金正日の「喜び組」はこうして堕落させられた 2018年12月13日 高英起(デイリーNKジャパン編集長)
拉致被害者で、2,002年10月に帰国を果たした(蓮池薫)さんは、2017-10-20 AERAのインタビューに答えて、次のように言った。 北朝鮮に拉致されていた24年間は、たとえ自分の子どもでも本心を明かすことはできませんでした。それが日本では、どんな場所でも本音で自分が正しいと思うことを話すことができます。この自由は北朝鮮で暮らしていた時は考えられなかった。自由に話せることで自我を感じることができ、「蓮池薫」を取り戻したと思えます。 蓮池薫氏が、非難して止まない、この北朝鮮を こともあろうに党機関紙で称賛した小グループがあった。「おかしいだろう・・・」と聞いたが、この新社会党の友人からは、ついぞ、まともな答えが無かった。 これが、日本のリベラルの実態だった。青年時代に、僕が期待した(リベラル)(社会主義)は、こんなものだったのか・・・・・ため息が出る。 社会主義に憧れを持ち、社会変革に人生を賭けてみようとした多くの若者を知っている。みな、古い大人の世界、古い大人の常識の殻を打ち破り、希望のある未来社会を夢想したモノだった。 彼らの希望の芽を摘み取ったのは、誰だ・・・ウソと言い逃れで、目の前の問題に真摯に向き合ってこなかった彼らリベラルたちが、多くの若者を潰(つぶ)してしまったのだ。 予断と偏見でしか、周りの出来事を分析できない彼らには、まったく未来は無い。これは確信だ・・・今でも、いくつかのHPで、彼らの言動をウォッチしているが・・・1970年当時の文書かのような錯覚を起こさせるようなものばかり・・・・で、呆れてしまう。 ため息ばかりをつきながら・・・僕は、今年の12月に、70歳の大台に到達する・・・ 皆さんは、どう思われるか? (はんぺん)――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――金正日の「喜び組」はこうして堕落させられた 2018年12月13日