ときには全体に、振動を与えるように。たとえば、あなたは今日何を食べましたか？その食べものの生産国はどこですか？原料は外国産でも国内で加工されたものもあるかもしれませんね。なぜ産地と加工地が異なるのでしょう？その理由を考えてみてください。または、あなたが今着ている服、素材は何ですか？綿なら、その生産地はどこですか？ナイロンなら、その原料となる石油の産出国は？どこで縫製されたものでしょうか？糸やチャック、ボタンはどうでしょう？自分の身の回りにあるものに限定してみても、その狭い世界ですらグローバルな関係から見なければ理解することができません。このようなことに気づいていくことが、地球市民として生きる一歩だと思います。この日記でも少しずつ、市民の権利・開発・平等・平和・社会・持続可能な環境などについて取り上げ、分かち合っていきたいと思います。（参考文献『地球市民を育む学習』）

  2005.10.17

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