母恋し
初めての週末休み。午前中仕事というのも慣れた暑くて寝てられなくて、朝が弱い私でも自然と早起きしてしまう。今日は休みだからと8時近くまでごろごろ寝ていたら、窓から頬に太陽の光がサンサンと降り注いでた。どおりで頬が暑いと思った。寝ている間に日焼けなんて、洒落にならない。 ダラダラしていた生活から規則正しい生活に変われるか、ちょっと心配だったけど大丈夫みたい。 休みでも子供たちのことで頭が一杯。どんな風に子供と過ごそうかとつい考えてしまう明日はどんな一日だろうと想像してワクワクする。 仕事をすれば、いろいろ考えなくなるよと妹や父にも言われて、確かにそうかもしれないけれど仕事のおかげでいい面もたくさんあるけれど 母のことに関して言えば勤務先が母が入院していたすぐ近くだから、忘れるということはない。そもそも忘れるなんてことはない。 思い出さないだけ 先日も棚を整理していて、母の最期の数日を書いた日記を見つけてしまい、引き寄せられるように数行読んでしまった読んだらだめだと思うのに、読まないことが罪悪のように読んでしまう。 ありありとその時の様子が蘇り、「嫌だ嫌だ」と心が悲鳴をあげる。夜寝る前もふと思い出すことがある。 その度に心は悲鳴を上げる思い出さないことが罪悪のように振り返り、心が悲鳴をあげる。 いつになったら、思い出が愛しいものに、うれしいものに変るんだろう今はまだ、それには程遠い 思い出すたび、涙がにじむ、心が痛む、母に申し訳ないと思ってしまう。母が恋しい、恋しい、恋しい 私にとって忘れているというのは母を忘れるということではない母がもういないのだ、母は死んだのだという事実を忘れているということだ 今日も声に出して夫に言った「お母さんに会いたい、お母さんに会いたい」笑って言えたのがよかった。 仕事を始めて楽しいけれど、私の中で新しい自分が日々生まれているけれど それでも、母が恋しい私にとっては、母=愛 そのものだから