雨の内宮
2005年以降、伊勢神宮には毎年必ず参拝しています。本当は新しいお札(角祓)をお迎えするためにもっと早い時期に来たかったのですが、年初より体調が悪くこんな時期になってしまいました。あいにくの天気と思いきや、予想外の好条件。平日の雨模様とあって、いつもは朝早くから人出の多い内宮ですがほとんどシャッターチャンスを待つことなく思う存分に無人の宮域を撮ることが出来ました。人のいない宇治橋や参道なんて、めったに撮れるもんじゃありません。やはり伊勢に来るとテンションが上がります。木洩れ日の差し込む早朝の参道が大好きですが、雨に濡れた宮域もすばらしいと思いました。神宮の常若の杜は最も元気な季節に備え、恵みの雨を喜んでいるように見えたのです。木々の緑は、朝陽を浴びたときとは違った輝きを見せていました。また今年もこうして神さまの前に立つことが出来て本当にありがたい気持ちになりました。やはり伊勢は特別な場所です。もう12年も通い続けているのに、いまだに神さまの前では噛み噛みのご挨拶しか出来ません。荒祭宮風日祈宮雨模様の平日とは言え、到着したのはいつもより1時間以上遅い時間。こんなにゆっくりと内宮を堪能できるとは思いませんでした。そして今回、忘れずに見ておきたいものがありました。以前このブログで内宮や外宮にある「石」をご紹介したことがあります。その時は知らなかった「もうひとつの籾種石」を今回はどうしても見たかったのです。この角度では籾種のようではありませんが、別の角度から見ると籾のような形に見えます。※「伊勢神宮のみどころ~内宮編2015その1~」場所は荒祭宮に向かう参道、御稲御倉神の少し下あたりになります。今回の伊勢は、時間の都合で外宮は正宮だけの参拝でしたが草奈伎神社・大間国生神社や松阪市の神服織機殿神社など、2014年の125社巡り以降に遷御が行われた神社に参拝しました。それらも後日、こちらに参拝記録をアップする予定です。ここには書けない龍水のホンネ「龍水御朱印帳・裏ばなし」~伊勢神宮125社巡り再び?~.