会談4時間で決裂発表…65時間電車に乗って来た正恩氏“手ぶら” 2019-3-1 韓国中央日報日本語版
今回の米朝会談、リベラルたちの反応はどうなんだろう? と、いつも考える。やみくもに、南北融和、米朝融和を 「平和のサイン」と夢想してきたムキには、(想定外)ということだろうか? 僕の診たても、(想定外)だったが、その内容は、リベラルたちと180度異なるものだ。 ぼくは、当初、国内に難題を多く抱えて、かつ、来年の大統領選挙を控えて、トランプは、ポイントを稼ぎたいのでは・・・・ その流れから、(大胆な妥協)で、「得点稼ぎ」にのめりこみそう・・・という、悲観的な見方だった。 それが、北朝鮮ペースで進められれれば、またぞろ、独裁者=金ジョンウンに息つぎをさせてしまって、経済制裁の効果を減殺しかねない、それが、「北朝鮮の復権」につながりかねない・・・・という恐れが少なからずあった。 北朝鮮の体制が独裁維持、専制的先軍政治維持で、金正恩の思い通りに進むことが、最悪のケースとしてあったわけだ。これでは、問題の解決には、まったく値しない。経済制裁の解除で、財政は回復し、潤い、もちろん、核ミサイル開発は、続行される。 アメリカの歴代大統領は、この北朝鮮ペースに翻弄されてきて、失点を重ねてきたのだ。失敗の歴史から学ぶべきだったが、ようやくトランプが、一矢を報いた・・・といったところか? 日本のリベラルたちは。こういう見方はしない。北朝鮮の軍国主義、専制政治を非難してこなかった彼ら(新しい社会主義を夢想する人たち)は、やみくもに、「融和」を叫ぶのみだ・・・彼らに、未来は無いだろう。 あらためて、リベラルたちが、決して叫ばない(経済制裁の意義)について、記しておくと・・・ 「資金を断つこと、開発資金の枯渇により、(もはや、核ミサイルを放棄して、開放政策に転換しなければ、生き残る道はない)と、金ジョンウンに認識させることが最も重要」 「経済制裁により、国家財政が窮迫すれば、(支持層へのバラマキ)も出来なくなり、支持層を動揺させることができるだろう。」 「金日成―金正日―金ジョンウン・・・3世代にわたる親子世襲の独裁体制は、取り巻きの特権階級と絶対忠誠を誓う親衛隊(軍隊)に支えられている。 多くの民衆の惨憺たる困窮の原因は、すべて、この専制政治・先軍政治にある。 金一族は、国家財政を一手に握り、支配体制の強化のためには、ふんだんに(バラマキ)をして、特権階級を手懐け(てなずけ)てきた。」 「戦争によらない、平和的な解決の道は、国連制裁決議による「経済制裁」を徹底強化するしかない。先軍政治のために、3世代にわたって、北朝鮮人民の困難な生活が続いてきたが、独裁政治が続く限り、止むことは無い。共産主義による悲劇が、ここでは繰り返されてきた。」 「(善意の経済支援)は、独裁政治の延命にしか貢献しなかった・・・という、苦い教訓がある。(善意の支援)は、共産党が、一括管理して、金一族の取り巻きにのみ配給された。本当に苦しんでいる人民の口には届かなかったのだ・・・・・」 「核ミサイル開発の資金源を断ち切ることで、(問題の解決には、平和的な話し合いしかないこと)を わからせることだ・・・それが唯一の平和的な方法だ」 トランプが、どこまで、頑張れるか? は、わからない。大統領としての資質的欠陥を多く抱えたこの人物に、ある意味、地球の未来を委ねなければならないという、皮肉な運命には、空を仰いでため息ばかりが、出てしまう。 皆さんは、どう思われるか? (はんぺん) ―――――――――――――――――――――――――――――――――― 会談4時間で決裂発表…65時間電車に乗って来た正恩氏“手ぶら” 2019-3-1