プロ指導碁(幽玄の間)より
久しぶりに指導碁を受けたくなり、幽玄の間の加藤朋子五段の指導碁を予約しておいた。今日その指導碁を打ってもらったのだが、ちょっと残念なハプニングがあった。まず、もともと4子局で予約しておいたのに、対局申込をしたら7子の設定になっていた。いきなり7子の碁盤が現れてびっくりした。管理人を呼び出して問い合わせたところ、いったん投了後、接続を切って入出しなおせは、改めて対局申込できるということであった。その指示に従い、今度は無事4子で対局を始めることができたのだが、しばらく打った後、持ち時間が少ないことに気がついた。持ち時間50分の条件のはずが、序盤数手しか打っていないのに20分を切っているのだ。後で棋譜を確認したら、持ち時間21分になっていた。うろ覚えだが、70手辺りでは十数分、100手辺りで6分程度だったと思う。「こんなの絶対打ち切れねー」と、若干イライラしつつ落ち着かない心境で打ってしまった。そして、打った瞬間それとわかる手拍子の致命的なミス。その後、数手打って結局は時間切れ負け。設定しなおしとあわせて2回負けてしまった。ミスの時点で投了すべきだった。加藤五段には礼を失する態度をとってしまった。ただ、置石も持ち時間も、申込画面の条件をよく確認すれば気付いたことだとは思うが、予約条件と違う設定がなされているのは、余りにお客さんフレンドリーではなさすぎる気がする。【第1譜】1手から49手まで黒20とアテたのは余計だったように思う。コウに負けても引いておけば良かろうと軽い気持ちでアテたが、実際黒28となった時点で、白からAにつけられる手があることに気付いた(いつもながら、気付くのが遅すぎる)。白Aに黒Bとは打てないと思う。右上黒34の手は、白35、黒36に続いて白が34の下に打つことを想定し、次に右辺に回ろうと思って打ったのだが、なかなかこちらの想定どおりには打ってくれない。【第2譜】1手から50手(通算99手)まで黒5の手では、ひとつ3の下にアテてから6の所をつないでおくのが良かったか。左下は白18があり裾が両方空いているのに、黒15、17と打ったのはおかしかったか。黒41はどう打てば良いか分からなかった。白が2子を助ければ中央を打とうという手だったが、プロがこちらの思うように打ってくれるわけが無い。【第3譜】1手から36手(通算135手)まで白28に黒29がつまらない手拍子の一手。30にツグしかなかった。局後、加藤プロからひと言だけ指摘があったのは、「そんなにしなくても黒が良かった。白のコスミ(白18)に手を入れておけば良かったはず。」ということだった。ただ、黒が良いといっても細かい形勢だし、時間は数分しか残っていなかったので、とても打ち切れなかったと思う。折角の指導碁だったが、不完全燃焼だった。