お葬式の値段
先日、父が亡くなりました。ちょっと体調が悪いのでと入院したその翌日、急に容体が悪化して帰らぬ人となりました。84歳で持病もあったので妥当といえばそうなのかもしれませんが、私にとっては突然でとても驚きました。数日前にたまたま家族で実家に顔を出して話が出来たのは本当に良かったと思います。さて、人ひとり亡くなってお通夜告別式を普通の仏式で斎場で行ったわけなのですが。すべてひっくるめてやはり100万ほどかかりました。互助会の会費、保険金の補填、皆さんから頂いたお香典で半分以上は賄えましたが、それでも持ち出しは当然出てきます。一番おどろいたのはそのお金の準備が母に出来ていなかった事です。年金暮らしなので当たり前なのでしょうか?いやそれでも50万くらいの蓄えはあるだろうと勝手に思っていた私が馬鹿なのかもしれません。むしろ今までこちらに資金援助を言わないでくれてありがとうと感謝すべきところなのかもしれません。「少し前に健康食品のサプリの支払いをしたのよね~」と母が言っていたことが気にはなりますがw老老介護になりつつありましたから共倒れする前で良かったとも言えるでしょう。犯罪者ではありませんでしたがわりといやかなり好き勝手して生きた父、「私よくわからないの~」で通夜葬儀をすべて乗り切った母、ああ人間てこんなちゃらんぽらんでもちゃんと弔ってもらえて周りから優しくいたわってもらえるんだとかなりの驚きというかカルチャーショックを受けて涙の一滴も出ずに帰って来ました。家路に着く途中の車内で「あんな父や母の姿をみたら私ももっとワガママに生きても良いのかもしれないなって思…」と言いかけたところで食い気味に「いややめて!!」と旦那と娘から全力で否定されました。なんでだよw人生って不公平で理不尽だわw葬儀社だから言えるお葬式の話【電子書籍】[ 川上知紀 ]価格:748円 (2020/12/27時点)楽天で購入