秦氏たちの日本史2 平安時代編は空海に決定
奈良時代編の良弁がやっと脱稿したので、いよいよ私のきのこ目の日本史の原点となった空海にチャレンジするべく、3日間かけてあちこちの狭苦しい部屋の方々に山積みしている本の山を平安時代中心に書棚を整理した。 ようやく密教系の経典の「金剛頂経」までたどり着けたのは何よりもうれしい。金剛界曼荼羅世界からはじめて胎蔵界曼荼羅に移行することにした。 秦氏の日本史としては、良弁の次は世阿弥と思っていたが。能楽はまったくなじみのない世界なのでもう少し勉強してからでないと歯がたたないのでさんざん悩んだが良弁にした。良弁の最晩年と空海の幼年期はかろうじて重なり我が国仏教の奈良時代から平安時代へと連続性も保つことができるし、十住心論でも顕教の華厳経から密教への「大日経」「金剛頂経」「理趣経」(頂経の一部を成す)など密教世界へとスムースに子移行できそうだからだ。あと10年生きれるかどうかもすごい賭けだが、とにかくやれるところまでやり通すことにする。