<シリア攻撃>「化学兵器、何度も使用」米高官、背景説明 2017-4-8
2003年3月に、アメリカのブッシュ大統領は、(イラクが大量破壊兵器を保有している)という大義名分をかかげて、国連安保理決議を根拠としてイラク戦争を開始したが、ついに最後まで、大量兵器を見つけることができず、その言い訳に四苦八苦したことは、我々の記憶に新しい。 今回の事態は、それにオーバーラップして、悩ましい面がある。 しかし、フセイン大統領は、逮捕されてからも、1980年代のクルド人に対する化学兵器を使用した大量虐殺について 「必要だった」と正当性を主張し続けていた。 そもそも、戦争行為、戦闘行為というものは、自分たちを正当化することが前提なので、後から、どうこう言われても勝者がすべてということになる。 第2次大戦後のニュールンベルグ裁判や東京裁判は、(勝者の勝者による裁判だ)と批判される一面を持っていることも事実の一端だ。 「正義の戦争」「不正義の戦争」という分け方自体が、無意味に思えてくる。 「自衛のための戦争」は、やむを得ないとは思うが、誰も、心底から、戦争を望んではいないにもかかわらず、現実的な要請?として、対応を迫られる結果だ。 これが・・・人類の破滅につながるような気がする。 皆さんは、どう思われるか? (はんぺん) <シリア攻撃>「化学兵器、何度も使用」米高官、背景説明