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慰霊祭に出席

９月の中旬に、ちぃを出産した病院から案内が来ていました。ちぃを亡くしたとき、なぜちぃがこうなってしまったのか、上の二人のこともあったし、この先のことを考えて病理解剖をお願いしました。以前、天使ママさんのブログでそういうのに出席された・・・というのを見てから我が家にもそういう案内がくるのだろうか、気になっていました。そしてやっときました。迷わず《出席》に丸をつけて葉書を返送しました。案内には「平服でお越しください」とあり、いわゆる平服とは礼服までいかないけれど、きちんとした服装のことを言いますが旦那さんはスーツを持っているものの、働かなくなってだいぶ経つ私はカジュアルな洋服しかなく、しかもこのところの体重増加のためまともに着られる、季節に合った服も限られてしまいました。なので二人共合わせてカジュアルながら、黒を意識した組み合わせの洋服で出かけました。周りの方々は、礼服の人もいたり黒っぽいスーツの男性や、女性はモノトーンの服装の方が多かったです。中にはＴシャツに短パンの女性も・・・。（訳がありそうな感じもありましたが）開催病院側の方々（教授・先生・学生さん）は、礼服、黒のパンツスーツが多かったように思います。－－－－－－－－－－－－－－－天使ママさんのブログで一番気になっていた事柄。ちぃの名前のことです。受付をするときやはり［○○ベビー］と記載がありました。もちろんカルテや診察券にはそのようになっており、出生届けを出したのはその後なので仕方ありません。家を出る前、旦那さんにそのことを話して意見を聞いてみました。やっぱり名前があるのだからベビーと言われるのは寂しいね・・・と。なので受付で、○○ベビーでなく名前で対応していただきたいとお願いしました。その時点で、慰霊祭の中で故人の名前がどのように使われるかわかりませんでしたが、言うことは言おうと頼みました。会場に入ると中には祭壇が。小さい映画館くらいの広さの中に、病院学校関係者、付属学校の生徒さん、故人のご家族がたくさんいらっしゃいました。正面には故人（病理解剖・司法解剖・献体された方）の名前が貼り出されており、ちぃはやはり［○○ベビー］と書かれていました。さすがにさっきの（受付は開式間際にしたので＾＾；）今では間に合わないか～っと旦那さんと話していました。祭壇にまつられた故人は１８０人余り。ベビーはちぃともう一人だけのようでした。大きい病院でＮＩＣＵもあるので、亡くなったのは２人だけではないと思うのですが、生まれてすぐ名前も間に合わないでその上解剖・・・決心できる親御さんはそう多くはないでしょう。私たちもできることならさせたくなかった。こんな小さいのに、もうこれ以上痛い思いなんてさせたくない！ちぃには申し訳ないことをしてしまいました。だけどわかったことも多く、今の治療方針にも役立っていると思います。献花が始まり、感謝をこめて故人の名前を読み上げてくださいました。５０音順に読んでいるらしく、そろそろかな～っと旦那さんと耳を澄ましていると「○○◆◆◆殿」フルネームでちぃのことを呼んでくれました；；（伏字ばかりですみません・・・）心の中で思わずガッツポーズをとってしまったのと、同時にまたひとつ　ちぃがこの世に生まれた事実を確認できたことがうれしかったです。公式な文書、母子手帳、骨壷、ちぃの名前が書かれているものは決して多くありません。だけど確実に、私のお腹に宿り生まれてきたことは事実です。それがたとえ、ごくわずかなときだったとしても・・・。－－－－－－－－－－－－－－－びっくりしたことは式の最中は、病院関係者のカメラマンが式場内を撮影していて、そのせいかもしれませんが閉式となり会場を後にする頃になって遺族の方々（私たちなんかよりずっと年配の人ですよ）が携帯電話を片手に、正面に貼り出された故人の（もちろんお身内でしょうが）名前を撮影しだしました。それを見たほかの遺族の十数名くらいも「私も撮ってくるね」と携帯片手に前へ出て行きました。これは何の会なのでしょう。もちろん献体された方などは立派だとは思います。多くの故人はちぃよりも長く生を受け、思い出や記録もそれなりにあるでしょうに慰霊祭の、貼り出されている故人の名前を撮影すること、残すことの意味が私には全くわからなかったのでした。

バースデー

先週の通院あたりからあまり気持ちが本調子でなく、でも案外普通だったりとか悪夢を連続で見たり（久しぶり～）やらいろいろ偏った過ごし方をしていました。昨日はちぃの１歳の誕生日でした。数日前からいろいろ思い出しては、自分の心にヤスリをかけるような時計を見ては１年前の同じ時間のときのこと思い出さずにはいられませんでした。それまでとは違う期待と、同じ結果。ちょっと疲れていたので当日のケーキはあきらめようと思っていたのですが、ネットでかわいいアイデアが載っていたので作ることにしました。自慢ではありませんが、ケーキのデコレーションがとても苦手です！！懸命に作って冷蔵庫へしまっておいて、帰ってきた旦那さんに何も言わずに見てもらいました。　旦那　「ポット？」違います・・・数字の１なんです。確かに自分でもなんだかわからなくなって、鳥に見えてきたりして。市販のスポンジケーキをカットして１に見立て、生クリームをかけました。苺がなくって、旦那さんは桃・梨ダメなんで缶詰のフルーツも今回はやめて、冷凍のブルーベリー＆ラズベリーを使いました。（結構高いものですね、冷凍フルーツ・・・）このあと白く残ってる部分に、キウイでちぃの名前を描いてから家族５人で食べました。ちぃへのプレゼントは、かわいい小さな絵本と旦那さんがかわいい花束を買ってきてくれました。やっぱりなんとなくバースデーケーキは買ったものより（ブサイクでも）作ったものがいいなーっと思った私でした。誕生日は年に１回しかありませんものね。

月命日

今日はちぃの初めての月命日です。５月１１日にちぃは生まれました。本当に本当にちぃには申し訳ないことをしたと思っています。母体搬送され、状況がよくないということで即出産になり、時期は早すぎたけどてっきり元気に生まれてきてくれると思っていた旦那さんは立会いも、産後すぐに会わせてももらえず私もちらっと見ただけで、すぐに連れて行かれてしまい会わせてもらえませんでした。別室へ行ったちぃの様子を聞くのが怖く誰も教えてくれず旦那さんと二人で、分娩室に取り残されました。産声もあげなかったのできっとすぐに治療してくれてるんだと信じ待っていました。すると別室に呼ばれ、まだ動けない私はストレッチャーに乗ってまで呼ばれまだ私たちは、元気なちぃに会えるものだと信じ行きました。ＮＩＣＵに置かれた保育器にちぃはオムツ姿でいました。あれ、治療したのなら点滴や呼吸器などついてるものじゃ・・・と思ったとき新生児科の先生から事実を聞きました。涙も出ず「ああ・・・またか・・・」そう思いました。なぜお腹で育てられないのでしょう。抱っこしますか？という問いに何も応えられませんでした。かろうじて胸の上にちぃを乗せてもらいしばらく一緒にいました。ＮＩＣＵから戻る途中から寒気がしだして私は感染して熱が３８度以上もあったのですごい寒気が始まり体が自由になりませんでした。寒くて寒くてストレッチャーの上でも両足をバタバタ動かしていなくては耐えられないほど血圧や体温を測ろうとした周りの人たちも諦めるほど体が震え、自由にならず電気毛布をかけてもらってもだめで最終的には座薬をいれてもらいなんとか落ち着きました。時間にして１５分ほどのようでしたが、あの時は私も死ぬんじゃないかと本気で思った。その後もまだ痛いことはありましたがそれはまた折を見て。陣痛と張りを耐えていたときちぃは大人しくしていてくれました。そうお願いしていました。だけど、もしかしたらその頃から少しずつ元気がなくなってきてたのかなと思うと、とてもせつないです。今日はちぃの日。私はいつものように過ごしています。何か特別のことをしてあげたいけど思いつきません。ひなのときほどではありませんが落ち着きません。早めに薬飲んだせいかな。薬飲んでれば、飲みたくてもお酒飲めないし・・・。やっぱりお酒は控えられません。夕食を食べ終わって、酔いが治まってくるころ辛くなってきます。朝から辛い日もあります。ちぃちゃんただ私たちを困らせるために来てくれたわけじゃないよね？？なにか来たい理由があったんだよね？教えてちょうだい。お願いします。

みんなにありがとう

ありがとう。応援してくれてありがとう。先生方・看護師さんたち・入院友達・ブログお友達・ＮＩＣＵの先生・父・妹・義両親、そして旦那さんありがとう。.。・゜・。..。・゜・。..。・゜・。..。・゜・。..。・゜・。..。・゜・。..。・゜・。. ちぃあなたは私のお腹にやってきたとき「今きたよ！今度は大きく産んでね！！」とばかりに表現して来てくれたね。あの時は半信半疑だったけれど、妊娠がわかって本当にびっくりしたしうれしかったよ。あなたは２５週で産まれてきました。あなたに会いたくて、お母さんはは３ヶ月以上入院したけど小さく産まれてきてしまいましたね。週数相当よりは大きかったけれど運のいい子だったら、育つ大きさだったけれどお腹の外で暮らすには準備が足りなすぎだったのよもう少しゆっくりしてきてくれたらよかったのにいろいろな人が　ちぃのためにとても良くしてくれました。すごくすごく大変だったけどＮＩＣＵの空いてる病院もみつけてくれてみんな本当に応援してくれたんだよ。あなたが産まれてそしてお空に帰ってだいたい２週間たちました。入院の後半はほとんど寝たきりだったお母さんですがだいぶ体が動くようになってきましたよ。少しだったら階段も下りれるし。ただね痛み止めを飲んでも取れない肩の痛みがつらいなぁ。ちぃちゃんは今何をしてるかな？あなたのお父さんとお母さんで一生懸命あなたにぴったりの名前を考えたんだよ。気に入ってくれたかな？少しだけ漢字が難しくてお父さんは漢字が少し苦手で出生届には悩んで書いてたけどとてもかっこいい名前だとお母さんは思ってるんだよ。この５月の景色にぴったりの名前だよ。お母さんのお友達があなたがまだまだ小さいときから「男の子だと思う」ときっぱり言ってくれてそれを聞く前から　お母さんもそう思っててエコーで判明したときにはうれしかったんだよ。お母さんの担当の看護師さんもお母さんとちぃが９歳になった姿の夢を見たと教えてくれたときに言ってもないのに”男の子だった”と言ってくれたときお母さんはあなたの成長を信じたんだよ。なのになのに。あなたもお兄ちゃんとお姉ちゃんのところへ行ってしまいました。お父さんもお母さんも悲しくて仕方がありません。お父さんもとても悲しいのにお母さんのことをとても心配してくれています。ちぃちゃんお父さんの体調が悪くならないように見守ってあげてください。お父さんは何も言わずにがんばりすぎちゃうんだよ。あなたのお父さんはとてもやさしくてだから産まれてきて大きくなったらとても楽しい毎日が送れたのにお母さんは毎日がんばってるよ。入院中はぜんぜん辛くなかったけど今のほうがもうちょっと辛いかなまたちぃとお話したくなったら手紙を書きます。さきに持っていってもらったお手紙はなんとなく読めたかな？？ひらがなで書こうとがんばったけどいくつか漢字になっちゃったから飛ばして読んでね。お兄ちゃんとお姉ちゃんと仲良くね。ちぃちゃん来てくれてありがとう。

|_-｡) ここぞとばかり

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