平成26年度の第1回四島交流訪問が実施されました。
北方領土対策根室地域本部 北方領土対策室からのお知らせです。 5月23日(金)から5月26日(月)の日程で第1回四島交流訪問が実施されました。 四島交流(ビザなし交流)とは、日本国民と四島在住ロシア人との交流事業で、住民同士の交流を目的とする事業です。 平成26年度第1回目となる今回の四島交流訪問団員は、元島民や返還要求運動関係者など総勢65名で国後島古釜布を訪問しました。 国後島は北海道本島(野付半島)から16kmしか離れておらず、沖縄本島(1,206㎢)より広い面積(1,498.56㎢)となっております。5月24日(土) 当初の予定では、5月23日に国後島に向け根室港を出港する予定でしたが、悪天候のため5月24日未明に出港となりました。 根室港を出港した四島交流等使用船舶「えとぴりか」は、約3時間30分かけて国後島古釜布沖に到着し、その後、入域手続を行い古釜布へ上陸しました。 上陸後、訪問団は新しく建設された新文化会館などを視察し、その後、訪問団員は12グループに分かれて、四島在住ロシア人の家庭を訪問するホームビジットで交流を深めました。 (新文化会館) (ホームビジットの様子)5月25日(日) 国後島2日目は、古釜布墓地への墓参や教会・博物館などを視察した後、四島在住ロシア人との社交ダンス交流や意見交換会を行いました。また、夕食交流会では、ソロムコ地区長はじめ、今回お世話になった方々との交流を深め、お互いに理解を深めあい友好親善が広がっていることを確認しました。 (古釜布墓地での墓参の様子) (意見交換会の様子)5月26日(月) 古釜布沖で出域手続きを行った訪問団は、午後12時10分に根室港に帰港しました。 帰港後に行われた記者会見で、壷田団長は「領土問題が解決すべき課題であることは四島在住のロシア人も理解しているようだった。」と話していました。 (根室港帰港の様子) (記者会見の様子) 今回の国後島訪問は、あまり天候に恵まれませんでしたが、みなさん元気に訪問することができました。1日も早く四島が返還される日がくることを願います。