奥宮(龍穴)
室生龍穴神社奥宮。本殿はなく、龍穴を御神体として拝します。これがただの龍穴じゃなくて、蛇行して流れる川が龍そのもので まるで龍穴に向かって流れ込んでいるように見えます。サラサラという水の音さえも、龍神さまが移動するときはこのような音なのかと思えるほど。 流れは見ようによっては龍のウロコのようにも。 ここは「日本三大龍穴」と称されています。あとの2つは、京都・貴船神社奥宮の本殿の下。そして備前長船にあるのだとか。 貴船神社のそれは伝説が残っているだけで、実際に見ることは出来ません。また、備前長船の龍穴もどこにあるかよくわかっていません。どちらにしても、龍神さまと龍穴を見られる場所は おそらくはここだけではないでしょうか。 龍穴神社から室生川を上流に向かって300mくらいでしょうか。 一軒家を過ぎた先に、山側に鋭角に上る道があります。 一応舗装はされていますが、おそらくはこの10年一度も補修されていないのではと不安になるような山道です。 初めての人なら引き返したくなるかも知れません。 実際、強風や大雨の日は通らない方がいいと思います。 小型車なら龍穴(奥宮)への降り口や、途中の天の岩戸に駐車スペースがあります。しかしベンツSクラスやBMW7シリーズ、フェラーリでは行かない方がいいと思います。 水の神を祀る神社ですが、ここには本宮にも御神水はありません。しかし、ここに龍神さまがおられるのは一目瞭然。 奥宮へ向かう山道の山側の崖からは常に水が滴り落ちています。 この日、参拝したのはお昼過ぎでしたが それらは「氷柱(つらら)」としてあちこちに見られました。こんな光景を見たのは初めてでした。 .