新型肺炎の中で中国はいかにして14億人を食べさせているのか―シンガポール紙 2020-2-11 レコードチャイナ
こういう情報を見ると、複雑な気持ちになる。全体主義は、「悪」だ・・・と言ってきた。今でも、その実例の証拠は、(山ほどある・・・)から、撤回する気は無い。 しかし、今回の新型コロナウイルス騒ぎ。中国共産党は、市民生活に混乱が発生すると、独裁政権にとって(命取り)になるので、強権を発動して市民生活の安定を図り、市民の不満が中央政府「共産党」に向かわないように、最優先課題として、取り組んでいるようだ。 それは、独裁政権(全体主義)だから可能でもある。 中途半端な弱体政権では、信頼されない政府を見捨てて、民衆が暴徒と化し、商店を襲ったりして、略奪が横行するなど、(無政府状態)になることも、しばしばだ。 (武漢封鎖)が可能になったのも、共産党独裁政権だからこそ・・・で、これは間違いない。世界の他の国で、武漢(1,100万)のような大都市封鎖ができる国は、そう多くは無いだろうと思う。 感染症対策の基本は、初期の拡散防止(=封じ込め)で、封鎖を徹底すれば徹底するほど、結果として(被害全体)を少なくできるという。 皆さんは、どう思われるか? はんぺん――――――――――――――――――――――――――――――――新型肺炎の中で中国はいかにして14億人を食べさせているのか―シンガポール紙 2020-2-11 レコードチャイナ 2020年2月8日、環球時報は、「新型コロナウイルスの感染が拡大している中で、中国はいかにして国民を食べさせているか」とするシンガポール紙ザ・ストレーツ・タイムズの記事を紹介した。 ザ・ストレーツ・タイムズの記事はまず、「先週、北京市では市内へ入る車両の長い行列ができていた」と紹介。「新型コロナウイルス感染の兆候がないか医療関係者による検査を待つためで、その前からも豚コレラ汚染の都市への拡大のために、14億人を食べさせることは中国にとって大きな挑戦の一つとなっていた」とした。 その上で、「パニック性の買い占め発生から数日のうちに、中国の関連部門は必須の食品と医療物資の輸送車両のための優先道路を設けた。食品の大幅な値上がりも社会の混乱を招く。これこそ中国政府がこの問題を最も重視している理由である」と分析。 北京東方艾格農業諮詢有限公司のアナリストである馬文峰(マー・ウェンフォン)氏は、「食品は重要だ。マスクより重要ともいえる」と述べたという。 記事は、「政府による関連措置は中国の首都で功を奏している。北京市内の某スーパーを訪ねたところ、生鮮食品の売り場には商品があふれていた」と紹介。 買い物に来ていた主婦は「何の心配もしていない。必要なものは何でも買える」と語ったという。また、関係者は、「明らかな物価上昇がみられた一部の地域でも、生鮮食料品輸送車両のための優先道路のおかげで価格は元に戻っている」と述べたという。 記事はこの他、「中国政府は全国各地の穀物庫に大量のコメや小麦などを備蓄している」と紹介。中国の食料・物資備蓄部門も、地方政府に対して穀物と油が品切れになることなく市場の安定を確保するよう、必要に応じて応急処置策を取るように求めているという。 関係者によると、中国の穀物庫の備蓄は十分でコメや小麦の備蓄は国内の消費量の1年分以上あるそうだ。また、中国は豚肉の輸入を増やているだけでなく、国有食品企業に対して供給を増加させるよう指示もしているという。(翻訳・編集/山中)