北海道遺産ブログ28 「野付半島と打瀬舟」(別海町、標津町)
総合政策部地域づくり支援局です。もう6月ですね。札幌市内では、学生たちももうすぐ夏服です。夏といえば海。海に浮かぶ舟・・・特徴的な地形が作り出した湾で、ゆらゆらと波に揺られ漂うように漁をする三角帆の打瀬舟。道東には、そんな情緒的な風景があります。 野付半島は全長20数km日本最大の砂嘴(さし)。江戸時代には国後へ渡る要所として通行屋が設けられ北方警備の武士も駐在したと言われています。荒々しいトドワラ(トドマツの立ち枯れた原)や、ナラワラの景観が特徴的で、残春と秋には野付湾に浮かぶ打瀬舟の風景が多くの人々をひきつけています。打瀬舟は北海シマエビ漁に用いられ、野付湾の風物詩として知られています。三角帆に風を受けて、ゆらりゆらりと漂うように漁を行う打瀬船の、霧にかすむ舟影はとても幻想的です。野付半島・野付湾は、300種以上の植物と200種以上の野鳥が確認されており、2005(平成17)年にはラムサール条約に登録されています。 野付半島ネイチャーセンターのホームページでは花暦や野鳥の情報などを知ることができますよ。野付半島ネイチャーセンターホームページ → http://www.aurens.or.jp/~todowara/ 6月30日(土)、7月1日(日)には、「第52回尾岱沼(おだいとう)えびまつり」が開催されますよ。漁協の直売所も出店北海シマエビなど美味しい海の幸にたくさん出会えそうですね。 別海町観光協会ホームページ → http://betsukai-kanko.jp/ ↓北海道遺産については、こちらでも紹介しています。■NPO法人北海道遺産協議会ホームページ http://www.hokkaidoisan.org/Facebook http://www.facebook.com/hokkaidoisanTwitter http://twitter.com/hokkaidoisan