北海道で働く女性たちの状況
皆さんこんにちは。北海道環境生活部道民生活課女性支援室です。 6月23日から29日までの一週間は「令和2年度男女共同参画週間」です! この週間に合わせて、女性支援室では男女共同参画に関する記事を二回に分けて投稿していきます。 第一回は「北海道で働く女性たちの状況」についてです。 まずは下のグラフをご覧ください。 これらのグラフは、各年代別の女性の就業率を表したものです。上が2016年、下が2019年の平均値をグラフ化しています。 この3年間で女性の就業率は全体的に上昇しています。かつての日本では、出産・子育てに合わせて一時的に休職・退職する女性が多かったことから、出産・子育て世代である30代~40代前半の就業率が低くなり、「M字カーブ」と呼ばれていました。 仕事と家庭の両立支援が進んだ現在では、「M字カーブ」の底である35~44歳までの就業率が上昇しています。 そのことにより、カーブが緩やかになり、女性の社会進出がより進んでいる欧米のような「逆U字型」に近づきつつあります。 全国平均は下回っているものの、北海道でも2016年から2019年の3年間で、35~44歳代の就業率が5.6ポイント上昇しており、家事・育児と仕事を両立させる女性の増加が見て取れます。 しかし、男性と比較した場合の非正規率は、依然として高くなっています。 上のグラフは、北海道にお住まいの方の、各年代における非正規の職員・従業員の割合を、男女別に表しています。 女性の非正規率は男性に比べて高く、殆どの年代で50パーセントを超える結果となっています。特に、出産・子育て世代である35~44歳代と、両親の介護などを行う方も増える45~54歳代における男女格差は深刻です。 次回は、北海道で働く女性を応援するための取り組みや、相談窓口等をご案内したいと思います。是非ご覧ください。