映画紹介「将軍様、あなたのために映画を撮ります」第七藝術劇場(大阪)・・・阪急十三駅の西改札口を出て下さい。※徒歩で3~5分程度です
これは、実話の映画化だ。詳しい本も出版されている。闇からの谺―北朝鮮の内幕〈上・下〉 (文春文庫) 文庫 – 1989/3 崔 銀姫 ・ 申 相玉 (著)2002年の小泉訪朝で、「拉致問題など、ありえない」と断言した、土井たか子や、リベラル派の「世界」、「金曜日」、新社会党、社民党などの主張が、一気に崩壊した。今、あらためて、真実を検証するため、生き証人による、この映画を紹介します。都合の悪い情報は、「見ざる」「聞かざる」「言わざる」で、やりすごそうという新社会党や 社民党の人たちは、たぶん、この映画は観ないと思う。真実を求めたいという人は、是非、観てほしい。 (はんぺん)―――――――――――――――――――――――――――映画紹介「将軍様、あなたのために映画を撮ります」崔銀姫(チェ・ウニ)、申相玉(シン・サンオク)、金正日 ほか《映画》と《金正日》、驚愕の拉致事件の真実。 2016年/イギリス/97分/彩プロ 配給(c)2016 Hellflower Film Ltd/the British Film Institute ロス・アダム、ロバート・カンナン 第七藝術劇場(大阪)・・・阪急十三駅の西改札口を出て下さい。※徒歩で3~5分程度です10/29から上映、詳しくは、第7藝術劇場のサイトで!!一般 1,800円/専門・大学生 1,500円、シニア 1,100円/中学・高校生 1,000円/小人 700円 ★第66回ベルリン国際映画祭 Panorama Dokumente 部門出品★第31回サンダンス映画祭 ワールド・ドキュメンタリー・コンペティション 以下資料・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 北朝鮮に拉致された女優と映画監督。彼らはどのようにして生還できたのか当時の関係者らや家族、そして拉致被害者自身の証言を交え、拉致の真実とその過程を明らかにする1978年、韓国の国民的女優、崔銀姫(チェ・ウニ)が旅行先の香港から忽然と姿を消した。不審に思った崔銀姫の夫で映画監督の申相玉(シン・サンオク)は彼女の行方を追うが、彼自身もまた行方が分からなくなってしまう…。 実は二人は北朝鮮に拉致されていた。5年余りもの間、お互いの生存を知ることもなく、彼らは別々の場所で政府関係者や軍人たちの監視の下、自由のない暮らしを送っていた。申相玉は数回に渡り、脱出を図るも失敗し、強制収容所に入れられていたという。ある日、金正日の仲介によって再会を果たす崔銀姫と申相玉。そして、彼らは金正日から“ある重大な指示”を命じられるのだった──。 拉致被害者である崔銀姫本人の証言や、その子供たち、当時事件を調査した香港の捜査官や米国務省関係者、元CIA職員らのインタビューを通じて、拉致から86年に亡命するまでの8年間に及ぶ北朝鮮での生活が明らかにされていく。また、劇中では崔銀姫らが密かに録音していた金正日の肉声テープが初公開され、拉致に言及するその内容は、世界中で大きな反響を呼んでいる。亡命から30年経った今だからこそ、明かされる数々の真実は、闇に隠された北朝鮮という近くて遠い国の片鱗を知る術となる。 ―――――――――――――――――――――――――孤独な独裁者が愛したもの、それは映画だった──映画を愛した独裁者と映画に取り憑かれた映画監督、二人の映画狂に運命を翻弄された一人の女優映画マニアとして知られている金正日は、平壌の中心部に「国家映画文献庫」を建設し、およそ2万本のフィルムやビデオテープを所有していたといわれている。日本や欧米の映画などを数多く鑑賞し、『ゴジラ』や『男はつらいよ』シリーズのファンだったとも伝えられている。 一方で、金正日は映画を芸術や娯楽ではなく、政治的な道具として、父・金日成と金一家の偶像化や政策のために利用してきた。国民から“将軍様”と崇めたてられてきたが、金自身はそれが虚構であると理解し、孤独を感じていたのかもしれない。そんな金正日にとって申相玉は、唯一対等に大好きな映画について語り合うことのできる貴重な存在だったに違いない。子供たちと引き離され、悲しみに暮れる崔銀姫とは対照的に、申監督は金正日から与えられる潤沢な資金と自由に撮影できる環境の下、映画制作に熱中してゆくのだった──。 申監督と崔銀姫が北朝鮮で映画制作に携わった期間は3年程度だが、およそ17本もの作品を制作。日本人スタッフも多数参加した北朝鮮初の怪獣映画『プルガサリ 伝説の大怪獣』(85)は日本でも公開され、カルト的な人気を誇っている。他にも崔銀姫が監督した『帰らざる密使』(84)はチェコ国際映画祭特別監督賞を受賞するなど、二人が制作した作品は海外の映画祭に出品され、高い評価を受けている。