映画「この世界の片隅に」★戦時下の暮らし 「おしゃれ手紙」の丸写しで・・・・
映画紹介「この世界の片隅に」★戦時下の暮らし 天地はるなさんの「おしゃれ手紙」から、丸々、そっくり借りました!!! ■この世界の片隅に■昭和20年、広島・呉 私はここで生きている。 昭和19年、18歳の少女・すず(声:のん)は生まれ故郷の広島市江波を離れ、日本一の軍港のある街・呉に嫁いできた。 戦争が進み様々な物が不足していく中、すずは工夫をこらして食事を作っていく。やがて日本海軍の根拠地であるため呉は何度も空襲に遭い、いつも庭先から眺めていた軍艦が燃え、街は破壊され灰燼に帰していく。すずが大切に思っていた身近なものたちが奪われていくが、日々の営みは続く。そして昭和20年の夏を迎え……。 第2次大戦下の広島・呉を舞台に、大切なものを失いながらも前を向いて生きていく女性すずの日常を描いた、こうの史代の同名漫画をアニメ映画化した人間ドラマ。 『マイマイ新子と千年の魔法』で評判を呼んだ片渕須直監督が、徹底した原作追及、資料探求などを重ね、すずの生きた世界をリアルに描く。 主人公の声をのんが演じる。 映画の冒頭「悲しくてやりきれない」という曲が流れた。■悲しくてやりきれない:コトリンゴ■♪胸にしみる 空のかがやき今日も遠くながめ 涙をながす悲しくて 悲しくて とてもやりきれない このやるせない モヤモヤを だれかに 告げようか半世紀近く前の「フォークルセダーズ」のヒット曲。コトリンゴの歌でいっきに、映画の中に入っていく。 主人公のすずが戦時下でありながらも、楽しくくらしている。すずに息を吹き込む声の役がのん。のんびりとした言い回しや声の質もなにもかも、もはや、のん以外にすずの声はありえないと思うくらいにピッタリ。 戦時下の生活は、悲しくて悲しくてやりきれないとばかり言っていられない。 戦争中といえど、毎日の暮らしはある。 食べ物がないからと、ツクシやスミレを摘んで食事を作る。 着物をモンペに仕立て直す。その暮らしをリアルに生き生きとえがいている。アニメだけがつくれる世界観があった。もう一度みたい映画だ。 「この映画が見たい」の声が生んだ、100年先に伝えたい珠玉のアニメーション クラウドファンディングで3,374名のサポーターから39,121,920円の制作資金を集めた本作。日本全国からの「この映画が見たい」という声に支えられ完成した『この世界の片隅に』は、長く、深く、多くの人の心に火を灯し続けることでしょう。100年先にも愛され続ける映画が、ここに誕生しました。この映画は、クラウドファンディングで出来たものだ。■クラウドファンディングとは■クラウドファンディング(CrowdFunding)とは、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語で、クリエイターや起業家が製品・サービスの開発、もしくはアイデアの実現などの「ある目的」のために、インターネットを通じて不特定多数の人から資金の出資や協力を募ることをいいます。 例えば、あるクリエイターが自主制作アニメを制作したいとします。なぜそのアニメが作りたいのか どういうアニメを作りたいのか どういうふうに作っていくのか資金はいくら必要なのか といった情報を、プロジェクトとしてクラウドファンディングサービス上に掲載します。また、出資をしてくれた人(支援者)に対して、何かしらの見返り(リターン)がある場合は、その旨も記載します。このように、みんなの力で資金を集め、映画は作られた。 映画を見た人は、SNSなどで、その素晴らしさを広め、結果多くの映画館で上映されるようになった。まさに、ネットの力だ。 作品が素晴らしかったのはいうまでもない。・・・・・・・・・・・・・