「もう一度生まれたら、花に」
私は、大学2~3年の1年間と卒業論文の資料調査のために数ヶ月韓国に滞在していたことがあります。私が韓国へ渡るきっかけになったのは高校生の頃、日本で最も多い外国人が韓国・朝鮮の人だということを知ったからです。そして、どうしてそうなのかを知る必要があると感じ日本と韓国の歴史についてたくさんの本を読んだり勉強会やボランティア活動に参加したりしながら考えてきました。どうして日本と韓国は「近くて遠い国」と言われるのか?日本と韓国の間にある見えない壁を見ようと、一生懸命になればなるほど真実は遠のいていくような気がしました。過去のことをいくら勉強しても、しっかりと手ではつかめない感じがしました。そうして私は、自分と同年代の韓国の若者の暮らしや文化、歴史観を知りたいと思い韓国に渡ることを決心しました。今日の日記で紹介するのは韓国の漫画家overkwonさんが、日本軍性奴隷問題をテーマに作成した漫画です。ナヌムの家で歴史館研究員として働いている一兵さんとその友人Bさんが日本語に翻訳しました。漫画を読んで感じることがいろいろあると思います。自分が感じたことをぜひ大切にしてください。「もう一度生まれたら、花に」*ナヌムの家は、太平洋戦争末期に日本によって性的犠牲を強いられた元日本軍従軍慰安婦のおばあさん達が集まり、暮らしているところです。私自身はナヌムの家に行ったことはありません。今度、韓国へ行く機会があればぜひ行ってみて、ハルモ二(おばあさん)たちとお話してみたいと思っています。韓国へ行く機会がない方は大阪のコリアンタウンや近くの韓国食品店などへ行く機会がもしあればただ買い物のやりとりをするだけでなく、もう一歩踏み込んでお話してみてください。どちらからいらしたのかいついらしたのか・・・いろんな事情の方がいることを知ることでしょう。日本と韓国・中国の関係や歴史に触れることができると思います。私もそういう機会があるときには勇気を出して声をかけています。アジアの国々と日本が本当に友好な関係を築いていけますように日本と、日本が過去の歴史の中で傷つけてしまったすべての国々が平和になりますように世界人類が平和になりますように----------日本軍「慰安婦」問題の解決を求めるキャンペーン◆「沈黙の叫び」上映会と安海龍監督講演会/「ナヌムの家」絵画・写真展◆◇日 時: 2006 年 9 月 18 日(月・祝) 午前11:00開場 ◇場 所: 大阪府立労働センター(エル大阪)南館10階 〒540-0031 大阪市中央区北浜東3-14 地下鉄谷町線・京阪電鉄「天満橋」駅から西へ300m ◇参加費: 800円 ◇主 催: 在日コリアン青年連合(KEY) ◇プログラム 1.「沈黙の叫び」上映会 13:00~ 日本軍「慰安婦」の経験をもち、韓国で今を生きるハルモニたち。 彼女らにとって日本とは何だったのかを映し出す。 キャプション・映像にはハルモニたちの名前や経歴の紹介などはない。 ただハルモニたちのありのままの姿と言葉で綴る。 飾らぬその言葉に真実があり、重みがあり、力がある(監督:安海龍)2.安海龍監督・梁澄子氏講演会3.「ナヌムの家」ハルモニ絵画/写真展