100万ポイント山分け！1日5回検索で1ポイントもらえる

633660
HOME \| DIARY \| PROFILE	【フォローする】【ログイン】

一緒に歩こう

カテゴリ別記事

よく読まれている記事

お気に入りブログ

カテゴリ未分類681

日々のこと294

コロナウィルス104

ひとりごと34

不安神経症・強迫症58

グロムス腫瘍4

[仕事] カテゴリの記事

全36件 (36件中 1-36件目)

1

仕事の意味

　今日見たＮＨＫの番組がおもしろかった。　統合失調症と摂食障害の人の働くがテーマ　で、興味深かったのは　統合失調症だった人が「仕事には精神性を見出さないといけない僕はそれが出来なくて病気になったから」と言う、一方摂食障害だった人が「精神性なんてそんな甘いものじゃないお金だって必要あまり精神性、精神性って言うから、摂食障害になる」と言った。　作家の司会者の人が二人の中を持つようにかつ、なるほどと思うことを言った。「仕事をする意味って、一つじゃないと思うんですよねいつの間にか、みんな同じものを目指すようになってしまったけどいろいろあっていいと思うんですよね」　私が仕事をしたのは学生時代、就職するのに迷いはなかった。学生が終われば働くのは当たり前だと思ってただから、仕事を探して就職した。他の道なんて考えなかった。だから、転職はしたものの、働き続けた。働くことは生活の一部だった。　仕事を辞めたのも、これまた、たいした理由なんてなかった。なんとなく深く考えず働かなくてもいいなら、それでいいと思った。専業主婦に憧れていた面もあった。　働くことについて深刻に考えたことがない。　ただ、働かないと・・と焦燥感を抱くことはある。　それは、精神性を求めたくてとかお金のために、というのが第一の理由ではなくて　働いている自分の周囲の人たちを想うと働いていない自分がダメな人間のような気がして人間失格のような気がして働かないと・・と焦ることはある。　　要するに、他の人と違う自分が怖いと感じてしまう。　今の私が思うのは司会者の人と同じで働く理由なんて、人それぞれでいいと思う「楽しいから」「お金が手に入るから」「家族のために」「社会と繋がるために」なんだっていいじゃないか、それがモチベーションになって、働く動機になれば、なんだっていい　それを「こういう形で働くのが一番だ」と決めてしまうからその枠から外れた人は、苦しくなる。　働かない理由もそれと同じかも。　私が今、働いていない理由は　ずばり、私が働かなくても今のところは、生活できているから　時々、豊かな老後を送るためや何か大きな買い物をするときのために私が働いて、貯蓄をしておいた方がいいのではないかと思うこともあるけれど、今、問題ないと働かなくてはというモチベーションが低い。　でも、この理由を堂々と言うは、結構、抵抗ある、やっぱり、誰とは言わない世間様の目が気になるから批判されるんじゃないかとびくびくしてしまうから。　だからもし、人から「どうして働いてないの？」と言われると困るかも　幸い、身近な人は誰も聞いてこないけどにほんブログ村　　

August 16, 2012

コメント(2)
最近の就活

　最近、とんと職探しに関心というか熱意がなくなった思い立ったように、時々ハローワークとかはチェックしてるけどますますポーズっぽい・・　理由になるかは分からないけど今、家事とか日常生活に関すること以外に楽しいと夢中になっていることが３つほどある。　どれも、収入としてはゼロか、微々たるものなので、ある程度収入があるものを「仕事」と呼ぶならば、それは全部違うけど、他人と関わる行為で、自分の言動に責任が生じることなので日常生活とはちょっと別の場所にある、私の楽しくやっていること。　この楽しさは、他人と関わることの楽しさでもある。一つは、やっていて「ありがとうございます」とか「よかったです」と言われると金額なんて関係なく、やる気がもりもり沸いてくる。一つは、最初は「お役に立ちたくて」とか「何とかするんだ」という「上から目線的思い」が強かったけれど、今は、自分の向上、勉強のため、一緒に関わる方々は「先輩」であり「先生」であり「同志」という気持ち。最後の一つは、まだやり始めたばかりで、ある意味試行錯誤している部分があるけれどこれは私に向いている気がして、イメージや妄想が膨らんでいる。　　雇われ人生しか経験のなかった私には、どれも、基本的には自分に全てが任されていて、自分の中で練り上げていくものなのでそれが新鮮で楽しい。　だからかなぁ、履歴書を書いて職安に行ってというイメージが自分の中では遠いものになりつつある。　　　

November 26, 2011

コメント(0)
共鳴する心

　今日は休み！昨日は「明日はパラダイス！！」と言って寝た。　なぜか、好きなだけ寝れる日だから仕事もなくて、用もない「遅くまで寝れるのがうれしい」というより「時間を気にせず好きなだけ寝れる」と言うのが何より魅力　5時半、7時、と目が覚めたけど、起きたのは9時頃。「あ～極楽～」こう思えるのも、今仕事をしているからこそ。　仕事をしてるおかげで気づかされるパラダイス。　以前は、仕事さえなければ「毎日パラダイス！」と思っていたけどそんなことはなかった・・。　慣れてしまえば、それはパラダイスではなく日常に変わってしまう・・　さて、昨日は「6年生を送る会」でした。朝は雪が舞う寒さの中、全校生徒が体育館に集まる。大型ストーブが２台フル回転してるけど、近くにいないと効果なし。　先生方もモコモコダウンジャケットを着込んで見える寒い・・・寒い　各学年が６年生に捧げる催し物をする。自分の小学生時代を思い出す　自然とその頃の母との思い出が蘇る。　仕事に夢中であまり気にしなかったけど、もうすぐ４月、卒業、「お別れ」のシーズン。　と、途中からJちゃんの様子がおかしい寒くて鼻水でもすすっているのか、体調が悪くなったのかと思い「どうかした？」と聞くと、首をふる。そのうち、「う、う」と声を上げて泣き出した。　　「どうして泣いてるの？」　「分からない」　バカな質問だな～と自分で思った。　どうして泣いているのか分からない　なんて素敵な感性なんだろう　そうだよね、涙って予想不可能だ、頭で考えて「ここで泣くぞ！」って泣くものではない。　気づくと泣いてる　涙は「想いそのものだ」想いがあふれ出て涙になる。　一時期はおさまっても、またしばらくすると「うっ、うっ、」と泣き始める「仲良しだったお兄さん、お姉さんがいたんだね」と言うとうなづいていた。　ずっと、会が終わるまで泣き通しのJちゃんだった。　でも、まだ驚いたことがあった。　Jちゃんの近くの、Nちゃん、Fちゃん、Mちゃん、Kちゃんまで泣き出したのだしくしくと、目を赤くして　伝わる気持ちこういうのを見ると、人間の原始的な何かを感じさせられる。　本来元々私達に備わっている「何か」　　確かに私も前に並んでいる６年生を見てると「じ～ん」ときた。でも泣かなかった、涙は出なかった。　でもJちゃんは、何かを感じてずっと泣いていた。それに同調して、周りの子達も泣き出した。　このクラスの子供達だけが泣いていた。他のクラスの子供達は泣いてなかった。　不思議な光景だった。　会が終わった後、教室に戻るとき、泣いてる子達を見て他のクラスの先生が「あの子達どうしたの？」と驚いた様子で聞いていた。　気持ちは伝わる怒ってる人のそばにいると自分も気分が悪くなる。怒りは倍増される。　楽しそうな人のそばにいると自分も楽しい気持ちになれる。　人にはそういうお互いの気持ちを共鳴し合える　そういう素晴らしい能力をもっている　その能力は人を傷つけもするし　人を癒し、助けもする。　　　

March 5, 2011

コメント(0)
愛されたい　２

　休み時間、児童のカードにはんこ押し。Fちゃんが近づいてきて、スタンプを持っていった。「Fちゃん、それ必要だから返して」横目でちらっとこちらを見るけど知らん顔。　Fちゃんは多分、構って欲しいからだと思うけど、友達の持ち物もこうして取っていく癖がある。　「返しなさい」と言っても、わざと反抗的な態度を取る取ろうとしても、返さない。　強硬手段で奪い取った「人の物を持っていくのは絶対にだめなことだよ！」と大声で言う。不服そうな顔をするFちゃん。　知らん顔で、はんこ押しを続けた。すねるなら、勝手にすねてろ、と思いながらFちゃんのことは無視をする。　でも、やっぱり構って欲しいのだろう、また近づいてきた。「Fちゃん、どうして先生が怒ったか分かったかな？」声をかけた。「どうして、持って行ったらいけないの？そのはんこもI先生のはんこでしょ、A先生(私のこと)だって人のもの持っていってるじゃん」「私はね、I先生にお願いされてこの仕事をしてるの、I先生が使ってもいいよと言ったから使ってるんだよ。今日も、図工の時間Fちゃんがうまく出来ないって言うから、先生手伝ったよねそのとき、勝手にFちゃんのもの触ったけどあれもだめだった？だったら、もうFちゃんのものには何にも触れないからね」「そんなこと言ってない、どうして持って言ったらだめなのって聞いてるの！」「あのね、その人が使っていいよ、触っていいよって言ったら人のものも使っていいし、持っていってもいいけど嫌だって言ったり、黙って持っていくのは泥棒と同じなんだよ。Fちゃんは学校でそうしても許してもらえるかもしれないけれど大人になってそんなことをしたらそれは泥棒なんだよそんなことをしたら警察に捕まってしまうんだよ」何も言わないFちゃん。　「ね、先生の言うこと間違ってるだろうか？どう思う？間違っていると思うなら教えてくれる？」「何でそんなこと教えんといかんの」「だってさ、もし先生の言うことが違っているなら先生それ直すからさ、だから間違ってるって思ったら教えて」Fちゃんは何も言わなかった。　でも、はんこを押し終えたカードをI先生の机に黙って持って行ってくれた。分かってくれたのかな・・　休み時間が終り他のクラスに行く。Fちゃんに「先生、もう行くから、また明日ね」と声をかけた「嫌だ！！」というFちゃんまだ怒っていたのか、と思い「分かった、じゃいいよ」と言うと「行っちゃ嫌だ！」と腕をつかんできた。　・・・・そっちの「嫌だ」か　愛しい・・って思うだからこの仕事が好きだ　Fちゃんの肩を抱いて「そうだよね～先生もずっとここにいたいけどさ、そういう順番になっているんだよ　先生とFちゃんはとっても仲良しだもんね、先生Fちゃんのこと大好きだからね」　あなたが大好き。　今日も、T君と、R君にもそう伝えた。　明日もたくさんの「あなたが大好き」を伝えたい。※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※私の「お気に入り商品」を紹介しているもう一つのブログ「いいもんみっけ！」毎日更新してないし一週間以上書いてないし、始めたばかりで3件しか書いてないしブログのアクセス数はどんどん減って、現在は一日10名に満たなかったりする・・・・・う・う・・う・・・でも、また「いいもんみっけ」たら書いていきます。ちなみに書いた３件は「のど用、プロポリススプレー」「コメ」「スリランカカレー」

March 3, 2011

コメント(0)
愛されたい

　今日もいろいろ考えさせられた。朝、起きると母のことを一番思い出すその度に今日は母のことをブログに書こうとも思うのだけど職場に行けば、それはそれで濃厚な一日が始まるので結局仕事のブログばかり書いている。　算数の授業中先生の問いかけにみんなが一斉に手を挙げる。T君が大きな声で「どうせ、手を挙げても当ててくれへん」と言う。先生が問いかけをする度に、みんなは手を挙げるけどその度に「どうせ俺は当ててくれへん、つまらん」と繰り返す。「ね、T君33人全員当てられないでしょ、いつもT君ばかり当てられるとは限らないでしょどうして当ててくれないと思うの」何も答えないT君「ね、当ててくれないのは先生に嫌われているからって思ってる？」コックリとうなずくT君。・・・やっぱりそうなんだみんなそうだ　大人も子供も関係ないみんな「好かれたい、誉められた、愛されたい」そう望んでるどんなに反抗的なことを言ったりしても、結局はみんな同じ「誉められたい、愛されたい」「T君、I先生(担任の先生)はT君のこと嫌いじゃないよそんなわけないじゃん、好きに決まってるじゃない。私だってT君のこと好きだよ」あぁ、Mちゃんに言ったのと同じ言葉だ。「私はあなたが大好きだからね」この言葉を言ってから、Mちゃんはちょっとづつ変っていった。すごく私に心を開いてくれるようになった。その時のことを思い出し、T君に何度も「T君のこと好きだからね」と繰り返した　うつむくT君の目が潤んできたように感じた隣の席のMちゃんが「何泣いとるの」と言う目を腕でぬぐうT君　「先生はT君のこと好きだからね、そのこと分かってくれた？」T君もMちゃんと同じようにうなづいてくれた。伝わったかな・・・　注意はするでもあなたを好きだと伝えることを忘れない「私はT君のこと大好きでも～～～しなくてはいけないよ、どう思う？」本当はこう伝えなくてはいけないんだ　いつも出てくる言葉は「～しなさい」本当に伝えたい大切な言葉がいつも抜け落ちてるいくら心で思っても、言葉で伝えなくては伝わらない　そんなの当たり前なのに・・　集団に全員同じ行動をさせようとするとそこから必ず外れてしまう生徒がいる。　それは、その子の能力が低いからでは決してないそれはその子の個性にすぎない　でも学校という組織は集団行動を要求する。そこから外れた子は異人になってしまう。みんなと同じ行動をすることを要求される。　私は担任ではない期間限定の支援員だ。　そのお気軽な立場の私、担任の先生のご苦労にはいつも本当に頭が下がる私には担任は出来ないと謙遜ではなく思う。　雇用期間が終わるまであと三週間。　その私がここで出来ることはここですべきことは「私はあなたが好きだよ」この言葉を伝えることかもしれない。　　　　

March 2, 2011

コメント(0)
言葉の力

　Mちゃんが変った(気がする)朝教室に行くと私を見つけてMちゃんが抱きついてくる「先生～待ってたよ」　多分、あのことがきっかけかも・・あのこと　Mちゃんがうつむいて身体を固くしてる。「どうしたの？」と聞くと「K君も、T君も、Fちゃんも、Sちゃんも私のこといつもバカにするもう嫌だ、学校に来たくない、勉強もしたくない」　私はMちゃんの前に屈みこむそしてMちゃんの顔をじっと見つめてこう言った。「Mちゃん、先生はね、Mちゃんがとっても優しい子だって知ってるよ他の子がMちゃんのことどう言おうと先生はMちゃんが優しくていい子だって知ってるよ先生はMちゃんのこと大好きだよだから他の子のいうことなんて気にしなくていいんだよ他の子がなんと言おうと、先生はMちゃんが大好きだからねこれだけは覚えておいてね」Mちゃんはコックリとうなずいてくれた。　うまく伝わったかな、どうだろうと思ったけれど　それ以来じゃないかな・・それまでもMちゃんとは仲良しだったけど　今まで以上に、「先生～」と甘えてくる、心を開いてくれる　抱きついてくる、　そんなMちゃんを私はギュッと抱きしめて、頭をぐるぐるなでる背中をすりすりさする。　　「Mちゃんのこと大好きだよ、優しい子だって知ってるよ」これは他の人も同じはず。　でもそういうことを、言葉で、偽りなく心から相手に伝えたいと思って言う言葉は相手の心の奥深くに届く　それをMちゃんから教えてもらった。　よかった、ちゃんと伝えることが出来て　言葉の力　今度はT君、T君は手ごわい　他の先生が注意しても、もちろん私が注意しても、平気で騒ぐ、じっとしてない、　何度も何度も先生に注意される　なんと言うか、叱られ慣れてる　そのことを夫に話したとき「じゃ、T君のいい所ってどこ？」と聞かれて絶句した　いい所・・考えてなかったあまりに周りを巻き込むから、そんなくらいなら学校に来るなとつい、心の中で思った時もある。「う・・んと、エネルギーが有り余っているところかな」「じゃ、それを伸ばしてあげれるといいね」　今日もエネルギーフル回転のT君、案の定、担任の先生にまた何回も注意されている　で、思った押してだめなら、引いてみな　そうだ注意されても、注意されても、だめなら　それはT君に対しては適切な方法じゃないんだ　そうだ！この方法は間違ってるんだだからT君には伝わらないんだ　と思った　で、体育の時間体操座りが出来なくて寝転んだり、他の子にもたれかかっているT君に近づきT君をちゃんと座らせ、背中をたたきながらこう言った「T君！君はほんとうに、　いい子だね」「えっ」という表情をするT君、となりにいたR君が「え、いい子なの？？？？？」「そうT君は、いい子だね」(これはだめ、あれはだめ、で伝わらないならもう別の手段を使うのみ)　　でも、驚いたことになんとなく素直にきちんと体操座りをしてくれた。なんとなく伝わった気がした・・　あれ、この方法って結構、T君に伝わるかも　いつも注意されてるT君　注意しても、だめならその逆だ　言葉の力　大切に使おう　

February 22, 2011

コメント(0)
子供からもらうもの

　三連休そして今日は休みでも家事以外何も用がない日！　こんな日って久しぶり、なんと11時近くまで寝てた！！！びっくり！！！！！！！　私はこのブログでは仕事は楽しいって書いてるけどそれは、子供からもらうものがすごく多いからだ。　子供って本当に純粋だから、その純粋さを私はいつもいただいている。私まで心が純粋になれる、素の私で向き合える、　だからこんなに楽しんだと思ってる。　そして子供はいい意味で、たくましい。現状に対する切り替えが早い。全ての子供に当てはまらないだろうけど、私が現在接している小学1年2年生の子供達を見ているとそう思う。　夫は、子供は大人のように深くアレコレ考えないから、すぐ現状に適応するのではと言う。なるほど、と思う。　嫌なことがあると、アレコレ考えて深く、深く悩み、結局疲れ果ててしまう私にはとってもよく分かる。　現実を受け入れられなくて、何とか変えようとすることから「悩み」は生まれる。　頭では分かっているのに、何とかしようといつも試み、徒労する私・・どうしたらやめられるのか、今も悶々悩む(これがイカンのだな・・ははは・・)　今日はMちゃんはあまり話してくれなかった。勉強も「したくない～、つまらない～」と連発する。　でもゲーム形式の算数を私と一緒にやってる時は楽しそうだった　勉強って工夫だと思う子供が楽しく勉強出来る手法。　でも、時間がないんだよね、人手も一人、一人の子供達の個性に合わせて勉強を進めればきっと子供も楽しく学べるそう思ってる。　Mちゃんに「先生～明日も学校に来て」と言われて「明日は休みじゃん」と言うと「校門の前で待ってるから来て」と言われてドッキリした。　こういうとき、私は真に受けて一日ぐらいならMちゃんと一緒に過ごしていいかなと本当に思ってしまう。　適当にごまかしてしまったけれど　2年生、いつも勉強をしないK君。今は折り紙が一番楽しいと、授業中もずっと折り紙を折っている。　こういうときは、何を言っても、無理に取り上げようとしても先ず、絶対、勉強なんてしない、こちらの言うことは聞かない。無理にさせようとすればするほどK君との距離は遠くなる。「勉強したくなったらしてね」とその場を離れた。　今日は、テスト勉強の日。子供達のプリントの採点をした。気づくとK君が隣にいる。「お～出来たか？」と見ると少ししかやってない。「全部やってから持ってきなさい」と言うと「ここでやる」と隣に教科書を持ってくる。よし、よし、やる気になったか、と心の中でうれしくなる。ここでもどこでも、勉強をしようと思ってくれたことがうれしい。　他の子供達が問題を終えてどんどん採点に持ってくる。やる気になったK君と向き合う時間はない。　私が採点している途中も、私に身体を擦り付けてくるK君。構って欲しいのだろう。「分かる、君の気持ちは分かる、でも採点しないといけないんだよ」と心の中で思いつつK君と向き合うことなく採点を続ける私。　プリントは4枚ぐらいあるから、生徒の数(30数名)×４間違う度に、直して持ってくるからまたその分の再採点、簡単な指導。　　あっという間の授業だった、というか採点して終わった。　肩と首が痛い・・K君が「終わってしまった・・出来なかった」とぽつりとつぶやく。「K君さ、頭いいんだから自分の力でちゃんと出来るでしょ、一人でやってみようよ」実際、授業を受けない子供は勉強が出来ないとは限らない　頭がよくてびっくりさせられることも多い。記憶力なんて私以上で驚く。　だから、授業のあり方に問題があるんだと思う。要するに簡単に言うと、「面白くない」　K君のこういう才能伸ばしてあげれるといいんだけどじゃないと、こういう少数の子供達は、「変な子」「出来ない子」の烙印を周りから押されてしまう。　私は授業を受けない子供は特別な才能を持った子供達だと思ってる。実際、自分が接してきた子供達を見てそう思うのだ。　出来ないのではない、能力が他の子より劣っているのではない。　本当は特別な才能を持った子供たちなのだ　授業を終えて、肩をグルグル回しながら職員室に向かった。　　　　

February 11, 2011

コメント(0)
あの部屋

　一日一日が過ぎるのが早い、今の仕事は本当に楽しい　日々同じ一日はない、その日、その日が新鮮で、朝いつも仕事に行くのにワクワクする。今まで仕事が楽しいと思ったことってあるだろうかと振り返る・・　一番長くやってきたのは事務仕事でも、こんな楽しいと思ったことはない、義務みたいな感じだった。　　あと、イベント関係のアルバイトも楽しかったな電話受付とか、来客者の接待とか　・・あれ？ということは、私って実は対人関係の仕事の方が好きなのかな？？？　自分に合う仕事、出来る仕事は事務だってずっと思ってたけど。　ふ～ん、短期だから楽しい、気楽というのもあると思う。　3月末までだから、残り出勤日数は30日ぐらいか？　昨日一緒に別室で過ごしたMちゃん今日はちゃんと登校してた。　でも「またあの部屋で先生と一緒にいたい」と言う。　生活指導の先生に「昨日の場合は特別ですが、これが習慣にならないよう今日は厳しく対応し、教室で授業させて下さい」と言われているし私もそれはなるほどと思ってる。　「教室にはいたくない、またあそこに行きたい」と言い続け、机に顔をうつぶせる。「どうしてあの部屋がいいの」「ちょっとだけだから」ちょっとだけならいいかな、とチラッと思う。　大事なのは子供の願いを叶えてあげようとする態度だと思う。昨日も別室にいたとき、Mちゃんが「喉渇いた」と言った。　う～ん、どうしよう、と思いつつ職員室に行く、校長先生しかいなかったので先生に「お茶っていうのはどうなんですかね～」と伺うと「そこまで甘やかさないで下さい」と苦笑いされた。　やっぱり、そうか～また部屋に戻りMちゃんに「やっぱ、お茶はだめだって」と言うと素直に納得してくれた。　最初から「だめ」と言わない、なるべく子供の思いに沿ってあげるこれって、とっても大切な気がする。　心の中で「ちょっとだけなら連れてっていいかな」と思いつつ「どうしてあの部屋がいいの？」と聞くと「あの部屋で昨日みたいに黒板に書きながら勉強したい」と小さな声で答えた。「Mちゃんはあの部屋の黒板が好きなの？それとも先生と一緒に勉強するのがいいの？」　黙って何も答えないMちゃん「先生はMちゃんと一緒に勉強するのが楽しいよだからあの部屋じゃなくても先生はいいよここでも一緒に勉強は出来るからMちゃんはあの部屋に一人でいたいの？」「もういい！」とMちゃんは顔を背けた。　休み時間、雑務を終えて校庭でMちゃんを探す。友達とおままごとをして遊んでた。　チャイムが鳴ると、二人で手を繋ぎながら校舎に向かう。　Mちゃんが行きたいと言っていた「あの部屋」の前を通る。心の中で「ここにいたい」と動かなくなるかなと思いつつ　「Mちゃん、この部屋は誰もいないね先生はMちゃんとこうして手を繋いでいる方がいいよMちゃんはあの部屋の黒板と手を繋いで歩きたい？」Mちゃんは何も答えなかったけど「あの部屋」は素通りした。　そうだよね、大切なのは、また欲しかったのは「あの部屋」にはないよね　そう思いながらMちゃんの手をぎゅっと握り締めた。　　　　　　

February 9, 2011

コメント(0)
ここ最近のこと

　毎日書いていると思えば、あまり書かなくなったり、ムラがある私のブログ・・　先週は節分私は、節分はお正月よりも年の変わり目、節目だと思ってる。だから、節分に御守りやお札は交換。　でも来年からはお札はもう必要ないかも縁がある神社の御守りだけはいただくことにしよう。　身体のメンテナンスでカイロPのKさんのところにも夫と行った。　あと、物を入れっぱなしだった倉庫(というよりは棚？)？の整理もした。この冬初めて雪解け用のスコップを買ったので、その置き場所がなくて・・狭い倉庫の中は、空の段ポールや使わない照明器具、ビデオテープなどが詰め込まれてる。ビデオテープはもうデッキがないのにどうしてあるんだろう、と思うけど夫が「まだ捨てないで」と言う。　　いつかは使うかもと、保管してあるものばかり。それを「えい、やっ！」と捨てるのに必要なのは気合だけ。　　物を捨てる本が売れてるらしいけど整理して物を捨てると本当に心がサッパリする。　部屋や家が汚いっていうのは、掃除してないのが原因だけじゃない物がごちゃごちゃ多いからというのもある。　実家もこの一年ぐらいですごくサッパリ綺麗になった気がする。理由は掃除よりも、整理して必要ないものはどんどん処分しているから。　それだけで、綺麗でサッパリした空間になる。　今日から生理、いつも生理痛で悩まされる私。今回は初めて腰と下腹部に専用カイロを使用した。そのせいだろうか・・いつもより、生理痛が楽な気がする。　未経験の方は是非お勧めします。やっぱり身体を温めるのってすごく大事。　最後は学校の話し・・実は今日はMちゃんと教室ではなく、別室で二人で過ごした。　　今、ちょっと家庭の事情が複雑なMちゃん。普段からMちゃんとは仲良しなので、別室で二人で過ごす時間は楽しかった。Mちゃんにも笑顔が見られる。　一緒に給食まで食べて、別の先生と交代した。　Mちゃんが「○○先生(私)と一緒がいい」と言ってくれれば、ずっと一緒でもよかったけど・・、代わりますと言われて、そのまま代わった。ただ「先生、今日、一緒に帰って」とは言われた。　出来なかったけど・・・・　帰り道、車の中で一緒に帰ってあげればよかったかな、と思う。私と一緒に過ごしているMちゃんはいつもと同じMちゃんだった　でも、家の事情を考えると、彼女の心の奥は分からない私には外見上のMちゃんしか分からない。　一緒に帰って、一緒に買い物とか行って、カレーとか作ってあげて、一緒に食事をして・・こういうのって、職務外だったらいいんだろうか　それともやっぱり、私の立場上はそういうことは問題になるんだろうかもちろん、毎日は私も出来ないと思う。　でも例え一日だけでも、そういう時間をMちゃんと持つことはとっても、とっても大事なような気がする。　「たった一日」じゃない　「かけがえのない一日」　　その一日があるのとないのとでは、雲泥の差があるくらい違う気がする。　家に帰ってからもそんなことをずーと考えていた。　でも、でも、でも、って言葉も浮かぶ。「もしそういうことをして～～したら、どう、誰が責任取るのですか」　この「責任」って言葉で、どれだけ多くのことが躊躇され、言い訳として使われてきただろう「～～」って何だろう、何を恐れているんだろう　やっぱり、私ってこういうことにはどうも感情的になってしまう。　別れ際、Mちゃんに「明日も学校来てね、先生楽しみに待っているからね」と声をかけた。　年齢よりも大人びた心や、自分の感情をあまり表現しない子には「何かある」「急いで大人にならなくてはいけない環境が感情を表現してはいけない環境が必ずある」　と私は思ってる。　Mちゃんと初めて言葉を交わした日のことは今でもはっきりと覚えてる。一瞬どこを見つめているのか分からない、暗い目をする時がある。私を心底拒否してた。　泣いてるMちゃんを見たときは、ちょっとほっとした。　今は午後5時過ぎMちゃんどうしているんだろう　　　　　

February 8, 2011

コメント(0)
叱ると怒る

　何とか、復活雪も止んで車で出勤。　今日は、また先生がお休みのクラスに入る。　何かうるさいなめられているのか？という思いもあるし　ここは大声を出さないと聞こえないだろうという気持ちもあって「静かにしろ！席につけ！」と叫んだ　私は大声になると、男言葉になってしまう時がある。　声はデカイ方なんだけど、細くて高音だから迫力がない。あぁ、また喉が・・・・　ひーひーと鶏がらのような私　まぁ、一旦は静かになるけど　家に帰ってから反省　何か違うんだよな・・そうそう「怒る」と「叱る」は違う「怒る」は感情的に言う言葉「叱る」は冷静に諭す言葉　今日の場合は「怒る」だよな　子供ってすごいって思うことの一つに大人の心を見透かしているところ。　私はずーと以前、乗馬を少し習ってたことがある初めて一人で騎乗したとき、振り落とされた私より年下の高校生が鮮やかに乗りこなしているというのに・・　馬は乗っている人を見抜くと言う自分より上の人の言うことは素直に従い自分より下のものの言うことは聞かない　確か、犬もそうだと聞いた、順位を決める　その時の私は、乗ってる馬にとっては下だったんだな。だから振り落とした。　それは分かる、怖くて怖くてびくびくしながら乗っていた。馬にその心、見透かされたんだな。　人間の場合は、年齢が上とか下ではなく「その人が尊敬に値する人かどうか」がその目安になるんじゃないだろうか　だから、尊敬できない大人の言うことは聞かない感情的に「怒る」大人の言うことは聞かない。　自分は子供から尊敬に値する人間だろうか　「叱る」ことは大切だ。　でも、「叱る」には覚悟がいる。　今日はみっともなかったな～と反省　

February 1, 2011

コメント(0)
喉が痛い

　今日、気づいたこと。一年生のクラスを全部担当させていただいて、気づいたこと　クラスによって、子供達の授業に望む態度が全然違う。　一番最初のクラスに戻って、その騒々しさに驚いた。最初は一年生だからこんなものか・・と思ってた。　でも、ちょっと考えが変った。　授業中に立ち歩く、　きちんとした姿勢で先生や友達の話を聞けない　先生に向かって反抗的な態度を取る　友達に向かって手を出したり、その子を傷つけるような言葉、行為をしたときは、それははっきりと諭さなくてはいけない。　ただ叱るのではなくて、どうしてそれがいけないのか、を理解させなくてはいけない。　今日、授業中頻繁に席を立ち歩くT君に注意をしていたら傍にいたMちゃんが「先生、そんなに怒らんと」と言った。　私はMちゃんに向かって「どうして学校に来るんだと思う？」と聞く「勉強するため・・」「じゃ、勉強するとき席を立ち歩くことはいいことだろうか」「・・だめだと思う」「Mちゃんもそう思ってくれる？先生もそう思うよ、だからT君に注意しているんだよ、分かってくれる？」そう言うとMちゃんはコックリとうなずいてくれた。　でも、注意したその時は「分かりました」と素直にうなづくけれど、しばらくすると同じことを繰り返してる。　まぁ、そんな簡単なものじゃない、分かってるけど・・疲れを感じる根気に気長に、少しずつ、そして私自身が気楽に行こう。　別のクラスに行くとYちゃんが「先生これ・・」と手紙をくれた。そういえば、この前も手紙をくれた。　このクラスはまだ2回しか行ってなくて、最初手紙をもらったときはびっくりした。名前も顔も覚えていない子だった。　う～ん？？？？正直な感想はうれしいというより、戸惑いが大きかった。　例えで言うと、話したこともない男性から突然ラブレターをもらってしまった時の心境に近い。　でも、こうして2回も手紙をくれたことはうれしい。今度休み時間の時に、ゆっくりお礼を言おう。　それにしても、薬を飲んでいるのに喉の痛みは治らない。　熱は出ないのだけど・・のど飴、ぬれマスク必要かな・・　明日は漢方診察の予約の日だからついでに見てもらおう。漢方蒸しは、体調が悪いから止めたほうがいいのか、かえってやった方がいいんだろうか？　クラスは体調不良を訴える生徒が増えてきた。マスクをしている子も多い　目には見えないけれど風邪のウィルスがうようよ漂っているんだろうなそのせいか、教室や廊下の窓は開けっ放しになっている　今日は冷たい風が廊下を強く吹き抜けていくあぁ、寒い、　日曜日この地方では雪が降るらしいけどどうか積もりませんように・・　月曜日、車が使えないと困る、またあの寒さの中、バスを一時間待つのはもう遠慮したい。　　

January 28, 2011

コメント(0)
天職

　「天職とは」という話しで、分かりやすくなるほどと思ったこと　「天職」はその人がやっていてワクワクする仕事　天職っていうと大層な感じで、よっぽど何かを成しえないといけない気分にさせられるけど、これなら分かりやすい　やっていて「ワクワクする」今の仕事は楽しい　今まで仕事というと「義務」みたいなものだった学校に行くのが義務教育だったように、学校を卒業したら働くのが義務　そういえば「納税」って日本人の義務だっけ？　だから、仕事が楽しいとかそういう感覚はあまりなかった仕事に行くのが当たり前、生活の一部みたいな感じ。　でも、今は仕事に行くのが楽しいと感じるいつもあっという間に金曜日になってしまう。　朝、出勤で車を運転しながら今日はどんな一日になるのだろうと思うとワクワクする。ワクワクするのが「天職」なら、小学校で働くことは天職なのかなぁ　この年になって「天職」そう思うと人生っていいと思う。いくつになっても、新しい発見はある。　もうこんな年だから、もっと若ければ・・なんて絶望する必要なんてない　そういえば、60代からでも新しい仕事や生きがいを見つける人だってたくさんいる。そういう意味で人生に「もっと若ければ・・」なんていうことは「ない」ときっぱり思う。　今日はまた別のクラスの担任の先生が体調不良で欠席そのクラスを担当することになった。　そういえば風邪がはやっているらしい、先生も生徒も体調を崩している人が目に付く。私も昨日から喉が痛い昨日の夜から風邪薬を飲んでいる。　Fちゃんが、友達の持ち物をよく隠してしまう。返す、返さないの押し合い、私が言っても顔を背けて知らんふり。　Fちゃんを正面に向かせ「ねぇ、先生やお友達と仲良くしたいよねお友達と仲良くするにはどうしたらいいと思う？」と聞く。「仲良くしたくなんかない」ふてくされて言うFちゃん「仲良くしたくないんだね、分かった」とFちゃんの傍を離れる。　構って欲しそうなそぶりを見せるけど、気づかないふりをした。　本当は構って欲しい、誰よりも構って欲しいから　嫌がらせをする　分かる、それは分かる　でも、そのために人に嫌がらせをして欲しくない　泣けば自分の思い通りになる、そんな術を身に付けて欲しくない　　「その方法は私の前では通用しない」　　そう子供達には悟らせたい。　　だからそういう場合、私は受け入れない。　だって、その方法はとても危険だ　その方法は、本当に欲しいものを見失わせる　本当に欲しいものにたどり着く一番の遠回りになってしまう。　休み時間、他の教室にいた私のところにわざわざFちゃんがやってきた「先生、遊ぼう・・」　そうだよ、それでいいんだよFちゃん　本当はみんなと仲良くしたいよね私の言うことが少しは伝わったかなと思える瞬間。　あと、今日分かったこと私のこの喉の痛みってもしかしたら「労災」なのかも　学校ではのど飴が常備品かも今度買いに行こう・・　　　　　

January 27, 2011

コメント(3)
初めてのクラス

　朝、職員室に行くと教務主任の先生が「先生～」と呼びかける。何かと思ったら、今日あるクラスの担任の先生が午前中いないらしいそれで、午前中だけ私に見て欲しいとのことだった　教員免許をとって○十年、クラスを受け持ったのは学生の頃の教育自習以来。やるしかない、なんとかなるさ　という心境で教室に向かった。　でも教室ってクラスごとに雰囲気が違う。誰がということはなく、全体的に騒がしいクラス、静かなクラスっていうのがある。もちろん、私にとっては静かなクラスはやりやすい。このクラスは静かなクラスだった。　でもこのクラスは泣き虫が多かった。　朝「先生～A君が泣いてるよ～」と子供達が呼びに来る。どうしたのと聞くと「コマを入れる袋がどこにもない」と泣いている。近くの子供が棚の後ろに落ちていた袋を見つけてくれて一件落着。　一時間目は体育、体育館で大縄跳び　「先生～B君が泣いているよ～」と今度は別の子どうしたのと聞くと、ズボンを前後ろ反対に履いて友達に脱げとからかわれたらしい。　べ～べ～泣いているB君を体育倉庫の中に連れて行き「先生が他の子が来ないか見てあげてるから、ここで着替えなさい」と言う。こっくりうなずくB君、　着替えが終わると、泣き顔が笑顔になった。　しばらくすると、また「先生～Cちゃんが泣いてるよ～」なんだ、なんだ、どうしてこのクラスは泣いてばかりいる　一人離れて壁際にへばりつくCちゃん「大縄跳びを回したいというのに回させてくれない」と泣く、「じゃ、先生が一緒に行ってあげるから」と言っても「もうやる気をなくした、今日はやらない」と壁にへばり付いて離れないそしてまた、べ～べ～と泣く。　そんな中、授業は終わった。教室に戻ると、さっきのCちゃんが「縄跳びしたかった」とまだすねている。　次は図書館で本を借りる時間みんなを引き連れて図書館へさっきのCちゃんまた「借りたかった本が他の子に借りられた」とすねている。ぐずぐず言ってたけど、結局他の本を選んで借りていたと、その時友達が「借りたがってた本、あったよ～」と言いに来た。なんというバッドタイミング　ショックでまた泣きそうなCちゃんこれは可哀想だなと思い、図書の先生に「借りなおすことは出来ませんか」と聞いたけど、出来ないと言う。　絶望に身体をくねらせるCちゃん。　　あぁ～、なんとなく、前途多難な性格だな～これは・・・・　２時間目は、国語、書き取りまたCちゃんが泣きながら来た。「○○君が、お前の字は小さすぎるって言う」見ると確かにすごく小さいでも書くことが先ずは大切「そんなこと気にしなくていいから書きなさい」　そんな性格だと、これから世の中渡っていけないんだぞ～と心の中でつぶやく。　すねたCちゃんは、もう書き取りをしない。こういうとき、たいていの子供は「しろ」と言ってもまず「しない」徒労の押し問答になってしまう。　だからもうこういう場合は放置「書きたくないなら書かなくてもいいよ、でもさ、後で困るのはCちゃんなんだよ、書かないとどうなるかそこをよく考えて自分で決めなさい」と言う。　　授業が終わって休み時間が始まった。「書き取りが終わった子は遊びに行ってもいいよ～」終わった子から外に出て行く。　Cちゃん、ようやく書き取りをし始めた。「外で遊びたい・・」とCちゃん「どうして、外で遊べないのか分かる？」「授業中遊んでいたから」なんだ、ちゃんと分かってるじゃん　どうもCちゃんは、自分の思い通りにならないと泣いて思い通りにしようとする。でもこういう場合は放置。　泣いたら何でも自分の思い通りになると思ったら、大間違いじじばばや、パパママは言うことを聞いてくれるかもしれないけれど私は聞かない　　次の時間は、お店屋さんごっこの感想を書く。またなかなか書かないCちゃん「どう思ったかを書けばいいんだよ楽しかったとか、またやりたいとか、自分が思ったこと」「楽しくなんかなかった」「じゃ、楽しくありませんでしたと書いたら」ポカンとした表情のCちゃん　しばらくしたら感想を書いた紙を提出しにきた。「書けたね、よくやったね」と受け取る感想の欄を見ると「楽しかった」と書いてあった。　すねぼんで、ひねくれて泣き脅しのCちゃんでもなぜか可愛いと思ってしまう。あなたのおかげで今日のクラス楽しかったよサンキューまたね　でも泣き脅しは私には効かないよ！　　

January 26, 2011

コメント(0)
微弱なメッセージ

　MちゃんごめんねI先生に言われるまで気づかなかった　Mちゃんのことは大好きなのに最近、他の子に注意が向いてしまってた。　よく見ると、見ていれば気づくはずの顔の横の痣ごめんね、I先生に言われるまで気がつかなかった　授業中、Mちゃんの横顔を見つめていたら涙が出そうになったよ本当に泣いてしまいそうで、ぐっと堪えたよ　休み時間、私はみんなの先生かも分からないけどMちゃんと遊ぶと決めたよ　私がMちゃんの傍にいたかったから一緒に、一輪車、うんてい、して遊んだね。　先生、Mちゃんの笑顔がとても好きいつも小さな声で話しかけてくるMちゃんが大好き。　今日も寒いっていったよね。本当に教室は寒いね、先生もすごく寒がりだからよく分かる同じだよ。　手が寒くて字がうまく書けないって言うから先生の手でMちゃんの右手擦ったよはぁって息もかけたよ　先生の手も冷たかったかもしれないけど、そうしたかったの、そしたら「私、左利き」って言ったねそうだったね、知ってたはずなのに、間違えた二人でフフフって笑ったね　Mちゃん、私、あなたがとっても大好きだよ本当に気づかなくてごめんね　明日、また会おうね----------------------------------子供が発信しているメッセージはすごく微弱だ表面的なことしか見てないと見落としてしまう。今日も朝Mちゃんと言葉を交わしたはずなのに、私はそのメッセージに気がつかなかった担任でも正規の教職員でもない私に出来ることは限られているだろうけど今日みたいなことがあると本当に打ちのめされる本当はMちゃんを抱きしめてワンワン泣きたい心境だった。こういう時、私は自分の未熟さを痛感するしこの仕事への自信が揺らぐ　

January 25, 2011

コメント(0)
新しい仕事？

　また一週間が始まった。　寒い校舎では頻繁にトイレに行く。トイレの入り口で生徒が興奮気味に報告に来た「先生、う○○(大)がどっさりはみ出している！」「・・・それは担任の先生に報告しなさい」とさらりとかわしたつもり・・こういう場合誰が掃除するんだろう・・と思いつつ。　授業が始まったと、その担任の先生が急いで私の傍に来た。「先生、ちょっとお願いしていいですか」「あ・・」予感的中、小さなブラシを渡された「すみません、授業があるんでお願いしていいですか」「はい」覚悟を決めて、個室に入る。「う～ん」　見事に外にはみ出している。この小さなブラシではどうもなぁ・・　トイレにあった長靴に履き替え、長く大きいデッキブラシを手にゴシゴシ擦った。なぜかホースがないので、バケツに水を汲んで何度も何度も便器周辺を流す。　こんな経験もするのね、これも仕事なのね、と思いつつ・・　学校のトイレ掃除、小学校や中学校の頃を思い出す。　トイレ掃除って嫌いじゃなかったよな～私。　頑固にこびりついている箇所もあるけれど、まぁまぁの出来。　しばらくすると先生がやってきて「あぁ、きれいになりましたね、ありがとうございます」と本当にうれしそうに言って下さった。　なんか、その一言がすごくうれしい。　担任の先生のお役に立つそれが私のここでの仕事　

January 24, 2011

コメント(0)
エネルギー源

　先日、お茶したK先生今日先生からメールが来た「担当のT君が、少し歩けるようになりました。リハビリの先生から教えていただいたマッサージの効果があったようです。とってもうれしくて、今までの苦労が吹き飛んだ気持ちです。これからもずっと続けようという気持ちになってしまいました」　　分かる　　K先生も本当にこの仕事が好きなんだと思う。　この間、お茶したときも先生は分厚いファイルを持っていた、中は見せてもらわなかったけれど、その日その日の出来事や指導内容が書いてあるのだと思う。　その場限りの仕事をしている私は恥ずかしいくらいだ。今日も27キロにもなる、T君をおぶっていたK先生を見かけた。　またS先生も「教育実習のとき、子供からもらった手紙がきっかけで教師になる決意をした。その手紙がとってもうれしかったから」そう言われていた。　学校の先生って、本当に大変な仕事だと思う。私が教員免許を持っていても、教師という職業を選ばなかったのはその大変さを思ったからだ。　20代の私は自分のプライベート、遊ぶ時間を優先させた。　それでも続けられるのは、そういう瞬間があるからだ。歩けなかったK君が、自分のマッサージで少し歩けた。子供から手紙をもらえた　そういうことが、心の深部を振るわせる。どんなに大変でも、やり続けようと思わせる。　今、正規の教師不足だと聞いた。原因は何かは聞かなかったけれど、強い志がなければなれない仕事だと思う。　一緒に版画を刷り続けたI先生も少しでもうまく刷れないと、やり直しますと言われた。　子供達を喜ばせたい気持ちがそうさせるのだと思う。　障害者の担当は専門家でないと勤まらないと言っていたK先生がT君を背負い続けるのは、それは単に27キロという重さを背負っているのではないことをK先生が何より知っているからだと思う。　　

January 21, 2011

コメント(0)
が～ん

　仕事も三週間が過ぎた。最初一週間が過ぎた頃は、仕事は楽しいと思うのに身体は疲れてた・・　ようやく身体も新しい生活のリズムに慣れてきた。　昨日、美容院に行った。気分を変えたくて、髪型を少し変え、黒髪だった髪をカラー染めした。「学校で働いているので、あまり派手にしないで下さい」とお願いして色目はブラウン、　さて、学校に行ったら生徒達どう反応するかなとちょっとわくわくしながら出勤した。　「おはよ～」教室に入る顔を見て「おはようございます」と言ってくれるけど、特に反応は変らない・・　あれ？私、昨日と違うでしょ、と思いつつまぁ一年生だからそんなもんか、と自分を納得させた。　授業が始まるSちゃんが小声で「先生」と呼びかける「なに？」と顔を近づけると「先生、髪染めた？」「うん、染めたよ！」ようやく気づいてくれたか、よしよし「・・黒髪の方がいい」　が～ん　似合ってないのかな・・夫も美容師のお兄さんも「いい感じ」と言った。　でも子供は正直だからきっと、それは素直な正直な感想なんだろう・・が～ん、　茶髪だと、怖い雰囲気になるのかな・・老けて見えるのかなと一人悶々考える。　3、4時間目は2年生図工で使った紙くずがたくさん床に落ちているので、授業の前にみんなで簡単に掃除をする。私も箒で掃いてると、K君が手伝うと言って私の箒を持っていく。　担任の先生が「終了～」と声をかけた。みんな掃除道具をしまい、席につく。でもK君だけは終わらない。　捕まえようとすると、床を四つんばいになって、机や椅子の下を潜り抜ける。ようやく追いついて「自分の席に行こうよ」と言うけれど首を振り、窓のそばで校庭を眺めてる　しかたがないので、私も一緒になって眺めてたと、その時「いい加減にしなさい！」と担任の先生がK君の傍に来た。「なんで、あなたは○○先生(私のこと)が来るとそういう態度になるのいつもはちゃんとしてるでしょ！！」そう言うとK君を引っ張って席に連れて行った。　私はその場で固まった。えっ？　○○先生(私)が来るとそういう態度になる　いつもはきちんとしているこの言葉が頭をグルグル周る　えっ、えーーーーーーー　K君、君はいつもはちゃんとしてるの？私が来るときだけそうなの？　えっ、えーーーーーーーーーーーーー　それって、私が授業の邪魔をしてるってことじゃない・・　後ろで呆然と立つ私・・一気に身体からエネルギーがへなへなと抜けていく。　教育の現場で働くとき私は「子供を叱らない、子供を力で押さえつけない」と決めている。　でも、やっぱり、子供って叱らないとだめなんだろうかでもそこまでして、言うことを聞かせる意味ってなんだろう　力で抑えて言うとおりにさせても、それは分かったことにはならないのではないか　授業を受けたくない子供に強制的に授業を受けさせることが一番大切なこととは思わない。　一緒に校庭を眺めている時間があってもいいと思ってる。その時間の方が貴重なこともある。　でも、　でも、私の仕事は担任の先生の補助だ　担任の先生がより楽に、授業が進めれるようにする。それが私のここでの役割だと思ってる。　　普段のK君を私は知らない。でも私が傍にいると授業を受けない、クラスの規律を乱すではだめなんだよな・・　そんなのなら、私は雇わないほうがよかったことになってしまう。　トホホだよK君。　授業が終わった後担任の先生に謝りに行く。先生は「甘えてるだけだと思います、気にしないで下さい」と言って下さったけど　難しいな・・これからどうK君と向き合っていこう　

January 21, 2011

コメント(2)
内部事情

　雪は止んだけど凍結が怖くて今日もバス今日はそれほど遅れてこないだろう・・と思ったら甘かった・・　バス停で40分待ち昨日の一時間よりはましだけど　他の路線はそれほど遅れて来ないのに、どうして私の乗る路線は遅れるんだろう。なんなんだ！とちょっと？イライラ、ムっつとする。　でも昨日の一時間よりは短くなったのだからと自分を慰める。　今日も足は氷のように冷たくなった　帰り際、学校を出てバス停へ歩いていると後ろから車が来た、車を避けようと道を逸れると、中から「先生、今お帰りですか？」と声をかけられた。　誰だろうと振り返ると、さっき職員室にいた先生だ。「よければお送りしますよ」と言われ、住まいを言うと、偶然その先生の家の近くだった。「うれしいです～、ありがとうございます」と遠慮なく乗せていただく。　職員室で顔を見たことはあるけれど、話したことは一度もない。乗せてもらったのがうれしくて、車内でいろいろおしゃべりをする。　学校って正規の教員以外にも、臨時の先生方が結構いる。　彼女もそのうちの一人だった。同じ臨時採用でもKさんの方が先輩なのでいろいろ仕事の話を聞く。　まだ働き始めて二週間ぐらいの私は、ほ～、ふ～ん、と思うことがたくさん。あっという間に、自宅の近くについてしまった。「時間があれば、どこかでお茶しませんか」と誘われ、喜んでOKした。　美味しいホットチョコレートを飲みながら、また職場の話し。よく仕組みが分からないのだけど、同じ臨時採用でも彼女の時給は私の倍近くだった。　そして彼女の仕事は、この学校では身障者の介助。(派遣される学校によって仕事の内容が違うらしい)話を聞くと大変そうだった。　私なら、彼女と同じ時給をもらっても出来ないと思う。そのせいか、彼女には今の職場は不満そう。来年４月からは違う学校にしてもらうと言っていた。　私が「いい人だ」と書いた校長先生とも気が会わないらしい。　これを聞いて面白いなと思った。人の気が合う、合わないってそれぞれだ。　私は校長先生はいい人だと思った。でも彼女は冷たい人だと言う。　人の好みは千差万別。　彼女の話を聞きながら私は「なるほど～」と相槌を打つ。私も彼女の仕事は身障者専門の人がすべきだと思う。彼女は優秀な人だ、仕事には手を抜かない、真摯に仕事に向き合っていると思う。　校長先生については、私は好きだと思っているけど、彼女と話を合わせて聞いた。別れ際、お互い楽しかったですね、またお茶しましょうと言う。　Sさんは「何かストレス発散になった気がします」と言った。そういう感じがした。仕事大変そうだし、私達の職場って仕事の合間におしゃべりする時間はない。こうやって、仕事が終わった後時間を作らないと　だから、今日はSさんとゆっくり話せる機会が持ててよかった。私も情報収集になった。　「車に乗りませんか」と声をかけてくれたSさん、偶然住まいも近くでさっぱりして明るい雰囲気のSさんを私は好きになった。　　彼女が話してくれた中であと一つ興味深かったのはKさんはヘルパーの資格も持っていて、一時期ヘルパーもしたそうだ。　でも、お年寄りの介護は疲れるそうずっと笑って接しなくては行けないし、終わった後どっと疲れてしまうらしい。身体からエネルギーが吸い取られてしまうようだったとSさん。　何か分かる気がする。子供との付き合いもそう。　すごくエネルギーを使う、誠心誠意を込めて　でも、子供との付き合いは与えてもらうものもすごく多い。　子供の笑顔とか、ちょっとした仕草とか「今、お互い心通じ合えたよね！」という瞬間が必ずある。　その瞬間が何よりの快感だその瞬間が私のエネルギー源となる。　　だからこの仕事好きなんだよね。　　　　　　

January 18, 2011

コメント(0)
助け合うって・・

　今日は一時間目から四時間目まで、担任のI先生とずっと墨を刷って版画をしてた。　子供達が紙で作った魚に墨をつけてバレンで擦り版画を作る。私達が子供の頃は、木に彫って自分で墨をつけ版画を作っていた。　今は随分違う学年が一年生ということもあるけれど、先生がせっせと墨をすり版画を作る。　これじゃぁ、子供達への授業の指導もままならない。　担任のI先生は24歳、去年大学を出て先生になったばかり。子供達同様、ピカピカの一年生。　4時間目が終わってもクラス全員の版画作りは終わらなかった。「午後からも一人で刷り続けます・・」とI先生。　私の勤務は午前中までだけど、「先生、私今日予定がないから午後も一緒にお手伝いしますよ」「えっつ、本当ですか」とうれしそうなI先生。　私も最後まで出来なかったことは残念だし、最後までI先生の力になりたい。明日は休みだし、少しぐらい帰るのが今日遅れても構わないと思った。　でも、勤務外なので学年主任の先生に相談に行くI先生。校長先生の指示を仰ぐようにと言われたけれど、校長先生は不在だった。　結局「先生の契約は午前中までなので、そういうことは止めた方がいいのでは、と主任の先生から言われました」とI先生。　傍にいた他の先生からも「契約は午前中だから、午後いてもボランティアになるし何か時間外にあっても勤務外ということで補償もされないしね」と笑顔で諭された。　I先生と二人で顔を見合す。「先生、せっかくのご好意ですけどすみません」「いえいえ、こちらこそ、お役に立てなくて、時間内に完成できなくて申し訳ないです」　しょうがないよな、とモヤモヤした気持ちで帰途に着く。　一人では大変そうなI先生を私は手伝いたいと思った。同じクラスを受け持っているという同士の気持ちがあった。困った時は助け合う、そう学校では教えてなかったか？　でも、社会に出ると「規則が・・契約が・・補償が・・」が大切になってしまって助け合うことがどっかにいってしまう。　　私はI先生を手伝いたかっただけなんだよその時間何か事故があったらどうしよう、なんて考えないよ。　そんなことを心配してやらないって、どういうことなんだろう。　でも働き始めてまだ一週間、勝手な行動は出来ない周りの先輩の方の声は尊重しなくてはいけない。　それが社会で働くということ(？)　あぁ、I先生と一緒に最後まで仕上げたかったI先生、今頃一人で作業をされているんだろうか・・　今からでも学校に行きたい気分・・　無力だな～、簡単に「そうですか」と帰ってきた自分がちょっと情けない。　3ヶ月の職場だけど、自分に悔いがないよう、楽しく精一杯働きたい。　

January 14, 2011

コメント(0)
ごめんね

　新学期が始まって3日、だんだん子供達の個性が分かってきた。いつもすぐ覚えるのは個性的な子供から。　Fちゃんは、先生が言われたことをなかなかしない。「どうして」と聞くと「気持ち悪い」「じゃ、保健室行く？」と聞くと首を振る。　今日は図画で魚の絵を描いた。なかなか書けないFちゃんに「輪郭から描くと書きやすいよ」と書いてみせた。　傍にいたJちゃんもなるほどと思ったらしく「先生、描いてみるから見ていて」と言う。「いいよ」とJちゃんの傍に行くとFちゃんが「私の傍にいて」と口をとがらせた。「二人とも見てるから」と二人の間で見ているとFちゃんが「Jちゃんばっかり見てる、私の方は全然見てない」とまた口をとがらせた。「だって、Fちゃんまだ描いてないでしょ、Jちゃんは描き始めたから見てあげてるんだよ。Fちゃんも描いてみたら」でも相変わらずFちゃんは描こうとせず「ほらやっぱりJちゃんばっかり見てる」の繰り返し口をぷーと膨らませ「もう描かない」と言い出した。　描く、描かないの問答って疲れる描きたくないならもう描くなと言いたくなる。そのうち、私のポケットにあった手袋を取り出して返さない。つい「Fちゃんね、どうしてそういうこと言うの、先生のこと嫌いなの？Fちゃんがそういうことばっかり言うと明日からもうこのクラスには来ないからね」と言ってしまった。「脅迫」　「じゃ、行けばいいやん、もう来なくていい」ぽつんとFちゃんが言った。「本当、本当にもう来なくていいの、それでいいの？」無言のFちゃん。　私の中でもやもや何かが湧き上がる「これではいけない、こんな言い方はしてはいけない」心がそう知らせてくれる。　もう一度Fちゃんに近づくと「もう行けばいいやん」と私を避けようとする。　その手を取って、私はFちゃんの前にしゃがみこむ。「Fちゃん、ごめんね。先生Fちゃんのこと好きだから、明日もここに来るから。来てもいい？」何も言わず、私を見下ろすFちゃん。「先生Fちゃんのこと好きだよでもFちゃんだけを見ていることは出来ないんだよ他の子たちもちゃんと見なくてはいけない。でもFちゃんのこと好きだからちゃんとFちゃんのことも見てるから。明日からもここに来ていい？Fちゃん」何か言っているうちに熱いものが込み上げて、泣きそうな気持ちになってきた。こっくりとFちゃんはうなずいた。「本当？明日も来ていい？」またこっくりとFちゃんはうなずいた。「ありがとう、Fちゃん」私はFちゃんを抱きしめた。　ごめんね、Fちゃん　　

January 13, 2011

コメント(0)
いよいよ始まった

　今日から、授業が始まった。一時間目は、体育。　今日の気温は－２℃外でなわとび、子供達のなわとび検定、ちゃんと指定の回数飛べるか一緒に数える。　手が、手が冷たい、氷のようでも手袋はしない、なんとなく、子供もしてないから　Mちゃんが靴箱から外に出てこない「どうして？」と聞くと「なわとびを忘れたから」「忘れても借りてあげるからいいよ、行こう」と言っても首を振る、手をとろうとしても振り払う。　う～ん、どうしよう、足が冷たい、他の子供達のなわとびも見なくてはいけない。無理やり手を引いて外に出すわけにもいかない。う～ん、　未熟な私は担任の先生に相談に行く先生が対応して下さった。「出てくると思います、見てあげてください」　でも、出てこない、まだ靴箱にいる、　「どうしたの？」と聞くと涙をポロポロ流した。「足が痛いから飛びたくない」う～ん、　やっぱりな～、来たかという感じこちらの思い通りになるはずがないということをまた思い出した。　なんとか外に出そうとするとき私を見つめる「あの目」なんといったらいいんだろう・・・　私に対する不信感、拒絶感、　涙を見たとき、初めてMちゃんの心に近づけた気がした。　あっという間の、授業。本当にあっという間に過ぎてしまった。今日私が出来たことってなんだろう・・　　授業後Mちゃんがやってきてうれしそうに「足痛くなくなったよ」と報告してくれた　またMちゃんに近づけた気がした。　明日もまた一時間目は体育だ。　

January 11, 2011

コメント(0)
始業式

　今日は始業式。職員室で、ふと思いつくと今日の挨拶のセリフを繰り返していた。　今のところ緊張はない。　先生方は教室に行ったのか、職員室にはほとんど人はいない私はどうしたらいいのだろう　式はもうそろそろ始まるというか始まっているんじゃないだろうか・・　と思っていたら、一人の先生が呼びに来て下さった。「校長先生が紹介されると思うので、そうしたら挨拶をお願いします」　体育館に着く。もう子供達は全員集まって整列している。こっそり入っていっても、もの珍しそうな子供達の視線が分かる。　体育館の隅に石油ストーブがあるものの、やっぱり予想通り、外と気温は変らない。寒い・・・・今日の朝は氷点下。　予想していたので、足と腰にカイロが貼ってある。でもそれでも寒い、手が震える。　寒くて震えているのか、緊張して震えているのか分からない。意識して複式呼吸をする。　でも子供達を眺めていたら緊張なんて意識しなくなった。校長先生の熱血な話をフムフムと聞く。　「今日はみなさんにうれしいお知らせです。今日から新しい先生が来ます・・」　ついにキター　でも大丈夫、落ち着いて前に進み、階段を登り、体育館の舞台に立つ。礼をして、マイクの前に立ち、子供達を眺める。　大丈夫、緊張していない。　挨拶は終わった。　始業式が終わったら、一年生の教室に担任の先生と生徒達と一緒に行く。一年生って本当にかわいい、これから三ヶ月よろしくね　来週の予定表を見る。体育がある、外でなわとび・・　天気予報は来週も寒さは厳しいと言っていた。帰り、ドラックストアーでカイロを買う。　今までこんなにカイロを買ったことがないというくらい買う。腰に貼るカイロ足に貼るカイロ腹に貼るカイロ　まさか毎日使うとは思わないけどとりあえず、来週は体育があるから体育の日はカイロ。　教室もストーブはあるものの、今日も使ってなかったいつ使うんだろう・・雪でも降らないと使わないのだろうか　子供達とたくさんいい汗かこう。　

January 7, 2011

コメント(2)
ボチボチ書きます

　こんにちは、今日で仕事は3日目明日は始業式来週から本格的に仕事の始まりです。　　この2日は、校長室で校長先生の指示で仕事をしました。寒いと言ってた学校も、校長室は狭いこともあり寒くはなく職場環境は快適になりました。　が、自分の事務能力のなさをつくづく実感した2日間でした。　この学校の校長先生は、県内で一番若い校長先生だそうです。私から見ても人間的にとっても魅力的な人でそれだけでもこの学校に派遣されてよかったと思っています。　明日は、全校生徒(約600人)の前で挨拶をします。挨拶は簡単にしようと思っているにで、挨拶自体はいいのですが600人の前での挨拶緊張・・・・。　声とか手とか震えそう・・言葉もど忘れしそう・・でもこれも経験、ちょっと楽しみ　どんな明日になるのか　私にとっては全てが新鮮、ブログのネタもたくさん、詳しく書きたいのですが、まだ仕事を始めたばかりで、ブログに書くテンションになるまではもう少しかかりそう。　　それに仕事については、個人情報が含まれる箇所は私のこと以外はフィクションを交えて書くことになると思います。　ただ実感したのは、アルバイトとは言え、現場では私もプロの一員私はバイトだからこの程度の仕事で、この程度の能力で許されるということは有り得ない。　　プロ意識これを忘れずがんばりま～す　

January 6, 2011

コメント(0)
初出勤！

　今日から小学校へ初出勤。この学校で1月から3月までお世話になる。職員室で、私用の机を与えられた。　職員室で机に座っていると、なんとなく頬が緩む。私が職員室に座ってる、他の先生から当たり前のように「先生」と呼ばれるなんて不思議な感覚　まだ冬休み期間なので生徒はいない。校長先生から仕事の内容などについての説明を聞く。　「始業式には全校生徒の前で挨拶していただきます」と聞いて、ひょえ～と思う。　全校生徒約600名＋先生方たちの前で挨拶とはすっごく緊張しそう、声、震えるだろうな・・・　教頭先生に校舎内を案内していただく。駐車場の場所や、通勤ルートまで丁寧に教えて下さった。さすが先生、教え方がとても丁寧で分かりやすい　後は、雑用、出勤している先生のお手伝い。　仕事はこんな感じ新しい職場は何を見ても、何をしても新鮮で面白い。　ただ、忘れてたここは極寒の地だった。　小学校って、すっごく寒い。暖房が効いているのは職員室だけそれもすごく暖かいとはいいにくく、コートを着たままでも暑くない。　ましてや他の部屋、印刷室や廊下、体育館などは外と同じ。印刷室でコピーをし、体育館でも仕事をした私はずっとコートのまま、手は氷のように冷たくなる。　今まで仕事は空調ばっちりの環境でしか働いたことがない私。学校って言うのは、環境的には冬は過酷だと思った。　職員室の洗い場も出てくるのは水だった、お湯は出ないのかな？明日聞いてみよう。　先生方はこういう環境で仕事されているんだと感心する。働くには快適な職場環境とはいいがたいと思う。とにかく寒かった明日はカイロを持参、靴下も二重に履いていこう、厚着しようと決意する。　でも生徒はこういう環境で毎日元気よく勉強したり遊んだりしているんだ。まさに「子供は風の子」　冷え性の私にはちょっと(かなり？)辛い職場環境。　仕事は7日始業式以降が本番。どんな毎日になるんだろう、ちょっとワクワク。　今のところ私にとっての一番の問題はこの寒さこの寒さをうまく克服して(工夫して)、寒さで凹むことがないようしていきたい。　　　　

January 4, 2011

コメント(2)
starting over

　20代になったばかりの頃、大好きだったジョンレノン。彼の歌が大好きだった　　今、彼の「starting over」が自分の中で流れてる。　今日、先日受けた仕事の採用結果の連絡が来ました。担当者の口調が沈んだ感じだったので「不採用だったか」と思ったら「採用させていただくことになりました」という言葉だった。　来年1月から3月までですが、また小学校で働くことになりました。子供との触れ合い、教育には関心があるので、とても楽しみ。　知らない小学校だったので、早速場所を確認した。　医療実習のボランティアがだんだん楽しくなってきた。来年からは私にとっては初めての実習ボランティアが始まるので、それも楽しみだった。　今回の仕事が決まったので、ボランティアは4月までは休止。収入にはならないけれど、楽しく、もっと学びたい、上手くなりたいと欲も出てきていたので、ここで3ヶ月休みになるのがちょっと残念。　でも、4月からまた始めるつもり。これが本当の自分のライフワークと呼べるなら、きっとまた始めるはず。　starting over来年から、また新しい生活が始まります。　

December 28, 2010

コメント(2)
叱る

　仕事も残り3日。今日も？他の先生から注意をされた。特定の子供たちと遊ばないように服装はスカートは避けるように　つい子供から遊ぼうと言われると、自分も子供のように遊んでしまう。でも、やっぱりそれじゃあ、まずい「指導員」として「先生は特定の子供の先生ではなく、みんなの先生なのだから全部の生徒を見るようにしないと・・」なるほどな、その通りと思うし、先輩の方の意見はありがたく拝聴する。　ただ、目の前の子供に一生懸命になれずして、全ての子供たちに、というのは私の中ではちょっと違う。ただ、自分も子供と同じようになって夢中に遊んでしまうのは、どうかと反省・・　なるべく多くの子供たちへの目配りも忘れないようにしないと・・　スカートは止めてパンツにというのは、何かあったときすばやく行動できるようにするため。　確かに、スカートでは子供からジャングルジムで遊ぼうと言われたとき出来なかったよな・・　これもありがたく拝聴する。明日からパンツスタイル　これは叱られたのではなく、注意、教えていただいたこと。でも正直、やっぱりいい気持ちはしない。落ち込む・・　自分の存在ややり方を否定された気分になってしまう。　子供たちもきっとそうだろうな叱られたり、注意されたりすると、こんな気持ちになるんだろうなと子供たちの気持ちがよく分かる。　今日、Ａ君、Ｓ君が喧嘩した。泣いてしまったＡ君。Ａ君、Ｓ君ともに、一人づつ話を聞いた。　Ｓ君、Ｓ君が悪いと言っていないのに「どうせいつも僕が悪い」と落ち着いて話を聞こうとしない。「先生はＳ君が悪いなんて言ってない、話をしているだけじゃない。どうしていつも自分が悪いと思うの」と言うと「幼稚園の時の記憶がそうさせるんだ」とポロポロ泣き出した。地面に大きな輪が出来るほどの大粒の涙がいくつもＳ君の目からこぼれてくる。　　過去にひどく叱られた経験があると、それが深く心に残る。何かあるとすぐ自分が悪く、叱られると思ってしまう。　Ｓ君の心にある過去の傷。　「そうだよね、辛いよね。Ｓ君はいい子だよ、それは先生よく知っているからね」そう言いつづけた。　喧嘩したＡ君もＳ君のことを心配そう。叱ること注意すること　新米の私にはまだまだ難しいでも叱られる心の痛みは分かる。　

August 25, 2010

コメント(0)
ぐっすり

　お盆明けから、疲れは減った気がする。でも今日は、贅沢気分で仕事から帰って昼寝をした。　今日も暑いブログお友達の方からアドバイスをいただいて、クーラーをつけて寝てみた。　そのせいだろうかぐっすり寝た！　目が覚めたとき、周りがとっても明るかったので「しまった！寝過ごした！！」と急いで時計を見てしまった。時計は3時を指していた。「あぁよかった、寝過ごしてない」とぼんやりした頭で隣を見ると夫の姿がない3時なのに、もう起きているんだ、早いな・・　と、ここで気づいた私、昼寝してたんだ今は朝の3時ではなく、昼の3時どうりでこんなに外が明るいはずだ　時間を忘れるほど、完璧に熟睡していた！こんなによく寝たのは久しぶりかもしれない寝ていた時間は一時間あまりだけど　そういえば、眠りは量より質だと聞いたことがある。　クーラーのおかげなのかな？とにかく良かった。　今日は、ちょっと精神的に疲れた。指導員の先生からは2回注意をされた。一回は、私の配慮不足で悪かったなと思っているし、勉強にもなった。でも他の一回は、それは先生個々の判断の違いだろうと思った。　私はそれでいいと思ったから「した」でも他の先生はそれはいけないと思ったらしい。　先生同士の人間関係も難しいそもそも、人間関係がもともと苦手な私だもの、仕方ない。私だって、人から叱られると精神的に落ち込む子供もそうだろうな、叱られる者の気持ちがよく分かる。　こういう私が子供の注意をしているんだもの、笑える。　子供に対しても申し訳ないことをした。勉強時間「○○君は10ページもやったって、△△君ももっと頑張らないと」みたいなことを△君のやる気を起こさせるために言った「つもり」でも△君は怒った、切れた「僕の方が難しい問題だから仕方ない！もう勉強なんてしない！！！むかつく、うざい！！！」とノートを床にたたき付けた。　　言ってはいけない「一言」だった。他の子供と比べる　してはいけないことだった　きっと、その子はその子なりに一生懸命やっているんだろうそれを遊んでいる(怠けている)と私は判断して、やる気を起こさせるつもりでそう言ってしまった。　切れた子供には何を言っても、もう手がつけられない。近づいて話をしようとしても「離せ、うざい、来るな」と手を振り切られる。そのまま静観することにした。　でも、面白いなしばらくすると機嫌が直ったんだろうか「先生、将棋しよう」と声をかけてきた。昼食の時間に「△君、勉強の時はごめんね」と言うと素直に「うん」と答えてくれた。　子供は正直だ、こちらの言葉にすぐ敏感に反応する安易な言葉は言えない。　今日もまた子供に教えられた。　昔と違って、精神的に敏感になってしまったようでこういうことがあると、心がモヤモヤしてきて、どっと疲れた気分になる。昔は人から何を言われても、気にしない性格だったのに。今はちょっとのことで気にしてしまう。クヨクヨ悩む。　でも、何をしたって、どこにいたって、こういう気持ちからは逃れられないんだからだとしたら好きな仕事で感じた方がいい　好きな仕事なら、乗り越えられる　それよりか、私のこういうドッと疲れてしまう性格これが原因　気楽に気楽に気楽にね　　

August 20, 2010

コメント(0)
恋心

　今日初めて子供たちの前で語ってしまった。もうすぐ子供たちと会うのもわずかだと思うと何か子供たちに伝えたくなってしまった。　伝えたいことはたくさんある。　でも、言葉じゃないと思ってる。子供たちとのふれあい、行動の中での言葉で伝えていくものだと思ってる。言葉だけ伝えても、子供たちには伝わらない。言葉だけでは子供たちの心までは届かない。　そう思っているから、今までは子供たちの前で語ったことはない。　そんな私が語ってしまった。朝、出席を取った後に「もうあなたたちと会えるのも残り少しです。今日は、先生がお話してもいいですか？」　伝わっただろか・・分からない　でも伝えないよりは伝えてよかったと思ってる。例え、それが自己満足の世界でも。　子供たちにふれあいで行動で伝える時間はもう残り少ない　言葉だけでも、ずっと心に残る何かもあるかもしれない。そういう言葉が私にもある。　今日、4年生の子供たちを眺めていていいな・・と思った。思わず口に出して「いいねぇ～」と言ったらE君に「何が？」と聞かれたうまく説明できなくて「楽しそうに見えるからいいなぁ～」と思ってと答えた「ふ～ん」と疑心暗鬼なE君　　私、何がいいなぁと思ったのかな自分の子供の頃を思い出したんだろうか・・？？　私、ここの子供たちに恋してます。　　

August 19, 2010

コメント(0)
譲れないもの

　夏休みだけのアルバイトでもこれだけは譲れないものもある。　今の教室はルールを重んじる勉強中は静かに、食事中も静かに、静かにしないと罰がある。　勉強で分からない箇所があっても「ここは塾でないので教えないで下さい分からないところは飛ばし、家でやるように指導してください」と言われている。　小学校一年から四年生までの子供が勉強も分からないのに、ただ静かに一時間過ごすのは難しいだろう。勉強は面白いから一生懸命やる　だから、子供たちから「先生教えて」と言われたときは教えている。子供たちは分からない勉強が分かると、喜ぶ。そしてまた次の問題を解こうとする。　先日、午後の昼寝の時間眠らない子供がいたので勉強を静かにするよう指示されていた。　その子が私に「先生勉強教えて」と言ってきた。私は「どこ？」と答えてあげていた。そしたら他の常勤の先生から「先生、子供たちに話しかけないで下さい！」ときつく注意されてしまった。　昼寝の時間だから、寝ている子供もいる。だから他の子供の迷惑にならないように静かに勉強をさせる。　分かるその方針は分かる、その通りだと思う。理屈は・・　でも、私にはその通りにするのは、とっても難しい。勉強を教えて、と言ってくる子供に「静かにしなさい」「分かるところだけ勉強しなさい」と言うのは出来ない、嫌だ。そんな風に子供とは付き合えない。　アルバイトとは言え、この仕事を始めるようになって、私なりに子供たちに対する信念を持つようになった。　子供たちを闇雲にしからない。　子供たちの気持ちに寄り添う付き合い方をする。　力で子供を従わせない。　確かに力で抑えれば子供たちは言うとおりにする。でも、それは表面上だけだ。　そんな力は空しいだけだ、私はそう思う。　あと一つ、子供たちと接していて特に意識して言う言葉がある。「ありがとう」「ごめんなさい」この二つは意識して、なるべく口に出すようにしている。　よく「あの子は感謝の気持ちが足りない」とか「悪いことをしても謝らない」と言うけれどそれって、大人も言わないからじゃないのか？って私は思う。　子供は大人の鏡だ。一番子供たちに伝えたい言葉は「ありがとう」と「ごめんなさい」だからこの言葉を職場でよく言う。　とまぁ、こういう信念みたいなものがアルバイトの私にもあってそれを上司からとがめられて直すように言われたら　その時は、きちんと自分の想いを伝えて辞めようと思う。私にとって、子供との付き合いはとても大切なものだ。　だから、この部分では妥協は出来ない。　

August 7, 2010

コメント(2)
気楽にね

　昨日は叔父のことや、仕事のことや、その他もろもろあったせいか今日は体調が悪い　食欲がなくて(夏ばてのせいかも・・・)、朝ごはんも食べなかったし、昼食も半分残した。で、今、家でモーツァルトを聞いているモーツァルトって癒しの音楽だそうだ・・　そういえば心がリラックスしているような・・　ブログ繋がりの方からも「アルバイトだしもっと気楽に」と助言をいただいた。そうなんだよね、気楽に気楽に　仕事に関して言えば、自分に合っていてやりがいを感じているせいか、結構のめり込んでいる。　叔父のことは、母のことを連想する。もうあんな思いをするのは嫌だ、なぜまたこんなことが・・と思うとやりきれない。　母のことがあって以来、心が脆弱になった気がする。20代の頃は、打たれても打たれても「七転び八置き」のような性格だったのに・・　今はちょっとしたことで、すぐ体調に変化が現れる夜眠れない、食欲がなくなる　いかんな～、いかん　でも、今日うれしいことがありました。子供たちとの毎日は同じ日は一日もない。　今日は昨日と比べて比較的穏やかな一日。　元気なS君が何度も私のところに来て「勉強教えて」と言う。Aちゃんも、K君も、I君も、W君も言ってくる。私は一人なんだ～全部一編に見れるかい！と思いつつも、なぜかうれしい。　なるべく叱らないと思っているものの昨日のような状態が続くならば、きちんと叱るべきか・・と悩んでいたけど　　で、今日なんとなく思ったこと叱らないけど、その代わりに見ていよう　気になる子供がいると、頻繁に見つめることにした。怒った顔で、ではなく「私はあなたをいつも見てるよ」と言う気持ちで見ていた。　目が合うから多分気づいてくれていると思う。叱らなくても、これで伝わるかなと思った。子供は知っている、これが私の信念の一つ　見つめる・・っていいかも、と新しい発見。　お弁当の時間、騒がしいT君が「先生一緒にお弁当食べて」と言ってきた。男の子からお弁当を誘われたことがないし、何でかな？と思ったけどうれしい。　帰り際「さようなら～」と言うと朝、勉強を一緒にしたS君が「先生さよなら」と返事をしてくれた。そして「先生、今日は勉強を見てくれてありがとう」と言ってくれた。　すごーくうれしかった。とってもとってもうれしかった。　彼らの「ありがとう」の言葉は私には万倍の価値がある。彼らの「ありがとう」この気持ちを大切に大切にしたい。　とまた熱く思ってしまった。　

August 3, 2010

コメント(2)
辛いなぁ・・

　他人の心には踏み込めない　「腹減った！！」とN君「お弁当の時間まで、あと15分だから」と言うけれど、「腹減ったから何とかしろ」と言って廊下に出て、一人で食べ始めようとしていた。　でも何とか食べるのを我慢している様子「10,9,8,7,6,5,4,3,2,1,」と言っては、おでこをお弁当箱に打ち付けていた。15分が待てない、必死で我慢しようとお弁当箱におでこを何度も打ち付ける。　他の子に「お前ら、さっさと昼の用意をしろ！」と怒鳴りつける。　自由時間、A君の顔を面白おかしく書いて笑い合う。A君は涙ぐんでいる。「その顔ってA君なの？」と聞くと「違います」と言う。「A君違うって」と伝えてあげるけど、何かそらぞらしい。楽しそうに描き続けているN君、S君たち。その絵を見つめているとこっちが泣きたくなった。　私は言葉を失ってしまった。今日は誰も怒らなかった　騒がしい勉強時間走り回るお弁当時間　私は言葉を失くしてしまった。もう何を言っていいかも分からない。どうしていいかも分からない。　学校のグランドから視線を上げると、大きな建物が目に入る何だろうって建物の文字を読んだら、母の入院してた病院だったこんなに近くに大きくそびえたって見えることに驚いた。　　仕事が終わって携帯を見ると叔母から叔父の容態が良くないとメールがあった。M叔父には、母が入院中にとてもお世話になった。7人兄弟の中で母が一番信頼してた弟だった。　遠方に住んでいるけれど、母の容態が悪いと聞くと新幹線に乗って何度も駆けつけてくれた。　その叔父の体調が悪いと聞いたのは去年だった。詳しい病名などは教えてもらえなかったが、胆嚢の病気らしい。去年手術をして無事退院したと聞いていた。　なのに・・どういうことだろう、元々具合が悪かったけど教えられてなかったのかそれとも容態が急変したのか　なんでだろう一昨年、容態が悪くなって10ヶ月余りで逝ってしまった母。その母を一番気遣ってくれた優しい叔父その叔父までも体調を崩す　何でだろう、苦しい思考能力が停止したがっている、もう何も考えたくない　　父は今年77歳、男子の平均寿命に近づいている　叔父は71歳ぐらいだろうか　どうしてだろう　無力さで一杯だ　空しさ、はかなさ、　夜、叔母に電話して詳しい話を聞こう　

August 2, 2010

コメント(2)
仕事壁

　今年の夏は暑い！！つまり夏らしい夏！今年は夏だな～と何かにつけてひしひしと感じている。去年は季節感がない一年だった気づけば夏、秋、冬、と春になっていた。　　夏らしい夏のおかげで、あせもがひどい掻かなければいいのに、かゆくてつい掻いてしまう。特にひどいのは、腹腰周辺　今まで夏は、家にいる時や寝る時は短パン・Tシャツだったけど、今年からワンピースにしてみた。ワンピースの方が風通しがいいかと思って(つまり風通しがいい＝あせもにもいい)　で、早速買って来た。着てみた。　やっぱりいい感じ、軽くて涼しくて、これはよい。すっかり今ではワンピース派。　さて、仕事はちょっとした壁にあたっています。最初は、楽しいばかりの数日でしたが今は、楽しいながらも悩み考えながらの日々。　何かって言うと先ず、指導員が3人いるので、それぞれの指導員によって指導法が違う。　私は、私の信念みたいなのがあって、子供たちを出来るだけ誉めて育てたいと思っている。　宿題一ページなら、「一ページしか出来なかったの？もっとがんばれば出来るでしょ」ではなくて「すご～い、一ページも出来たんだ、すごいね～」と言ってあげたい。　実際、そうやって指導している。事実、子供は誉められると喜ぶ　D君の連絡帳にお母さんから、今日の勉強範囲の指示が書いてあった。D君に「頑張ろうね、きちんと出来たら連絡帳に書いておいてあげるから」と言って勉強を見てあげた。　勉強時間終了後、「今日は、勉強すごく頑張ったね、すごいね」と言って、D君の目の前で連絡帳に「D君は今日頑張って勉強をしてました、帰ったら誉めてあげてください」と書いてあげた。　D君はとってもうれしそうで、勉強時間終了後も「もっと勉強する！」と言ってやっていた。　次の日の連絡帳には、お母さんから「Dがいっぱい勉強していてびっくりしました、Dは勉強が楽しくなってきたと言ってます」と書いてあり、私もすごくうれしくなった。　「ちゃんと勉強しろ！」と言っても子供たちは素直には勉強しない。誉められることで、それがうれしくて子供たちは頑張る誉められたいからだ。　しかって勉強させるより、誉めてあげるほうが、こちらも労力は少なくてすむし、気持ちもうれしい。　しかることは私だって好きじゃない。　そう、なるべくしかりたくないそもそも、子供なんて、勉強嫌いな子だっているしじっとしてるなんて難しい、集中力だってそんなにない　それを、静かにさせて勉強したくない子に「勉強しろ、勉強しろ」なんて言い続けるのは不毛な気がする。　　私個人としては、勉強したくなければしなくていいと思っているし静かにしなくてもいいと思ってる　でもそれでは集団生活がなりたたなくなるし、指導員のリーダーの先生の指導方針に従うことが私の役割でもあると思っているので、こんなことは公言しない。　でもそれよりも、もっと私が悩んでいることは人を傷つけることを平気で言うこと、やること、嘘をつくこと、　子供たちはしかれば止める。まだ一年から四年生までだから、こちらが威圧すれば抑えられる年齢だ。　でも、それって、空しい威圧できない年齢になれば、意味をなさない。　子供たちをしかるとき、力で抑えている自分に気づくその力が恐ろしい、むなしい言葉の一つ一つが上滑りしていて彼らの心に届く前に消えてしまう。それは言っている自分が一番よく分かってる。　愛と信頼それしか、心に届く言葉や態度はないのだろうな　いけないからだめとかお母さんに言うよとか、そういう力や脅迫では子供たちの心には届かない　愛と信頼どうやったら届くだろうまだ仕事を始めて約10日　そんな簡単なものじゃないよね　まだどうしたらいいか分からずについ力で抑えようとしてしまうそんな自分が嫌だ　　

July 31, 2010

コメント(0)
アイデンティティー

　今日も昨日とは違う一日。毎日が事件簿　今日も一人、みんなと食事をしたくないという子がいた。そういう場合は、なだめようがすかそうが、なんと言おうが首を縦には振らない。頑なに口を閉ざす。てこでも動かない。簡単にめでたし、めでたしとはいかない。　「じゃぁ、先生と二人だけで食事をしようか」と言いたいけれど集団生活だから、そんなことも言えない。　そもそもみんなと同じ行動をとらすなんて無理があるんだよなぁこういう時は、なんとか説得してみんなと食事をさせようとするより、そっとしておく好きにさせておくのが一番なんだと思う。　でも、「好きにしないさい」と言えないこの立場、トホホホ・・　30人余りの子供たちの名前をなかなか覚えられない時々、間違える、　今日もある先生がS君のことをF君と呼んだら、S君がものすごく怒った。床を蹴飛ばし、「むかつく～」と言って廊下に出て行ってしまった。　私も、I君のことを「あんた・・」と読んだら「あんたと言うな」と怒られた。「ごめんね、○○君だよね」と言ったら「じゃぁ、漢字でどう書くか知ってる？」と聞かれこの子の場合は覚えていてちゃんと答えられた。答えられて心底ほっとした。よかった～～彼がうれしそうに見えたのは気のせいか・・　　いつも試されているのは私たち子供はすっごく敏感だ　　つくづく彼らにとって名前はアイデンティティーなんだと思った。名前を間違えられることは、とっても傷つく名前じゃなく「あんた」とか「お前」と言われると腹が立つ。　当たり前のことだけどね私たちだって同じ　ただ相手が子供だから、間違えても許されると思ってる。　失礼だよな、彼らに対して　名前、早く覚えないと・・・　　

July 27, 2010

コメント(0)
未熟

　今日は土用丑らしい仕事帰り、うなぎ屋の前で駐車場に入りきれない車が、路上に並んでた。　このうなぎ屋は、病院帰りたま～に寄った。そういえば、父は土用丑にこのうなぎ屋で母にうなぎを買ってきた。入院中の母は食欲がないらしくあまり手をつけず、結局私たちがほとんど食べたっけ　その時の病院の風景が蘇る。土曜日か日曜日だったか、叔母さん、妹、夫、父、私、と賑やかな病室だった。座る場所がなくて立って食事をした。　あれが、母と迎えた最後の土用丑だった。母が口にした最後のうなぎだった。　その時は誰が真剣に、それが「最後」だと受け止めてその瞬間を過ごしただろう・・誰もそんなことは思わなかったに違いない「しばらくは治療で食事が出来なくなるねだから今日は豪勢に食べよう」そんなことを笑って話してた。　病室は笑いで溢れてた。これから先、何度も繰り返されるはずの風景だった。　・・・あぁ、どうしても職場が病院の近くだから、思い出が溢れてしまう。　今日で仕事は5日目。U君から「先生遊ぼう」と言われて、ゲームした。　私が勝ったらまずいだろうと、手加減してやった。予定通りU君が勝った、・・でもちょっと不満そう私では相手不足だったか・・子供だからといって手加減するのも良くないのかもと思った。　今度はS君(一年生)が「オセロをしよう」と言ってきた。「僕は幼稚園の時、オセロ名人と言われてた」と得意げなS君。なるほど結構強い、本気でやらないと負けそうだ。　で、さっきの教訓？を活かし、本気でやった、そして勝った。でもオセロを仕舞うS君の様子がおかしい何か涙を必死に堪えている様子、目を何度もしばたいている。やばい・・真剣にやりすぎたか・・「でもS君うまいね～、一年生の中では一番なんじゃない先生負けそうだったよ」と必死に言う私。私の言葉はむなしく響き、S君は下を向いたまま　あぁ、一日目は、何て楽しいのだろうとうかれ？二日目からは、子供と付き合う難しさを感じどうしたら彼らとうまく付き合えるかとずっと考えてた　で、今は、半ば諦めた何を諦めたのか　こうすればうまく行くかも、と想像してやっても結果は違うそれが子供と付き合う、向き合うと言うことだ。　　子供といると、こちらがよかれと思い一生懸命することが彼らにとってはそうではないことをたくさん教えられる　ちょっと私は良い先生でいようと、彼らに好かれようと力が入りすぎてるかもしれないな　また明日は明日の風が吹く、　　

July 26, 2010

コメント(0)
労災

　3日目うるさい・・　朝は一時間は勉強の時間静かに勉強してねと言っても、そうなるはずもなくしゃべる子はしゃべる、騒ぐ子は騒ぐ「静かに勉強しなさい」と何度も注意していると、別の先生から「構うから余計に騒ぐ、ほっておいた方がいい」と教えられた。　あぁ、私って子供に振り回されている・・かも。　昼食の時間静かに食べてねと言ってもそうなるわけもなく「もう廊下で食べる、教室では食べたくない」と出て行ってしまう子供がいて、廊下で入る入らないのすったもんだそのあげく彼の持っていた大きなステンレスボトルが思いっきり、手の甲に「ゴンっ」と当たった。「痛った～～～いいい」　そういえば、「子供たちとの関わりの中で青あざが出来ることもあります」と聞いたっけ　青あざにはならなかったけど、しばらくはジンジンして、今も手の甲を押さえると痛い。心の中で何度も「労災、労災」とつぶやく　この3日、同じ一日はない毎日変化に乏しい事務職とは大違い　家に帰ってから、今日触れ合った子供たちの名前を思い出し紙に書き出す30人余りいる子供たちだけど、名前を覚えたのはまだ半分くらいまだ顔を見てもすぐ名前が思いつかない子供も多い　　でも、騒がしい注意した子供の名前はすぐに覚えてしまうう～～～んん

July 22, 2010

コメント(0)
新生活

　いよいよ仕事です、約4年ぶりに社会人？に返り咲きです。　前のブログにもちょろっと書いたけど夏休みの「留守家庭児童」指導員です。　今まで仕事というと事務しか経験のない私だけど、教員免許を持っているので応募の対象になり採用されました。　私の場合、免許なんて名ばかりで実経験には役には立たないと思うけど・・免許がなくても出来る仕事だと私は思う　採用された小学校が、なんと母が入院していた病院のすぐそば。嫌でも見慣れた病院界隈を車で通り過ぎます。　ここでなくても市内には小学校はたくさんあるのに、なんでわざわざここなんだろう・・と思う反面、こういうのを運命？っていうのかなと、妙に納得したりしています。　まだ今日で2日目しかも、「ここで知りえた情報は他では漏らしてはいけない」というプライバシーの問題もあるので、あまり仕事のことは具体的には書けません。　　この半年、仕事探しをずっとしてた主に事務を中心に・・なのに事務は不採用で、全く未経験の職種に採用された。　子供との関わり、教育という現場の一端に自分が関わるようになった不思議、実感。まだ2日だけど、すごく楽しい。なんで今までこういう仕事を選ばなかったんだろうと思うほど。　時給は750円と、他の仕事に比べると低賃金だけど、こんな楽しいことをしてお金をもらっていいのかと思うほど。　何が楽しいのかなんだろうな・・一緒に働いている指導員の方も気の合う方たちというのも大きい。　そして、子供だからかな、相手が・・やりがいを感じている。　天使のような子供たちばかりとは言わない。でも、きれいだ、純粋だ　ふてくされていても、反抗していても、泣いても、純粋さを感じるそれを愛しく思う。　何か一つの仕事に携わるとき、誰もが自分の信念のようなものを抱くと思う。その信念に沿って、ブレズに働いていくのだと思う。それさえあれば何かあっても、きっと乗り越えられる信念。　私が働く小学校の指導員のリーダーの先生は「ここは4年生までしか預かれません。5年生になったとき、自立して一人でも親が帰って来るまできちんと生活出来るように指導しています」と言われた。だから、厳しいこともきちんと子供たちに言う、言える。　それが彼女の信念だと思う。　そういう信念が私にもある。いつも子供たちと接するときに心の中で繰り返している信念。　まだここでは書かないけれどそういう信念を大切に子供たちに接していきたいと思う。　　

July 21, 2010

コメント(2)

全36件 (36件中 1-36件目)

1

ジャンル別一覧

人気のクチコミテーマ

喘息・橋本病・胃潰瘍・筋緊張型頭痛…

なんてこった！

(2023-12-25 16:07:36)
今日の体重

８０．８キロ代の戻してからのラーメ…

(2024-10-31 08:35:00)
活き活き健康講座

暖かくしよう。

(2024-10-28 20:13:12)

© Rakuten Group, Inc.