福島県二本松市で道外セミナーを実施しました。
★北方領土対策本部です★8月20日(土)、福島県二本松市で北方領土に関する道外セミナーを実施しました。道では、道内の小中学校や各研修会等で北方領土学習や出前講座を行っていますが、今年は道外にも北方領土問題について発信しようと二本松市婦人団体連合会と(公社)千島歯舞諸島居住者連盟が共催で開催した「元島民の北方領土を語る会」に参加させていただきました。まず元島民の団体である千島歯舞諸島居住者連盟の事務局から団体の事業概要を、その後道の担当者が北方領土の概要を説明。 北方領土の地理や歴史、四島がこれまで一度も他の国の領土となったことのない日本固有の領土であることなどに対して、当日お集まりいただいた120人の二本松市婦人団体連合会のリーダーの皆さんが深くうなずきながら真剣に耳をかたむけてくださいました。そして、元島民のふるさとの花「千島桜」や北方領土のイメージキャラクター「エリカちゃん」を活用した親しみやすく多くの人が参加しやすい取り組みを行っていることを紹介しました。北方領土のイメージキャラクター「エリカちゃん」 そのあと、元島民で語り部の木元護さん(国後島出身)から「北方領土の早期返還を求めて」というテーマで講話がありました。戦前の島での生活やソ連兵が攻めてきたときのこと、引揚船での強制送還や収容所での体験談を語りかけるように問いかけも交えながらお話する木元さんに婦人会のみなさんはすっかり引き込まれていました。 木元さんはふるさとを思う気持ちを伝えながら「元島民だけではなく、日本人全員が『北方領土は日本の大切な領土なんだ』という強い気持ちを持ち、返還運動に取り組んでいかなくてはならない」と訴えました。 最後は、福島県婦人団体連合会常務理事で北方領土返還要求運動福島県民会議の事務局長でもある瀧本チイさんが「北方領土返還は大きな声にしなければならない」と話し、瀧本さんが音頭を取り会場全員で「択捉島!」「国後島!」「色丹島!」「歯舞群島!」と大きな声で四島の名前を唱和。婦人会のみなさんの元気と大きなパワーに圧倒されました。婦人会の皆さんは、毎年歯舞昆布を売って、根室市の「四島のかけはし」のふもとにある祈りの火に寄付する活動をしており、「これからも返還運動に積極的に参加しましょう」と締めくくっていただきました。返還運動の輪は、二本松市でも大きく、着実に広がっています 二本松市婦人団体連合会をはじめ、関係者のみなさまありがとうございました。