姥神大神宮渡御祭(8月9~11日)が近づいてきました。
檜山振興局地域政策課の ともちん です。江差町では、今年もいよいよ8月9,10,11日の「姥神大神宮渡御祭」が近づいてきました。町内を歩いていると、どこからともなく、祭りに備えた笛の音が聞こえてきます。姥神大神宮渡御祭では、神輿のお供をする形で、13台の山車(ヤマ)が町内を巡行します。今回は、13台の山車のうち、「義公山(きこうざん)」をご紹介します。 「義公山」のエリアは、柏町、南浜町(旧五勝手村)と南が丘です。山車紋は水戸徳川葵、人形は徳川光圀です。人形は、昭和23年まで乃木将軍(乃木山)でしたが、その後現在の黄門さんになり、「助さん・格さん」を従えた諸国漫遊の旅姿となっています。 町内の子どもが「助さん・格さん」の姿で介添えしているのが特徴ですが、「助さん・格さん」になりたい子どもたちは多く、今年も南が丘小学校から、1日2人ずつ6人の児童が登場します。 「義公山」は、昨年から修復を行っており、昨年は、水引に「天の四方の方角を司る四神」を描きました。、今年は、山車全体の塗り替え作業と金具を新調しています。 熱心に塗り替え作業を行っている、俊塗装の辻直也さん。お父さんの辻俊也さん、叔父さんの菅原一仁さんと一緒に、4月からずっと本業の合間を見つけて取り組んでいます。「細かい作業なので、手間がかかる」と言いながらも、笑顔の直也さんです。 菅原さんは、今年、新たに作った「ぼんぼり」の塗りの作業中です。 「義公山」の山車保存会会長の岩井愼さん。「町内の皆さんの寄付のおかげで、修復作業ができる。 昨年の水引のように、京都から職人を招いて修復することもあるが、 やはり、町内の職人さんの手で、直すのが一番」とのこと。 今月末には塗り替え作業も終わり、やはり町内の業者さんに注文している金具もできて、いよいよ豪華な山車の完成です。 「姥神大神宮渡御祭」については、江差町ホームページをご覧ください。 http://www.hokkaido-esashi.jp/