ミニバラ写真館

接木しやすいシャリファアスマ

シャリファアスマ_9652 　イングリッシュローズのシャリファアスマを、接木の試験で試してみました。方法は接ぎ挿しです。ノイバラの枝を１５ｃｍほどに切ってその先端にシャリファアスマの枝を接ぎ、そのままノイバラの下半分くらいを鹿沼土の挿し床に挿しておきました。　初めての試みなので３本試してみたのですが、なんと３本とも活着してしまい、秋には蕾も着いています。同じ方法でミニバラ３種も接いだのですが、そちらは活着率は５０％でした。それだけシャリファアスマは生育力が強いのかなと思いました。　接木の成功要因は、専門の接木テープを使ったことで、これにより接ぎ穂の余分な乾燥が防げ、芽出しを妨げなかったことが大きいと思います。思ったより簡単なので興味のある方は試して見られる価値があるとおもいます。

なかなか開かない切りバラのフィエスタ

フィエスタ_9457　切りバラのフィエスタです。香りの良い絞りの切りバラで、今年の春接木をしました。活着率は比較的良く３本中２本着きました。　花の上がりも良く、強いシュートの先に大輪の蕾をつけます、それは良いのですが、なかなか満開に開きません。これが満開に開いたらきれいなのですが、まだ今年は無理なのかもしれません。　来年の春の花に期待です。

切りバラ品種かおり

切りバラ品種かおり　春先に絞り咲きで香りの強い品種を切花として取り寄せ、接木したものが咲きました。かおりという品種で名前のとおりとてもかおりが強いです。　絞り咲きのバラがあるということも、ネットを検索していてはじめて知り、あまり市販されていないので、これもネットで取り寄せたものです。　４品種取り寄せ、挿し木と接木で活着したものは３種類。１品種は気に入りませんでしたので早期に淘汰し、今は２品種残っています。　さすがに切花品種だけあって、すくすくとまっすぐに伸び、場所をとりません。ただ背は高くなります。取り寄せたときはもっともっと大輪だったのですが、鉢栽培では花径が７ｃｍと小ぶりに収まっています。もっとも栽培鉢も１５ｃｍと小さいですが・・・。　それにしても香りの強いこと、切花にして今卓上に置いてあるのですが、４０ｃｍ離れたところでも香ってきます。わが家の好みでは少し強すぎです。　バラの接木は思ったほど難しくないので、気に入った花があったら接木をしてみたいのですが、栽培場所を考えるとついつい２の足を踏みます。品種を確保する手段が増えただけ、花屋さんの店先を除く楽しみが増えました。

夏のグラミスキャッスル

夏のグラミスキャッスル　グラミスキャッスルがまた咲いています。花径６ｃｍとさすがに小さくなっていますがそれでも優しい風情は変わりません。　この時期は咲くのが早く中心部が直ぐに見えてしまうのですが、ほんのりとピンクを帯びた花芯もかわいい物です。香りをかいでみたのですが、成分が飛んでしまったのでしょうか、まったく香りません。　直ぐに切花にしてコップに入れて置いていますが、部屋の中では２～３日は鑑賞できますので結構長持ちするものです。暑い時期にかかわらず春と変わらないものなのですね。

病気知らずのツルバラ　コレッタ

ツルバラ　コレッタ ツルバラ　コレッタ ツルバラ　コレッタ　ツルバラのコレッタです。ツルバラは一季咲きと思っていたのですが、また今咲いています。春先ほどではないですが輪数もかなりあって観賞できます。　花径は６ｃｍほどで香りもとても良いです。惜しむらくは花弁が散りやすく、散ってしまうと後の掃除が大変なことです。春には満開になったら急いで散る前に切り取っていました。　そんなツルバラですが、この品種の最大の良い所は病気にかからないところです。我家だけの特色なのかもしれませんが、なんの消毒もしないのですが、これまで全く病気にかかったことがありません。植えてから３年、黒点病もうどん粉病も皆無です。アブラムシも着かず、唯一ついたことのある害虫はハマキムシでした。それくらいなら全く問題ないですね。　植えてある場所は北向きの玄関の脇です。道路に面していますので風通しは良いのですが、日当たりはそれほど良いとはいえません。ほかのバラは一切植えていないから病気にかからないのでしょうか。でもお向かいの家のバラではどちらも発生しています。２ｍくらい伸びるブッシュタイプのバラで消毒が必要だと大変かなと思っていたのですが、これはラッキーでした。コレッタを栽培されている他のお宅ではどうなんでしょうね。　

シャンテロゼミサト

シャンテロゼミサト シャンテロゼミサト 　雨続きの中、シャンテロゼミサトが咲きました。イングリッシュローズは開花期が短いので雨に当たると折角咲いても鑑賞できないことが多いですね。　このバラにもポリ袋をかけておき、蕾がややふくらんだ頃を見計らって取り外すと長雨でも傷まないで咲いてくれます。　写真を撮った後すぐに切花にして他のバラと一緒に飾りました。気温が高い中でも香りは相変わらず強いですね。ただ春先の香りと比べると少し軽めに感じるのですが、気のせいでしょうか。　梅雨は沖縄では明けているそうです。関東ももうじき明けてくれるでしょう。この梅雨空の上には真夏の強い日差しが待ち構えているのですよね。この落差が大きいのでバラの葉が日焼けを起こさなければいいのですが。栽培しているシンビジュームは毎年この落差で葉をいためてしまいます。

切りバラの品種かおり接木成功

切りバラ品種　かおり 写真がおかしいですね。直ったらあとでアップしなおします。　明け方は強い雨が降っていました。これでは今日はバラの作業が出来ないなと思っていましたが、今は何とかやんでいて少し手入れが出来ました。　強い雨でたたかれてバラは大丈夫かなと思いましたが、しっかり咲いていたので安心しました。今日は切花品種のかおりをご紹介します。　いしいしさんのブログで切花品種の接木をなさっていることを知り、私も今年試してみたものです。この品種は割合強いようで３本接いで２本成功しました。まだ花径は６．５ｃｍですが大きな鉢で育てれば立派に育ってくれると思います。　かおりの名の通りダマスク系の香りが強く、一輪で十分存在感を示します。ジャストジョイも一緒に咲いていますのでかぎ比べると「かおり」のほうがはるかに重厚で、ジャストジョイは軽い感じがします。ミニバラにはない香りですね。　

シャンテロゼミサト

シャンテロゼミサト シャンテロゼミサト 　香りが良くて比較的コンパクトな樹形ということで、昨年暮れに予約苗で購入しました。今年初めて咲かせるので、どんな花が咲くのかとても楽しみでした。しかし、今回の花ほど心配したことはありませんでした。　実は品種間違いなのではないかとズーっと思っていたのです。春先から蕾がついていたのですが、この蕾から覗いている花の色が真っ黒なのです。写真に写っている左の蕾の先端の色です。少しふくらんできても黒赤です。　この蕾の色はパパメイアンやミニバラのファッションなど、真紅に近い花を咲かせるバラの特徴です。開く頃には色が変わってくるのかなと思っていましたが全く変わる様子がありません。香りが良いということなので蕾に鼻を近づけて匂いをかいでみたのですがまったく香りません。　なにか別の品種が届いたのだろう。仕方がないとあきらめていたのですが、なんと２日で様子が変わりました。突然ぐんぐんと開いてきて中のほうから、薄い色の花弁が見えました。　香りも強くなってきました。間違いなくシャンテロゼミサトでした。花径はまだ８ｃｍほど。もう少し開いたらアップしようと思っていたのですが、昨晩からのあいにくの雨で写真は撮れそうにありませんので、昨日撮った写真をアップします。　香りはうわさにたがわず強いですね。ミニバラにはない香りで、濃厚な香水の匂いです。正直言えばこういう香りは苦手です。香水のお好きな方は良いのでしょうね。さすが香水の国フランスの作出花です。　

ローズゴジャール

ローズゴジャール ローズゴジャール 　ハイブリットティーローズのローズゴジャールです。ずいぶん古い品種ですが、販売されているところをみるといまだ健在のようです。　ん１０年前に購入して、その挿し木を姉の家に渡し、さらにその挿し木が里帰りして今、我が家で咲いています。姉によると花の咲いた枝を挿し木しておくと簡単に着くそうです。　ハイブリットティーは大鉢でなければ栽培できないと、これまで１０号の野菜栽培用のプラ鉢に植えていたのですが、場所をとりすぎるので昨年暮れに８号のスリット鉢に植え替えました。　それでも樹形がコンパクトになってしかも花の大きさは変わらず咲いてくれました。この夏の水遣りが心配ですが、普通のバラでも剪定の仕方によってコンパクトに栽培できるのだなと改めて確認しました。　花径は１３ｃｍ。香りのほのかにします。表弁と裏弁の紅白のコントラストが私は好きです。この形は３日程度しか保ちませんので少し花持ちは悪いかもしれません。

グラミスキャッスル

グラミスキャッスル グラミスキャッスル 　今年もグラミスキャッスルが咲き始めました。昨年の５月も５日にアップしていますので、開花時期は１日しか違っていません。　香りもしっかりとあり、ああこれがミルラ香というのかと思い出しました。とても微妙でその香りを抽出してかぎ分けるのはだんだん難しくなりそうです。　なにせこのオールドローズ系統のバラは開花日数が短いので、写真を撮れるときに撮っておかないと、タイミングを逸してしまいます。とりあえず今回はアップできましたので、次回はゆっくりと写真を撮って見たいと思います

ジャストジョイが整形に開きました

ジャストジョイ ジャストジョイ ジャストジョイ　今日は暖かかったですね。この暖かさでジャストジョイが次の花を開かせました。今度はほぼ整形です。　花径は１３ｃｍ。ミニバラに比べると超巨大輪です。香りも強く、離れていてもファーっと匂います。　切花にして花瓶に一輪だけ活けてみました。小さな花瓶から花がはみ出しています。柔らかな光を受けて違った雰囲気になりましたので、いつもと違う撮りかたをしてみました。　これもバラの楽しみ方の一つですね。

モッコウバラが見ごろを迎えています

モッコウバラ モッコウバラ開花　モッコウバラが通勤の通り道で見ごろを迎えていました。モッコウバラの話題は毎年取り上げていて昨年は４月２８日、一昨年は４月２１日でした。　今日は２０日ですので季節的にはそれほど開花の時期はずれていない感じです。　　モッコウバラの黄色はやさしい色ですので、ひき付けますね。この花を見るともうじきバラも咲き出すなと期待感が沸いてきます。　この木のすぐ近くにノイバラの株があるのですが、そちらは伸びすぎを嫌われて大雑把に刈り込まれていました。取り扱いの差にノイバラのほうは文句を言いたいのではないかと思いますが、どちらも道路の際に生えているので、刈り込まれるのも仕方が無いですね。　大きな垣根仕立てに作られている近所のモッコウバラはどうなっているか、機会があったら見に行ってみようと思います。

ジャストジョイが咲きました

ジャストジョイジャストジョイ 　ジャストジョイが一輪だけ咲きました。他の蕾はまだ固いので飛びぬけて早く咲いたものです。花径は１１．５ｃｍ。色も素晴しいです。上の写真は今朝、下の写真は昨日の朝撮りました。　皆さんのブログを拝見し、ミニバラだけでなく香りが良くて鉢栽培が出来るバラを探し、その一つとしてこの品種を選んだのですが、正解だったようです。　昨年秋に大苗を予約購入し、初めて咲くバラですので、背丈はまだ５０ｃｍほどとあまり伸びずに咲いています。大きくなると１．５ｍ位になるようですが、できるだけ切り詰めて丈低く咲かせてみたいと思います。　香りはこれまでかいだことのない香りです。なんと言うのでしょうか。ダマスクに杏の香りをミックスして深くした香りと表現しておきます。香りの強さもかなり強いです。強度６～７程度でしょうか。気温が高くなるともっと強くなるかもしれません。追伸　案の定気温が上がると香りは一段と強くなりました。離れていても香りが漂います。香り強度は文句なく１０です。屋上に咲いていても観賞できませんので、切花にして部屋に置きました。とても素敵な香りと色で、いよいよバラの季節到来と喜んでいたのですが、部屋に香りが充満し頭が少し痛くなりました。　香りの強い品種は、屋外で観賞する方が良さそうです。

切りバラ　フィエスタ

フィエスタ 絞り切りバラフィエスタ 　絞り咲きの切りバラ、フィエスタです。この状態で花径９ｃｍ。開ききったらどれくらいになるのでしょう。２日前の写真と比べてもほとんど変わらないですね。咲き進みがゆっくりなのでそれだけ花の保ちが良いということでしょうね。　これまでご紹介した絞りの切りバラは、一緒に活けても何とかまとまりがあります。こうした花が自分で栽培できて、ミニバラの花と一緒に活けたときどのようなバランスになるのか、これも興味が沸いてきました。　絞りバラを集めていらっしゃるかたのサイトを拝見するとずいぶんたくさん品種がありました。その中で私が気に入った品種を注文したもので、それもいつも出回っているわけではないようです。もっとも今は冬ですので、季節になれば出回るのかもしれません。　今回接木が成功したら、今度は花屋さんの店先でも、切花のバラを覗いてみようかなと思っています。でもなんとなく花屋さんというのは自由には覗き難いのですよね。

切りバラ　絞り　ピンクインテュージョン

絞り切花ピンクインテュージョン絞り切りバラ　ピンクインテュージョン 　切花の絞り品種、ピンクインテュージョンです。先日ご紹介した絞りバラと一緒に届きました。　写真を見て選んだ花ですが、これも花径９ｃｍの大輪で見事でした。香りも「かおり」ほどではありませんが、しっかりとありました。　こういう絞りの花は、ミニバラにはありませんね。鉢が７～８号でも栽培できるなら、自分で育ててみたい品種でした。　切花は枝だけで６０ｃｍもありますので、きっと相当背が高く育つのでしょうね。でも横に張らなければなんとか置けるかなと思っています。　

切花　絞り品種　かおり

絞り切りバラかおり 絞り切りバラ　かおり 　バラの接木をするときにネットを調べていたら、絞りのバラを集めている方のホームページに行き当たりました。そこには様々な絞りのバラがあったのですが、切花で興味を引く花がありました。　あまり見かけない花なので、どういうところで購入できるのかわかりませんでした。そのホームページを参考に探して購入してみました。　これは「かおり」と言う品種です。二つ並べると全く別の印象ですが同じ品種です。香りは強いという解説でしたが、確かに強い香りでパパメイアンに似ていました。　最初は見慣れない印象でしたが、家内が生け花にしてくれた姿を見ると、結構落ち着きました。切花用というのはどこが違うのかなと思いましたが、ステム（花首）がとても長いのですね。　切花用品種の苗は販売されていません。こんな花を自宅で栽培したらどういう風に咲くのでしょうか。着くかどうか判りませんが接木と挿し木を試してみることにしました。利益を目的の増殖は禁止されていますが自分で楽しむ分には良いようです。　こんな切花から挿し木ができるのでしょうか。結果が出たらまたお知らせいたします。

バラ園も黒点病？

バラ園のバラ 　先日、家の近くのバラ園に行ってきました。今秋のバラ栽培の開花状況を見るためです。すでに満開を迎えていました。　いずれもきれいに咲いていましたが、気になるところがありました。バラの下葉がどれもきれいになくなっているのです。　自然現象で落葉したのでしょうか。それとも黒点病で落葉したのでしょうか。切花にするには問題ないでしょうが、バラ園として見るためには背が高すぎる気がします。バラ園のバラ　帰りがけにもう一度見ると、逆光で透けて見えるバラがありました。こういう写真は大輪バラでしか撮れませんね。

シャリファアスマ

シャリファアスマ 　昨日のバラを切花にして窓辺に飾っておきましたら、カーテン越しの光で別の姿を見せてくれました。　花弁が薄いことから、光も透過しやすいのですね。イングリッシュローズの特性をここでもしっかりと表わしています。　今日は体育の日で、とてもいい天気です。久し振りに近くの大きな公園にサイクリングに行きました。広い芝生やグラウンドで沢山の人が思い思いの運動をして楽しんでいました。バトミントンをする人、ランニングをする人・・。３歳くらいの小さな子供とボールをけりっこしている若いお母さん。そうした姿を眺めているだけで楽しいです。爽やかな一日でした。

シャリファアスマ

シャリファアスマ シャリファアスマ　朝日を浴びてシャリファアスマが清々しい咲き方をしました。バラが咲かない中で、薫り高く咲いてくれた花は嬉しいです。　花がきれいというだけでなく、天気が良くて久し振りの青空も加味されているのでしょうね。　ニューヨークの株が大暴落して世界中に飛び火していますね。これからの経済が不安ですが、なんとかしのいでいかなければなりません。バブル崩壊の大暴落で痛い目にあい、株は懲り懲りしています。今はやっと落ち着いてきた経済が再び悪化して、若い人の安定した職場を奪わないよう願うばかりです。

やっと写真が撮れたグラミスキャッスル

グラミスキャッスル 　イングリッシュローズのグラミスキャッスルはかなり前から咲いてくれていたのですが、良い形になると雨で、写真が撮れませんでした。もともと花持ちが悪いうえに雨ではタイミングが合いません。　切花にしてしまえば部屋の中では結構長持ちしてくれるのですが、外では１日の命ですね。　香りが特殊でミルラの香りというのですが、これがミルラかという部分がいまひとつわかりません。もう少し他のミルラ系の香りのするバラを栽培すればわかるのでしょうか。　花持ちは悪いのですが、姿形は優しいですね。さすがにミニバラにはこういうやさしさを持った花は無いようです。うっかりするとすぐに散って床に花弁が散ってしまい清掃に苦労するのですが、早めに切り取る対策で栽培を続けています。　シャリファアスマを同時に購入して栽培しているのですが、葉がなんとなくいじけています。これまで経験が無かったのですが、根頭ガンシュ病にかかったのでしょうか。冬に植え替えてみれば判りますね。

また咲いているピエールドロンサール

ピエールドロンサール 　ツルバラは一季咲きで、そう何回も咲かないものだと思っていましたが、３回目の花が咲き始めました。　地植えにする場所がありませんので３０ｃｍのプラスチック鉢に植えているのですが、そのせいなのでしょうか。　新芽が出てきて、その先に蕾が出てきています。数は数輪ですが咲いてくれるのは嬉しいものです。春の花に比べれば花径は小さいですがロンサールらしい覆輪の花です。

バラ

バラ バラ　自宅に咲いたバラも切花にして飾っていると、また別の美しさを発見することがあります。　屋外の自然光で見る姿と、窓辺のカーテン越しのやさしい光に当たっている姿では、趣きが違ってきます。　切花にする良い点は、早めに切ることによって、株を疲れさせないこと。それに、涼しくて風がない部屋に飾るため、屋外においておくより花の鑑賞時間が１日でも長くなることです。　お花屋さんで購入するバラは茎が長いですが、自宅栽培のバラではそんなに長く切ることは出来ません。それでも小さなコップほどの花びんなら十分いっぱいになるのです。　狭いながらも自宅で栽培した花を部屋に飾ることが出来るのは、小さな幸せです。こういう花はお花屋さんに売っていませんし・・・。

シャリファアスマとグラミスキャッスル

シャリファアスマ グラミスキャッスル 　シャリファアスマとグラミスキャッスルの２番花がやっと咲きました。　長雨とアザミウマの影響で蕾のまま開くことなく傷んでいたのですが、袋かけをしてやっと咲いてくれました。アザミウマ対策として毎晩アファームという農薬を散布しましたが全く効果がありませんでした。　蕾のうちから袋かけをしてやっと傷まずに咲いてくれてホッとしました。相変わらず香り高いです。他のミニバラの写真を撮っているとフワッと香ってきます。　アザミウマの姿は消えてはいませんが、咲けば直ぐに切花にして楽しめますのでまずは一安心です。でも今年のアザミウマの大発生はどうなっているのでしょうか。道端で見かけるガーデニアにもアザミウマがたくさんついています。　

挿し木で咲いた切りバラ

切花挿し木　昨年お花屋さんで見かけたコンパクトな切りバラがきれいでしたので、挿し木に挑戦してみました。昨年５月の頃です。　切り口をカッターナイフで、スパッとくさび状に切り、花を切り取って、葉を２枚残してコップに入れておきました。長さは１５ｃｍほどでしょうか。　時々水を替えてやって、北側の明るい窓辺においておきましたら、１ヶ月ほどで切り口にカルスが形成され、さらに１ヶ月ほどでしっかりと根が出てきました。　これをピートモスで植えて根付かせました。カルスが出たときにピートモスに植えると良いらしいのですが、ついつい水遣りを忘れて乾燥させてしまい、失敗しました。　無事に冬越しをして、とうとう２輪咲かせることが出来ました。ミニバラでは有りませんので、どうしても背が高くなりますが、いまのところ５号鉢で咲いています。　昨年、カルスの段階で植えて乾かしてしまい失敗した切花品種を、もう一度挿し木したいと思っているのですが、切花の売り場にまだ出てきません。自分で楽しむ分にはパテント品でも増殖はいいのですよね。

シャリファアスマでバラ風呂

シャリファアスマ 　香りのよいシャリファアスマ。ちまのんさんに勧められて昨年植えたのがたくさん咲きました。初めてのイングリッシュローズの栽培なので心配しましたが、ミニバラより丈夫ですね。　香りの質と強さに興味があったのですが、さすがに勧めていただいただけあって、パパメイアンと同様の強い香りでした。ダマスク系の香りで近寄るとふわっと香ります。香り強度は申し分なく９か１０ですね。　かなり以前から咲き始めていたのですがこの花の素晴しさを表わせる写真がなかなか撮れませんでした。本来ならやや横から撮る方がこの花の優しさが表わせるのですが、タイミングが合いませんでした。花径も１０から１１ｃｍで切花にしやすい大きさです。切花にしたほうがふっくらと咲き長持ちする感じがします。　昨日の雨と風で大分痛みましたので、咲き残っている花を切って、お風呂にいれバラ風呂にしてみました。パパメイアンで行ったことはあるのですが、シャリファアスマでも顔の近くに花が近寄ってくると香りが漂い楽しめます。　普段なら農薬が心配ですが、前回散布してからかなり経ちますし、昨日の雨で充分にたたかれ残っていたとしても流されてしまっているでしょう。湯船に浮かぶイングリッシュローズの花もなかなか風情があっていいものです。湯船に浮かべたのは下の写真よりもっと開いた花容豊かな花です。皆さんもお試しになってみては如何ですか。シャリファアスマ シャリファアスマ

鉢植えのピエールドロンサール

ピエールドロンサール　今日は夜半の強い雨と、今は強い風で、夜中に何度も目が覚めてしまいました。屋上に見に行ったところ鉢が幾つも横倒しになっています。風がやむまでどうしようもありません。　今日の花は数日前に撮った、ピエールドロンサールです。昨年の国際バラとガーデニングショーで見かけたこの花に魅了され、何とか我家で栽培できないか考え抜きました。　ピエールドロンサールはツルバラで大きくなり、とても鉢栽培は出来ないと思っていたのです。会場で鉢栽培された見本の大株も、鉢の大きさが直径で６０ｃｍ以上はありそうで、こんなに大きな鉢は重量の関係で持ち込めそうにもありません。　それでもある程度鉢が大きければツルバラであって何とか育てられるかなと、挿し木苗を購入しました。　それから１年。なんとすくすくと成長し、立派にたくさんの花をつけてくれました。鉢が小さいからか、花径は地植えの花に比べやや小振りの９ｃｍ程度ですが、それでも充分楽しめます。香りもほのかに感じます。　栽培していて気がついたのは、この品種はとても病気に強いことです。他のバラがうどん粉病や黒点病を発病する中、殆ど発病しませんでした。　我家で栽培している鉢は１０号鉢でこれ以上は大きくしたくありません。この大きさでどのように育つのかバランスを気をつけなければいけませんね。　ベランダ栽培で諦めている方。この程度までならピエールドロンサールも育てられますよ。ピエールドロンサールピエールドロンサール

国際バラとガーデニングショー２

国バラ展国バラ展 　国際バラとガーデニングショーの雰囲気紹介２回目です。開催は明日までですね。他の方がアップされている写真をみると、えっ、こんな場所あったかなと思うことが何箇所かあります。昼食もはさんで合計４時間居たのですが、そんな状態です。自分がかなりな方向音痴なことが判ります。国バラ展 国バラ展18384国バラ展ミニバラ盆栽　バラの展示は、切花部門、生花部門、鉢植え部門、ハンギング部門など盛りだくさんです。自分の好きな花を見ているだけでいくらでも時間は経っていきます。　私はバラを切花にして部屋に飾るので、色の取り合わせや花形などの取り合わせがとても参考になります。ミニバラ盆栽の出品は昨年のほうが豪華で大きかった気がします。国バラ展18196 今回のバラ展の展示で初めて見たのがこの展示です。ミニチュアの家が２棟建ててあるのですが、上の写真の奥に写っている建物を見てください。ミニチュアだということがお分かりいただけますね。その部分を別の角度から撮ったのが次の写真です。バラ展のミニチュア植栽 　ミニチュアの建物は驚かないのですが、その前に作られた段々畑や植栽に驚きました。これが全部生きている本物の植物なんです。こんなに小さな葉の植物の種類は何なのでしょう。ずいぶんいろいろな植物が使われています。（写真をクリックして元画像でご覧いただけると良くわかりますよ。）　その植物の選択の幅広さに知識の深さを感じました。でもこのミニチュア植物は雨や日本の真夏の強烈な日差しに当たったらどうなるのでしょう。こうした祭典でのみ再現できるものなのでしょうか。国バラ展 　この写真は、白で統一された部屋のなかを、バラで飾った様子です。さまざまな容器を使用して、思いがけない飾り方をしています。いささか現実離れした空間ですが、自宅やお店の飾りになにかを取り入れるヒントがありそうです。　

国際バラとガーデニングショーに行ってきました

国際バラとガーデニングショー 国際バラとガーデニングショー 　国際バラとガーデニングショーに行ってきました。予想通り大賑わいでした。沢山の方が写真を撮っておられ、多くの方がブログでご紹介されるでしょうから、私は代表的な所と面白いなと思った部分だけご紹介します。国際バラとガーデニングショー 　会場の全景です。こうしてみるとさほど広く感じないのですが、展示を見終わって、いざ目的のブースを捜そうと歩き回りましたが、同じ所を何度も歩き、諦めかけたときにやっとセントラルローズのブースを見つけました。これだけ明るい所で迷うのですから、暗い迷宮では絶対外に出られないなと思いました。七色のバラ 切花売り場の所で驚いたのは七色のバラでした。どうやらオランダからの輸入物で、花弁に色素をつけたらしいですがその方法は企業秘密だそうです。国際バラとガーデニングショー　会場はバラだけでなくいろいろな花でガーデニングされていましたが、中でも目だったのはこの花でした。名前を忘れました。国際バラとガーデニングショー　ガーデニング大賞の場所は人だかりでとても写真が撮れませんでした。ここだったかなー？国際バラとガーデニングショー　今回のバラ展の中で私の気に入ったのは、切花の飾り方でした。この飾りはほんの一部ですが、フラスコのようなビンの中にバラが入れてあってととも素敵でした。　とりあえず、雰囲気だけでもお伝えします。

ツルバラ　コレッタ　

コレッタ　ツルバラのコレッタです。ツルバラのピエールドロンサールが欲しくて、昨年ネットで検索し出品されていたツルバラです。調べたところあまり日当たりがよくなくても花が咲くというので、北側の玄関に植えました。　昨年の４月頃に小さな挿し木苗を植えたのですが、しっかりと成長し、今年にはもう花が咲いてくれました。ツルバラとしてはそれほど長く伸びないようで今のところ２ｍ程度で収まっています。　花径は６ｃｍほど。アプリコット色で、香りもアンズのような良い香りがします。植えたところは北側なので、今の時期は毎日西日が当たりますが、冬は直射光は当たらないやや条件が悪いところです。　大輪ツルバラは太いシュートがぐんぐん伸びて、その剪定と誘引に手がかかり、棘で腕に引っかき傷をつけてしまうので躊躇していたのですが、これくらいなら何とか手入れが出来そうです。　１９９５年メイアン社のロマンチカシリーズということです。あまり見かけることが無いのですが、植えてよかったなと思っている品種です。秋にも咲いてくれるかはこれからです。コレッタ 　

初めてのグラミスキャッスル

グラミスキャッスル 　ミニバラを中心に育てていますが、香りの分類でミルラ香というものがわからず、どのような香りなのか知りたいために昨年暮れに購入し、今春初めて咲きました。　花径は９ｃｍ。朝方はまだ中心部は開いていなかったのですが、昼近くになりグングン開いてきました。　肝心の香りですが、開き始めはあまりはっきりしなかったのですが、中心まで開くと確かにこれまでのバラの香りとは少し違うようです。ビャクダンで作った扇子がありますが、それで仰いだ香りに似ている気がします。これがミルラ香というのでしょうか。　香りの強さは今咲いているミニバラの、グラウンブルーの方がはるかに強い感じです。しかしミニバラにはこの香りを持つ花はまだなかった気がします。　グラミスキャッスルは、まだ咲いたばかりで、どの程度花の保ちがよいのか判りません。今急に雨が降り始めてしまったので、やや心配です。グラミスキャッスル 　

バラの香り強度指標の提案

バラの「香り強度」指標の提案　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　バラの例示０　香りがまったくしない　　　　　　 　　　無香１　香りがあるらしい　　　　　　　　 　　　微々香　　チュチュ２　香りがごくわずかにある　　　　　　　微香　　３　香りをかすかに感じる　　　　　　　　　微香　　　リヨン４　香りが感じられる　　　　　　　 　　　　弱香　　　５　香りがしっかりと感じられる　　 　　　中香　　　ボナンザ　６　香りの質が明確にわかる　　　　　 　中香　　　ハニームーン７　風に乗って香りがあたりに広がる　　中香　　　粉粧楼８　花から鼻を５ｃｍ離しても強く香る　　強香　　　オーバーナイトセンセーション９　花の周囲に香りが漂う　　　　　　　　強香　　　パパメイアン10　花の周囲に香りが強く漂う　　　　　強香　　　シャリファアスマ　バラの香りの質については、いろいろ分類が提唱されています。しかし、その強さについては強香とか中香、良香などと表現がされていますが、購入してみると香らない場合など結構あります。　人によって香りの感じ方はかなり変わりますが、強さは季節の変化は別にして品種ではイングリッシュローズであろうとミニバラであろうと一定していると思います。　そこでミニバラに限らず、すべてのバラに共通する香りの強度を10段階で表示したら、客観的に評価できるのではないかなと思いました。カレーの辛さやお酒の甘口辛口などの指標もありますので、バラにも「香りの強さ」指標の試案を作ってみました。　私が香りの比較できるのはミニバラしかできせん。ミニバラの選定に当たってこれから栽培される皆さんの参考になるように、私のブログではおおむねこういう段階で香りの強さについて標記してみたいと思います。しかし、粉粧楼とオーバーナイトセンセーションの香りのどちらが強いかなど、まだ迷うところもあります。少し試行してから修正していきます。　バラ愛好家の方のご意見が伺えれば、うれしいです。また、日本バラ会さんが公正な立場で、表現も含め検討していただけるとバラのファンにも喜ばれると思うのですが。（追伸　強度１０のイメージはキンモクセイ、クチナシ、沈丁花、ユリなどの香りです。花本体から離れていて、咲いている場所がわからなくても、その存在がわかる強さです。バラにその香りの強さがあるのかわかりません。もしなければこれらの花は強度１０超にランクしてみてもいいかなと思います。）

ローズゴジャール

　我が家で栽培している、ＨＴの３鉢のうちのひとつです。名称不明のまま永年栽培し続けていて、やっと先日名前が判りました。ローズゴジャールです。作出はフランスのゴジャールで昭和３２年（１９５７）。花弁の裏が白く、表弁が明るいローズ色の大輪種で、ずいぶん古い品種です。香りはごく僅かと言うところでしょうか。　かなり以前に姉の家から挿し木で増殖されて来たのですが、元は私の家から行ったものだったとか。覚えがないのですが、もしそうだとすれば、昭和３９年頃、世田谷の等々力バラ園に行ってバラ苗を購入した記憶があるので、その頃のものかもしれません。　等々力バラ園といえば、鈴木省三氏が経営していたバラ園で、数年後に閉鎖のお知らせが来たのに驚いた記憶があります。お伺いした時はバラ園に花はまったく咲いていなかったので、冬苗の販売時期だったのでしょう。今となっては貴重な思い出です。　ミニバラに力を入れるようになり、ついでに普通のバラも消毒をする様になって、急に力強く咲くようになって来ました。古い品種はほとんど販売されないので、大事にしようと思います。

国際バラとガーデニングショー

　国際バラとガーデニングショーにもう一度行ってきました。前回見落とした箇所とミニバラの花のサイズを確認に行くためです。　電車でたまたま席がご一緒だった方は、愛知県から見えられたそうです。日本全国からお見えなのですね。ガーデニングはすばらしいと言うお話でしたので、今回はそういう目でも会場を見ることにしました。　バラ展の様子は多くの方がアップされていますので、話題になりそうなところだけアップします。２枚目の写真はピンボケでしたので小さくしました。３枚目の写真は前回まったく見落としていたところです。しっかり見なければいけませんね。　ミニバラも販売されていることを確認しました。前回まったく行かなかったところで（回ったつもりなのに）バックスクリーンに近いところにセントラルローズさんが出店されていました。フォーエバーがいくつか出ていましたが、今回はモンテクリストを連れて帰ることにしました。グラウンブルーもちょっと未練があったのですが、１本すでに家にあるので気を悪くするといけないので。　次回からはミニバラ写真館らしく、会場で撮影したミニバラをジャンルをまとめながらアップしていきます。　

ピエールドロンサール

国際バラとガーデニングショウ

　始めて第９回国際バラとガーデニングショウに行ってみました。予想通りの大盛況でした。　一番上の写真手前にコンテストに出品された鉢植えや切花が展示され、中央部分はバラをモチーフにしたガーデニングの見本園が数十ブース展示され、奥のほうの四角いボックスは、販売コーナーです。一番奥にあるのは記憶に無いので、案内図で確認するとコンテストのハンギングバスケット部門だったようです。見るのを忘れました。残念・・。　なにしろ西武球場ドームに展示されているのですから、これを全部見るとなると野球場を一回りした上でくまなく外野から内野まで歩くことになるのです。　ほぼ中央部には皇后陛下、皇太子妃殿下、さや子様の特別出品された生花が展示され、その後ろに神代植物公園や日本バラ会のブースが続いていました。跡見昭氏出品のミニバラの盆栽のブースも光彩をはなっていて多くの人の関心を呼んでいました。　ガーデニングはそれぞれ好みがあると思いますが、これを短期間で会場に作り上げるのは大変だったろうと想像されます。苗のブースには私が期待していたミニバラはまったくありませんでした。それでも、ピエールドロンサールの新苗が１５００円で出ていましたので、記念として買ってきました。　人気の競技花やオールドローズなど実物を一度に見ることが出来たのはショーならではですね。それにしても疲れました。 １枚も中の様子がアップしてありませんでしたので、３枚追加しました。　

トキンイバラ

　　ミニバラではありませんが、家の近くであまりに美しく咲いていたので写真を撮って来ました。オールドローズに似ているでしょう? 近くに寄ったら葉が普通のバラでは有りません。これはなに？　しばらく名前がわかりませんでしたが、植物図鑑で調べてやっと名前がわかった花です。　バラはバラでも、トキンイバラ、別名ボタンイバラで、古く中国から渡来してきたキイチゴの仲間だそうです。花径は７ｃｍほどありボリュームもあって立派です。高さ８０ｃｍほどのこんもりとした株に、たくさんの花を重そうにつけていました。香りがあればとかいだのですが残念ながらありませんでした。トキンは山伏がひたいの上にのせる頭巾（トキン）の飾りになぞらえたものとのこと。　なによりも驚いたのはトゲの多さです。枝はもちろん葉の主脈にまでトゲが生えていて、株元を見ようとちょっと手を入れて、かなりひっかかれました。フェンスにしたらよいかなと思ったのですが、手入れに手こずりそうです。うーむ、やはりフェンスはツルバラにしよーっと。　

モッコウバラ

モッコウバラ posted by (C)ヤスフロンティア　咲いていましたモッコウバラ。ご近所にきれいに咲いているのを見つけてしまいました。ミニバラではありませんが、急いでカメラを持ってカシャッ、またカシャッと撮ってきてしまいました。今日は強風でベストではありませんが、いま撮らなければ・・・。　以前は我が家にも大きく育てていたのですが、事情があって今はありません。この季節に大きく育っているモッコウバラを見つけるとなぜか元気づけられます。　身近にあっても、蕾と咲きかけと満開の状態をじっくり見たことがありませんでした。一輪一輪をみても可愛い花だったのですね。直径２．５～３ｃｍ。香りもわずかにありました。他のバラに先駆けて咲き、バラの季節の到来をいち早く告げてくれるやさしい花。そんなところに惹かれているのかな。