子ども
「でね、『お子さんですか?』って言われたの」パフェをぱくつくムスメ。ーぶわっはっは、私もあったよ、むかし。と、木の実のタルトを堪能する母たるワタシ。彼氏とデートしていて、他の人から彼氏が言われた言葉。私も娘も、チビで幼児体型、声が甲高く服装もおしゃれではないのでぱっと見、(よく言えば)幼く見えるらしい、よく見ればバレるのだが。私の彼氏、いまの旦那だが、当事からおっさんくさかったからなあ。娘の彼氏は若く見えるのに。でもウチの娘は確かにもっと子供にみえるか、こないだもソフトドリンクを勧められて「ロックの焼酎、身分証明書みます?」と店員さんを慌てさせてたからなあ。ま、いまや当方は老いさらばえて子供どころか孫までいてもおかしくない歳。旦那と連れ立って歩くこともないし。外見だけでなく中身も、そう。頼りたくても頼れない、歳ばかりとった幼稚な旦那をみては甘えんな!私はあんたのかーちゃんじゃない!と、ちゃぶ台ひっくり返し返したい気分をだまし騙し、はやく尻尾が生えて裂けて妖怪化したいなあ、と孤狸妖怪認定資格を充たすためにせっせと妖気研鑽ちゅう、あんたはこうはなるなよ、我が子よ。自分はいつまでも少年で居たい、なんて男はただの甘ったれ。女に母の献身や優しさを求めるのに自分たちは場を読むこともせず協調力もなく、周りが気を遣うのが当たり前と傍若無人。プライベートでは親として子をみる自覚がなかったり。掛け声ばかり大きく逃げ足ばかり早い、強い力にもの言わせ弱者を叩いて嘲笑う男性たちの、なんと情けなくみっともない、図体ばかり大きな幼児ぶりなことか。